Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 3464
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「バンザイ」

 美咲は素直に両手をあげた。
 絵里子はワンピを掴み、頭上に向けてたくしあげる。
 Aラインの布地は、何の抵抗もなく美咲の頭から抜けた。
 下にはもちろん、何も着ていない。
 あっという間に、変態の出来あがりだ。
 脱がせたワンピを、扉のフックに掛ける。

「出てください」

 哀願の瞳に、絵里子が映っていた。

「いいのかい?
 わたしがワンピ持って出ちゃって。
 そのまま帰っちゃうかも知れないよ」
「そんな」
「大きい方なんだろ。
 わかってるから。
 だってマンションで、失神してるあんたに浣腸してあげたんだもの」
「どうして!
 どうしてそんなこと!」
「決まってるだろ。
 見たいからだよ。
 あんたみたいに綺麗な人が、臭い大便をするところを。
 ほら、座って。
 立ったまま垂れるつもりかい?」

 美咲の顔が、くしゃくしゃに歪んだ。

「これまでさんざん、恥ずかしいとこを見られてきたじゃないか。
 うんこくらい何でもないだろ。
 誰だってするもんなんだから。
 まさかあんた、わたしはうんこなんかしませんってでも言うつもり?」

 絵里子は、自らの割烹着ワンピースを抜きあげると、美咲のワンピに重ねてフックに掛けた。
 トイレの個室に、全裸の女が2人。
 まさに、変態の籠もる空間だ。

「う」

 美咲は小さなうめき声をあげると、墜落するように便座に尻を落とした。
 諦めたようだ。
 と思ったのも束の間、美咲は腕を後ろに回した。
 洗浄水を流すレバーハンドルを押し下げたのだ。
 微かに便臭が香った。
 すでに排便は始まっている。
 しかし、音も臭いも、あらかた水流に浚われてしまっていた。

 このトイレには、洗浄水を貯めるタンクがなかった。
 洗浄水は、給水管から直接供給されているのだ。
 つまり、タンクと違って、洗浄水がなくなることがない。
 レバーを下げ続ければ、いくらでも水が流れるわけだ。
 ほんとにしぶとい女だ。
由美と美弥子 3463目次由美と美弥子 3465

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2022/01/07 05:38
    • 今日は何の日
       1月7日は、『人日の節句/七日正月』。
       「人日(じんじつ)」は、五節句の一つ。
       この日「七日正月(なぬかしょうがつ)」は……。
       「七草粥(ななくさがゆ)」を食べることから、「七草の節句」とも呼ばれます。
       古来中国では、正月の1日を鶏の日、2日を狗(犬)の日、3日を猪(豚)の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし……。
       それぞれの日には、その動物を殺さないようにしてました。
       そして、7日目を人の日(人日)とし、犯罪者に対する刑罰は行わないことにしてたのです。
       また、この日には、7種類の野菜(七草)を入れた羹(あつもの:野菜などを入れた熱い汁物)を食べる習慣がありました。
       これが日本に伝わり、「七草粥」となりました。
      https://zatsuneta.com/img/101074_01.jpg

       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/101074.html)のページから転載させていただきました。

       さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。

       これら「人日の節句」の風習は……。
       日本では、平安時代から始められ、江戸時代から一般に定着したと云われてます。
       「人日」を含む五節句が、江戸幕府の公式行事となり……。
       将軍以下全ての武士が、七草粥を食べてこの日を祝いました。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2022/01/07 05:39
    • 今日は何の日(つづき)
       引用を続けます。

       こうした経緯からもわかるように、本来は旧暦1月7日の風習ですが……。
       現在では、新暦1月7日の年中行事となってます。
       日本ではこの日の朝に、七草粥を食べて祝う習慣が残ってます。
       ちなみに、五節句とは、下記の五つの節句のことです。

      ●1月7日「人日(じんじつ)」
      ●3月3日「上巳(じょうし)」
      ●5月5日「端午(たんご)」
      ●7月7日「七夕(しちせき)」
      ●9月9日「重陽(ちょうよう)」

       以上、引用終わり。

       春の七草は、芹(セリ)、薺(ナズナ)、御形(ゴギョウ)、繁縷(ハコベラ)、仏の座(ホトケノザ)、菘(スズナ)、蘿蔔(スズシロ)。
       スズナは蕪(カブ)、スズシロは大根(ダイコン)のことです。
       ちなみに、今年の旧暦1月7日を新暦に換算すると……。
       2月7日になります。
       立春は過ぎてるとはいえ、まだ草が伸び出す時期ではありませんね。
       でも、平安時代から始まった風習であれば、納得出来ます。
       なぜなら、平安時代から鎌倉時代にかけては、気候が温暖だったからです。
       日本だけでなく、世界中がそうで、「中世温暖期」と呼ばれてます。
       この時代の日本の平均気温は、今より3度も高かったとか。
       なので、日本の沿岸地域では、この時代の遺跡が出ません。
       そのころは今より海面水位が高く……。
       現在の沿岸地域のほとんどが、海の底だったからです。

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2022/01/07 05:39
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       こうしたことを勘案すれば……。
       現在の「地球温暖化」の要因が、人為的な原因だけではないということがわかります。
       たまたま、小氷期の終わりに産業革命が起こって……。
       その発展と、気候の温暖化のサイクルが重なったのです。
       化石燃料を燃やしたから、地球が温暖化したという理屈は……。
       ちょっと単純過ぎると思います。
       ま、それは置いといて……。
       平安時代の2月には、草が萌えだしててもおかしくなかったわけです。
       気温が3度違えば、今の3月中旬くらいの気候だったでしょうから。
       でも、江戸時代はそうはいきません。
       先に書いてしましまってましたが……。
       この時期は、世界的に「小氷期」と呼ばれる寒冷な期間だったのです。
       隅田川が完全結氷し、品川で2メートルも雪が積もったそうです。
       この時期の1月7日(新暦2月上旬)では、自然の草は採れないはず。
       おそらく、専門の業者が、温室栽培をしてたんでしょうね。
       江戸は園芸大国でしたから。
       唐室(とうむろ)と呼ばれる装置で……。
       桜や梅、福寿草などの「早咲き」を作り出してたそうです。
       問題は、「光」の確保ですが……。
       唐室は、障子で囲われてたようです。
       江戸の冬は晴れが多いですから……。
       障子越しの光でも大丈夫だったのでしょう。
       逆に、新潟では無理だったと思います。
       お日様が出ませんから。
       もちろん、自然界の草は雪の下ですし。
       新潟で七草粥の風習がないのは、このためだと思います。

    • ––––––
      4. 手羽崎 鶏造
    • 2022/01/08 09:13
    • 新年初コメです。
      管理人さま 読者の皆さま
      本年もよろしくお願いいたします。
      皆さまにとって 幸多い年になりますように。

      早速ですが、作品中の
      「決まってるだろ。
       見たいからだよ。
       あんたみたいに綺麗な人が、臭い大便をするところを。」

      うーん、分かります。そのキモチ。
      でも洋式便器だと興醒めですな。
      やっぱり和式便器に跨ってもらい
      背後から眺めるのがイイですわ

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2022/01/08 15:05
    • 2022年
       読者初のコメントですね。
       本年もよろしくお願いいたします。

       昔のトイレというか、和式のお便所には……。
       壁の一番下に、細長い掃き出し窓がありました。
       あそこから出歯亀が覗くというマンガを読んだ気がします。

    • ––––––
      6. 手羽崎 鶏造
    • 2022/01/09 09:11
    • いえ あの シチュエーションとしては
      家庭用和式便器ではなてく、
      (これでは、背後から覗いても
      剥き出しの尻しか見えませぬ)
      昔、公園の男女兼用公衆トイレとかに
      有った、一段高くなった所に上がって、
      しゃがむ和式便器の方がそそられます

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2022/01/09 11:07
    • 段上がり
       公園では見たことありませんが……。
       昔、列車のトイレで使ったことがあります。
       前方の壁に、横バーが設置されてました。
       走行中は揺れるので、そのバーに掴まって、競馬のジョッキーのようなスタイルで使用するのです。
       どんな大女優でも、あのスタイルでなされたのでしょうね。

    • ––––––
      8. 手羽崎 鶏造
    • 2022/01/10 11:54
    • それっ、それ です。
      現在も九州の在来線特急で
      ステンレス製?の段上がり
      に置かれた便器を見ることが
      出来ます。

    • ––––––
      9. Mikiko
    • 2022/01/10 16:49
    • ピカピカの……
       ステンレス(?)製でしたよね。
       あれはやっぱり、割れ防止なんでしょうか。
       陶器は、振動に弱いのかな。
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