2021.10.4(月)
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しかし、そんな佐耶との別れは、突然やって来た。
梅雨が明けたばかりの、夏休み前のことだった。
昼休みの屋上だった。
転校することになったと、佐耶から告げられた。
わたしは動転した。
「遠いの?」
「うん」
「そんな……。
そうだ。
佐耶だけ、わたしんちに住めば。
親に頼んでみる。
うちから一緒に、今までどおり通えばいいじゃない。
新しい学校、慣れるの大変だよ」
「そんなわけにいかないでしょ」
ひと言で決めつけられて、わたしは黙りこんだ。
「元々うち、夫婦仲が良くなかったんだ。
わたしの子供のころは、呆れるほど毎晩、セックスの声が聞こえてたのにね。
ここんとこ、口を利いてるとこ、ほとんど見たことがなかった。
今度のきっかけは、わたしだったのよ。
弟がね。
あんまりまつわりついてくるもんだから……。
ある日、ちょっとヘンな気が起きて、服、脱がせちゃったの。
呆れたわ。
おちんちん、勃ってたのよ。
幼稚園児で。
今まで、わたしにまつわってたときも、ずっと勃ててたんだわ。
さすが、わたしの弟よね。
本人は、そこがなんで硬くなってるのか、わかってないみたいだったけど。
で、そのおちんちんを弄ってたところを……。
突然帰ってきた母親に見られたの。
スゴい声だった。
『オーマイガー!
オーマイガー!』
母親は飛んできて、弟からわたしを引き剥がした。
叩かれるかと思ったけど、そうじゃなかった。
母親は、床に突っ伏して泣き始めた。
号泣ってやつよ」
しかし、そんな佐耶との別れは、突然やって来た。
梅雨が明けたばかりの、夏休み前のことだった。
昼休みの屋上だった。
転校することになったと、佐耶から告げられた。
わたしは動転した。
「遠いの?」
「うん」
「そんな……。
そうだ。
佐耶だけ、わたしんちに住めば。
親に頼んでみる。
うちから一緒に、今までどおり通えばいいじゃない。
新しい学校、慣れるの大変だよ」
「そんなわけにいかないでしょ」
ひと言で決めつけられて、わたしは黙りこんだ。
「元々うち、夫婦仲が良くなかったんだ。
わたしの子供のころは、呆れるほど毎晩、セックスの声が聞こえてたのにね。
ここんとこ、口を利いてるとこ、ほとんど見たことがなかった。
今度のきっかけは、わたしだったのよ。
弟がね。
あんまりまつわりついてくるもんだから……。
ある日、ちょっとヘンな気が起きて、服、脱がせちゃったの。
呆れたわ。
おちんちん、勃ってたのよ。
幼稚園児で。
今まで、わたしにまつわってたときも、ずっと勃ててたんだわ。
さすが、わたしの弟よね。
本人は、そこがなんで硬くなってるのか、わかってないみたいだったけど。
で、そのおちんちんを弄ってたところを……。
突然帰ってきた母親に見られたの。
スゴい声だった。
『オーマイガー!
オーマイガー!』
母親は飛んできて、弟からわたしを引き剥がした。
叩かれるかと思ったけど、そうじゃなかった。
母親は、床に突っ伏して泣き始めた。
号泣ってやつよ」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2021/10/04 06:05
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今日は何の日
10月4日は、『ロールキャベツの日』。
冷凍ロールキャベツの製造販売などを行う『ヤマガタ食品㈱(https://www.yamagata-f.com/)/静岡県沼津市』と『㈲ダイマル(https://www.yamagata-f.com/daimaru/)/静岡県清水市』が制定。
ヤマガタ食品㈱は、1963(昭和38)年11月に創立されました。
冷凍ロールキャベツの開発、販売などを行い……。
ロールキャベツのリーディングカンパニーとして知られます。
㈲ダイマルは、1978(昭和53)年9月に創業し、現在は『ヤマガタ食品㈱』の子会社になってます。
国産ロールキャベツのシェアナンバーワン企業です。
記念日の日付は、1893(明治26)年10月4日の日刊新聞『時事新報』の献立欄に……。
ロールキャベツの原型である「キャベーヂ巻き」が、日本で初めて紹介されたことから。
『時事新報』は、1882(明治15)年に、福沢諭吉によって創刊された日刊新聞で……。
毎晩の献立を紹介する欄「何にしよう子(なににしようか)」で、上記のようにロールキャベツが紹介されました。
スープやシチュー、おでんなどに入れる最高の具材であるロールキャベツを……。
より多くの人に、美味しく食べてもらうことが目的。
この日を記念して、「ロールキャベツの日 作文コンテスト」として……。
ロールキャベツにまつわる思い出の作文を募集してます。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2021/10/04 06:06
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今日は何の日(つづき)
引用を続けます。
記念日は、2020(令和2)年、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/11004k8.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、「ロールキャベツについて」を引用させていただきます。
「ロールキャベツ(cabbage roll)」は、洋食の一つです。
湯通ししたキャベツの葉で、ひき肉などの具材を俵型に巻いて包み……。
ブイヨンやトマト味のスープ、ホワイトソースなどで煮こんだ料理です。
その起源は、現在のトルコのアナトリア半島で食べられていた「ドルマ」という料理とされます。
これは、ブドウの葉で肉や米などを包んで煮込むもので、現在でも人気のあるトルコ料理です。
それがヨーロッパに伝わり、形を変えながら現在のロールキャベツになっていったと考えられてます。
具材には、ひき肉のほかに、細かく刻んだタマネギやニンジンなどを使い、食塩、コショウ、ナツメグなどで調味します。
現在では、世界中の多くの国で食べられており、具材や味付けには国により若干の差異があります。
東欧やアラブでは、米を入れて作ることが多いです。
日本では、おでんの具材として、和風の出汁で煮こむことがあります。
また、俵型にしたロールキャベツをしばる際に、紐の代わりにかんぴょうを用いる方法もあり……。
煮こんだ後、かんぴょうはそのまま食べられます。
その他、アレンジ料理として、キャベツの代わりに白菜を用いた「ロール白菜」と呼ばれる料理もあります。
以上、引用終わり。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2021/10/04 06:06
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今日は何の日(つづきのつづき)
ロールキャベツは、もちろん食べたことがあります。
家の食卓にも、出て来ました。
うちは、紐やカンピョウでは縛ってませんでしたね。
爪楊枝で止めてありました。
わたしは、1度も作ったことがなく……。
ただ食べるだけの人でした。
なので、↑の説明を読んで、けっこう手間が掛かるんだなあと驚いた次第です。
でも、手間の割りには……。
いまいち、リアクションが得られない料理なのではないでしょうか。
ロールキャベツのお皿を見て、家族の目が輝くということは多くはなさそうです。
わたしも、カレーやシチューの方が嬉しかったですね。
おでんの具としては、見たことも食べたこともありません。
どこあたりの文化なんですかね。
ちょっと調べたところ、どうも九州っぽいです。
ロールキャベツ。
食べてみたい気もしますが……。
ちょっと、自分で作ろうという気にはなれません。
献立に困った主婦が、ちょっとくらいの手間は我慢して……。
普段とは違う一品を作ろうというときに選ばれるのでは?
↓探したら、レンチンで作れる冷凍ロールキャベツがありました。
https://macaro-ni.jp/82192
でも、このボリュームだと、1回で食べきれませんよね。
2回目を食べてるときには……。
「もう買わなくていいや」と感じるかもです。