2021.10.22(金)
鏡に正対する。
裸のままの上半身は、今は見ないことにする。
下は、黒いスカートから、黒のストッキングの脚が出ている。
素足より、遙かに普通だ。
問題なし。
もちろん、ショーツを着けていないなどとは誰も想像しないだろう。
さて問題は、トップスの色だ。
この黒ずくめの下半身に黒のトップスでは……。
葬式だ。
かといって、あまり目を引いてもマズい。
雨で肌寒そうなので、カジュアルな長袖がいい。
あ、あれでいいか。
クローゼットに、季節に関係なく下がっている。
肌寒いときなどに便利な、グレーのパーカーだ。
袖を通しながら、鏡の前に戻る。
もちろん、裸の上にから羽織った。
鏡の前で前を閉じ、ジッパーをあげていく。
グレーの布地が閉じるに連れ、肌色が隠されていく。
モーゼの海割りを逆回しで見ているようだった。
襟元までジッパーをあげた手を離し、直立する。
大丈夫。
この下が全裸だとは、誰ひとり想像しない。
外は思いのほか気温が低く、まさしくパーカーで正解だった。
しかし……。
逆に物足りない。
ショーウィンドウに映る自分の姿を見ても……。
ちょっと買い物に出た主婦にしか見えない。
勃起した乳首がパーカーの裏を突いているのに、厚い布地の表には何の変化も現れていなかった。
傘を差しながら近所を一回りしたが……。
出る前の意気ごみが、すっかり萎んでしまった。
思いのほか冷えているせいか、トイレに行きたくなった。
もう帰ろうと思った。
が……。
ここで、天啓のように閃いたのだ。
歩きながら排尿したらどうかと。
傍からは、ぜったいにわからないはずだ。
雨跳ねを気にして選んだ黒のスカートだったが……。
それなら、内側からの水跳ねも隠してくれるに違いない。
黒のストッキングも、同じく水濡れが目立たないだろう。
そしてなにより、足元のアスファルトは黒々と濡れている。
絶好のシチュエーションだ。
裸のままの上半身は、今は見ないことにする。
下は、黒いスカートから、黒のストッキングの脚が出ている。
素足より、遙かに普通だ。
問題なし。
もちろん、ショーツを着けていないなどとは誰も想像しないだろう。
さて問題は、トップスの色だ。
この黒ずくめの下半身に黒のトップスでは……。
葬式だ。
かといって、あまり目を引いてもマズい。
雨で肌寒そうなので、カジュアルな長袖がいい。
あ、あれでいいか。
クローゼットに、季節に関係なく下がっている。
肌寒いときなどに便利な、グレーのパーカーだ。
袖を通しながら、鏡の前に戻る。
もちろん、裸の上にから羽織った。
鏡の前で前を閉じ、ジッパーをあげていく。
グレーの布地が閉じるに連れ、肌色が隠されていく。
モーゼの海割りを逆回しで見ているようだった。
襟元までジッパーをあげた手を離し、直立する。
大丈夫。
この下が全裸だとは、誰ひとり想像しない。
外は思いのほか気温が低く、まさしくパーカーで正解だった。
しかし……。
逆に物足りない。
ショーウィンドウに映る自分の姿を見ても……。
ちょっと買い物に出た主婦にしか見えない。
勃起した乳首がパーカーの裏を突いているのに、厚い布地の表には何の変化も現れていなかった。
傘を差しながら近所を一回りしたが……。
出る前の意気ごみが、すっかり萎んでしまった。
思いのほか冷えているせいか、トイレに行きたくなった。
もう帰ろうと思った。
が……。
ここで、天啓のように閃いたのだ。
歩きながら排尿したらどうかと。
傍からは、ぜったいにわからないはずだ。
雨跳ねを気にして選んだ黒のスカートだったが……。
それなら、内側からの水跳ねも隠してくれるに違いない。
黒のストッキングも、同じく水濡れが目立たないだろう。
そしてなにより、足元のアスファルトは黒々と濡れている。
絶好のシチュエーションだ。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2021/10/22 05:47
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今日は何の日
10月22日は、『あんこうの日』。
平潟港温泉(茨城県北茨城市)で「あんこうの宿・まるみつ旅館(https://www.marumitsu-net.com/)」を経営する『㈱魚の宿まるみつ』が制定。
日付は、あんこう鍋発祥の地の北茨城市で、初めて民宿を営み……。
あんこう料理を全国に広めた、同宿の創業者である武子光男氏の命日が10月22日であることから。
またこの日は、「あんこう研究所(https://www.marumitsu-net.com/labo/)」の開業日でもあります。
「あんこう」の食文化を多くの人に伝えることが目的。
記念日は、2016(平成28)年、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/110226.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、「あんこうについて」を引用させていただきます。
「あんこう」は漢字で「鮟鱇」と書きます。
あんこうの音の「安康」に、それぞれの字に魚偏を付けた字を当てたものです。
名前の由来についてはこちら(https://zatsuneta.com/archives/001777.html)を参照。
江戸時代の「三鳥二魚」と呼ばれる5大珍味の1つで、歴史的にも名高い高級食材。
三鳥二魚とは、鳥=「鶴(ツル)・雲雀(ヒバリ)・鷭(バン)」、魚=「鯛(タイ)・鮟鱇(アンコウ)」のことです。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2021/10/22 05:48
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今日は何の日(つづき)
さらに同じページから、「まるみつ旅館について」を引用させていただきます。
同館は、茨城県随一の水揚げ量を誇る平潟港に位置し、あんこう料理をはじめとした磯料理専門の旅館です。
あんこう料理では、本場の「あんこう どぶ汁」をはじめとした「あんこうづくし」を楽しめます。
新鮮な魚をその日のうちに出すことをこだわりとしてるため……。
献立は、その日の水揚げ次第となってます。
以上、引用終わり。
アンコウは、たった1度ですが食べたことがあります。
建設会社に勤めてたころですから、かなり前です。
もちろん、自腹ではありません。
業界内の忘年会でした。
そんなところに、事務員のわたしは、普通出席しません。
でも、そのときは忘年会が重なって、お偉いさんの予定が詰まってしまってました。
男性社員は現場が忙しく、毎日遅くまでで作業してました。
ということで、わたしが代参に指名されてしまったのです。
場所は、新潟駅前だったと思います。
確か、名前に「魚」が付いてたので、魚料理の専門店だったのでしょう。
今、ネット検索したところ、「魚國屋」さんだったようです。
でも残念ながら……。
閉店してしまったようです。
閉店は、2019年5月のようですから、コロナの影響じゃありませんね。
でも、ほんとにいいときにやめられたと思います。
それだけが慰めです。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2021/10/22 05:48
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今日は何の日(つづきのつづき)
さて。
わたしが出席した日。
忘年会ですから、当然のごとく、鍋が出ました。
それが、あんこう鍋だったんですよ。
いやー、美味しかったですね。
身がとろとろ。
しかも、脂が載ってます。
わたしは、鍋料理はあまり好みませんが……。
あの鍋だけは別格でした。
ぜひ、もう1度食べたいと、思い出す度に思ってました。
まさか、閉店してしまってたとは……。
返す返すも残念です。
しかし、あんこう鍋は、ほかでも食べられるわけです。
この北茨城市の「まるみつ旅館」さん。
ぜひ、行ってみたいです。
しかし、北茨城市って、どこにあるんでしょう。
調べたら、文字どおり、茨城県の最北。
福島県境の太平洋に面した市でした。
市名からして、最近の合併で出来たのかと思いましたが……。
違いました。
多賀郡の磯原町、大津町、関南村、関本村、平潟町、南中郷村の6町村が合併して市制を施行したのは……。
1956(昭和31)年でした。
福島県境ですから、東京からもけっこうかかります。
常磐線の特急で2時間。
ちょっと、新潟からは遠いですね。
東京経由で、4時間になります。
やっぱり、リタイヤしてからじゃないと、行けそうにありません。