2022.10.23(日)
「イ……。
イキ……。
がっ」
香織の尻から力が抜けた。
香織の身体が、ストンと沈んだ。
美咲の体幹と立て膝の谷間に、香織の尻が落ちた。
そのまま香織の上体が被さって来た。
支えきれず、背中から床に転がる。
背中が落ちたときの慣性で、香織の身体がズリあがった。
美咲の顔が、香織の薄い胸に埋まった。
息が出来ない。
香織の上体を押しのける。
香織は、紐の切れたマリオネットのように、脇の床に転がった。
しかし……。
開けた視界を、黒い大きな翳が塞いでいた。
「ひぃ」
美咲は息を吸いこんだ。
黒い翳は、絵里子だった。
丸椅子の脚を片手にぶら下げている。
縫いぐるみの飾り台に使っている丸椅子だった。
一瞬で理解出来た。
香織は、美咲のクンニでイッたのではなかった。
後ろから、絵里子に椅子で殴られたのだろう。
しかし……。
どうやってロープを?
美咲は、上体を跳ね起こした。
「間抜けどもが。
あたしらを放り出して、おっぱじめるとはね。
しかも、侑くんの片脚を自由にしたままなんだから……。
バカとしか言いようがないよ」
確かに、侑人の片脚を引っ張っていたロープの先端は、床に放り出したままだった。
もう片脚の繋がれたソファーの結びを、侑人が歯で解いたのだろう。
気配を消し、おそらくは這って絵里子に近づいた。
そして……。
絵里子の腕のロープも、歯を使って解いたのだ。
「くそ。
跡が残っちまったよ」
絵里子が、ロープが掛かっていた手首を擦った。
その背後から、分身するように小さな翳が生まれた。
侑人だった。
美咲は、尻餅を着いたままの姿勢で、床を後ずさった。
絵里子の翳が、のしかかるように近づいて来る。
美咲は跳ね起き、反転して逃げようとした。
その腕が掴まれた。
振り回される。
「ぐげ」
絵里子の拳が、美咲の鳩尾に埋まっていた。
美咲の意識は、一瞬にして蒸散した。
イキ……。
がっ」
香織の尻から力が抜けた。
香織の身体が、ストンと沈んだ。
美咲の体幹と立て膝の谷間に、香織の尻が落ちた。
そのまま香織の上体が被さって来た。
支えきれず、背中から床に転がる。
背中が落ちたときの慣性で、香織の身体がズリあがった。
美咲の顔が、香織の薄い胸に埋まった。
息が出来ない。
香織の上体を押しのける。
香織は、紐の切れたマリオネットのように、脇の床に転がった。
しかし……。
開けた視界を、黒い大きな翳が塞いでいた。
「ひぃ」
美咲は息を吸いこんだ。
黒い翳は、絵里子だった。
丸椅子の脚を片手にぶら下げている。
縫いぐるみの飾り台に使っている丸椅子だった。
一瞬で理解出来た。
香織は、美咲のクンニでイッたのではなかった。
後ろから、絵里子に椅子で殴られたのだろう。
しかし……。
どうやってロープを?
美咲は、上体を跳ね起こした。
「間抜けどもが。
あたしらを放り出して、おっぱじめるとはね。
しかも、侑くんの片脚を自由にしたままなんだから……。
バカとしか言いようがないよ」
確かに、侑人の片脚を引っ張っていたロープの先端は、床に放り出したままだった。
もう片脚の繋がれたソファーの結びを、侑人が歯で解いたのだろう。
気配を消し、おそらくは這って絵里子に近づいた。
そして……。
絵里子の腕のロープも、歯を使って解いたのだ。
「くそ。
跡が残っちまったよ」
絵里子が、ロープが掛かっていた手首を擦った。
その背後から、分身するように小さな翳が生まれた。
侑人だった。
美咲は、尻餅を着いたままの姿勢で、床を後ずさった。
絵里子の翳が、のしかかるように近づいて来る。
美咲は跳ね起き、反転して逃げようとした。
その腕が掴まれた。
振り回される。
「ぐげ」
絵里子の拳が、美咲の鳩尾に埋まっていた。
美咲の意識は、一瞬にして蒸散した。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2022/10/23 06:13
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今日は何の日
10月23日は、『おいもほりの日』。
アルミホイルやおかずカップなど、様々な食品容器や包装資材の製造販売を手がける……。
『東洋アルミエコープロダクツ㈱(https://www.toyoalumi-ekco.jp/products/special_foil_05/)/大阪府大阪市西区』が制定。
日付を、二十四節気の「霜降(そうこう)」のころである10月23日としたのは、「おいもほり」の主役であるサツマイモは……。
霜が降り始めるまで太り続けるとされており、このころが「おいもほり」のピークを迎えることから。
記念日を通して、「おいもほり」の教育的な意義の再確認と、さらなる普及が目的。
記念日は、2021(令和3)年、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。
同社では、これを記念して「おいもほり」を3倍楽しむ……。
「おいもでオモイデ」キャンペーンというプレゼント企画を実施しました。
https://zatsuneta.com/img/110237_02.jpg
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/110237.html)のページから転載させていただきました。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2022/10/23 06:13
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今日は何の日(つづき)
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
同社は、1969(昭和44)年11月1日に設立された会社で……。
国内トップのアルミ箔メーカーである「東洋アルミニウム㈱」の子会社です。
同社では、サツマイモを包んで焼くだけで、簡単に美味しい石焼いもが完成する……。
「石焼いも 黒サンホイル」という商品を販売してます。
https://zatsuneta.com/img/110237_03.jpg
「おいもほり」は、多くの幼稚園や保育園の秋の行事となっており……。
実際に、子ども達が体験することができます。
自然とのふれあいや食育などの教育的な意義があり……。
帰宅後も、家族での会話が弾むイベントとして楽しまれてます。
また「おいもほり」の体験は、よい思い出になるとともに……。
食べ物に対する興味や関心を持ち、生産者への感謝の気持ちを育む機会となります。
関連する記念日として、サツマイモの旬などに由来して……。
10月13日が、「サツマイモの日」となってます。
以上、引用終わり。
確かに、よくテレビでは、園児のサツマイモ掘りのニュースが流れます。
残念ながら、わたしには経験がありませんが。
でも、ふかふかの土を触るのは、とてもいい体験になると思います。
最初の農業体験と言ってもいいんじゃないですか。
農業に興味を持つ子供が増えてくれるといいですね。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2022/10/23 06:14
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今日は何の日(つづきのつづき)
あと、なんでアルミ包装の会社が……。
『おいもほりの日』を定めたのかと思ってました。
石焼き芋を簡単に焼けるホイルがあるんですね。
まったく知りませんでした。
↓YouTubeに、動画が載ってました。
https://www.youtube.com/watch?v=D8sZ-Es0jYI
電子レンジで焼けるんですから、魅力的です。
でも、わたしはあんまりサツマイモは好きではないんです。
食感が合わないんでしょうね。
モサモサ系の食べ物は、ちょっと苦手なんです。
でも、バーベキュー用に切られた野菜を買うと、必ず入ってます。
そのときはもちろん食べます。
たまに食べると、美味しく感じるんですよ。
ちょっと硬めで食べるからですかね。
味ぽんも効いてると思います。
しかしもう、バーベキュー用のカット野菜は売られなくなってしまいました。
代わりに、鍋用のが売られてます。
残念ながら、鍋用にはサツマイモは入ってないようです。
しかし、わたしが行くスーパーは、季節商品の入れ替えが、いつも早すぎるんですよ。
春先、まだ寒いのに、カイロ売場が、防虫用品売場に入れ替わったりします。
全面的に入れ替えないで、一部は残して置いてほしいんですけど。
売れ残りはあるはずですから、それがなくなるまでは置いておけばいいのに。