2021.8.19(木)
砂埃がこびりついた窓ガラスの内側で白いものがうごめいている。
下着と毛布がずり落ちたベッドの上で、二人の女が裸体を絡ませていた。
「あ……あ……」
次第に鼻息を荒げていた遥の口から、とうとう切なげな喘ぎが漏れた。
仰向けになった細い体に、横から飛鳥の脚線美が取り付いている。
右の乳首をねっとりと吸い含んだまま、飛鳥の顔がゆるゆると左右に揺れ動く。
そして肘を張ったその右手は、遥の下半身の上で小刻みに震えていた。
「うう……!」
うめき声と共に遥は身をよじった。
その勢いで弾力を強めた乳首が飛鳥の口から滑り出る。
「うふふ……」
含み笑いを漏らした飛鳥は、二人の顔が正対するように身をずり上げた。
左手をうなじの下から左肩に回すと、遥の身体を自分の胸に抱き寄せる。
飛鳥はゆっくりと右手を二人の顔の前に掲げた。
「うっふふふ……、もうトロトロ……」
「いや……やめて……」
遥は目を閉じ左手でその手を避ける。
飛鳥は素早くその手を掴むと濡れた指を絡ませた。
そのまま二人の下半身へとその指を導く。
遥の陰毛に指を絡めると、飛鳥は互いの唇が触れ合わんばかりに囁いた。
「目を開けて……さあ」
うっすらと瞼を開くと、妖しい輝きを宿した瞳が体の隅々まで押し入ってくる。
「今日は一緒にいくのよ……。いい?」
遥は身体が震えるのを感じた。
昨夜は飛鳥から一方的にオーガズムを味合わされた後、彼女が自分を慰めるのを見守った。
いや、その絶頂を見届けることを強いられたのだ。
「はあ……目を開けて、……ちゃんと見てるのよ!」
飛鳥は遥の顔を目の前に引き寄せる。
「ああ!! ……お……あおお……!!」
30センチと離れてない距離で彼女の瞳が燃え、断末魔の熱い息が遥の頬をなぶった。
体中の血が沸き立つのを覚えながら、遥は荒い息を吐き続ける飛鳥の横に呆然と座り込んでいた。
そして飛鳥が絶頂を極めたしばらくの後、遥は再び彼女に抱かれて快感に身を弾ませたのである。
ベッドの上で横向きに抱き合ったまま、二人は互いの顔を向き合わせていた。
遥は陰毛を分け入って来た指が濡れそぼったものの淵に触れているのを感じた。
「さあ、あなたもさわって?」
飛鳥はそう囁きながら、溢れた愛液を指先で敏感な肌に滑らせる。
そうやって自分も触れられるのを待っているのだ。
遥はおずおずと右手を飛鳥の股間に伸ばした。
“あ……”
遥は改めて飛鳥の顔を見た。
想像を超えて飛鳥は熱い愛液を溢れさせていたのだ。
太ももまで伝った雫が手の甲を濡らす。
遥は微かな心の痛みと共に、疼くような満足感が体に満ちてくるのを覚えた。
“やっぱり私………”
もう一昔前ではあるが、女性との束の間の恋愛経験が切なく胸に蘇った。
「キスしよう。おいで……」
眉を寄せて遥は目を閉じた。
「自分から来るのよ。さあ……」
甘酸っぱい吐息が唇をくすぐる。
遥は瞬きと共に目を開けると、小さく首を横に振った。
「いいから、さあ……来て…………」
再び目を閉じると、遥は飛鳥に唇を押し当てていく。
「ふんぐう!!」
途端に遥は飛鳥の口中に呻きをくぐもらせた。
熱い舌が滑り込んできたと同時に、濡れそぼったものをうねうねと飛鳥の指に犯されたのである。
絡め取られた舌を吸われながら、遥は夢中で飛鳥の身体にしがみついていた。
「ふん! ……ふんん! ……んぐ……んぷはあ! ……はあ! ……」
遥は重ね合った唇を逃がすと、飛鳥の首筋に顔を埋めて荒い息を吐いた。
沸き立った潤みを容赦なく責められて、今にも熱い快感が背筋を貫きそうになる。
飛鳥はその右手の動きを緩めて遥の耳元に囁く。
「だめよ、まだだめ。………ふう……もっと……もっと強くして……」
遥は自分の左手が、腰を振ってせがむ飛鳥にあてがっているだけになっているのに気付いた。
改めて飛鳥のものを手の平で覆うと、敏感なしこりごと揉み込んでいく。
思い出の女性は、そうやって遥に喜びを与えてくれたのである。
「あ………あうう!」
呻きと共に飛鳥は遥の手の動きに合わせて腰を振り始めた。
湿った音とともに、何やらブリブリと空気のせめぎ出る濁った音がする。
「ああそう、………そうよ。ああ気持ちいい……」
重ね合った頬を通して、遥の頭の中に飛鳥の声が響く。
再び唇を吸い合わせて、飛鳥の肘を張った右手が小刻みに震え始める。
「ふんん~~!」
恨むような呻きが遥の鼻から漏れ出た。
「ふんんん~~~、だめよ………まだ………」
深く重ね合った唇を微妙にずらして、飛鳥は遥の口の中に囁く。
しかしその言葉とは裏腹に、興奮した飛鳥の手は次第にその動きに性急さを増していくのである。
「………んはあ! ……ああもう! ……ごめんなさい、ごめんなさい!!!」
遥は飛鳥の唇を振りほどいて、悲痛な叫びを上げた。
熱い快感の刃が背筋の中ほどまでせり上がった時、遥は後頭部からベッドに沈み込む様に弓なりにのけぞった。
絶頂の快感が遥を包み込む。
細身の裸体にあさましい痙攣が走り、形の良い乳房が細かく弾んだ。
飛鳥は跳ねる身体を抱きしめると、夢中で濡れたものを遥の太ももに擦り付ける。
その狭間で遥の手が愛液にまみれた。
「んぐううう!!」
まだ断続的に身を震わせる遥に呼応するように、絶頂の快感に包まれた飛鳥も、喉から強張った呻きを絞り出したのである。
飛鳥は恥ずかし気なそぶりも見せず、全裸のまま寝室に戻ってきた。
「ふ~気持ちよかったけど、こんなに暑いのに水浴びは冷たくて、なかなか慣れないわね。桶の水、もう三分の一くらいに減ったわよ」
遥はベッドの上で仰向けのまま2,3度目を瞬かせた。
小さなため息を漏らすと、飛鳥はベッドに腰かけて小さなため息を漏らす。
「なによう、元気なさそうに。体洗っておいで、さっぱりするわよ。その間にあたしが水汲みしといてあげるから、ね?」
しかし遥はそんな飛鳥に冷めた視線を向けた。
「あなた何故知ってたの?」
「え? ……うふふ」
飛鳥は意味ありげな笑みを浮かべた。
昨夜のセックスの後、飛鳥は遥にタクラマカンの砂漠で密かに行われる行事について尋ねたのである。
「あなたから切り出してくれたら話が早いわ」
飛鳥は遥の視線から顔を逸らすと、立ち上がって窓際へと歩いていく。
窓から差し込む乾いた光の中に、日本人にしては均整の取れた影が浮かび上がる。
「科学特捜隊で通信業務についてた時、私は退屈な仕事に飽きちゃって色んなSEX産業のネットをチェックしてたの。なにせ世界中の裏通信のデータまで網羅してあって、遠くは南米の麻薬組織の通信システムや、近くは小林隊長のビアンネットからの映像ダウンロード状況まで把握することが出来たのよ」
「本当!?」
遥はベッドの上に起き直った。
「本当よう。あの人隠れビアン崇拝者で、あたしとブロンド科学者の絡みを覗いて、ズボンの中に漏らしちゃったくらいなんだから。後で廊下に出た時、栗の花の匂いがプ~ンと……」
「いや、そうじゃなくて」
遥は飛鳥の話を遮った。
「その通信システムで私のことまで洗い出したって言うの!?」
飛鳥は片頬を緩めてゆっくりと頷いた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2021/08/19 05:43
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タクラマカン砂漠
耳に馴染みのある地名です。
でも、実際どこにあるかは、まったくわかってませんでした。
地理は昔から苦手で、特に外国には興味を引かれなかったので。
授業は聞かず、地図帳ばかりぼんやり眺めてました。
覚えたのは、北欧に「スケベニンゲン」という都市があることだけでした。
歴史も、世界史はからっきし。
ということで、まずはタクラマカン砂漠について勉強し直しましょう。
↓例によって、WIKIの記述です(出典⇒https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%82%AB%E3%83%B3%E7%A0%82%E6%BC%A0)。
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タクラマカン砂漠は、中央アジアのタリム盆地の大部分を占める砂漠である。
南は崑崙山脈、西はパミール高原、北は天山山脈、東はゴビ砂漠に囲まれている。
一帯は現在中国の新疆ウイグル自治区に属している。
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げ。
中国だったんですか。
↓新疆ウイグル自治区の位置です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E7%96%86%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B0%E3%83%AB%E8%87%AA%E6%B2%BB%E5%8C%BA#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:China_Xinjiang.svg
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2021/08/19 05:43
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タクラマカン砂漠(つづき)
さらに、「地理」から引用を続けます。
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面積はおおよそ324,000km2、東西約1000km、南北約400kmとされるが、砂漠の境界は明確ではないので、数値は諸家により大きく異なる。
世界の砂漠の中では16位の大きさとされるが、その大部分が砂丘に覆われており、砂砂漠としては世界最大級ともいわれている。
標高は非常に低く、最低海抜はマイナス130メートルである。
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海抜マイナス130メートルって……。
なんでそんな地形が出来たんですかね。
新疆ウイグル自治区って、内陸だから山岳地帯のイメージでしたけど。
こんな低い場所もあるんですね。
タクラマカン砂漠の面積は、324,000km2。
ちなみに、日本の面積は、378,000km2。
ほぼ同じです。
新疆ウイグル自治区の大部分がタクラマカン砂漠なのかと思ったら……。
違いました。
新疆ウイグル自治区の面積は、1,664,897km2ありました。
タクラマカン砂漠は、20%を占めてるに過ぎません。
あと、驚いたのが、新疆ウイグル自治区の人口。
正直、数万人かと思ってました。
たいへん失礼いたしました。
2,500万人でした。
中国にとって「ウィグル問題」は、かなり大きな事案だということが納得出来ました。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2021/08/19 05:44
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タクラマカン砂漠(つづきのつづき)
さらに、「気候」から引用を続けます。
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タリム盆地はヒマラヤ造山運動に伴って形成された地形であり、今からおよそ2万年前の最後の氷期から現在の間氷期へと遷り変わる頃には、盆地のほぼ全域がカスピ海のような極めて広大な湖となったが、その後気候が温暖化するにつれて次第に水が失われ、大部分が砂漠になったと考えられている。
南はヒマラヤ山脈やカラコルム山脈、崑崙山脈、チベット高原、西はパミール高原、北は天山山脈といった山岳地帯に囲まれ、東にはゴビ砂漠が広がっているため、典型的な砂漠気候であり、降水量は年に数ミリ程度と非常に乾燥している。
シベリア寒気団に近いので、冬季にはマイナス20℃を下回る極端な低温となる一方、夏季には40℃を超えることもある。
アジア大陸の中心部に位置し海から遠く離れているため、昼夜の気温の変動も大きい。
春から夏にかけては、カラ・ブラン(黒い嵐)と呼ばれる猛烈な砂嵐が発生することがある。
2008年の中国雪害のときには、いくつかの観測所で史上初めて約4cmの積雪が観測された。
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湖が干上がったところだから、海抜マイナス130メートルだったんですね。
しかしその気候、過酷すぎ。
降水量、年に数ミリって……。
タクラマカン砂漠は、日本から4,875km離れてます。
でも、その砂漠の砂は、間違いなくわが家の庭にあります。
なぜなら、毎春、黄砂として飛んできますから。
わたしのパッソも砂だらけになります。
でも、洗車はしません。
汚れが目立たないので。
バナナシェイクイエローという車体色。
早い話、黄砂色です。
それでも、毎年1回くらいは洗うんですが……。
今年は、車検のとき頼んだので、やらなくて済みました。
タクラマカン砂漠、遠くて近い存在ですね。











![[官能小説] 熟女の園](https://livedoor.blogimg.jp/mikikosroom2008/imgs/3/e/3e07a9c3.gif)





































































































