2021.10.31(日)
「で、もう一方の手で、頭越しにスライダーを摘まんで、下げる」
「でも、下まではさげられないでしょ」
「下げられるところまで下げたら、手を持ち替えるんだよ。
今度は下から手を回し、スライダーを掴めばいいの」
「へー。
何ごとにもコツがあるんすね」
「おまえみたいに、トレーナーばっかり着てると……。
こういうお嬢様の教養が身につかないんだよ」
「はいはい。
どうせわたしは、こんなヒラヒラの服、似合いませんから」
「ま、そりゃそうだ。
ほら、今は手伝ってやって」
香織は、再び美咲の背中ファスナーを引き下ろした。
「ほんと、綺麗な肌。
美咲さん、肩、外しますから、腕、下げてもらっていいですか」
美咲は、胸を隠すように腕を前で交差させていた。
今さら逆らうことは無理だと観念したのだろう……。
両腕が解け、下に垂れさがった。
香織が、肩から布地を捲り下ろす。
人形を扱うように、両腕を袖から抜く。
美咲の上半身は、諸肌脱ぎの状態になった。
「ブラ、外しますよ」
香織がブラのホックに手をかけると、美咲は両手でカップを押さえた。
香織が、ストラップを肩から外す。
カップが美咲の手で押さえられているので、ブラは落ちない。
「美咲ちゃん。
ブラ、こっちによこして」
美咲は伏し目がちに床を見つめたまま、小さく首を横振った。
「ブラを取ったら、またワンピを着ればいいんだから。
グズグズしてると、その格好のまま連れ出すよ」
絵里子は、香織の眼前に手の平を突き出した。
揃えた指を、幾度も折り曲げて催促する。
指の動きに、絵里子の癇症を見て取ったのだろう……。
香織は押さえたカップを外した。
しかし、乳房は片手の前腕で隠していた。
「いただきやす」
香織が、美咲からブラを取りあげる。
「温ったかーい。
匂っていいすか?」
香織は、カップに鼻を埋めた。
「でも、下まではさげられないでしょ」
「下げられるところまで下げたら、手を持ち替えるんだよ。
今度は下から手を回し、スライダーを掴めばいいの」
「へー。
何ごとにもコツがあるんすね」
「おまえみたいに、トレーナーばっかり着てると……。
こういうお嬢様の教養が身につかないんだよ」
「はいはい。
どうせわたしは、こんなヒラヒラの服、似合いませんから」
「ま、そりゃそうだ。
ほら、今は手伝ってやって」
香織は、再び美咲の背中ファスナーを引き下ろした。
「ほんと、綺麗な肌。
美咲さん、肩、外しますから、腕、下げてもらっていいですか」
美咲は、胸を隠すように腕を前で交差させていた。
今さら逆らうことは無理だと観念したのだろう……。
両腕が解け、下に垂れさがった。
香織が、肩から布地を捲り下ろす。
人形を扱うように、両腕を袖から抜く。
美咲の上半身は、諸肌脱ぎの状態になった。
「ブラ、外しますよ」
香織がブラのホックに手をかけると、美咲は両手でカップを押さえた。
香織が、ストラップを肩から外す。
カップが美咲の手で押さえられているので、ブラは落ちない。
「美咲ちゃん。
ブラ、こっちによこして」
美咲は伏し目がちに床を見つめたまま、小さく首を横振った。
「ブラを取ったら、またワンピを着ればいいんだから。
グズグズしてると、その格好のまま連れ出すよ」
絵里子は、香織の眼前に手の平を突き出した。
揃えた指を、幾度も折り曲げて催促する。
指の動きに、絵里子の癇症を見て取ったのだろう……。
香織は押さえたカップを外した。
しかし、乳房は片手の前腕で隠していた。
「いただきやす」
香織が、美咲からブラを取りあげる。
「温ったかーい。
匂っていいすか?」
香織は、カップに鼻を埋めた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2021/10/31 06:34
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今日は何の日
10月31日は、『日本茶の日』。
1191(建久2)年10月31日……。
臨済宗の開祖・栄西(えいさい/1141~1215)が宋から帰国し、茶の種子と製法を持ち帰ったとされます。
これにより、茶を飲む文化が一度廃れた日本において、茶の栽培が再び広まり……。
貴族だけでなく、武士や庶民にも茶を飲む習慣が広まっていきました。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/110314.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
「日本茶」とは、日常の会話で用いられる用語で……。
「日本のお茶」つまり「日本で作られたお茶」あるいは「日本でよく飲まれる種類のお茶」と言った意味合いの言葉です。
茶の植物学的な分類として定義された言葉ではありません。
ほとんどの日本茶は、不発酵茶である緑茶です。
緑茶の種類には、煎茶、玉露、番茶、ほうじ茶、玄米茶、抹茶などがあります。
緑茶の多くは、蒸すことで加熱処理をして酸化と発酵を止めた後……。
揉んで(揉まないものもある)、乾燥させる製法をとります。
この方法は日本独自で発展したものです。
世界的に見ても、製茶過程で「蒸し」という工程が行われてる国は他に類を見ません。
日本での生産量は、第1位が静岡県で、約40%が栽培されてます。
第2位が鹿児島県、第3位が三重県、第4位が宮崎県となってます。
鹿児島県の茶は、もともと紅茶の輸出用として栽培されてました。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2021/10/31 06:34
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今日は何の日(つづき)
引用を続けます。
様々な地域ブランドが存在する静岡茶のほか……。
室町時代から名を高めた宇治茶(京都府)、江戸の庶民に親しまれた狭山茶(埼玉県)が有名です。
これらは「日本三大茶」とされます。
以上、引用終わり。
「茶を飲む文化が一度廃れた日本」という一文が気になりました。
どうしてなんでしょう。
↓こちら(https://www.kktakasho.co.jp/fh28feeqf/f4hewfjqe)のページに、記述がありました。
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茶が伝来した当初、唐で茶が薬として服用されていたように、当時の日本でも滋養強壮・体調不良回復のために飲まれていました。
当時の茶は現在のものと形式がちがい、団茶(だんちゃ)と呼ばれる、茶葉を蒸してすりつぶし固形状にして乾燥させたもので、飲むときは火であぶってから粉にして湯の中に入れ煮て飲むものでしたが、茶はとても貴重な物であったため皇族や有力僧侶、貴族階級の人しか飲むことが出来ず一般的にはあまり広まらず日本では一度茶の文化はすたれていきます。
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なるほど。
高価な上に手間がかかったわけです。
ヒマで金のある人にしか、たしなめなかったということでしょう。
わたしは、お茶は毎日飲んでます。
朝食後、緑茶を1杯。
テレワーク中も、いろんなお茶を飲みます。
紅茶、ほうじ茶、ドクダミ茶、桑の葉茶。
といっても、本格的なものではなく……。
すべて、ティーバッグです。
紅茶にはポッカレモンを入れますが……。
そのほかのお茶は、そのまま飲みます。
ドクダミ茶や桑の葉茶は、多めに作って、ペットボトルに詰めておきます。
会社に持っていったり、夜中の水分補給用に枕元に置いたりしてます。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2021/10/31 06:35
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今日は何の日(つづきのつづき)
引用文のお茶の産地をみると、すべて気候のいいところです。
なので、お茶畑には憧れがあります。
わたしが大好きな唱歌のひとつに、「茶摘み」があります。
↓出だしの歌詞がいいです。
♪夏も近づく八十八夜
♪野にも山にも若葉が茂る
まさに、1年で一番良い季節じゃないでしょうか。
「八十八夜」は、立春を起算日(第1日目)として、88日目(立春の87日後)にあたる日。
今年は、5月1日でした。
まさに、ゴールデンウィークの真っ最中。
1年で1番嬉しい時期です。
子供のころからそうでした。
4月はまだ学校の環境に慣れず、不安な思いで日々を送ってました。
でも、八重桜が咲くころには気持ちも落ち着き……。
ゴールデンウィークのころは、心から初夏を楽しめました。
わが家には昔、大きな白藤がありました。
ゴールデンウィークは、その藤の花が真っ盛り。
たくさんの熊蜂が飛び交ってました。
わたしのゴールデンウィークの記憶には、熊蜂の羽音が欠かせません。
将来、車を手放したら、車庫のポリカの屋根を取り外し、骨組みだけにして……。
そこを藤棚代わりに、白藤を植えてみたいと思ってます。
来年の八十八夜は、5月2日。
あと6ヶ月と少し。
待ち遠しいです。
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4. 手羽崎 鶏造- 2021/10/31 10:21
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作品 『由美と美弥子』
途中からお読みの読者さまのために
僭越ながら、登場人物紹介
・絵里子 肥った主婦。40代。欲求不満気味。
・香織 独身。絵里子の「子分」格。突起の乏しい体型。
・美咲 既婚、子どもの居ない主婦。肌が綺麗。
弱みを握られ、絵里子、香織の餌食にされる。
管理人さま
こんなものでしょうか。
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5. Mikiko- 2021/10/31 16:27
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ありがとうございます
そのとおりです。
しかし……。
由美美弥が出なくなってずいぶんになります。
少々、反省。
さて。
投票終了まで、あと3時間半。
待ち遠しいです。