2021.10.14(木)
「あうう……あたしもう我慢できない……」
ウルトラウーマンはハンナの腕の中で身悶えした。
「大丈夫……落ち着いて」
左手に包んだ若い乳房がますます熱を帯びて、その頂点の乳首がプリプリとその弾力を伝えてくる。
ハンナはウルトラウーマンの顔を自分の胸に引き寄せると、右手を恐る恐るその股間に伸ばしていく。
“まあ……!”
唇の端から涎が零れるように、ウルトラウーマンの秘部からも愛液が流れ出ていた。
訳もなく指がその中に滑り込みそうである。
「お願い、はやく……」
「え、ええ……」
ハンナは、若い頃自分を慰めていた行為を思い浮かべた。
陰毛の中に溢れ出た熱いぬめりを指に纏わせる。
「あなた男の人と経験はあるの?」
「いいえ、そんなこと……」
「そう……」
ハンナは割れ目に沿って指を滑らせる。
「う……!」
熱いものがにじみ出る縁を指でなぞると、胸に預けられた褐色の裸体がうねうねとよじれる。
スポーツで鍛えていたのだろうか、くびれた腹部に腹筋の形が見え隠れしている。
「これでいいの?」
「あ……う……もうたまんない………もっと、もっと強くして!」
「もっと?」
ハンナは中指と薬指の2本を濡れた中に割り込ませた。
割れ目に沿って沈んだ指を溢れ出る熱い愛液が包み込む。
「ああ…………」
ハンナの腕の中で若い体が震えた。
「もっと……ああ、もっとして!」
若い女性の熱い吐息を首筋の肌に感じる。
“まあ、この子、すごくいい匂い……”
この若い女性の股間から、作られた香水とはまた違った、自然な芳香が漂ってきたのだ。
改めて左腕でその身体を抱き直すと、左手の掌で乳房を優しく包み込む。
「大丈夫、分かってるわ。気持ちよくしてあげるから、……ね?」
愛液にまみれた二本の指で、中の微妙な起伏を揉み込んでいく。
「ああいい……はああ……!」
ウルトラウーマンの身悶えがハンナの身体をも揺さぶった。
「あたし、恥ずかしい……ああでも、だめなの……あああ……」
「切ないのね?」
「はあ………切ないの。もう、おかしくなりそう……」
「気持ちいい?」
「気持ちいい、気持ちいいの……。ああお願い、もっとして!」
「大丈夫、最後までしてあげる。いつでもいいよ………さあ……」
自分の手に合わせて腰を振り始めたこの若い女性を、ハンナはたまらなく可愛いと思った。
同性を快楽に導くなど初めての事である。
だがいつの間にか、自分の体もじわじわと火照り始めるのをハンナは感じていた。
「はあ、はあ、はあ……」
次第にその息遣いが激しさを増し、ウルトラウーマンは快感を求めて自分の母親ほどの女性に腰を振っていた。
その女性の愛撫はこの上もなく優しく、そしてもどかしく自分を快感の頂に導いていく。
そしてウルトラウーマンは、そのもどかしさの後に大きな快楽の塊が弾けそうな気がした。
いつもは体の芯を貫く快感の予兆が、今回は次第により太く大きく育っているのを感じるからである。
気が狂いそうな部分を指で愛されながら、左の乳房を揉まれ乳首を指で遊ばれている。
瞼の端から熱いものが滲み出た。
「はあ、はあ、はあ、おねがい………もういかせて……!」
ウルトラウーマンは引き締まった裸体を情けなく捩ってそう哀願した。
斜に胸元までずり下がった顔が、ブラウスの上から柔らかい胸に埋まる。
急激な体の高まりを覚えて、胸元から女性の顔を見上げた。
「はああ………ああもう………、ねえ、おねがい!!」
「ふう……もうだめになりそうなんでしょ? いいよ、気持ちよくなって、ほら……」
ハンナは胸元の顔を見降ろしながら小刻みに右手を使う。
「お、お願い、おっぱいを吸わせて!」
「な、なんですって!?」
思わずハンナはその手の動きを止めた。
「だめよ、そんなこと」
「お願い! あなたのおっぱいを吸いながら気持ちよくなりたいの」
「あたし恥ずかしくて、そんなこと出来ないわ。それに私は………、もうあなたみたいにきれいじゃないの」
「そんなことない。あなたはとってもきれいで、そして優しい……。もうこの後いつ会えるか、いいえもう会えないかもしれないんですもの。大切な思い出が欲しいの」
ハンナはウルトラウーマンの潤んだ瞳をじっと見つめた。
「地球でこの発作をこんなに我慢できたのは初めて。きっとあなたのお陰よ。あなたの優しさが私の身体を癒してくれてるの……」
ハンナは右手をブラウスの前にあてがった。
「わかったわ……」
この精神を病んだと思われる少女の願いを無碍(むげ)に拒否することは出来なかった。
ボタンを外してブラウスの前をはだけると、右手を背中のホックに伸ばす。
緩んだブラジャーの下から、締め付けから解き放たれた乳房のふくらみが姿を現した。
「とってもきれい………」
「ふふ………やめて」
若い女性の弾力は失っていたものの、その乳房は重みを湛えたなだらかな曲線を描いて、その頂点に淡い朱色の彩りを添えていた。
顔を寄せようとするウルトラウーマンの身体を、ハンナは左手で引き上げた。
頬に左の乳房のふくらみを触れさせる。
もし自分に幼子がいれば、こんなことをしていたのかもしれないとハンナは思った。
「これでいいの? じゃあ続けるわよ」
再びハンナが右手を伸ばすと同時に、左の乳首はウルトラウーマンの口の中に吸い含まれていた。
「う………」
ハンナの口から強張った声が漏れた。
熱いぬめりに吸い付かれた部分から、背筋が震える様な刺激を覚えたからである。
再びウルトラウーマンが快感に苛まれるのにそう時間はかからなかった。
大きく胸を波打たせながらハンナの乳首に吸い付き、指を求めて激しく腰を振っている。
姿勢を保つために左の乳房をハンナに掴まれ、その指の間から怒ったように乳首が弾き出ている。
「んぐ……! んぐ、んは、はあ! …!」
時折乳首を吸い離して、ウルトラウーマンは胸の奥から焼け付くような息を吐く。
「ああ………ああもう………」
「もうだめでしょ? ほら……いいよ………ほらほら………」
快感に突き上げられた熱い息が乳首をなぶって、ハンナは八の字に眉を寄せた。
そのままぐりぐりと濡れそぼった部分を揉み込んだ時、ウルトラウーマンの背筋がわなわなと反り上がっていく。
「はあっ…………く………いくうう!!」
快感に縛られながら、ウルトラウーマンは夢中でハンナの乳首に吸い付いた。
「大丈夫よ、とってもかわいい………ほら、思いっきり…………」
「んぐ! ……んううう!!」
ハンナに右手を使われながら、若い裸身に何度もあさましい痙攣が走った。
「はあ! はあ! ……んはあ!」
オーガズムの熱い吐息が繰り返し乳首に巻き付く。
「あ……う………」
ハンナは小さな呻きを漏らすと、自分が快感の絶頂に押し上げた女性の身体をしっかりと抱きしめていた。
まるで親子の様に二人は藁床に横たわっていた。
ようやく息も静まりかけたウルトラウーマンの横に、ハンナは添い寝していたのである。
「どう? もう落ち着いた……?」
ウルトラウーマンの髪をなでながらハンナは問いかける。
「ええ、ありがとう。で、でも、あたし……恥ずかしいわ………」
うつむいたウルトラウーマンに、ハンナは優しい笑みを浮かべる。
「大丈夫よ、誰だってそんな時があるもの。それにあなた、とても可愛かった」
「そんな………、でも、本当にありがとう……」
「ふふ、いいのよ。じゃ落ち着いたら向こうの部屋で、あなたのこともっと教えて?」
無言でウルトラウーマンが頷いた時、納屋の外で何やら物音が聞こえた。
急いで二人は藁の上に上半身を起こす。
「ハンナ! なんじゃ、こんなとこにおったのか」
「ナントモおじさん!」
二人の前に現れたのは、ランボーの様に雄たけびを上げたナントモ爺さんであった。
ハンナは慌ててブラウスの前を掻き合わせた。
「おじさん、チーズを取りに来たのね。ごめんなさい、もう向こうに用意してあるから」
急いで立ち上がったハンナの前で、何とも爺さんの視線はウルトラウーマンに向けられていた。
「こ、この子は……銀色の髪………ウ、ウルトラウーマンじゃないか………!?」
ウルトラウーマンは怯えた眼差しでナントモ爺さんを見上げた。
「ウルトラウーマン?」
ハンナは訝し気な表情をナントモ爺さんに向ける。
「テレビで言うとった。銀色の髪の毛の若い娘じゃちゅうて。………い、いやいや、今はそれどころじゃないんじゃ。ハンナ、頼む、わしと一緒に来てくれ!」
「あ、おじさん一体どうしたっていうの。ちょ、ちょっと待って……」
ナントモ爺さんはハンナの手をぐいぐい引っ張って納屋を出て行く。
呆然と二人の背中を見送ったウルトラウーマンであったが、何か普通ではない雰囲気を感じて立ち上がる。
ボディースーツに身を包むと、納屋を出て二人が消えたと思われる母屋に足を向けた。
母屋に入って行くと、どこからか二人の声が聞こえてくる。
何やら性急な話しぶりにウルトラウーマンは急ぎ足で奥へと進んだ。
ある部屋の前まで来ると、二人の会話がはっきりと聞き取れた。
「きゃ、どうしたのおじさん、そ、その………それ!?」
「何だかわからんが、鳥のフンの匂いを嗅いだらこうなって……。お願いじゃ、ハンナ!」
「お、おじさん、ちょっと……何するの! だめよ!」
「頼むハンナ! もう自分でもどうしようもないんじゃ。さあ、パンツも脱いで」
「きゃ! や、やめて!」
「どうしたんだハンナ、もうこんなになっとるじゃないか。じゃが、これならスムーズに……」
「おじさん、ちょっちょっと落ち着いて………。もうお互いにいい年なのよ。ああ、だめだったら!」
「もう先っちょ5ミリは歓迎されとる。このまま奥まで進行!」
「ダメダメ! そこ5ミリで何とかして、おじさん!」
「何とかなるか、そんなもん! もう辛抱たまらん! おじゃましまっす!」
「あ~~~!!」
ハンナの叫びを最後に部屋の中から声が聞こえなくなった。
「だいじょうぶ!?」
もうたまらずウルトラウーマンは部屋の中に足を踏み入れた。
「……!!」
ウルトラウーマンは言葉を失った。
爺さんの尻と大きく広げられたハンナの両足が目に飛び込んできた。
下半身むき出しの二人がベッドの上で合体していたのである。
老人とは思えぬほど張った睾丸が、ハンナのお尻の間で揺れていた。
「見、見ちゃダメ! ……はあ………だ、大丈夫だから、部屋の外で待ってて、……ああ……どこにも行っちゃだめよ……」
もくもくと下半身を送り込む爺さんの下からハンナの声が聞こえた。
慌てて部屋を飛び出すと、ウルトラウーマンはドアを閉めた。
心臓が止まりそうなほど胸の鼓動が高まっている。
男女の性行為を見るのは初めての事だった。
「ああ……も、もうだめじゃ……。ハンナ、お前まだ子が出来るのか?」
「も、もうあたしは………で、でも分からないわ………おじさん、外に……」
「あうう……ハンナ、気持ちいいか……いきそうか?」
「おじさん………はあ……そ、そんなこと聞かないの……」
「あうう……根元まで締め付けられて……わしは……鎌首までこみあげて来とる………」
「ああ!! ……おじさん……そ、外に………あああ~」
「おお! し、締まる………あぐ!!!」
「あああお…………」
ウルトラウーマンはドア越しに聞き耳を立てた。
ハンナの低いうなり声がして、人がうごめく気配がする。
「はあ! ……おお! ………おお!!」
何度か老人のうなり声が聞こえた後は、再び部屋の中を静寂が包む。
やがてベッドがきしむ音とともにハンナの声が聞こえた。
「おじさん、こんなに沢山出して……。そこのティッシュ取ってください。お腹の上を拭かなきゃ、ベッドに零れちゃう」
「す、すまん……」
何となく落ち着いたハンナの声を聞くと、ウルトラウーマンは静かにリビングへと足を向けた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2021/10/14 18:20
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ウルトラマンの謎Ⅱ
先回は、わたしが拾ったウルトラマンの謎についての話題を取りあげました。
今回も、その第2弾をやりたいと思います。
①宇宙人は、なぜ単身で地球にやって来るのか?
大群でやって来れば、ウルトラマンも対応できないでしょうし……。
地球など、あっという間に占領されてしまうはず。
ネット上で、どうやら定説となりつつある理由を見つけました。
宇宙人の星があります。
地球にやって来る宇宙人は、その星の正規の政府(?)から派遣された者ではない。
つまり、軍とかではないわけです。
それじゃ、どういう宇宙人がやって来るのか。
早い話、犯罪者です。
宇宙人の星で罪を犯し、逃げてきた先が地球だったわけです。
宇宙人の政府にとって、地球は軍を派遣してまで手に入れたい星じゃないのです。
で、たぶんですが……。
地球に逃げこんで来る宇宙人は、重大犯罪者ではない。
もし、政府を揺るがすような犯罪者であれば、追っ手を派遣するはずです。
それがないということは、その罪状はおそらく……。
遠島程度。
地球に逃げこんだということであれば、事実上の遠島だということで……。
わざわざ追いかけてこないのでしょう。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2021/10/14 18:20
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ウルトラマンの謎Ⅱ(つづき)
②ウルトラマンはどうやって生殖するのか?
八十八十郎さんの本編では、老いてなお盛んな男女の営みが描かれてます。
それでは、ウルトラマンはどうやって生殖するのでしょう。
まず、ウルトラ一族には、男女の性があります。
ウルトラの父とウルトラの母の間から、ウルトラマンが生まれたわけです。
すなわち、無性生殖ではなく、有性生殖なわけです。
↓『精選版 日本国語大辞典』から、「有性生殖」の解説です(https://kotobank.jp/word/%E6%9C%89%E6%80%A7%E7%94%9F%E6%AE%96-650873)。
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生殖法の一形式。
雌雄の配偶体から生じた雄性配偶子と雌性配偶子の合体、すなわち、受精によって生殖する方法をいう。
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となれば当然、合体のための器官があるはず。
しかし外見上、そういう器官は認められません。
と、ここではからずも『ウルトラウーマン(2)https://mikikosroom.com/archives/42869791.html』のコメントでわたしが取りあげた……。
「ウルトラマン着衣問題」が、クローズアップされることになります。
↓わたしのコメントの一部です。
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わたしはやはり、宇宙服みたいなのを着てる派ですね。
理由は簡単。
性器が見えないから。
ウルトラの父とウルトラの母からウルトラマンが生まれたとすれば……。
当然、2つの性による生殖があるわけです。
もちろん、ウルトラ一族が人類と同じ性器を持ち……。
同じような性行為をしてるとは限りませんが。
でも、ハヤタ隊員と一心同体になるわけですから……。
人体構造は、似てるんじゃないですかね。
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まさにこれでしょう。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2021/10/14 18:20
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ウルトラマンの謎Ⅱ(つづきのつづき)
↓さらにこの後、手羽崎鶏造さんから、的確な論拠が示されました。
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ワタシも宇宙服派に1票です。
なぜならウルトラの母の盛り上がった
乳房に乳首が確認できないから。
きっとあのユニフォームの下に
裸体が潜んでいるのではと推測します。
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まさしく。
ということで、あのスーツの下には……。
人類とさほど違わない構造の裸体が隠されているというわけです。
でももしあの姿が、着衣ではなく、生身だったらどうでしょう。
生殖器が、人類と同じく股間にあるとは限らないわけです。
怪しいのは頭部です。
いろいろ、飛び出したり引っこんだりしてる部分がありますよね。
あれが、生殖器だったらどうでしょう。
すなわち、ウルトラマンの生殖を地球人が見たら……。
頭突きのように思えるのではないでしょうか。
ここで突然、星新一のショートショートを思い出しました。
ある星に降り立った地球人。
彼は、出迎えてくれたその星の人に対し、地球流の挨拶をしました。
すなわち、キスです。
その星の人たちは、びっくり仰天した様子でしたが、受け入れてくれました。
地球人は、出迎えてくれた人すべてとキスを交わします。
その後、歓迎のレセプションでパーティが開かれました。
そこで地球人は、愕然とします。
その星の人たちは、お尻と思ってた部分を剥き出し……。
そこに食事を運んでいたのです。
すなわち、地球人がキスをした場所は……。
とうぜん、消化したものを排出する場所になるわけです。