Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 3527
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 絵里子の片手は、学生に握られたままだ。
 絵里子は、もう一方の手の指を伸ばした。
 もちろん、手首に着弾した精液にだ。
 最初、工作糊みたいに白かったのだが……。
 今はもう、水飴のように透けてきていた。
 指で掬う。
 指先を鼻に近づける。

「うっ」

 絵里子の頭が、銃弾で撃たれたように仰け反った。
 思いもしなかった匂いだった。
 しかし……。
 どこかで嗅いだことがある。
 どこだっただろう?
 そうだ。
 思い出した。
 高校に通う通学路だった。

 新学期から1ヶ月以上を過ぎ、日差しの強さを感じるようになったころだ。
 絵里子の時代は、まだ土曜日に授業が行われていた。
 その半日授業を終えた、帰り道。
 駅までの途中、大きな屋敷の塀の脇を通る。
 塀の向こうに、大木が枝を広げていた。
 冬も葉を付けている樹木だったので、常緑樹だ。
 その木が、梅雨の前ころに花を付ける。
 黄緑色の地味な花だったが、樹冠一面を房状の花が覆っていた。
 花は目立たないが、匂いが凄かった。
 青臭いような匂い。
 並んで歩く友達は、「何これ?」と言ってハンカチを鼻にあてた。
 確かに強烈な匂いだったが……。
 絵里子は嫌いではなかった。
 妙に心惹かれた。
 学生の精液は、まさしくその花の匂いがしたのだ。
 これは、生殖の匂いなのだろうか。
 しかし、植物と人間が、同じ生殖臭を発するとは。
 生命の不思議を感じずにはおれなかった。

「あ」

 絵里子は、学生のバッグを押さえた。
 学生の手が離れて、倒れそうになったのだ。
 この衝立がなくなったら、学生の股間が衆目に晒される。
 その股間に伸ばした、絵里子の手もだ。
 絵里子は、学生の拳に包まれた手を引いた。
 学生の手からは力が失せていたので、あっけなく抜けた。
 陰茎が、ジーンズの上に身を横たえた。
 さっきとは、まったく別のものに見えた。
 死んだ芋虫のようだった。
 先端近くまで、皮が覆っていた。
 早くこれを仕舞ってもらわなくては。
 絵里子は学生の肩を揺すった。
由美と美弥子 3526目次由美と美弥子 3528

コメント一覧
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    • ––––––
      1. 今日は何の日
    • 2022/04/04 06:31
    • 今日は何の日
       4月4日は、『シシリアンライスの日』。
       佐賀市観光案内所や、佐賀市の観光・イベント・グルメなどの情報を発信するWEBサイトの運営を行う……。
       『(社)佐賀市観光協会(https://www.sagabai.com/)/佐賀県佐賀市』が制定。
       日付は、「シ(4)シ(4)リアン」と読む語呂合わせから。
       佐賀市のご当地グルメとして人気を集めてる「シシリアンライス(https://www.sagabai.com/main/26.html)」を……。
       全国的にPRすることが目的。
       記念日は、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されてます。

       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/10404a4.html)のページから転載させていただきました。

       さらに同じページから、「シシリアンライスについて」を引用させていただきます。

       シシリアンライスとは、1枚のプレート皿に温かいライスを敷き……。
       その上に、炒めたお肉と生野菜を盛り合わせてマヨネーズをかけたものです。
      https://zatsuneta.com/img/10404a4_01.jpg

       1975(昭和50)年ころ、佐賀市内の喫茶店で誕生したとされます。
       その後、喫茶店やレストランの定番メニューとして愛され続け……。
       今では、佐賀市内のいろんなお店で味わうことができます。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2022/04/04 06:32
    • 今日は何の日(つづき)
       引用を続けます。

       時代とともにそれぞれの喫茶店流にアレンジを加え……。
       今のシシリアンライスを作り出してます。
       タレで仕上げたお肉とさっぱりしたお野菜に……。
       マヨネーズソースの酸味が調和し、非常においしい一品です。
      https://zatsuneta.com/img/10404a4_02.jpg

       以上、引用終わり。

       もちろん、知りませんでした。
       そもそも、なんで「シシリアン」なんでしょう?
       一瞬、イタリア料理かなと思ってしまいました。
       シチリア島からの連想ですね。
       「シシリアンライス(https://www.sagabai.com/main/26.html)」のページを覗いてみても……。
       語源については書かれてません。
       探したら(佐賀市の洒落になってました)、こちら(http://sicilianrice.com/sicilianrice.php)のページに記載がありました。
       ↓引用させていただきます。
      +++
       名前の由来は、諸説ありますが、当時流行していた映画「ゴッドファザー」のロケ地であるシチリア(sicilia)島からシシリアンライス(sicilianrice)と名づけられたというのが有力で、詳細は今も謎に包まれたままのご当地グルメなのです。
      +++

       げ。
       やっぱり、シチリアが由来なんじゃない。

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2022/04/04 06:32
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       この料理が、喫茶店で誕生したというのは頷けます。
       ご飯は炊飯器にありますから……。
       早い話、出す前にお肉を焼くだけ。
       それを、お皿のご飯に載せ……。
       生野菜を被せてマヨネーズをかければいいだけです。
       洗い物も、お皿1枚だけ。

       でも、専門店が誕生するような料理ではないですね。
       正直、これだけでは、ほかの地域への浸透は難しいかも。
       そもそも、「シシリアン」に違和感がありますし。
       もっといい名称はないですかね。
       あ、そうだ。
       「サンガリアンライス」はどうですか?
       もちろん、佐賀のもじりです。
       「シシリアンライス」で押すなら……。
       いっそのこと、イノシシ肉を使うことにしたらどうでしょう?
       ちょっと、ハードルが高すぎますかね?
       それなら、豚肉を「シシ」と称したことにすれば?

       ここで突然、豚肉料理の定番、生姜焼き定食について。
       東京にいたころは、ときどき注文してました。
       あんまり外れがありませんから。
       でも、正直、「こいつか……」と、少々がっかりすることがありました。
       肉です。
       ちゃんとした一枚肉を使ってるお店がありますよね。
       あれは、ダメです。
       やっぱり生姜焼きは、豚バラ肉じゃないとね。

       しかし、喫茶店で出されるメニューということで……。
       懐かしさが蘇りました。
       三鷹駅前の会社に勤めてたとき。
       近くの喫茶店で、よくランチを食べてました。
       わたしが好きだったのは、ドライカレー。
       美味しかったです。
       あのお店、まだあるのかな?

    • ––––––
      4. 手羽崎 鶏造
    • 2022/04/04 12:03
    • シシリアンライスというのは、二度
      食したことがあります。
      佐賀に出張していた頃。
      最初は、旧古賀銀行の建物を
      使った立派な観光文化施設の食堂で。
      二度目は佐賀県庁上の方の階の
      レストランでした。

      お味も見た目も、フツーでした。
      (佐賀牛は佐賀牛として食するのが一番)
      おそらく長崎が「トルコライス」で、一躍
      名を馳せたので、あやかって二匹目の
      ドジョウを、隣県が狙ったのだと思います
      (そんな説明を聞いた覚えがあります)

    • ––––––
      5. 手羽崎 鶏造
    • 2022/04/04 12:10
    • 野外での射精プレイは、
      オトコの願望としては、お口で
      受けとめて欲しいものです。
      オトコが腰かけ、お相手は
      しゃがんでその時を待ちます。
      一滴も逃がさぬよう、口腔内に
      ぶちまけていくのです

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2022/04/04 13:34
    • なるほど
       トルコに対抗して、シチリアンなんですね。
       トルコライスは……。
       豚カツ、ピラフ、スパゲティが、一つの皿に載ってる料理だとか。
       これでは、トルコライスの圧勝でしょう。

       気候も良くなってきました。
       みなさん、お外で楽しみましょー。
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