2022.1.7(金)
「バンザイ」
美咲は素直に両手をあげた。
絵里子はワンピを掴み、頭上に向けてたくしあげる。
Aラインの布地は、何の抵抗もなく美咲の頭から抜けた。
下にはもちろん、何も着ていない。
あっという間に、変態の出来あがりだ。
脱がせたワンピを、扉のフックに掛ける。
「出てください」
哀願の瞳に、絵里子が映っていた。
「いいのかい?
わたしがワンピ持って出ちゃって。
そのまま帰っちゃうかも知れないよ」
「そんな」
「大きい方なんだろ。
わかってるから。
だってマンションで、失神してるあんたに浣腸してあげたんだもの」
「どうして!
どうしてそんなこと!」
「決まってるだろ。
見たいからだよ。
あんたみたいに綺麗な人が、臭い大便をするところを。
ほら、座って。
立ったまま垂れるつもりかい?」
美咲の顔が、くしゃくしゃに歪んだ。
「これまでさんざん、恥ずかしいとこを見られてきたじゃないか。
うんこくらい何でもないだろ。
誰だってするもんなんだから。
まさかあんた、わたしはうんこなんかしませんってでも言うつもり?」
絵里子は、自らの割烹着ワンピースを抜きあげると、美咲のワンピに重ねてフックに掛けた。
トイレの個室に、全裸の女が2人。
まさに、変態の籠もる空間だ。
「う」
美咲は小さなうめき声をあげると、墜落するように便座に尻を落とした。
諦めたようだ。
と思ったのも束の間、美咲は腕を後ろに回した。
洗浄水を流すレバーハンドルを押し下げたのだ。
微かに便臭が香った。
すでに排便は始まっている。
しかし、音も臭いも、あらかた水流に浚われてしまっていた。
このトイレには、洗浄水を貯めるタンクがなかった。
洗浄水は、給水管から直接供給されているのだ。
つまり、タンクと違って、洗浄水がなくなることがない。
レバーを下げ続ければ、いくらでも水が流れるわけだ。
ほんとにしぶとい女だ。
美咲は素直に両手をあげた。
絵里子はワンピを掴み、頭上に向けてたくしあげる。
Aラインの布地は、何の抵抗もなく美咲の頭から抜けた。
下にはもちろん、何も着ていない。
あっという間に、変態の出来あがりだ。
脱がせたワンピを、扉のフックに掛ける。
「出てください」
哀願の瞳に、絵里子が映っていた。
「いいのかい?
わたしがワンピ持って出ちゃって。
そのまま帰っちゃうかも知れないよ」
「そんな」
「大きい方なんだろ。
わかってるから。
だってマンションで、失神してるあんたに浣腸してあげたんだもの」
「どうして!
どうしてそんなこと!」
「決まってるだろ。
見たいからだよ。
あんたみたいに綺麗な人が、臭い大便をするところを。
ほら、座って。
立ったまま垂れるつもりかい?」
美咲の顔が、くしゃくしゃに歪んだ。
「これまでさんざん、恥ずかしいとこを見られてきたじゃないか。
うんこくらい何でもないだろ。
誰だってするもんなんだから。
まさかあんた、わたしはうんこなんかしませんってでも言うつもり?」
絵里子は、自らの割烹着ワンピースを抜きあげると、美咲のワンピに重ねてフックに掛けた。
トイレの個室に、全裸の女が2人。
まさに、変態の籠もる空間だ。
「う」
美咲は小さなうめき声をあげると、墜落するように便座に尻を落とした。
諦めたようだ。
と思ったのも束の間、美咲は腕を後ろに回した。
洗浄水を流すレバーハンドルを押し下げたのだ。
微かに便臭が香った。
すでに排便は始まっている。
しかし、音も臭いも、あらかた水流に浚われてしまっていた。
このトイレには、洗浄水を貯めるタンクがなかった。
洗浄水は、給水管から直接供給されているのだ。
つまり、タンクと違って、洗浄水がなくなることがない。
レバーを下げ続ければ、いくらでも水が流れるわけだ。
ほんとにしぶとい女だ。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2022/01/07 05:38
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今日は何の日
1月7日は、『人日の節句/七日正月』。
「人日(じんじつ)」は、五節句の一つ。
この日「七日正月(なぬかしょうがつ)」は……。
「七草粥(ななくさがゆ)」を食べることから、「七草の節句」とも呼ばれます。
古来中国では、正月の1日を鶏の日、2日を狗(犬)の日、3日を猪(豚)の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし……。
それぞれの日には、その動物を殺さないようにしてました。
そして、7日目を人の日(人日)とし、犯罪者に対する刑罰は行わないことにしてたのです。
また、この日には、7種類の野菜(七草)を入れた羹(あつもの:野菜などを入れた熱い汁物)を食べる習慣がありました。
これが日本に伝わり、「七草粥」となりました。
https://zatsuneta.com/img/101074_01.jpg
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/101074.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
これら「人日の節句」の風習は……。
日本では、平安時代から始められ、江戸時代から一般に定着したと云われてます。
「人日」を含む五節句が、江戸幕府の公式行事となり……。
将軍以下全ての武士が、七草粥を食べてこの日を祝いました。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2022/01/07 05:39
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今日は何の日(つづき)
引用を続けます。
こうした経緯からもわかるように、本来は旧暦1月7日の風習ですが……。
現在では、新暦1月7日の年中行事となってます。
日本ではこの日の朝に、七草粥を食べて祝う習慣が残ってます。
ちなみに、五節句とは、下記の五つの節句のことです。
●1月7日「人日(じんじつ)」
●3月3日「上巳(じょうし)」
●5月5日「端午(たんご)」
●7月7日「七夕(しちせき)」
●9月9日「重陽(ちょうよう)」
以上、引用終わり。
春の七草は、芹(セリ)、薺(ナズナ)、御形(ゴギョウ)、繁縷(ハコベラ)、仏の座(ホトケノザ)、菘(スズナ)、蘿蔔(スズシロ)。
スズナは蕪(カブ)、スズシロは大根(ダイコン)のことです。
ちなみに、今年の旧暦1月7日を新暦に換算すると……。
2月7日になります。
立春は過ぎてるとはいえ、まだ草が伸び出す時期ではありませんね。
でも、平安時代から始まった風習であれば、納得出来ます。
なぜなら、平安時代から鎌倉時代にかけては、気候が温暖だったからです。
日本だけでなく、世界中がそうで、「中世温暖期」と呼ばれてます。
この時代の日本の平均気温は、今より3度も高かったとか。
なので、日本の沿岸地域では、この時代の遺跡が出ません。
そのころは今より海面水位が高く……。
現在の沿岸地域のほとんどが、海の底だったからです。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2022/01/07 05:39
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今日は何の日(つづきのつづき)
こうしたことを勘案すれば……。
現在の「地球温暖化」の要因が、人為的な原因だけではないということがわかります。
たまたま、小氷期の終わりに産業革命が起こって……。
その発展と、気候の温暖化のサイクルが重なったのです。
化石燃料を燃やしたから、地球が温暖化したという理屈は……。
ちょっと単純過ぎると思います。
ま、それは置いといて……。
平安時代の2月には、草が萌えだしててもおかしくなかったわけです。
気温が3度違えば、今の3月中旬くらいの気候だったでしょうから。
でも、江戸時代はそうはいきません。
先に書いてしましまってましたが……。
この時期は、世界的に「小氷期」と呼ばれる寒冷な期間だったのです。
隅田川が完全結氷し、品川で2メートルも雪が積もったそうです。
この時期の1月7日(新暦2月上旬)では、自然の草は採れないはず。
おそらく、専門の業者が、温室栽培をしてたんでしょうね。
江戸は園芸大国でしたから。
唐室(とうむろ)と呼ばれる装置で……。
桜や梅、福寿草などの「早咲き」を作り出してたそうです。
問題は、「光」の確保ですが……。
唐室は、障子で囲われてたようです。
江戸の冬は晴れが多いですから……。
障子越しの光でも大丈夫だったのでしょう。
逆に、新潟では無理だったと思います。
お日様が出ませんから。
もちろん、自然界の草は雪の下ですし。
新潟で七草粥の風習がないのは、このためだと思います。
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4. 手羽崎 鶏造- 2022/01/08 09:13
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新年初コメです。
管理人さま 読者の皆さま
本年もよろしくお願いいたします。
皆さまにとって 幸多い年になりますように。
早速ですが、作品中の
「決まってるだろ。
見たいからだよ。
あんたみたいに綺麗な人が、臭い大便をするところを。」
うーん、分かります。そのキモチ。
でも洋式便器だと興醒めですな。
やっぱり和式便器に跨ってもらい
背後から眺めるのがイイですわ
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5. Mikiko- 2022/01/08 15:05
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2022年
読者初のコメントですね。
本年もよろしくお願いいたします。
昔のトイレというか、和式のお便所には……。
壁の一番下に、細長い掃き出し窓がありました。
あそこから出歯亀が覗くというマンガを読んだ気がします。
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6. 手羽崎 鶏造- 2022/01/09 09:11
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いえ あの シチュエーションとしては
家庭用和式便器ではなてく、
(これでは、背後から覗いても
剥き出しの尻しか見えませぬ)
昔、公園の男女兼用公衆トイレとかに
有った、一段高くなった所に上がって、
しゃがむ和式便器の方がそそられます
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7. Mikiko- 2022/01/09 11:07
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段上がり
公園では見たことありませんが……。
昔、列車のトイレで使ったことがあります。
前方の壁に、横バーが設置されてました。
走行中は揺れるので、そのバーに掴まって、競馬のジョッキーのようなスタイルで使用するのです。
どんな大女優でも、あのスタイルでなされたのでしょうね。
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8. 手羽崎 鶏造- 2022/01/10 11:54
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それっ、それ です。
現在も九州の在来線特急で
ステンレス製?の段上がり
に置かれた便器を見ることが
出来ます。
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9. Mikiko- 2022/01/10 16:49
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ピカピカの……
ステンレス(?)製でしたよね。
あれはやっぱり、割れ防止なんでしょうか。
陶器は、振動に弱いのかな。