Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 3278
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「どうするの?
 通報されたら」
「証拠がないでしょ。
 写真、撮られたわけじゃないんだから」

 そう言いながらも典子は、あたりの頭上を見回した。
 監視カメラが設置されていないか確認したのだ。
 幸い、カメラを設置できる街灯のような柱は見あたらなかった。

「ちょっと放してよ。
 仕舞えないじゃないの」

 薫は、おっ立てたままの陰茎に手をかけた。
 この後に及んで、まだ勃起を収めていないのは、さすがわがパートナーだ。
 本当は昂奮しているのだ。
 赤の他人に陰茎を見せたことで。
 2人はパートナー。
 変態という絆でしっかりと結ばれている。

「先生もスカート下ろして」

 ふふ。
 クビになっても先生。
 万里亜も薫も、典子のことをこう呼ぶ。
 教授時代には、先生と呼ばれることを嫌う同僚もいた。
 先生という呼びかけには、“センセイ”という、少し小馬鹿にしたニュアンスも含めることが出来るからだ。
 しかし、呼んでる方に決して他意があるわけではない場合も多い。
 「先生」は、一番呼びやすいのだ。
 なので典子は、万里亜や薫にそう呼びかけられても、屈折を感じることはない。

 しかし、実際の先生ではなくなったとしても……。
 法律から解放されたわけではない。
 たとえ風俗店の経営者でも、公共の場で性器を見せれば罪に問われる。
 ここは退散するのが順当だろう。
 典子が、薫の陰茎から手を離そうとしたときだった。
 ヒール音が、また聞こえて来たのだ。
 OLが立ち去った方からだった。
 一瞬、警官でも連れて戻ったかと思ったが……。
 聞こえてくるのは、1人分のヒール音だけだった。
 改めて思い直して、非難する気にでもなったのだろうか。
 それならそれで、こっちにも考えがある。
 典子の敵愾心に再び火が点いた。
由美と美弥子 3277目次由美と美弥子 3279

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2021/04/17 06:13
    • 今日は何の日
       4月17日は、『恐竜の日』。
       1923(大正12)年4月17日(今から98年前)。
       アメリカの動物学者ロイ・チャップマン・アンドリュース(Roy Chapman Andrews/1884~1960)が……。
       ゴビ砂漠へ向けて北京を出発しました。
       その後、5年間に及ぶ探検で、恐竜の卵の化石(25個)を世界で初めて発見したのです。
       また、彼はかつてゴビ砂漠が植物で生い茂った平野であり、大きな湖があったことを証明しました。
       これらの発見が、その後の本格的な恐竜研究の始まりとなりました。

       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/104171.html)のページから転載させていただきました。

       さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。

       Wikipediaのアンドリュースの頁(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9)では……。
       4月17日についての情報はありませんが、1923年7月13日に探検隊は世界で初めて恐竜の卵の化石を発見した、との記述があります。
       その卵の化石は、当初は角竜類のプロトケラトプスのものだと考えられてましたが……。
       1995(平成7)年、獣脚類のオヴィラプトルのものであると同定されました。

       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2021/04/17 06:13
    • 今日は何の日(つづき)
       引用を続けます。

       アンドリュースは探検中、危機一髪の状況に何度も遭遇し、その度に切り抜けてきました。
       それら多くのエピソードが、今も伝えられてます。
       クジラ、サメ、ニシキヘビ、オオカミ、盗賊や中国兵に襲われたこともありました。
       これらの経験から、彼は映画『インディ・ジョーンズ』の主人公インディアナ・ジョーンズのモデルの一人と言われてます。

       以上、引用終わり。

       最後の記述、クジラに襲われることなんてあるんですかね。
       ゴビ砂漠に行ったんじゃないの?

       でもなんで、恐竜の卵の化石を発見した7月13日ではなく……。
       北京を出発した4月17日が記念日になったんでしょうか。
       ま、北京を踏み出した第1歩が、大きな発見の端緒になったことは確かですが。

       しかし、こういう冒険に出る人の気が知れません。
       さらに不思議なのは、この冒険の資金が、どこから出たのかと云うこと。
       ↑のWIKIには書かれてないんですよ。
       パトロンがいなければ出来ないと思うのですが。
       今なら、テレビ局が資金を出して同行するということもあるでしょうが……。
       当時は、そんなのもありませんよね。

       そう云えば、先日のMHKニュースでやってました(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210412/k10012970911000.html)。
       福井県大野市の「道の駅九頭竜」には、恐竜の親子の模型が置かれてます。
       でも冬の間は、積雪で壊れないよう、倉庫に保管されてるそうです。
       4月12日、その親子の模型が倉庫から運ばれ、道の駅に設置されたとのこと。
       雪で壊れるというのがちと情けない気がしますが……。
       どうやら、いろんな部分が動く模型らしいです。

       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2021/04/17 06:14
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       しかし、なんで福井県大野市で恐竜なのか。
       ↓『大野市化石発掘体験センター』の記述です。
      +++
       明治15年、大野市下山で日本で初めてのジュラ紀のアンモナイトが発見されました。
       その後の研究では、「シュードニューケニセラス・ヨコヤマイ」と名付けられた、世界でこれまでに大野市とチベットの2ヶ所でしか発見例のないジュラ紀のアンモナイトも報告されています。
       このような研究の積み重ねにより、大野市では中期ジュラ紀(約1億6600万年前)から後期ジュラ紀(約1億6000万年前)にかけての 様々なアンモナイトの産出が知られるようになり、現在ではアジアの重要なアンモナイト研究の拠点として国際的に評価されています。
       近年では、前期白亜紀(約1億3000万年前)の地層から恐竜の歯化石が発見され、北陸地方の重要な恐竜化石の研究拠点としても注目されています。
      +++

       出たのは、歯の化石のようです。
       ↑の模型はティラノサウルスだそうですが……。
       これが大野市にいたわけではなさそうです。
       でも、近くでティラノサウルスの仲間の化石は見つかってるとのこと。
       どの程度の仲間なのかはわかりませんが。

       恐竜さんも、福井の雪には驚くでしょう。
       彼らが棲んでたころは、シダの生い茂る温暖な気候だったでしょうから。
       現在、地球温暖化への警鐘がしきりです。
       でも、地球の歴史上で……。
       決して今が、一番温暖化の進んだ時代ではない、ということだけは覚えておく必要があります。

    • ––––––
      4. 手羽崎 鶏造
    • 2021/04/17 09:16
    • 大野市近辺で、少年が
      何か、恐竜に関連したものを
      見つけたという話を聞いた
      ことがあります

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2021/04/17 18:10
    • 検索してみましたが……
       ちょっとヒットしないようです。
       恐竜の化石は、福井県勝山市でたくさん出るみたいですね。

    • ––––––
      6. 手羽崎 鶏造
    • 2021/04/17 18:51
    • すみません、完全に
      勘違いでした、
      福井県の大野・勝山のことではなく
      フタバ・スズキリュウを見つけた
      鈴木くんのことでした。

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2021/04/18 06:28
    • 福井県ではなく福島県
       双葉町で見つかったのかと思いましたが……。
       いわき市なんですね。
       双葉層群という地層名がその名の由来だとか。
       スズキはもちろん、発見者の鈴木くんです。

    • ––––––
      8. 手羽崎 鶏造
    • 2021/04/18 10:07
    • ところで、ゴビ砂漠って、
      ゴミ砂漠だと思い込んでいましたっけ。
      想像しただけで近寄りたくない場所
      でした
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