2022.11.13(日)
「はぁぁ。
侑くん、上手ぅ。
イ、イカされちゃうかも。
ち、中学生に……。
中学生に犯されて……。
イカされちゃうかもぉぉぉぉ」
絵里子の全身も、侑人の動きに呼応して前後動を始めた。
床に組んだ両腕を支点に、全身をうねらせている。
ナマズのようだった。
「イ、イク……。
ほんとにイク」
「絵里子。
出そう……」
「出して。
絵里子の中に……。
いっぱい、いっぱい……。
出してぇぇぇぇぇえ」
「出る。
出る。
あぎゃ。
あぎゃぎゃ」
侑人の全身が、狂った人形のごとく踊った。
絵里子が上体を海老反らせた。
「来てるぅぅぅ。
侑くんの熱い精液が……。
来てるぅぅぅぅぅぅ。
あが。
あががが。
が」
絵里子が硬直した。
重い乳房の揺動が鎮まったとき……。
絵里子の突出した眼球からは、瞳が失われていた。
支えが外れたみたいに、絵里子の上体が落下した。
スローモーションを見ているように、床で2度3度、バウンドした。
床に組んだ腕の上に戻った顔が、美咲を向いた。
ピンポン玉にも似た真っ白い眼球が、美咲を睨んでいた。
口の端からは舌が零れている。
その死に顔の上に、もうひとつ顔が添えられた。
うつ伏せにに倒れこんだ侑人だった。
が、こちらもまた生きた人間の顔ではなかった。
絵里子の背中に負ぶさるように重なった侑人も、瞳を失っていた。
巨大な女体の上に貼りついた、小さな少年。
2つの人体がひとつに繋がって、メビウスの輪が閉じた。
美術館のウィンドウに飾られたオブジェのように……。
ひとつの塑像と化した肉体は、静かに憩うていた。
侑くん、上手ぅ。
イ、イカされちゃうかも。
ち、中学生に……。
中学生に犯されて……。
イカされちゃうかもぉぉぉぉ」
絵里子の全身も、侑人の動きに呼応して前後動を始めた。
床に組んだ両腕を支点に、全身をうねらせている。
ナマズのようだった。
「イ、イク……。
ほんとにイク」
「絵里子。
出そう……」
「出して。
絵里子の中に……。
いっぱい、いっぱい……。
出してぇぇぇぇぇえ」
「出る。
出る。
あぎゃ。
あぎゃぎゃ」
侑人の全身が、狂った人形のごとく踊った。
絵里子が上体を海老反らせた。
「来てるぅぅぅ。
侑くんの熱い精液が……。
来てるぅぅぅぅぅぅ。
あが。
あががが。
が」
絵里子が硬直した。
重い乳房の揺動が鎮まったとき……。
絵里子の突出した眼球からは、瞳が失われていた。
支えが外れたみたいに、絵里子の上体が落下した。
スローモーションを見ているように、床で2度3度、バウンドした。
床に組んだ腕の上に戻った顔が、美咲を向いた。
ピンポン玉にも似た真っ白い眼球が、美咲を睨んでいた。
口の端からは舌が零れている。
その死に顔の上に、もうひとつ顔が添えられた。
うつ伏せにに倒れこんだ侑人だった。
が、こちらもまた生きた人間の顔ではなかった。
絵里子の背中に負ぶさるように重なった侑人も、瞳を失っていた。
巨大な女体の上に貼りついた、小さな少年。
2つの人体がひとつに繋がって、メビウスの輪が閉じた。
美術館のウィンドウに飾られたオブジェのように……。
ひとつの塑像と化した肉体は、静かに憩うていた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2022/11/13 05:53
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今日は何の日
11月13日は、『うるしの日』。
日本漆工芸協会が、1985年(昭和60年)に制定。
日付は、平安時代、文徳天皇の第一皇子だった惟喬(これたか)親王が、京都の嵐山にある法輪寺に参籠し……。
その満願の日のこの日に、「漆(うるし)」の製法を菩薩より伝授されたという伝説から。
この日は、以前から漆関係者の祭日で……。
親方が職人に、酒や菓子などを配り労をねぎらう日でした。
日本の伝統工芸である「漆」の美しさを知ってもらうことが目的。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/111131.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、「うるしについて」を引用させていただきます。
漆(うるし)とは、ウルシ科のウルシノキ(漆の木:Poison oak)やブラックツリーから採取した樹液を加工した……。
ウルシオールを主成分とする天然樹脂塗料です。
塗料として漆工などに利用されるほか、接着剤としても利用されます。
https://zatsuneta.com/img/111131_01.jpg
漆(うるし)の語源は、「麗(うるわ)し」とも「潤(うるお)し」とも云われます。
最も一般的な用途は、塗料として用いることです。
漆を塗られた道具を、漆器と云います。
黒く輝く漆塗りは、伝統工芸としてその美しさと強靱さを評価され……。
食器、高級家具、楽器などに用いられます。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2022/11/13 05:53
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今日は何の日(つづき)
引用を続けます。
漆は、熱や湿気、酸、アルカリにも強いです。
腐敗防止、防虫の効果もあるため、食器や家具に適してます。
一方、紫外線を受けると劣化してしまいます。
また、極度の乾燥状態に長期間曝すと、ひび割れたり、剥れたり、崩れたりします。
漆を用いた日本の工芸品では、京漆器がよく知られており……。
漆塗りの食器では、石川県の輪島塗などが有名です。
竹細工の籠を、漆で塗り固めるもの(籃胎)や……。
厚く塗り重ねた漆に、彫刻を施す工芸品(彫漆)もあります。
https://zatsuneta.com/img/111131_02.jpg
↑輪島塗
以上、引用終わり。
わが家には、漆を使った食器も工芸品も存在しません(たぶん)。
わたしは、生えてるウルシノキも見たことがありません。
なので、自分がかぶれる体質なのかどうかわかりません。
でもたぶん、ダメだと思います。
小学校のころ、校舎の一部には、木造の建物が残ってました。
もちろん、廊下も板張りでした。
その廊下がときおり、黒っぽく塗り直されてました。
塗装ではなく、何か油状のものを敷いたんでしょうね。
油くさい臭いがしました。
床板の保護が目的でしょうか。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2022/11/13 05:54
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今日は何の日(つづきのつづき)
ネットでちょっと調べたら、日本中の木造校舎で、今も行われてる作業のようです。
「油引き」と呼ばれてるみたいです。
児童がやってる学校もあるようです。
わたしの小学校では、休日に業者がやってたんだと思います。
児童がさせられたとしたら、わたしは大変なことになってたと思います。
なぜならわたしは、油を引いたばかりの廊下を歩いただけで……。
じんま疹が出たからです。
たぶん、引かれた油が揮発してたんでしょうね。
という体質なので、たぶん漆もかぶれるのではないかと思うんです。
近年、漆を使った工芸で……。
世界的に注目を浴びた、日本の伝統文化があります。
「金継ぎ」。
食器などの割れを漆でくっつけ、その上から金を塗って装飾します。
傷を隠すのではなく、飾るんです。
これが、海外の人には衝撃だったようです。
向こうで傷を修復するということは……。
傷をわからなくするということなんです。
傷がわかるようでは修復は失敗で……。
破棄されるしかありません。
でも、日本では違った。
金継ぎ職人さんが語られた言葉が印象に残ってます。
不確かですが、「これは壊れたのではなく、形を変えただけだ」というような内容。
金継ぎ職人は、その新しい門出を飾ってやってるわけです。
いつまでも残ってほしい文化だと思います。