Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 3672
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 目が覚めた。
 窓からの光を浴びていた。
 まだ日は傾いていないようだ。
 身じろごうとして……。
 出来ないことに気がついた。
 新しい悪夢が始まっていることを、同時に理解した。
 身動きできない。
 拘束されている。

 リビングのフローリングの中央だった。
 ソファーセットの一人掛けの椅子に座らされている。
 いや。
 尻は座面に着いているが、座っている姿勢ではない。
 両脚が、左右の肘掛けに載っていた。
 肘掛けは木製ではなく、座面や背もたれと同じく、パッチワークの布張りだった。
 膝裏が肘掛けを挟むかたちで、両脚が山型に畳まれている。
 足首は見えないが、力を入れても動かせない。
 縛られている感触があった。
 おそらく、ソファーの脚に結ばれているのだろう。

 両腕は、背もたれの後ろに回されていた。
 片方の腕を動かすと、もう片方の腕が引っ張られる。
 腕同士が、ロープで繋がれているようだ。
 さらに、腹部にもロープが回っていた。
 背もたれごと括られているのだ。
 すなわち、身じろぎひとつ出来ない。
 もちろん……。
 全裸だった。
 大開脚しているので、股間は全開の状態だ。
 見るものはいないが……。
 平静でいられる恰好ではなかった。

「お目覚めのようだね」

 背後で声がした。
 絵里子の声だった。

「たっぷり、お返しさせていただくよ」

 絵里子が、太鼓腹を揺らしながら美咲の前に回りこんだ。
 全裸だった。
 缶ビールを手にしていた。

「家に戻って、いろいろ準備して来たんだよ」

 絵里子は、丸椅子の上に載った段ボール箱に目を向けた。
 美咲を拘束しているロープも、改めて持って来たものだろう。
 最初にあったロープは、この姿勢を固定できる長さではなかったはずだ。
由美と美弥子 3671目次由美と美弥子 3673

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2022/10/24 06:14
    • 今日は何の日
       10月24日は、『文鳥の日』。
       「文鳥」に詳しいライターの伊藤美代子氏が制定。
       日付は、「て(10)に(2)し(4)あわせ⇒手に幸せ」と読む語呂合わせと……。
       この時期に、手乗り文鳥のヒナが出回ることから。
       それに「1024」の数字で、文鳥の姿を表せることから。
       江戸時代から愛されてきた文鳥について考える日。
       記念日は、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されてます。

       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/110244.html)のページから転載させていただきました。

       さらに同じページから、「文鳥について」を引用させていただきます。

       ブンチョウ(文鳥、Java sparrow)は、スズメ目カエデチョウ科に分類される鳥です。
       原産国はインドネシアとされます。
       ジュウシマツ(十姉妹)、セキセイインコ(背黄青鸚哥)などとともに、人気の高い飼鳥の一種です。
       その品種として、通常個体の「ナミブンチョウ(並文鳥)」のほか、次のようなものがあります。
       白い斑紋が桜の花びらのように見える「サクラブンチョウ(桜文鳥)」。
       全身が白い「シロブンチョウ(白文鳥)」などです。
       江戸時代初期から輸入され、愛知県弥富市をはじめ、国内で繁殖が行われてきました。
       1970(昭和45)年ころには、日本国内に約250人の繁殖農家が存在しましたが……。
       現在では非常に減り、代わりに台湾などからの輸入が増えてます。

       以上、引用終わり。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2022/10/24 06:14
    • 今日は何の日(つづき)
       文鳥は、インドネシアの鳥だったんですね。
       これは意外でした。
       しかしそれ以前に、「1024」が、なんで文鳥の姿を表してるんですか?
       気になるのでネットを探したらわかりました。
       ↓『文鳥まつり公式サイト(https://bunfes.web.fc2.com/)』さんのページからお借りしました。
      https://livedoor.blogimg.jp/mikikosroom2008/imgs/1/b/1bfb8e57.jpg

       この図が付いてなければ、ぜったいにわからんだろ。

       さて、文鳥。
       ひょっとしたら、わが家にいた鳥かも。
       子供のころ、白い鳥が籠にいた記憶があります。
       もう1種類、別の時期だと思いますが……。
       ヤマガラがいました。
       飼ってたのは、どちらも父です。
       わたしは、餌も水もやったこともなければ……。
       ましてや、籠の掃除なんかもしたことはありません。
       ただの傍観者。
       話しかけてみたりもしなかったですね。
       興味がなかったというより……。
       籠の中に閉じこめてるのが申し訳なくて、近づけなかったんだと思います。
       せっかく羽根があるのに飛べないんですから。
       わたしが小鳥を飼うとしたら……。
       巨大な熱帯植物園のようなドームを手に入れたときだけでしょう。
       可能性、限りなくゼロです。

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2022/10/24 06:14
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       しかし最近は、東京などでも、インコが野生化して繁殖してるみたいです。
       日本鳥類保護連盟の研究員、松永聡美さんによると……。
       「原産地では標高1600メートルの山に生息していることもある。日本の秋冬も耐えられるのだろう」とのこと。
       ていうか、日本の冬が、インコが棲める気候になってきたということでしょう。
       明治神宮の森なんかにも、南方系の植物が繁茂するようになったそうですから。
       東京は、公園や街路の樹木が巨木化してますから……。
       鳥が暮らすには、良い環境なのでしょう。
       本来の生育地では、農作物に被害を与えるようですが……。
       東京では、作られてないですからね。
       目の敵にされることもありません。
       平和に暮らせてるのかも知れません。

       逆に、スズメは減ってるみたいです。
       スズメは、巣を木造家屋に作ることが多いそうです。
       でも、木造家屋自体が減ってきたことと……。
       家屋の構造が変わり、巣などを作れる場所がなくなってきてるとのこと。
       日本でスズメは、長いこと人間と一緒に暮らしてきたわけです。
       人に追っ払われながらも、人に依存してきたと云えるでしょう。
       人の暮らしが変わると……。
       そうした生き物は、暮らしていけなくなるということなんでしょう。

    • ––––––
      4. 手羽崎 鶏造
    • 2022/10/26 10:49
    • 「家に戻って、いろいろ準備して来たんだよ」
       絵里子は、丸椅子の上に載った段ボール箱に目を向けた。
       美咲を拘束しているロープも、改めて持って来たものだろう。

      →何が出て来るか、お楽しみです。
      お読みになっておられる「お仕置きプレイ」
      好きの皆さまへ。
      やっぱり、ブルーシートは要りますね。
      どうしても色んなモノで汚れてしまいますから

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2022/10/26 11:48
    • ははは
       そんなこと書いてましたか。
       すっかり忘れてました。

       ブルーシートは、わたしも持ってます。
       残念ながら、その方面用ではありませんが。
       観葉植物を室内に取りこんだとき、下に敷くんです。
       水やりのとき、水が零れたりしますから。
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