Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 3574
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「どうぞ」

 おばさんが、コーヒーのソーサーを僕の方に滑らせた。
 同時に、自分の身もぼくのそばに寄せて来た。
 香水と酒の臭いが、嫌でも鼻についた。
 どぎまぎしたぼくは、コーヒーカップを持ちあげた。
 一口飲んで、咽せそうになった。
 いつもの味と違った。

「お気に召さない?
 ブランデーコーヒーよ」
「あの。
 何かお話が……」
「お話は、コーヒーを飲み終わってからにしましょう。
 わたしも、ご相伴するわ」

 おばさんはソファーを立つと、アンティーク風なガラスキャビネットを開いた。
 高そうなブランデーの瓶と、グラスを持って戻った。
 グラスは2つあった。

「コーヒーなんかやめて……。
 先生も、これにしましょ」

 おばさんは、2つのグラスにブランデーを注ぎ入れた。

「はい、どうぞ」

 グラスを差し出された。
 戸惑いながらも、断れずに受け取ってしまった。

「乾杯しましょ。
 そうね……。
 先生の、素晴らしい未来に」

 グラスが触れ合い、軽やかな音を立てた。
 何かの始まりの合図みたいにね。
 実際、それが始まりだったんだ。

 一杯目を飲み終わり、二杯目が注がれた後だった。

「今日、先生を呼んだのは……。
 つまりは、こういうことよ」

 いきなりおばさんに、手を掴まれた。
 おばさんが、さらに身を寄せてきた。
 太腿同士が密着した。
 おばさんの腿は熱かった。
 おばさんは掴んだ僕の手を、自分の太腿に押しつけた。
 惑乱した。
 やれるのか。
 初めてのセックスを。
 でも……。
 相手は、このおばさんだぞ。
 頭は混乱したけど……。
 股間は素直だった。
 勃起したんだ。
由美と美弥子 3573目次由美と美弥子 3575

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2022/06/10 05:38
    • 今日は何の日
       6月10日は、『ところてんの日』。
       日本一の天草(てんぐさ)の生産地は、静岡県の伊豆です。
       その伊豆で、「ところてん」の製造販売をしてる事業者で結成され……。
       「伊豆ところてん」のPR活動などを行う、「伊豆ところてん倶楽部(https://izutokoroten.org/)」が制定。
       日付は、ところてんの原料である天草の漁の解禁後で、初物が味わえる時期であることと……。
       「ところ(6)てん(10)」と読む語呂合わせから。
       ところてんの美味しさ、食文化としての伝統を広めていくことが目的。
       ↓「伊豆ところてん倶楽部」の公式イメージキャラクターは「ところ てん衛門」です。
      https://zatsuneta.com/img/10610b8_01.jpg

       記念日は、2018(平成30)年、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。

       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/10610b8.html)のページから転載させていただきました。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2022/06/10 05:39
    • 今日は何の日(つづき)
       さらに同じページから、「ところてんについて」を引用させていただきます。

       ところてん(心太)は、天草などの紅藻類を茹でて煮溶かし……。
       発生した寒天質を、冷まして固めた食品です。
       それを、「天突き」と呼ばれる専用の器具を用いて……。
       ↓押し出しながら細い糸状、麺状に切ったものが一般的です。
      https://zatsuneta.com/img/10610b8_02.jpg

       全体の98~99%が水分で、残りの成分のほとんどは多糖類のアガロースです。
       ゲル状の物体ですが、ゼリーなどとは異なり……。
       表面はやや堅く感じられ、独特の食感があります。
       腸内で消化されないため、栄養価はほとんどありませんが……。
       食物繊維として、整腸効果があります。
       三杯酢または二杯酢をかけたものに、和辛子やゴマを添えて食べます。
       また、醤油系のタレで食べたり、黒蜜をかけて食べる地方もあります。
       ところてんを戸外で凍結乾燥させたものが、寒天です。

       さらに同じページから、「伊豆ところてんについて」を引用させていただきます。

       伊豆の住民にとって、ところてんは……。
       子どものころからの、欠かせないおやつです。
       駄菓子屋などで、いつもズルズル食べてたソウルフードでした。
       家庭では、おばあちゃんが天草から作り……。
       突きたてのところてんを食べるのが、伊豆の昔からの光景でした。
       伊豆半島は、天草の日本一の産地です。
       江戸時代から、伊豆の天草は品質が高いことで知られ……。
       全国の寒天問屋でも、高級品として扱われてきました。
       伊豆の海岸では、春から夏にかけて、天草干しの光展があちこちで見られ……。
       磯の香りがただよう風物詩となってます。

       以上、引用終わり。

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2022/06/10 05:39
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       ところてん。
       食べたこと、ないかも。
       少なくとも、家に「天突き」がなかったことだけは確実です。
       そもそも、材料が海藻だったということさえ、初耳でした。
       こんにゃくかと思ってました。

       天草は、“あまくさ”ではなく、“てんぐさ”です。
       ↓例によって、Wikiから「テングサ」を引いてみます(出典⇒https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B5)。
      +++
       赤紫色をしているが、水にさらし、天日乾燥させることを4、5回繰り返し、退色して白色になり、それを乾燥させたものを利用する。
       江戸時代の伊豆地方では肥料としても用いられてきたが、1822年、伊豆の代官が肥料への使用を禁止したため、食用のみに用いられるようになったと伝えられる。
       現代では寒天や心太(ところてん)の原料とするほか、寒天質は菌類や細胞などを培養するために使われる培地(寒天培地)のもっとも基本的な素材である。
      +++

       培地ですか。
       シャーレの底に薄く敷いて、細菌とかを培養するんですよね。
       あれも海藻だったとは初めて知りました。

       続きはさらにさらに次のコメントで。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2022/06/10 05:39
    • 今日は何の日(つづきのつづきのつづき)
       しかし、ところてん。
       98~99%が水分なのに、ちゃんと形を保ってるというのがすごいです。
       細長く切っても、崩れないんですからね。
       さらに、「腸内で消化されないため栄養価はほとんどないが、食物繊維として整腸効果があります」というのも魅力的。
       昼食に最高じゃないですか。
       スーパーとかに売ってるんでしょうか。
       売ってるとしたら、どこのコーナーでしょう?
       糸こんにゃくとかのコーナー?
       でも、海藻ですよね。
       カットワカメのコーナーじゃないよな。
       やっぱり、水気があるものでしょうから……。
       その付近ですね。
       あ、モズクとかと一緒か。
       海産物の冷蔵ショーケースですかね。

       ちょっと市販のを探してみたら……。
       すでに切ってあって、タレなどが付いてるのが多いようですね。
       でも、それは避けたいです。
       「天突き」で、にょろっと突き出す楽しみがなくなってしまいます。
       それに、タレはおそらく、甘く味付けられてると思います。
       それじゃ、「栄養価はほとんどない」というメリットが消えてしまいます。
       「天突き」は、ネットで安価に手に入るようです。
       ↓ちょっと探したら、「突き棒」というのが付いた「生ところてん」というのがありました。
      https://item.rakuten.co.jp/genkioukoku/4950516810005-set/

       この生ところてんは、小さくプリカットされてます。
       「突き棒」は木製ではなく、プリカットサイズに合わせたプラ製のようです。
       2回目からは、「突き棒」なしの商品を購入すればいいわけです。
       スーパーを探してみて……。
       なかったら、これを注文してみましょうかね。

    • ––––––
      5. 手羽崎 鶏造
    • 2022/06/10 11:15
    • スーパーなら、この時期大抵有りますよ。
      コンビニでも小さい四角のモノが
      あったような。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2022/06/10 17:02
    • きのう……
       テレワークの合間にスーパーに行ったとき見つけました。
       モズクやメカブのコーナーではなく……。
       コンニャクのコーナーでした。
       切ってないのも売ってましたが……。
       すべて、タレや三杯酢が付いてるんですよね。
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