Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 3626
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 夫を会社に送り出した美咲は……。
 ダイニングテーブルの椅子に腰掛け、窓の外を見あげていた。
 なにを見ているというわけではない。
 窓の外に広がるのは、灰色の雨雲だけだった。
 ときおり、カラスが横切る。
 洗濯をしようかと立ちあがりかけたが……。
 再び腰を沈めた。

 ここのところしばらく、絵里子からの呼び出しが途絶えていた。
 そろそろ電話が架かってきてもおかしくないころだ。
 絵里子から呼ばれたら、何を置いても応じなければならない。
 さもないと、絵里子の機嫌が悪くなる。
 何をされるかわからない。
 洗濯を中断して出ることになるかも知れないのだ。
 やはり洗濯はやめておこう。
 掃除でもしようか。
 美咲は、シンク下の収納からゴミ袋を取り出した。

 各部屋を回り、ゴミを集めていく。
 寝室のゴミ箱の中身を袋に移すとき、ティッシュに丸められたものがぼたりと落ちた。
 ティッシュには、コンドームが包まれている。
 夕べ、夫との性交で使ったものだ。
 これをゴミに出すときは、いつもためらわれる。
 燃えるゴミとして出していいのはわかっていた。
 縛ってあるので、臭いが漏れることもないはずだ。
 しかし……。
 精液の残ったコンドームというのは、究極にデリケートなプライベートだ。

 知り合ったころの絵里子からは……。
 他家の出したゴミをあさる住人がいることを教えられていた。
 ゴミには、その家の日常生活が詰まっている。
 ゴミを調べることで、その家の中を覗き見る歓びを感じているのだそうだ。
 はっきり言って、変質者だ。
 もちろん美咲は、出し主が特定できるようなゴミの出し方はしていない。
 宛先が入ったダイレクトメールなどは、必ずシュレッダーにかけてから出している。
 なので、コンドームの入ったゴミを出しても……。
 出すところを目撃されない限り、美咲家のものだとはわからないはずだ。
 しかし、わからないにしてもだ。
 もしゴミ袋が開けられ、コンドームが拾いあげられるかと思うと……。
 身の毛がよだつ思いがした。
 コンドームの中身は、夫のものだ。
 しかし、その外側の表面には、美咲の体液が付着しているはずだ。
 それを、誰かが触るのだ。
 考えるだけで、二の腕が鳥肌立った。
 でも、ゴミに出さないわけにはいかないではないか。
 あんなもの、家には貯めておけないのだから。
 美咲は結局、いつもしていることをこの日も始めた。
由美と美弥子 3625目次由美と美弥子 3627

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2022/08/21 06:11
    • 今日は何の日
       8月21日は、『林火忌』。
       大正、昭和時代の俳人だった大野林火(おおの りんか)、1982(昭和57)年の忌日。
       秋の季語となってます。

       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/10821a3.html)のページから転載させていただきました。

       さらに同じページから、「大野林火について」を引用させていただきます。

       大野林火は、1904(明治37)年3月25日、神奈川県横浜市日ノ出町に生まれました。
       本名は、大野正(おおの まさし)。
       1927(昭和2)年、東京帝国大学経済学部商業科を卒業。
       卒業後は、『日本光機工業㈱(https://www.nipponkoki.co.jp/)』に入社。
       1930(昭和5)年に会社を辞め、神奈川県立商工実習学校(現:横浜創学館高等学校)の教諭となります。
       当時の教え子に、後に高弟となる宮津昭彦(みやつ あきひこ)がいました。
       俳句は、中学時代から始めてました。
       1921(大正10)年、俳人の臼田亞浪(うすだ あろう)に師事。
       俳句雑誌『石楠(しゃくなげ)』に、俳句や評論を発表し、早くから注目を集めました。
       1939(昭和14)年、第一句集『海門』を、1941(昭和16)年、『現代の秀句』を刊行し……。
       本格的に俳人としての地位を築きます。
       このころから、水原秋桜子(みずはら しゅうおうし)や加藤楸邨(かとう しゅうそん)らとも積極的に交流を行います。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2022/08/21 06:12
    • 今日は何の日(つづき)
       引用を続けます。

       1946(昭和21)年、俳句雑誌『濱(はま)』を創刊、主宰します。
       同年、俳句雑誌『俳句研究』『俳句の国』の編集に携わります。
       1948(昭和23)年、教職を辞して俳句一筋の生活となります。
       1953(昭和28)年より、角川書店の俳句総合誌『俳句』編集長を務めました。
       1964(昭和39)年、第13回横浜文化賞。
       1969(昭和44)年、句集『潺潺集(せんせんしゅう)』で第3回蛇笏賞(だこつしょう)。
       1973(昭和48)年、第22回神奈川文化賞。
       1978(昭和53)年、俳人協会会長に就任。
       1980(昭和55)年、俳人協会訪中団団長を務め、日中文化交流にも尽力しました。
       1982(昭和57)年8月21日、78歳で死去。
       その他の句集では、『冬青集(とうせいしゅう)(1940年)』『早桃(さもも)(1946年)』『冬雁(ふゆかり)(1948年)』……。
       『白幡南町(しらはたみなみちょう)(1958年)』『雪華(せっか)(1965年)』『大野林火全句集(1983年)』、『大野林火全集(全8巻、1993~94年)』など。
       評論では、『高浜虚子(たかはま きょし)(1944年)』、『近代俳句の鑑賞と批評(1967年)』などがあります。

       以上、引用終わり。

       大野林火には大好きな句があって、たびたび引用させてもらってます。
       ↓です。

      ●ねむりても旅の花火の胸にひらく

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2022/08/21 06:12
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       旅情が押し寄せてくるような句です。
       寂しいのですが、愛おしい感情です。
       花火は、晩夏(初秋)の季語ですが……。
       おそらく林火が旅先で見た花火も、晩夏だったでしょうね。
       宿の下駄を履き、浴衣掛けで見物に行ったんじゃないでしょうか。
       旅館に戻り、布団に入っても……。
       さっきまで見てた花火が、夢うつつに浮かんできます。
       わたしだったら、たぶん……。
       ↓こうしちゃったでしょう。

      ●ねむりても旅の花火の夢にひらく(Mikiko改)

       これじゃ、藤圭子です。
       読者には、花火見物の光景が、そのまま見えるだけになります。
       でも、「胸にひらく」としたことで、違う情景が見えてきます。
       電気を消した旅館の部屋です。
       布団に入り、仰向いて眠ってる人。
       その胸から、小さな花火が打ちあがっては開き、消えていく。
       幾度も、幾度も。
       そんな幻想的な光景が見えるんです。
       ほんとに良い句です。

       しかし、大野林火本人のことは、まるで知りませんでした。
       まさか、東大の経済学部卒だとは。
       市井の俳人かと思ってました。
       しかも、その句は、↑のひとつしか知りませんでした。
       代表句を調べましたが……。
       いいなと思ったのは、↓の2句くらい。

      ●あをあをと空を残して蝶分れ
      ●本買へば表紙が匂ふ雪の暮

       やっぱり、「旅の花火」は別格です。
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