Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
ウルトラウーマン(18)
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「ウルトラウーマン」作:八十八十郎(はちじゅうはちじゅうろう)


(18)M.G.S.F.


「一年に一度タクラマカン砂漠のどこかで開かれる、女性同士のセックスファイトで世界一を決めるという催し……M.G.S.F.……」
 遥はぼんやりと窓の外に視線を向けながら言った。
「Magnificient Girls Sex Fight……ね?」
 そう確認して飛鳥は続ける。
「密かに開催されるその大会は、世界中の愛好家やセレブの間で莫大なお金が動くと言われてるわ。特に現地で直接観戦できる人間は、その費用もさることながらセレブの中でも厳選された者に限られるということ……」
「よく調べたわね」
 遥は乱れた髪を両手でかき上げてゴムでひとつにまとめる。
「そしてあなたは日本地区のM.G.S.F.エージェント。あたしをその会場に連れてってほしいの」
「何ですって!」
 遥は目を見開いて飛鳥の顔を見た。
「いやとは言わせないわよ。こんな情報があなたから漏れたことが主催者に知れれば、あなたは………」
「わ、分かったわ」
 遥はしぶしぶ頷く。
「でもあなた、会場に行ってどうしようというの? ただ見たいだけならネット配信もあるのよ。ただし、配信料はすごく高額だけど」
「ふん………」
 飛鳥は鼻で笑った。
「本戦の後に、主催者推薦の女性が飛び入りでチャンピオンに挑戦するというアトラクションがあるでしょう? あたし、それに出たいの」
「あなた、Another Beautiful Challengerに出たいって言うの!? う……ふ………」
 遥はやっと笑い声をあげるのをこらえた。
「確かにチャンピオンに勝てば、優勝賞金数億円の半分はもらえる決まりだけど、あれはお楽しみのアトラクションで、美女がチャンピオンに可愛がられるところを見るコーナーなのよ。あなたは屈強なゲルマン白人女性か、いいえそれとも全身バネのような中南米のチョコレート女性に嫌と言うほど可愛がられることになるわ。あっははは……」
 とうとう笑い出した遥に、飛鳥は鋭い眼差しを向ける。
「でも数年前、あなたの言うお楽しみコーナーで日本の女性がチャンピオンに勝ってるはずよ」
「あなた……本部のシステムまでハッキング出来たのね」
 遥の顔から笑みが消えた。

「まだハイティーンくらいの女の子だった。とても魅力的な子で東京のシンジケートから送り込まれてきたの。その時私は、このアトラクションには絶好のキャスティングだと思ったわ。そして思った通り、彼女は当時2連覇していたイギリス人のチャンピオンに訳もなく組み伏せられて、ペニスバンドで激しく犯され始めた。まるでその光景は、肉食獣が獲物にのしかかって貪っているように見えた。さすがに私は少し胸が痛んで、せめて彼女が見る者を魅了するように美しく堕とされるのを祈ったのよ」
 遠くを見るように焦点を失っていた遥の目が突然輝いた。
「ところがその後、私は信じられない光景を目にすることになった。正常位で犯されながら、彼女はチャンピオンにしがみついてキスをした。とびっきりのご馳走にチャンピオンが舌なめずりした時、その厚ぼったい舌に少女の舌が絡みつき、可愛い口の中に吸い含んだの。そしてそれを皮切りに、少女はハンドジョブとオーラルジョブで徐々に形勢を盛り返し、ついにはチャンピオンに涙を流させてオーガズムに導いたのよ。まさに奇跡の大逆転! 私は国粋主義者ではないけれど、その時大和撫子の健気さと美しさに涙が止まらなかった」
 遥の話に固唾を呑んだ飛鳥がつぶやく。。
「柔よく剛を制す……」
 遥は頷いた。
「そしてたまらず発射した殿方の白いものが飛び交う中、少女は静かに会場を去っていった」
 呆然とシーツを見つめる飛鳥に向かって、遥は何故かその表情をほころばせた。
「ふふ、あなたは何だか不思議な運があるのね。実は2,3日前、偶然その子から連絡があったの。何だか調査の仕事でタクラマカンに来るって……」
「な、何ですって!?」
 飛鳥は目を見開いた。

「是非その子に会わせてちょうだい!」
「うふふ、分かったわ。彼女ならトーナメントの場所も知ってるし、日時も知らせとくから彼女に付いて行くといいわ。その代わり、あなたと私はそのあと知らないもの同士よ」
「分かった。でも、もうひとつだけ……」
「もうひとつだけ? いったい何……?」
 遥は訝し気な顔で飛鳥に問いかけた。
「現地観戦の権利を持ってるアメリカ人の金持ちが、先週急に亡くなったのよ」
「え? そ、それで?」
「あたしの友達がその許可証を引き継ぎに今アメリカに行ってるの。とっても仮装の得意な友人だから、きっと本人と入れ替わってもばれないと思うわ。もしその情報が本部に漏れそうなときは、通信を削除するなどしてフォローしてほしいの」
「あなたいったい何を……」
「お願い、お願い!!」
 両手を揉み合わせる飛鳥を睨みながら、遥は大きくため息をついて天井を見上げた。
「ありがと!! じゃあ、もっと何かお礼しなくちゃね。ちょっと待ってて」
「ああもうお礼はいいから! あなたのすることは何かとんでもないことが………はあ……」
 何かを取りに行く飛鳥の背中を見送ると、再び遥は大きなため息をついた。

「お待たせ~」
 リュックを置いていた部屋から飛鳥が戻ると、久しぶりの女同士の行為で満足したのか、遥はベッドにうつ伏せになってまどろみつつあった。
 飛鳥は静かにベッドに上がると遥の背中に覆い被さる。
 背中の肌に乳房のふくらみが押しひしがれた。
「う……う~ん……お、重い……」
「素っ裸でお尻を見せちゃって、もうムラムラしちゃう」
 飛鳥は遥の耳元にささやく。
「も、もうやめて……。わたし眠いのよ………」
 飛鳥はゆっくり身を起こすと、遥の両太ももの上に座り込んだ。
 妖しい笑みを浮かべて、自分の乳房の間から遥のお尻に視線を落とす。
「すごくいい形……」
 飛鳥の両手がお尻のふくらみを撫でた。
「はつ………!」
 遥は目を見開いた。
 お尻が左右に引き開けられ、何かが女性器を覗き込んだからである。
 そしてそれは、明らかに飛鳥の指とは違うものの様に感じた。

「な、なにするの……」
 遥が起き上がろうとする前に、再び飛鳥が背中に覆い被さる。
「う…………もうやめ……て……」
 両脇から回り込んで来た飛鳥の両手が乳房を包み込む。
「う!」
「やめてもいいのかなあ……ほらほら……」
 耳元に熱い息を吹き付けながら、飛鳥はお尻を小刻みに動かし始めた。
「あ……や………」
 細身の体にゾワゾワとした刺激が走って、遥は背筋を震わせた。
「もう、あなたって人は………」
 遥は眉を寄せて唇を噛んだ。
 悔しいけれど自分の体は、刺激に対する反応を飛鳥に伝えたのである。
 さすがに遥は、自分に覗き込んでいるものが何か想像はついた。
 背中に張り付いた飛鳥は、ペニスバンドを装着しているに違いなかった。
 そしてその先端を遥の中に少しだけ挿入して楽しんでいるのだ。
「ほらほらこのままでいいのかなあ……?」
「うう………。いやらしい、もうやめてったら……」
「ええそうよ、あたしはいやらしいわ。でもあなただって、こんな風に後ろから抱かれてぐうっと貫かれたら興奮するでしょう?」
 揉みたてられる乳房の先で、両方の乳首がみるみる硬さを増すのが分かった。
「ほらいいの? このままで。恥ずかしくなんかないわ。言ってごらん、もっとしてって。ほらほら……もっと入れてって………さあ言うのよ……」
 そんなことを囁きながら、飛鳥は両の乳房を絶妙に揉みたて、浅く覗かせたものを小刻みに動かしてくる。
 嫌がおうにも身体が熱く火照り、遥の頭の中が赤く染まり上がっていく。
「ああ……もう………」
「何? ………言うのよ、もっとしてって!」
「も………もっ………と、し………て……」
「もっと入れてって言うのよ!!」
「うう………もっと……入れ……て……うううう……」
 とうとう遥はすすり泣きを漏らした。
「聞こえないわ。もっと根元まで入れてって言うのよ!!」
「ううう~~~、ああ……いや………」
 飛鳥は上体を起こすと、右手で遥の尻を叩いた。
 湿った音とともに背を反り上げた遥の身体が弾む。
 飛鳥はそのまま右手を遥の前に回した。
「いやらしい………、嫌がってる割にはもうよだれを流してるじゃない。さあ言いなさい。根本まで入れてって言うのよ!!」
「うう……ね、ね……もとまで……根元まで入れ……あう!!」
 その言葉尻が終わる前に、飛鳥は遥の身体をかき抱いてその腰を押し込んでいた。
「んぐうう!!」
 ベッドに突っ伏した遥は、両手でシーツを掴んだまま強張った呻きを絞り出したのである。

「ああ! はあっ……はあっ……はあっ……」
 遥の性急な息遣いが、もう彼女の絶頂も近いことを顕わしていた。
 ベッドの上でうつ伏せに重なったまま、飛鳥は下になった遥にうねうねと腰を使っている。
 始めの乱暴な結合とは違って、挿入した後の行為は飛鳥の愛を感じさせるものであった。
 もちろん時折根元まで押し込んで満たしてやることは忘れなかったが、まだ余裕を残した挿入でその柳腰をうねらせるのだ。
 遥は緩やかな快感の上昇の後に、大きなエクスタシーが襲ってくるのを感じた。
「はあ! はあ! はあ!! ……ああ~!」
 体の奥から広がり始めた火花が、もうすぐ体中に弾け飛ぶような気がする。
「ふう……はあ……もうだめになりそうでしょ? いいのよ遠慮しないで……」
 飛鳥はそう囁くと、改めて遥の身体を抱きしめ、その腰の動きを大きく直線的なものに変えていく。
「はあ! はあ! ……ああもう!! おかしくなる………!!」
「はあ、はあ………おかしくなんかないわ、とってもきれいよ。いいのよ、さあ遠慮しないで………はあ……」
 二人の結合部から聞こえる湿った音が部屋に満ちて、飛鳥はそのえぐる様な腰の動き速めていく。
「はあ! はあ! はあ! ………あああ~~もう………ああいや!!」
「もうだめなのね、いいよ、ほら思いっきり………」
「だめだめ!! ……ああ! …いくいくいく!! …………」
 飛鳥から乳房を鷲掴みにされ、濡れたものをえぐり込まれながら、遥はうつ伏せの身体を幾度も弾ませた。
「ああああ!!! ………」
 自分の絶頂の声が頭の中に響いた。
「うぐううう!!!」
 痙攣する遥を抱きしめながら、飛鳥はその臀部の肉を震わせた。
 不思議なことだが、飛鳥はペニスバンドで気に入った相手を絶頂に押し上げた時、自分も大きな快感を覚えるのだ。
「はあ……はあ……はあ………」
 まだ荒い息を吐き続ける遥のうなじに、飛鳥は幾度も優しいキスを繰り返した。

 飛鳥はベッドから起き上がると、下に転がった携帯電話を拾い上げた。
「アメリカの友人に電話しとかなくちゃね」
 遥もゆっくりと仰向けに姿勢を変えてその電話に聞き耳を立てる。
「ああ、元気? ああそう……。で、そっちの具合はどう? ………うんうん、そう、それはよかった。こっちもね、うまい具合に準備できたから、……ええ、まだ日にちがあるから急がないけど、こっちに帰って来て。………ふふ、お願いね。……じゃあ気を付けて、ゼットンちゃん………」
 飛鳥が電話を切ると、遥も起き上がって口を開く。
「ゼットン? いったい誰なのその友達って………」
 飛鳥は振り返って悪戯っぽい笑みを浮かべた。
 再び乱れてしまった遥の髪を両手で整えてやる。
「まあ変わった友達なのよ。大きくなったり小さくなったり、変身したりね。ちょっと偏屈なところが玉に瑕だけど、あははは………」
「へえ……そうなの……」
 遥はまだ要領を得ない顔つきで、飛鳥にまとめてもらった髪を両手で確かめたのである。
ウルトラウーマン(17)目次ウルトラウーマン(19)

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2021/09/02 05:49
    • ゼットン
       今回の最後に、久々の登場です。
       といっても、電話口の向こうですが。
       ゼットン、電話できるんですね。

       ここでちょっと立ち止まり……。
       ゼットンとはなんぞやという復習をしてみたいと思います。
       実際に、ウルトラマンに登場する怪獣(?)です。
       とはいっても、わたしには知識がないので、Wiki(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%B3)からのほぼ全引用になるかと思います。

       ↓まずは、その定義(?)から。
      +++
       ゼットンは、『ウルトラマン』を始めとするウルトラシリーズに登場する架空の怪獣。別名は宇宙恐竜。英字表記はZ-TON。
      +++

       出るのは、『ウルトラマン』だけじゃないんですね。
       ということは、ずっと生きてたってことでしょうか。
       それとも、同種の怪獣がたくさんいるってことですかね。
       よく考えれば、怪獣も「種」として存在するのなら……。
       同じ怪獣がたくさんいるのが当たり前です。
       核物質とかで変貌を遂げた個体であれば、ひとつですが。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2021/09/02 05:50
    • ゼットン(つづき)
       ↓「概要」を丸写しさせていただきます。
      +++
       地球侵略を企むゼットン星人の操る怪獣として、『ウルトラマン』の最終回(第39話)に初登場。
       ウルトラマンを完全に倒した初の怪獣であり、後年の作品への登場時にもこのことが語られている。
       一般的にも最強の怪獣として認識されている。
       真っ黒な甲冑のような身体と雄牛のような2本の角が特徴で、背中にはゴマダラカミキリをモチーフにした甲羅を持つ。
       凹凸状の顔には点滅する発光体があるだけで目や鼻と明確にうかがえる意匠はなく、頭頂に生えている折れ曲がった2本の角が目や鼻の代わりとうかがえるが、そもそも視覚や嗅覚についての描写がないために詳細は不明である。
       当初、この角は回転する予定だったが、完成作品では固定された。
       この構想は、『ウルトラセブン』に登場するエレキングへ受け継がれている。
       「ピポポポポポポ」という電子音や「ゼットン」と聞こえる不気味な声を発するが、これは浦野光がしゃべった声を逆回転したものである。
       後年の作品では「ゼットーン」という声も発することが多いが、これは本来はゼットン星人のセリフである。
       「ゼットン」という名は、ラテン文字の最後の文字「Z(ゼット)」と50音順表記で最後に記載されるカナ「ン」を組み合わせたもので、「最後の怪獣」という意味。
      +++

       またわからなくなりました。
       浦野光って誰ですか?
       さっそくWiki(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%A6%E9%87%8E%E5%85%89)を引いたところ、声優さんでした。
       どうやら、『ウルトラマン』のナレーションを担当した方のようです。
       ついでに、ゼットンの声もやったということなんでしょう。

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2021/09/02 05:51
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       さらにわからんのが、「ゼットン星人」。
       ゼットンとは違うんですか。
       調べたところ、どうやらゼットンを操ってるのがゼットン星人のようです。
       なんだか、これ以上深みに嵌まると這いあがれなくなりそうなので……。
       ここらで撤退。

       「背中にはゴマダラカミキリをモチーフにした甲羅を持つ」とありますが……。
       顔もどこか、カミキリムシ系です。
       先日の『香川照之の昆虫すごいぜ!』は、カミキリムシの回でした。
       カミキリムシの顔をアップにすると、まさしく宇宙怪獣みたいでしたね。
       怪獣のモチーフって、昆虫が多いんじゃないですか。
       バルタン星人は、セミでしょ?
       香川照之さんも、きっとウルトラマンが好きだったに違いありません。
       昆虫を大きくすれば、そのままで立派な怪獣になると思います。
       単純に、昆虫が巨大化したというパニックものって、あるんですかね?
       あったら面白いのに。
       モデルが昆虫そのまんまなんですから、デザインの必要もありません。
       フンコロガシなんか、面白いですよ。
       巨大な糞を転がしてくるわけですから……。
       怖さ、半端じゃありません。
       でも、そんなデカい糞、誰がするんだ?
       うーむ。
       ウルトラマンしかいないでしょう。
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