2022.10.7(金)
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絵里子の目蓋が震えた。
目が開いた。
しばらく天井を眺めていたが……。
ハッと正気に戻ったようだ。
脚元に立つ香織に目を向けた。
起きようとしたが叶わない。
縛られていることに、初めて気がついたようだ。
「香織……。
何の真似だ」
「侑くんとヤリましたよね?」
「それがどうした。
おまえだってヤッたろ」
「意味が違いますよ。
わたしは、花の独身なんすから。
でもあんたは亭主持ちで、子供もいる。
中学生とヤッていいわけないっしょ」
「ごちゃごちゃ煩い。
解けよ、これ」
絵里子は再び身を起こそうとしたが、腹筋だけでは起きあがれなかった。
身を横倒しにし、身体を丸めながら、ようやく上半身を起こした。
「このアマ。
こんなことして、タダで済むと思ってんのか」
「思ってないっすよ。
だから縄は解けません」
「クソっ。
だったら美咲。
これ解いて」
美咲は、小さくかぶりを振った。
絵里子を自由にしたら、何をされるかわからない。
「ちきしょー」
絵里子はロープを解こうと藻掻いたが、縄目は緩まないようだった。
今度は、手首を包んだタオルに巻かれたロープに食いついた。
しかし、縄目が下側になっていて歯が届かない。
絵里子は尻を回して方向転換し、侑人の方を向いた。
縛られた脚先を伸ばし、侑人の身体を蹴った。
侑人の頭が振れた。
電源が入ったみたいに、侑人の目が開いた。
美咲と目が合った。
侑人は、跳ねるように上体を起こした。
「侑くん、この縄解いて。
歯を使って」
絵里子は、タオルで巻かれた腕を突き出した。
侑人は膝立ちし、尺取り虫のように絵里子に近づく。
絵里子の目蓋が震えた。
目が開いた。
しばらく天井を眺めていたが……。
ハッと正気に戻ったようだ。
脚元に立つ香織に目を向けた。
起きようとしたが叶わない。
縛られていることに、初めて気がついたようだ。
「香織……。
何の真似だ」
「侑くんとヤリましたよね?」
「それがどうした。
おまえだってヤッたろ」
「意味が違いますよ。
わたしは、花の独身なんすから。
でもあんたは亭主持ちで、子供もいる。
中学生とヤッていいわけないっしょ」
「ごちゃごちゃ煩い。
解けよ、これ」
絵里子は再び身を起こそうとしたが、腹筋だけでは起きあがれなかった。
身を横倒しにし、身体を丸めながら、ようやく上半身を起こした。
「このアマ。
こんなことして、タダで済むと思ってんのか」
「思ってないっすよ。
だから縄は解けません」
「クソっ。
だったら美咲。
これ解いて」
美咲は、小さくかぶりを振った。
絵里子を自由にしたら、何をされるかわからない。
「ちきしょー」
絵里子はロープを解こうと藻掻いたが、縄目は緩まないようだった。
今度は、手首を包んだタオルに巻かれたロープに食いついた。
しかし、縄目が下側になっていて歯が届かない。
絵里子は尻を回して方向転換し、侑人の方を向いた。
縛られた脚先を伸ばし、侑人の身体を蹴った。
侑人の頭が振れた。
電源が入ったみたいに、侑人の目が開いた。
美咲と目が合った。
侑人は、跳ねるように上体を起こした。
「侑くん、この縄解いて。
歯を使って」
絵里子は、タオルで巻かれた腕を突き出した。
侑人は膝立ちし、尺取り虫のように絵里子に近づく。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2022/10/07 05:59
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今日は何の日
10月7日は、『大人のダイエットの日』。
忙しい大人のための食やダイエットをサポートしてる……。
『(社)大人のダイエット研究所(http://otona-diet.jp/)/東京都渋谷区代々木』が制定。
日付は、「お・と(10)・な(7)⇒大人」と読む語呂合わせから。
忙しい大人が、無理なく、食事を楽しみながら健康になるために……。
食と健康を見直すきっかけの日としてもらうことが目的。
記念日は、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されてます。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/110079.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
同研究所は、管理栄養士/野菜ソムリエ上級プロで、フードプランナーでもある岸村康代が発起人となり……。
各種専門家が集まり、発足しました。
プロモーション、商品開発支援、メニュー開発支援、食育、イベントなどに取り組み……。
正しい情報を得て、楽しみながら健康になるための食の推進を行ってます。
岸村康代には、下記のような著書があります。
『岸村式 食べちゃダメなものはない!ダイエット(メディアファクトリー)』。
『10日間でやせ体質に生まれ変わる野菜レシピ(アスコム)』。
『いつもの料理にかけるだけ おからパウダーダイエット(セブン&アイ出版)』。
『落とした脂肪は合計10トン! 伝説のダイエット・アドバイザーが教える最強のやせ方(東洋経済新報社)』。
また、テレビ番組への出演や講演なども行っており、多方面で活動してます。
以上、引用終わり。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2022/10/07 05:59
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今日は何の日(つづき)
ちょうど1年前の今ごろからです。
ダイエットしようと思ったのは。
メモによると、昨年の10月5日から、夕方の散歩を始めてます。
しばらく続けましたが……。
冬になると出来なくなりました。
日暮れが早くなり、雪で足元も悪くなったので、危ないと思ったからです。
でもそれは理由づけで、ほんとうは気分的なものが大きかったです。
冬の散歩は、苦行になってしまいましたから。
で、春になって再開しようと思ったんですが……。
年度最初は忙しくて、散歩の時間が取れませんでした。
再開したのは、ようやく決算の申告が終わった、6月でした。
スマホで、面白い散歩アプリを見つけたんです。
現在地から、5キロと10キロの散歩コースを、いろいろ提案してくれます。
わたしが利用したのは、もちろん5キロのコース。
アプリの道順どおり、一回りして家に戻ると、5キロ歩いてるわけです。
アプリの地図には現在位置が表示されるので……。
厳密に道順どおりに歩かなくても大丈夫です。
ていうか、道順どおりに歩けないこともありました。
明らかに、民家の庭を突っ切るようなルートだったりしましたから。
でも結局、2回しか出来ませんでした。
早々に梅雨が明けてしまったからです。
カンカン照りの中、スマホを起動したまま歩いてたら……。
加熱のため、画面の照度が落とされて、地図が見えなくなってしまったんです。
そもそも、暑い中歩き回ったら、むしろ健康に悪いでしょう。
ということで、あっさりまた中断。
そして今。
今年もようやく、運動に適した気候になって来ました。
でも……。
何かやる気が出ません。
というのも、ダイエットが成功してしまったからです。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2022/10/07 05:59
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今日は何の日(つづきのつづき)
食事の方を変えたんです。
昨年10月前まで、ご飯は、朝、お茶碗に二膳。
お昼にも、残りご飯をお茶漬けにして食べてました。
これを、朝の一膳だけにしました。
しかも、茶碗を小さいのに買い換えたので……。
1日に食べるご飯の量は、3分の1くらいになったはずです。
夜は、元々ご飯は食べませんでした。
でも、ビールの量を、段階的に減らしました。
ご飯の方は、いきなり減らしても、さほど精神的に堪えませんでした。
しかし、夜のビールを急に減らすと、喪失感が大きいと思いました。
以前、休肝日を設けてたとき……。
休肝日の日は、朝からかなり気分が沈んでしまってましたから。
あれと同じ気分になるんじゃないかと恐れたわけです。
なので、段階的に減らしました。
段階的に減らせるということは……。
それだけの量を飲んでたってことですけど。
500mlを2本、飲んでました。
1000ml。
あきらかに飲み過ぎですよね。
毎日なんですから。
これを最初、500mlと350mlにしました。
850ml。
そして次に、350mlを2本。
700ml。
そしてさらに、500mlを1本。
500ml。
そして最後、350mlを1本。
350ml。
ビールの量を、65%カットしたわけです。
酒量を減らしたことで、もうひとつ大きな効果がありました。
食べる量が減ったんです。
そりゃそうですよね。
1000mlと350mlじゃ、飲んでる間に摂る食事の量がぜんぜん違います。
この1年、満腹感を感じたことは、1度もなかったと思います。
でも、そんなに食べたいとは思わなくなりました。
胃が小さくなったのかも知れませんね。