2021.6.21(月)
■
洗濯機の渦を見つめながら沈んでいた妄想の淵から、絵里子はようやく顔をあげた。
洗濯機の中では、絵里子と美咲のワンピースが、組んずほぐれつの乱行を続けていた。
ときおり泡の間から、絡まった布地が顔を出す。
絵里子は口角をあげた。
抜け殻だけではなく、これから本体が交わるのだ。
絵里子は、ようやく洗濯機の前を離れると、キッチンに向かった。
全裸の肌に空気が纏わるようだった。
冷蔵庫脇の隙間から、折りたたみの踏み台を引き出し、シンクの前に据える。
踏み台に上がり、吊り戸棚の扉を開く。
戸棚自体は、踏み台を使わずとも開くことは出来る。
しかし、戸棚の上段、しかも奥となると……。
踏み台なしでは、そこからの出し入れは不可能だ。
170㎝あるかないかの夫でも、踏み台は必要なはずだ。
そして夫が踏み台を使ってまで、吊り戸棚の上段奥に手を入れる可能性は……。
皆無だ。
すなわち、絶好の隠し場所となる。
絵里子は上段奥に手を伸ばし、黒い紙箱を引き出した。
戸棚の扉を閉め、踏み台を下りる。
両手で捧げた黒い箱を、ダイニングテーブルに置く。
玉手箱を扱うように、箱の蓋を開く。
中身は、水色の絹の布で覆われていた。
丁寧に布地を払う。
現れたのは、箱よりも更に黒い、異形のアイテムだった。
子猫を抱くように両手で持ちあげる。
シリコンが手にしっとりと吸いつく。
わだかまっていたストラップが垂れ下がる。
三角形の基盤の3つの頂点から、ストラップが伸びていた。
三角形の基盤の中央部は、円形に窪んでいる。
凹みの内側には、ネジ溝が切ってある。
もうひとつの部材を着脱するための仕組みだ。
絵里子は、箱の底からその部材を取りあげた。
太い棒状のアイテムだった。
長さは、14㎝ほど。
表面には凹凸があり、先端部は丸く膨れていた。
基部は平らで、やはりネジ溝が切られている。
もちろん、男性の陰茎を模したディルドゥだった。
絵里子はそのディルドゥを、三角形の基板中央にあてがい、ネジ溝を合わせる。
ゆっくりとディルドゥを回転させ、2つの部材を組み合わせる。
ひとつとなったアイテムは、さらにその異形を際立たせた。
洗濯機の渦を見つめながら沈んでいた妄想の淵から、絵里子はようやく顔をあげた。
洗濯機の中では、絵里子と美咲のワンピースが、組んずほぐれつの乱行を続けていた。
ときおり泡の間から、絡まった布地が顔を出す。
絵里子は口角をあげた。
抜け殻だけではなく、これから本体が交わるのだ。
絵里子は、ようやく洗濯機の前を離れると、キッチンに向かった。
全裸の肌に空気が纏わるようだった。
冷蔵庫脇の隙間から、折りたたみの踏み台を引き出し、シンクの前に据える。
踏み台に上がり、吊り戸棚の扉を開く。
戸棚自体は、踏み台を使わずとも開くことは出来る。
しかし、戸棚の上段、しかも奥となると……。
踏み台なしでは、そこからの出し入れは不可能だ。
170㎝あるかないかの夫でも、踏み台は必要なはずだ。
そして夫が踏み台を使ってまで、吊り戸棚の上段奥に手を入れる可能性は……。
皆無だ。
すなわち、絶好の隠し場所となる。
絵里子は上段奥に手を伸ばし、黒い紙箱を引き出した。
戸棚の扉を閉め、踏み台を下りる。
両手で捧げた黒い箱を、ダイニングテーブルに置く。
玉手箱を扱うように、箱の蓋を開く。
中身は、水色の絹の布で覆われていた。
丁寧に布地を払う。
現れたのは、箱よりも更に黒い、異形のアイテムだった。
子猫を抱くように両手で持ちあげる。
シリコンが手にしっとりと吸いつく。
わだかまっていたストラップが垂れ下がる。
三角形の基盤の3つの頂点から、ストラップが伸びていた。
三角形の基盤の中央部は、円形に窪んでいる。
凹みの内側には、ネジ溝が切ってある。
もうひとつの部材を着脱するための仕組みだ。
絵里子は、箱の底からその部材を取りあげた。
太い棒状のアイテムだった。
長さは、14㎝ほど。
表面には凹凸があり、先端部は丸く膨れていた。
基部は平らで、やはりネジ溝が切られている。
もちろん、男性の陰茎を模したディルドゥだった。
絵里子はそのディルドゥを、三角形の基板中央にあてがい、ネジ溝を合わせる。
ゆっくりとディルドゥを回転させ、2つの部材を組み合わせる。
ひとつとなったアイテムは、さらにその異形を際立たせた。
コメント一覧
-
––––––
1. Mikiko- 2021/06/21 06:23
-
今日は何の日
6月21日は、『えびフライの日』。
各種の冷凍食品の製造販売を手がけ……。
全国の量販店、コンビニ、外食産業などに流通させてる『㈱味のちぬや(http://www.chinuya.com/)/香川県三豊市』が制定。
日付は、曲がったえびの形が「6」に見えることと……。
「フ(2)ライ(1)」と読む語呂合わせから。
多くの人が大好きな「えびフライ」の記念日をきっかけとして……。
美味しいえびフライを、もっと食べてもらうことが目的。
記念日は、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されてます。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/106217.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、「えびフライについて」を引用させていただきます。
えびフライ(海老フライ)は、海老を多量の食用油で揚げた日本発祥の料理です。
日本で開発されたカツ料理の一つであり、代表的な洋食料理でもあります。
海老にパン粉を付けて、油で揚げるというカツの手法により作られます。
キャベツ、キュウリ、トマトなどの野菜を添えて出され……。
えびフライには、タルタルソースやウスターソースなどをかけて食べられます。
続きは次のコメントで。
-
––––––
2. Mikiko- 2021/06/21 06:23
-
今日は何の日(つづき)
引用を続けます。
エビフライの素材は、高級店では主にクルマエビが使用されますが、漁獲量の低迷と価格高騰の影響があり……。
一般的にはブラックタイガー(ウシエビ)を使用する店が多くなってます。
ほかには、高級なコウライエビ(大正エビ)、イセエビ、ニシキエビなどを使う例もあります。
また、安価な冷凍食品などでは、バナメイエビが用いられることが多いです。
えびフライの発祥には諸説があります。
そのひとつは、1900(明治33)年(今から121年前)にさかのぼります。
東京・銀座の洋食屋「煉瓦亭」で、豚カツやメンチカツが人気を博したことから着想を得て……。
同様のフライ料理のひとつとして考案されたという説です。
以上、引用終わり。
エビフライは、好物です。
でも不思議と、惣菜として、それだけ買って帰った記憶はありません。
それでは、どういう機会で食べてるかというと……。
クリスマスやお正月用の、オードブルですね。
スーパーで、大きな丸いプラ容器に盛られてるやつ。
エビフライは、必ず入ってますから。
でも、そういうのを食べるのは、お正月とお盆くらいです。
なので、エビフライを食べる機会もそのときだけです。
わたしは、断然タルタルソース派なのですが……。
買い忘れてて、無念のほぞを噛む(それほどでは……)こともしばしば。
チューブのやつを買いおいてても……。
使うのが半年に1回じゃ、賞味期限が切れちゃったりしてますしね。
続きはさらに次のコメントで。
-
––––––
3. Mikiko- 2021/06/21 06:24
-
今日は何の日(つづきのつづき)
しかし、日本発祥の料理だとは知りませんでした。
外人は何をやってたんですかね。
思いつくでしょ、普通。
思いつかないものなんですかね。
日本人が思いついたのは、別に不思議ではありません。
エビ天があったからでしょう。
エビフライは、天ぷら粉がパン粉に代わっただけです。
エビ天が和食で、エビフライが洋食だという証左のひとつとして……。
丼ものの存在があると思います。
すなわち、天丼はありますが……。
エビフライ丼はありません。
と思ってネットを調べたら、これが山のようにありました。
でも、家庭料理のようです。
しかも、単にエビフライが乗ってるのではなく……。
卵で閉じられたり、出し汁のようなものが掛けられたりしてました。
確かに、カリカリのエビフライが乗ってるだけじゃ、ちょっとね。
しかし、この卵とじという手法、実に素晴らしいと思います。
そう云えば、卵で閉じた天丼もあるようですね。
その名も、玉天丼。
美味しいに決まってます。
でも……。
つらつら考えるに、わたしはお店で天丼を食べたことがないかも知れません。
お蕎麦屋さんにあるんですかね?
ただし、お店で食べる場合、悩ましいことがひとつあります。
これは、エビ天でもエビフライでも言えること。
すなわち、尻尾をどうするか。
わたしは、家で食べる場合、必ず尻尾まで食べます。
カリカリで美味しいですから。
揚げたエビの尻尾だけ盛った一品があれば、必ず注文するのにと思います。
人が食べ残したのを揚げたのは遠慮しますが。
でもやっぱり、見栄坊だから……。
お店では、尻尾を残して帰るんでしょうね。
残さなかったら……。
「あの客、尻尾まで食いやがった」って笑われそうです。
店を出るときは、まさに後ろ髪を引かれる思いでしょう。
-
––––––
4. 手羽崎 鶏造- 2021/06/27 00:55
-
うーん、そこのところが奥ゆかしい
管理人さまとワタシの決定的な違い
だと思います。
(人さまの生き方なのでそれは
それでいいのですが。)
店の人(他人)がどう見ていようがなんて
店の立場にもなったことがありますが
まず見ていないというか、気にして
くれていないものです。
逆に、人が瞬間どう好奇な目で見て
くれているかは快感を感じる方かな。
例えばラブホを奥さんと使うときなんかは
入口・出口あたりの通行人、館内で
かち合うカップルなどがどう憶測して
くれているのか愉快さを感じてしまいます。
ああイケナイ。
-
––––––
5. Mikiko- 2021/06/27 06:22
-
食べ残し
外国では、持ち帰れるお店も多いようですね。
それなら、エビの下半分を持ち帰って……。
家で存分に尻尾を食べられます。
でも、日本のような高温多湿の風土では……。
食中毒の心配から、持ち帰りは普及しないでしょうね。
-
––––––
6. 手羽崎 鶏造- 2021/06/27 10:22
-
<本篇より>
「絵里子は、箱の底からその部材を取りあげた。
太い棒状のアイテムだった。
長さは、14㎝ほど。」
ふむ、14cmをどう見るかですな。
拙砲と比べると羨ましい限りのサイズです。
負け惜しみも有って申すのですが、
短小は短小なりに、膣内に収まりきると
根っこの陰毛はじめ地肌が女性器の火口入口
に触れて(摺れることで)イイわと言われることも
あるのですぞ。エッヘン。
-
––––––
7. Mikiko- 2021/06/27 11:49
-
小なる人は……
太らないことが大事です。
お腹の脂肪に埋もれてしまいますから。