2022.6.10(金)
「どうぞ」
おばさんが、コーヒーのソーサーを僕の方に滑らせた。
同時に、自分の身もぼくのそばに寄せて来た。
香水と酒の臭いが、嫌でも鼻についた。
どぎまぎしたぼくは、コーヒーカップを持ちあげた。
一口飲んで、咽せそうになった。
いつもの味と違った。
「お気に召さない?
ブランデーコーヒーよ」
「あの。
何かお話が……」
「お話は、コーヒーを飲み終わってからにしましょう。
わたしも、ご相伴するわ」
おばさんはソファーを立つと、アンティーク風なガラスキャビネットを開いた。
高そうなブランデーの瓶と、グラスを持って戻った。
グラスは2つあった。
「コーヒーなんかやめて……。
先生も、これにしましょ」
おばさんは、2つのグラスにブランデーを注ぎ入れた。
「はい、どうぞ」
グラスを差し出された。
戸惑いながらも、断れずに受け取ってしまった。
「乾杯しましょ。
そうね……。
先生の、素晴らしい未来に」
グラスが触れ合い、軽やかな音を立てた。
何かの始まりの合図みたいにね。
実際、それが始まりだったんだ。
一杯目を飲み終わり、二杯目が注がれた後だった。
「今日、先生を呼んだのは……。
つまりは、こういうことよ」
いきなりおばさんに、手を掴まれた。
おばさんが、さらに身を寄せてきた。
太腿同士が密着した。
おばさんの腿は熱かった。
おばさんは掴んだ僕の手を、自分の太腿に押しつけた。
惑乱した。
やれるのか。
初めてのセックスを。
でも……。
相手は、このおばさんだぞ。
頭は混乱したけど……。
股間は素直だった。
勃起したんだ。
おばさんが、コーヒーのソーサーを僕の方に滑らせた。
同時に、自分の身もぼくのそばに寄せて来た。
香水と酒の臭いが、嫌でも鼻についた。
どぎまぎしたぼくは、コーヒーカップを持ちあげた。
一口飲んで、咽せそうになった。
いつもの味と違った。
「お気に召さない?
ブランデーコーヒーよ」
「あの。
何かお話が……」
「お話は、コーヒーを飲み終わってからにしましょう。
わたしも、ご相伴するわ」
おばさんはソファーを立つと、アンティーク風なガラスキャビネットを開いた。
高そうなブランデーの瓶と、グラスを持って戻った。
グラスは2つあった。
「コーヒーなんかやめて……。
先生も、これにしましょ」
おばさんは、2つのグラスにブランデーを注ぎ入れた。
「はい、どうぞ」
グラスを差し出された。
戸惑いながらも、断れずに受け取ってしまった。
「乾杯しましょ。
そうね……。
先生の、素晴らしい未来に」
グラスが触れ合い、軽やかな音を立てた。
何かの始まりの合図みたいにね。
実際、それが始まりだったんだ。
一杯目を飲み終わり、二杯目が注がれた後だった。
「今日、先生を呼んだのは……。
つまりは、こういうことよ」
いきなりおばさんに、手を掴まれた。
おばさんが、さらに身を寄せてきた。
太腿同士が密着した。
おばさんの腿は熱かった。
おばさんは掴んだ僕の手を、自分の太腿に押しつけた。
惑乱した。
やれるのか。
初めてのセックスを。
でも……。
相手は、このおばさんだぞ。
頭は混乱したけど……。
股間は素直だった。
勃起したんだ。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2022/06/10 05:38
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今日は何の日
6月10日は、『ところてんの日』。
日本一の天草(てんぐさ)の生産地は、静岡県の伊豆です。
その伊豆で、「ところてん」の製造販売をしてる事業者で結成され……。
「伊豆ところてん」のPR活動などを行う、「伊豆ところてん倶楽部(https://izutokoroten.org/)」が制定。
日付は、ところてんの原料である天草の漁の解禁後で、初物が味わえる時期であることと……。
「ところ(6)てん(10)」と読む語呂合わせから。
ところてんの美味しさ、食文化としての伝統を広めていくことが目的。
↓「伊豆ところてん倶楽部」の公式イメージキャラクターは「ところ てん衛門」です。
https://zatsuneta.com/img/10610b8_01.jpg
記念日は、2018(平成30)年、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/10610b8.html)のページから転載させていただきました。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2022/06/10 05:39
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今日は何の日(つづき)
さらに同じページから、「ところてんについて」を引用させていただきます。
ところてん(心太)は、天草などの紅藻類を茹でて煮溶かし……。
発生した寒天質を、冷まして固めた食品です。
それを、「天突き」と呼ばれる専用の器具を用いて……。
↓押し出しながら細い糸状、麺状に切ったものが一般的です。
https://zatsuneta.com/img/10610b8_02.jpg
全体の98~99%が水分で、残りの成分のほとんどは多糖類のアガロースです。
ゲル状の物体ですが、ゼリーなどとは異なり……。
表面はやや堅く感じられ、独特の食感があります。
腸内で消化されないため、栄養価はほとんどありませんが……。
食物繊維として、整腸効果があります。
三杯酢または二杯酢をかけたものに、和辛子やゴマを添えて食べます。
また、醤油系のタレで食べたり、黒蜜をかけて食べる地方もあります。
ところてんを戸外で凍結乾燥させたものが、寒天です。
さらに同じページから、「伊豆ところてんについて」を引用させていただきます。
伊豆の住民にとって、ところてんは……。
子どものころからの、欠かせないおやつです。
駄菓子屋などで、いつもズルズル食べてたソウルフードでした。
家庭では、おばあちゃんが天草から作り……。
突きたてのところてんを食べるのが、伊豆の昔からの光景でした。
伊豆半島は、天草の日本一の産地です。
江戸時代から、伊豆の天草は品質が高いことで知られ……。
全国の寒天問屋でも、高級品として扱われてきました。
伊豆の海岸では、春から夏にかけて、天草干しの光展があちこちで見られ……。
磯の香りがただよう風物詩となってます。
以上、引用終わり。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2022/06/10 05:39
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今日は何の日(つづきのつづき)
ところてん。
食べたこと、ないかも。
少なくとも、家に「天突き」がなかったことだけは確実です。
そもそも、材料が海藻だったということさえ、初耳でした。
こんにゃくかと思ってました。
天草は、“あまくさ”ではなく、“てんぐさ”です。
↓例によって、Wikiから「テングサ」を引いてみます(出典⇒https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B5)。
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赤紫色をしているが、水にさらし、天日乾燥させることを4、5回繰り返し、退色して白色になり、それを乾燥させたものを利用する。
江戸時代の伊豆地方では肥料としても用いられてきたが、1822年、伊豆の代官が肥料への使用を禁止したため、食用のみに用いられるようになったと伝えられる。
現代では寒天や心太(ところてん)の原料とするほか、寒天質は菌類や細胞などを培養するために使われる培地(寒天培地)のもっとも基本的な素材である。
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培地ですか。
シャーレの底に薄く敷いて、細菌とかを培養するんですよね。
あれも海藻だったとは初めて知りました。
続きはさらにさらに次のコメントで。
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4. Mikiko- 2022/06/10 05:39
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今日は何の日(つづきのつづきのつづき)
しかし、ところてん。
98~99%が水分なのに、ちゃんと形を保ってるというのがすごいです。
細長く切っても、崩れないんですからね。
さらに、「腸内で消化されないため栄養価はほとんどないが、食物繊維として整腸効果があります」というのも魅力的。
昼食に最高じゃないですか。
スーパーとかに売ってるんでしょうか。
売ってるとしたら、どこのコーナーでしょう?
糸こんにゃくとかのコーナー?
でも、海藻ですよね。
カットワカメのコーナーじゃないよな。
やっぱり、水気があるものでしょうから……。
その付近ですね。
あ、モズクとかと一緒か。
海産物の冷蔵ショーケースですかね。
ちょっと市販のを探してみたら……。
すでに切ってあって、タレなどが付いてるのが多いようですね。
でも、それは避けたいです。
「天突き」で、にょろっと突き出す楽しみがなくなってしまいます。
それに、タレはおそらく、甘く味付けられてると思います。
それじゃ、「栄養価はほとんどない」というメリットが消えてしまいます。
「天突き」は、ネットで安価に手に入るようです。
↓ちょっと探したら、「突き棒」というのが付いた「生ところてん」というのがありました。
https://item.rakuten.co.jp/genkioukoku/4950516810005-set/
この生ところてんは、小さくプリカットされてます。
「突き棒」は木製ではなく、プリカットサイズに合わせたプラ製のようです。
2回目からは、「突き棒」なしの商品を購入すればいいわけです。
スーパーを探してみて……。
なかったら、これを注文してみましょうかね。
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5. 手羽崎 鶏造- 2022/06/10 11:15
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スーパーなら、この時期大抵有りますよ。
コンビニでも小さい四角のモノが
あったような。
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6. Mikiko- 2022/06/10 17:02
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きのう……
テレワークの合間にスーパーに行ったとき見つけました。
モズクやメカブのコーナーではなく……。
コンニャクのコーナーでした。
切ってないのも売ってましたが……。
すべて、タレや三杯酢が付いてるんですよね。