2021.6.14(月)
頭がクラクラした。
我慢できない。
この変態を解き放ちたい。
絵里子は鏡の前を離れた。
窓辺に向かう。
レースのカーテンを引き開ける。
掃き出し窓のクレセント錠を上げ、窓を開く。
テレビのスイッチを入れたように、音が飛びこんでくる。
といっても、マンションの高階なので、下の道路から聞こえる車の走行音だけだが。
目の前はベランダだ。
ベランダは金属柵ではなく、コンクリートの腰壁になっている。
壁の高さは絵里子の乳房の下まである。
すなわち外界からは、絵里子の上半身しか見えない。
といっても、対面するマンションなどはなく……。
ベランダの外から絵里子を見るのは、カラスくらいなのだが。
しかし今日だけは、観客が欲しかった。
見てほしいのだ。
息子のブリーフを穿いた変態主婦の姿を。
絵里子の昂奮は、目の前の空間に幻灯を映し出した。
無数の目。
マンションの住人たち。
管理人。
息子の担任。
授業参観で着飾った母親たち。
絵里子を取り囲み、凝視している。
絵里子は、息子のブリーフに手を突っこみ、性器を鷲掴む。
熱かった。
掌底を恥丘に押しあてる。
始動する。
あざ笑う目。
「まぁ、なんていう変態なのかしら」
「息子さんのブリーフを穿いてオナニーなさるなんて」
「しかもそのブリーフには、息子さんの精液がべったり」
「妊娠しないのかしら」
「するつもりなんじゃないの」
「息子の子供を妊娠するなんて、ケダモノですわ」
「どこがいいのかしら?
あんなおこちゃま。
わたしはやっぱり、大人が良いわ」
「先生とか?」
「そうよ。
大きそうじゃない?」
「想像してた?
三者面談で」
「もちろんよ。
男と女が向かい合ってて……。
互いの性器は、薄い布地に覆われてるだけ。
その布地を取り去って結合すれば……。
わたしはぜったいに妊娠する自信があるわ。
そんな男女が、生真面目な顔で向き合って。
なんだか気が変になりそうだった」
我慢できない。
この変態を解き放ちたい。
絵里子は鏡の前を離れた。
窓辺に向かう。
レースのカーテンを引き開ける。
掃き出し窓のクレセント錠を上げ、窓を開く。
テレビのスイッチを入れたように、音が飛びこんでくる。
といっても、マンションの高階なので、下の道路から聞こえる車の走行音だけだが。
目の前はベランダだ。
ベランダは金属柵ではなく、コンクリートの腰壁になっている。
壁の高さは絵里子の乳房の下まである。
すなわち外界からは、絵里子の上半身しか見えない。
といっても、対面するマンションなどはなく……。
ベランダの外から絵里子を見るのは、カラスくらいなのだが。
しかし今日だけは、観客が欲しかった。
見てほしいのだ。
息子のブリーフを穿いた変態主婦の姿を。
絵里子の昂奮は、目の前の空間に幻灯を映し出した。
無数の目。
マンションの住人たち。
管理人。
息子の担任。
授業参観で着飾った母親たち。
絵里子を取り囲み、凝視している。
絵里子は、息子のブリーフに手を突っこみ、性器を鷲掴む。
熱かった。
掌底を恥丘に押しあてる。
始動する。
あざ笑う目。
「まぁ、なんていう変態なのかしら」
「息子さんのブリーフを穿いてオナニーなさるなんて」
「しかもそのブリーフには、息子さんの精液がべったり」
「妊娠しないのかしら」
「するつもりなんじゃないの」
「息子の子供を妊娠するなんて、ケダモノですわ」
「どこがいいのかしら?
あんなおこちゃま。
わたしはやっぱり、大人が良いわ」
「先生とか?」
「そうよ。
大きそうじゃない?」
「想像してた?
三者面談で」
「もちろんよ。
男と女が向かい合ってて……。
互いの性器は、薄い布地に覆われてるだけ。
その布地を取り去って結合すれば……。
わたしはぜったいに妊娠する自信があるわ。
そんな男女が、生真面目な顔で向き合って。
なんだか気が変になりそうだった」
コメント一覧
-
––––––
1. Mikiko- 2021/06/14 06:00
-
今日は何の日
6月14日は、『世界献血者デー』。
国際赤十字赤新月社連盟、世界献血団体連盟、国際輸血学会が、2004(平成16)年に制定。
「国際デー(https://www.unic.or.jp/activities/international_observances/days/)」の一つ。
英語表記は、「World Blood Donor Day」。
日付は、ABO式血液型を発見した病理学者カール・ラントシュタイナー(1868~1943)の誕生日から。
ラントシュタイナーは、かつての国家「オーストリア=ハンガリー帝国」の生まれで……。
1900(明治33)年に、ABO式血液型を発見しました。
なお、ラントシュタイナーが発見したのはAB型以外の3つであり……。
論文の発表時点ではA型、B型、C型としてました。
この発見により、1930(昭和5)年、ノーベル生理学医学賞を受賞してます。
「世界献血者デー」は……。
1995(平成7)年に「国際献血者デー」、2000(平成12)年に「世界保健デー」を開催した経験に基づいて制定されました。
その後、2005(平成17)年に、「世界保健機関(WHO)」の総会決議において、記念日として承認されました。
この決議では、血液の安全に関わる国際機関や団体に対して……。
「世界献血者デー」を推進し、協働して支援を行うように要請してます。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/106146.html)のページから転載させていただきました。
続きは次のコメントで。
-
––––––
2. Mikiko- 2021/06/14 06:00
-
今日は何の日(つづき)
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
この記念日は、献血者に感謝するとともに……。
人の血液から製造される血液製剤を必要とする患者のために、献血が欠かせないことを知ってもらう日。
また、血液製剤の世界的な需要が高まる中で……。
献血活動に協力するボランティアに敬意を表し、その活動を広く認識してもらう日でもあります。
毎年テーマを決めて、この日を中心に世界各国で様々なイベントなどが実施され……。
世界中の人々に、「自発的で定期的な献血」に協力してもらえるよう呼びかけてます。
日本では、日本赤十字社が献血推進を目的としたライブイベントなどを開催してます。
以上、引用終わり。
献血の経験はあります。
少ないですが。
東京に住んでたころもやりました。
こちらに帰ってからは、しばらくは近くに献血ルームがない会社だったのでしてませんでした。
でも、今の会社に移ってからは、銀行の行き帰りに献血ルームの前を通るようになりました。
で、しばらくぶりにしてみました。
もう、何年も前になりますが。
結果……。
風邪を引いて寝込みました。
やっぱり、血をたくさん抜かれると、体力が落ちるんでしょうね。
冬だったのも失敗でした。
医者がかりになり、治療費で数千円の出費でした。
以来、してません。
リスクに対し、あまりにも見返りがなさすぎるので。
続きはさらに次のコメントで。
-
––––––
3. Mikiko- 2021/06/14 06:00
-
今日は何の日(つづきのつづき)
かつては売血と云って、血液を売る仕組みがありました。
一種の不労所得ですから、それに頼ってしまう人も少なからずいたようです。
そんな経緯から、売血の制度は廃止されたんでしょうね。
しかしね。
今みたいに、献血のお礼がヤクルト1本っていうのも、非常識な話じゃないかと思います。
身体の中の、大切な組織を提供するんですよ。
実際わたしは、血を抜かれて風邪を引きましたし。
当然、リスクがあるわけです。
ヤクルトじゃ見合いませんって。
もちろん、売血に戻せとはいいません。
でも、現金じゃなくて、ポイントを付与するような仕組みは必要なんじゃないですか。
それで食べていけてはダメなので……。
きっちり、献血の間隔は空けるようにしなければなりませんが。
それにしても、人工血液って、出来ないものなんですかね?
調べてみましたが……。
いろいろ複雑で、簡単にまとめられるものではありませんでした。
わたしが献血する機会は……。
今の制度下では、たぶんもうないでしょう。
献血保険って、出来ないもんですかね?
献血で風邪引いたっていう証明が面倒か。