Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 3329
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 夏の暑い日のことだった。
 スーパーでの買物中に、彼女を見かけた。
 絵里子が見ても、挙動がおかしかった。
 お菓子の棚だった。
 手に取ったチョコレートの箱を、スカートのポケットに突っこんだ。
 絵里子は、彼女が棚を離れる前に近づき、後ろから声を掛けた。

「戻しなさい」

 彼女は、雷に撃たれたようにビクリとした。

「見られてたわよ。
 保安員に」

 彼女は、憐れなほどうろたえた。
 これはウソだった。
 しかし、これほど稚拙な万引きでは、ほんとうに見られていてもおかしくない。
 監視カメラもあるし。
 彼女の万引きを止めたのは、決して彼女のためを思ってのことではなかった。
 住民から万引き犯が出れば、マンションの資産価値も下がりかねない。
 彼女がチョコレートの箱を戻すのを確認し、絵里子は自分の買物に戻った。

 スーパーを出て、歩き出したときだった。
 彼女が、道路脇に突っ立っていた。
 一瞬、因縁でも付けられるのかと思った。
 しかし、近づいて来た目を見て、違うことがわかった。
 絵里子の前まで来ると、彼女は深く頭を下げた。

「さっきの、初めてよね」
「はい」

 声を出して気が緩んだのか、涙が後を追って零れ落ちた。
 人目があるので、彼女の腕を取り、舗道脇のポケットパークに促した。
 ベンチに座る。

「良かったわ。
 初めてのときに止められて」
「すみませんでした」
「どうしたの?
 チョコレートがほしかったわけじゃなかったんでしょ?」
「春に就職したんですけど……。
 わたしトロいから。
 最初は親切に教えてくれてた先輩も……。
 だんだん言葉がキツくなって。
 それが、職場全体に広がってったっていうか……。
 わたしを怒るのがブームみたいになったって感じで」
「それで、辞めたのね」
「はい」
由美と美弥子 3328目次由美と美弥子 3330

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2021/06/27 06:32
    • 今日は何の日
       6月27日は、『ちらし寿司の日』。
       ちらし寿司などの調理用食材の製造販売メーカーである『㈱あじかん(https://www.ahjikan.co.jp/)/広島市西区』が制定。
       日付は、6月27日が、岡山のちらし寿司「ばら寿司」が生まれるきっかけとなった池田光政(備前岡山藩主)の命日であることから。
       山の幸、海の幸などの食材をたっぷり使ったちらし寿司を食べて……。
       夏に向けて元気になってもらうことが目的。
       記念日は、2004(平成16)年、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。

       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/106273.html)のページから転載させていただきました。

       さらに同じページから、「ちらし寿司について」を引用させていただきます。

       ちらし寿司とは、酢飯に多種類の具材を合わせて作る寿司のことで……。
       単に「ちらし」と呼ばれることもあります。
       ちらし寿司の「ちらし」は、寿司飯の中、または上に、様々な具材を「散らす」ことに由来します。
       ちらし寿司の誕生には諸説あります。
       一説には、江戸時代の1654年、備前(現:岡山県)で大洪水が起き……。
       当時の藩主・池田光政が、汁物以外に副食を一品に制限する「一汁一菜令」という倹約令を出したことがきっかけといわれてます。
       災害復旧の中、食事まで制約された人々は、そのような状況で少しでも美味しい食事をしたいという思いから……。
       できる限りの具材をご飯に混ぜ込み、小さな幸福を噛みしめながら苦境を乗り越えました。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2021/06/27 06:32
    • 今日は何の日(つづき)
       引用を続けます。

       その時の混ぜご飯が、現在のちらし寿司の原型となったとされてます。
       また、「一汁一菜令」が出されてた当時、寿司の具材を器(寿司桶)の底に敷き……。
       それらを酢飯で覆い隠すことで粗食を装い、食事の直前に器をひっくり返して食卓を飾ったという逸話もあります。

       以上、引用終わり。

       なるほど。
       池田光政の悪政に対抗するかたちで、「ちらし寿司」が誕生したというわけですね。
       その当の悪政の主の誕生日を記念日にするとは……。
       おぬしら、やるのう。
       あ、記念日を決めたのは、『㈱あじかん』さんか。

       実際、倹約令を出す殿様ってのは、頭が良くないです。
       当人は思いつきで言ったのかも知れませんが……。
       止める家臣がいなかったのがいけません。
       ま、聞く耳を持たなかったのかも知れませんが。
       徳川幕府でも、何回かありましたね。
       享保の改革(徳川吉宗)、寛政の改革(老中・松平定信)、天保の改革(老中・水野忠邦)。
       武士に対し、倹約令を出すのは理に叶ってます。
       武士は、まったく生産せず、消費するだけの存在ですから。
       財政改革のためには、消費を抑制するしかありません。
       しかしその倹約令を、町人にまで命じたのが大間違い。
       町人は、経済を回すという重要な役目を担ってました。
       それを締めつけるというのは……。
       回転する経済の軸に楔を打ちこむようなもので、まさにアホの所業です。
       むしろ、もっと散在を奨励すべきでした。
       ま、ちょっと奨励は難しいでしょうが……。
       見て見ぬ振りをすればいいだけのことです。
       町人社会は、勝手にどんどん回ってくれたはず。

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2021/06/27 06:32
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       「ちらし寿司」に戻ります。
       わたしの住むあたりでは……。
       何かのおりに、「ちらし寿司」を作るという風習はありません。
       ていうか、そもそも、「地域の風習」というのがほとんどないです。
       戦前までは一面の湿地帯で、民家がなかったせいですかね?
       とにかく、家で「ちらし寿司」が作られたという記憶はないです。
       桶などもありませんでしたし。

       「ちらし寿司」と聞いて、まず頭に浮かぶのが……。
       北島三郎です。
       しかし、歌というのは強力ですね。
       「ちらし寿司」と聞いた途端……。
       ↓「ちょいと、すし太郎~♪」のフレーズが脳裏に流れます。
      https://www.youtube.com/watch?v=utm3hbrrvHM

       永谷園だったんですね。
       子供のころから、永谷園のお茶漬けは食べてました。
       でも、「すし太郎」は、一度もありませんね。
       あ、寿司桶がなかったから、作られなかったんですかね?
       寿司桶というのは、間違いなく、思い切り嵩張ります。
       折りたたみなんてないんでしょ?
       普通のお家では、どこに仕舞ってるんですかね?
       食器棚の上には乗りませんよね?
       あ、そうか。
       底を下にして仕舞おうとするから、場所を取るわけだ。
       立てれば、細い隙間にも押しこめそうです。
       でも、歪みませんかね?

    • ––––––
      4. 手羽崎 鶏造
    • 2021/06/27 10:14
    • 江戸時代、武士浪人のための
      費用こそ倹約の対象ではなかったか
      という管理人さまの慧眼。

      ひょっとすると「浪費」の語源、
      浪とは仰せの通り「浪人」のことで
      あったかもしれませぬな。

      管理人さま、恐るべし

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2021/06/27 11:53
    • そんな……
       恐れるほどの意見ではありませんがな。
       町人に質素倹約を強いたのが間違いという方を言いたかったのです。
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