2021.12.29(水)
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天気晴朗。
まさに、お散歩日和だった。
しかし、のんびりとは歩かない。
美咲の便意が起きる前に、出来るだけマンションから遠ざかりたいからだ。
もちろん美咲が、マンションに戻ろうとしないためだ。
駆け出されたら追いつけないだろう。
かといって、路上で腕を掴んで引き留めたりも出来ない。
美咲は必死になるだろうから、衆目の注視を集めてしまう。
「絵里子さん、今日は急ぎますね」
「ちょっと運動だ。
ウォーキング」
浣腸後、便意が現れるまでの時間には、個人差がある。
美咲にはもちろん、どのくらいでそれが起きるかは聞いていない。
浣腸の経験などないかも知れないし。
説明書きには、3分から10分と書いてある。
でも便意が訪れるまでの時間には、浣腸をしたという自覚が影響しているはずだ。
美咲にはその認識がない。
なので、少し遅れるのではないか。
すでに5分ほど歩いていた。
もう、便意が起きてからでは、マンションに駆け戻る時間はない。
ショッピングセンターのある大通りに出た。
ここまで来れば、ショッピングセンターの方が、マンションに戻るより近い。
美咲を振り返ると、顔色が変わっていた。
目線が、歩道に連なる店舗沿いに泳いでいる。
トイレを借りられる店を探しているのだろう。
しかしこの通りは、古くからある商店街だ。
間口の狭い個人店舗が並んでいる。
ある程度広い店を設けようとしたら……。
並びを数軒買収しなければならないだろう。
そのため、再開発が進まないようだ。
コンビニさえないのだ。
あるいは、商店会が作らせないのかも知れない。
コンビニが出来たら、既存の商店と思い切り競合してしまうだろうから。
「絵里子さん……」
珍しく、美咲の方から声をかけてきた。
「顔色が悪いみたいね。
どうしたの?
今日は中止にして、帰ろうか?」
わざと猫なで声で尋ねる。
天気晴朗。
まさに、お散歩日和だった。
しかし、のんびりとは歩かない。
美咲の便意が起きる前に、出来るだけマンションから遠ざかりたいからだ。
もちろん美咲が、マンションに戻ろうとしないためだ。
駆け出されたら追いつけないだろう。
かといって、路上で腕を掴んで引き留めたりも出来ない。
美咲は必死になるだろうから、衆目の注視を集めてしまう。
「絵里子さん、今日は急ぎますね」
「ちょっと運動だ。
ウォーキング」
浣腸後、便意が現れるまでの時間には、個人差がある。
美咲にはもちろん、どのくらいでそれが起きるかは聞いていない。
浣腸の経験などないかも知れないし。
説明書きには、3分から10分と書いてある。
でも便意が訪れるまでの時間には、浣腸をしたという自覚が影響しているはずだ。
美咲にはその認識がない。
なので、少し遅れるのではないか。
すでに5分ほど歩いていた。
もう、便意が起きてからでは、マンションに駆け戻る時間はない。
ショッピングセンターのある大通りに出た。
ここまで来れば、ショッピングセンターの方が、マンションに戻るより近い。
美咲を振り返ると、顔色が変わっていた。
目線が、歩道に連なる店舗沿いに泳いでいる。
トイレを借りられる店を探しているのだろう。
しかしこの通りは、古くからある商店街だ。
間口の狭い個人店舗が並んでいる。
ある程度広い店を設けようとしたら……。
並びを数軒買収しなければならないだろう。
そのため、再開発が進まないようだ。
コンビニさえないのだ。
あるいは、商店会が作らせないのかも知れない。
コンビニが出来たら、既存の商店と思い切り競合してしまうだろうから。
「絵里子さん……」
珍しく、美咲の方から声をかけてきた。
「顔色が悪いみたいね。
どうしたの?
今日は中止にして、帰ろうか?」
わざと猫なで声で尋ねる。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2021/12/29 06:41
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大相撲1月場所展望
先週の金曜日(12月24日)、大相撲1月場所の番付が発表になりました。
いつもの場所より、少し早めでしたね。
やっぱり、お正月を挟んでいろいろと立てこむからでしょう。
それではまず恒例の、十両と幕内の入れ替え予想の結果から。
わたしは、『由美と美弥子 3441(https://mikikosroom.com/archives/45429743.html)』のコメントで、↓のように予想しました。
+++
それではまず、幕内から十両に落ちそうな力士から。
↓の【】内は、「現在の前頭枚数+(負け数-勝ち数)」です。
この数値が、幕尻の18を超えれば、概ね陥落です。
東前頭十枚目・朝乃山(全休【+25】)
西前頭十七枚目・松鳳山(4勝11敗【+24】)
東前頭十四枚目・輝(5勝10敗【+19】)
3人です。
続いて、十両から幕内に上がりそうな力士。
【】内は、「現在の十両枚数-(勝ち数-負け数)」です。
これが、「1」より小さければ、概ね昇進です。
西十両四枚目・一山本(13勝2敗/十両優勝【-7】)
西十両筆頭・若元春(11勝4敗【-6】)
東十両筆頭・剣翔(9勝6敗【-2】)
東十両七枚目・王鵬(11勝4敗【+-0】)
4人です。
これだと、十両の王鵬に泣いてもらうか……。
あるいは、東前頭十七枚目の魁聖(7勝8敗)が落とされるかです。
でも、今場所は大丈夫。
なにしろ、今の番付の幕内人数は、定員から1人少ない41人ですから。
これは白鵬が、番付編成会議後に引退発表したため。
なので今回は、昇進者が1人多くて帳尻が合うんです。
↑のとおり、3人陥落、4人昇進で決まりでしょう。
+++
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2021/12/29 06:42
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大相撲1月場所展望(つづき)
結果は……。
大当たり~。
幕内定員の欠員1名を埋めたため、昇進者が1人多くなりました。
ま、ある程度、鉄板でしたけどね。
先場所、定員割れしてなかったら陥落を免れたであろう剣翔。
気の毒でした。
でも見事、1場所で幕内復帰です。
注目は何と言っても、新入幕の王鵬。
あの大横綱、大鵬の孫。
弱冠21歳。
191㎝、181kgと、すでに横綱級の体格。
心配なのは、顔つきがちょっと優しいこと。
モンゴル力士みたいな、相手の喉元に食らいつきそうな獰猛さは感じられません。
ま、サラブレッドの宿命なんでしょうけど。
お祖父さんの大鵬は、新入幕の場所で12勝を上げてます。
このとき大鵬は、まだ19歳でした。
今の王鵬の年齢、21歳のときには、すでに横綱でしたからね。
改めて、大鵬のスゴさを感じます。
ま、あんまり比べたら気の毒です。
王鵬の取り口は、お祖父さんとは違い……。
突き押し相撲のようです。
初日から突っ走って、終盤に照ノ富士に当てられたら面白いんですけどね。
それはちょっと欲張りすぎですね。
目標は、8勝です。
あと、もうひとり新入幕がいます。
若元春。
前頭筆頭の若隆景の兄です。
28歳と遅咲きですが、弟より大柄(186㎝)です。
こちらも楽しみなひとり。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2021/12/29 06:42
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大相撲1月場所展望(つづきのつづき)
さて、もうひとつ予想したのが、三役の顔ぶれ。
これについても、大正解でした。
↓わたしのコメントです。
+++
現在の地位を守れたのは、関脇の御嶽海だけ。
明生は関脇陥落ですが、小結には留まれるでしょう。
ということで、三役の枠は、2つあくことになります。
↓昇進候補は、この3人。
●東前頭筆頭・大栄翔(28歳)【8勝7敗】
●西前頭筆頭・若隆景(26歳)【8勝7敗】
●西前頭二枚目・隆の勝(27歳)【11勝4敗】
隆の勝が圧倒的に強いです。
この人が、明生に代わって西の関脇に座るでしょう。
もう1人は、星と地位が一緒ですから、東の大栄翔で決まりです。
若隆景は、東筆頭に回るだけになります。
+++
こちらの方も、悩む要素はありませんでした。
さてそれでは、1月場所の見所です。
新入幕力士の活躍も楽しみですが……。
何と言っても注目は、横綱・照ノ富士。
新横綱からの3場所連続優勝がかかってます。
先場所での2場所連続優勝は、大鵬以来、59年振りの快挙でした。
しかしその大鵬も、3場所連続優勝は出来ませんでした。
それでも、13勝2敗でしたが。
佐田の山との優勝決定戦に敗れたんです。
それなら、3場所連続優勝はいつ以来かと云うと……。
大正8(1919)年の栃木山まで遡ります。
実に、103年振り。
これを見た人は、おそらくひとりも生きてないでしょう。
まさしく照ノ富士は、歴史への挑戦です。
続きはさらにさらに次のコメントで。
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4. Mikiko- 2021/12/29 06:43
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大相撲1月場所展望(つづきのつづきのつづき)
実際、照ノ富士を止められそうな力士が、見あたらないですよ。
唯一、貴景勝が絶好調を最後まで維持できたケースくらいですかね。
相星で千秋楽決戦に持ちこめれば、ひょっとしたら勝ちの目があるかもです。
奮起を期待したいのが、もう1人の大関、正代。
ここのところ、情けない相撲が続いてます。
もう一度、立ち会いで相手を吹き飛ばすパワーを見せてもらいたいです。
最後に、新潟県出身力士。
東前頭十三枚目で7勝8敗と負け越した豊山。
番付は、半枚下がって、西前頭十三枚目になりました。
相変わらず、番付運だけはいいです。
しかし、相変わらず相撲に進歩が見られません。
目標は先場所と同じく、7勝8敗でしょう。
もうひとり。
先場所、新十両だった朝乃若。
苦労するだろうなとのわたしの予想を良い意味で裏切って……。
なんと、10勝5敗でした。
今場所は、東十両六枚目まであがりました。
11勝すれば新入幕という地位ですが……。
さすがにそれは欲張りすぎでしょう。
目標は、8勝です。
兄弟子の朝乃山が、東十両四枚目まで落ちてきました。
よほどのことがない限り、次の場所で番付が逆転します。
朝乃若が、高砂部屋の部屋頭です。
26歳と、さほど若くないので……。
ぜひ、来年前半には幕内昇進を果たしてほしいものです。
さて、1月場所。
オミクロン株の感染急拡大がないことを祈って止みません。
無事、開催されますように。