2021.2.26(金)
普段の清楚な表情からは、想像だに出来ない変貌だった。
長いオナニー生活で、イキ顔を人に見せることがなかったため……。
こんな無防備な表情が放置されて来たのかも知れない。
しかしわたしは、その不様とも言える顔に、いっそう昂まりを覚えた。
嗜虐心が、会心の焔となって燃えさかった。
「が。
が、が、が」
槻本くんが……。
いや、槻本くんにはもう意識がない。
槻本くんの身体が、痙攣を始めた。
細い脚が、間欠的にわたしの腰を締めつける。
「昭夫、危ない。
また抜けなくなるわよ」
閉経が近いであろう吉崎さんは、妊娠の可能性も高くはないだろう。
しかし、槻本くんの年齢なら、まだまだ子宮は現役のはずだ。
中で出すわけにはいかない。
槻本くんの痙攣は、膣でも起こっていた。
膣壁が、オナホールさながらに陰茎を締めつける。
一気に追いこまれた。
まずい。
わたしは、海老のごとく腰を突きあげ、陰茎をひっこ抜いた。
間に合った。
わたしは、腰を締めつける槻本くんの両脚を、着ぐるみを脱ぐように押し下げた。
槻本くんの呪縛から抜けた身体は、一瞬でソファーに飛び乗った。
掴んだ陰茎を、槻本くんの死に顔に向ける。
「出る」
宣言と同時に、精液が噴出した。
顎が落ちて開いた口に、精液が飛びこんでいく。
逸れた精液が、槻本くんの頬に貼りついた。
わずかに、血の色が混じっていた。
それもそのはずだ。
わたしの陰茎には、編み目のように血の筋が纏わっていたからだ。
やはりそうだった。
槻本くんは、処女だったのだ。
志津子は呆然とした顔で、わたしの陰茎を見つめていた。
妻の眼前で、部下の処女を奪ったのだ。
こんな幸せな男があるだろうか。
ありがとう、神様。
ありがとう、愛しき女たち。
わたしの両膝が、ソファーの座面に落ちた。
わたしの上体が、ゆっくりと2人の女に被さっていく。
わたしの意識は……。
充足の煙となって、後ろ頭から抜けていった。
長いオナニー生活で、イキ顔を人に見せることがなかったため……。
こんな無防備な表情が放置されて来たのかも知れない。
しかしわたしは、その不様とも言える顔に、いっそう昂まりを覚えた。
嗜虐心が、会心の焔となって燃えさかった。
「が。
が、が、が」
槻本くんが……。
いや、槻本くんにはもう意識がない。
槻本くんの身体が、痙攣を始めた。
細い脚が、間欠的にわたしの腰を締めつける。
「昭夫、危ない。
また抜けなくなるわよ」
閉経が近いであろう吉崎さんは、妊娠の可能性も高くはないだろう。
しかし、槻本くんの年齢なら、まだまだ子宮は現役のはずだ。
中で出すわけにはいかない。
槻本くんの痙攣は、膣でも起こっていた。
膣壁が、オナホールさながらに陰茎を締めつける。
一気に追いこまれた。
まずい。
わたしは、海老のごとく腰を突きあげ、陰茎をひっこ抜いた。
間に合った。
わたしは、腰を締めつける槻本くんの両脚を、着ぐるみを脱ぐように押し下げた。
槻本くんの呪縛から抜けた身体は、一瞬でソファーに飛び乗った。
掴んだ陰茎を、槻本くんの死に顔に向ける。
「出る」
宣言と同時に、精液が噴出した。
顎が落ちて開いた口に、精液が飛びこんでいく。
逸れた精液が、槻本くんの頬に貼りついた。
わずかに、血の色が混じっていた。
それもそのはずだ。
わたしの陰茎には、編み目のように血の筋が纏わっていたからだ。
やはりそうだった。
槻本くんは、処女だったのだ。
志津子は呆然とした顔で、わたしの陰茎を見つめていた。
妻の眼前で、部下の処女を奪ったのだ。
こんな幸せな男があるだろうか。
ありがとう、神様。
ありがとう、愛しき女たち。
わたしの両膝が、ソファーの座面に落ちた。
わたしの上体が、ゆっくりと2人の女に被さっていく。
わたしの意識は……。
充足の煙となって、後ろ頭から抜けていった。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2021/02/26 05:34
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今日は何の日
2月26日は、『周遊忌』。
昭和、平成時代の紀行作家・宮脇俊三(みやわき しゅんぞう)の2003(平成15)年の忌日。
「周遊忌」の名称は、生前に自らつけた戒名「鉄道院周遊俊妙居士」にちなみます。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/102268.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、「宮脇俊三について」を引用させていただきます。
1926(大正15)年12月9日、埼玉県川越市で、7人きょうだい(三男四女)の三男(末子)として生まれました。
東京帝国大学理学部地質学科に入学しますが……。
戦後、再受験して東京大学文学部に合格、西洋史学科を卒業。
中央公論社に入社、「中央公論」編集長、同社常務を務めます。
「世界の歴史」シリーズ、「日本の歴史」シリーズ、「中公新書」などに関わりました。
鉄道マニアとして知られ、1978(昭和53)年発表のデビュー作『時刻表2万キロ』で、日本ノンフィクション賞を受賞。
「鉄道に乗る」ことを趣味とする者の存在を、世間に認知させました。
『時刻表昭和史』で交通図書賞を受賞。
『殺意の風景』で泉鏡花文学賞を受賞。
1999(平成11)年、菊池寛賞を受賞。
2003(平成15)年、肺炎により76歳で死去。
その他の著作に『最長片道切符の旅』『汽車旅12カ月』『鉄道廃線跡を歩く』シリーズなどがあります。
鉄道での旅を中心とした作品を数多く発表し……。
「鉄道紀行」を文学の一ジャンルにしたとも評されます。
以上、引用終わり。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2021/02/26 05:34
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今日は何の日(つづき)
宮脇俊三さんの著書は、ほぼみんな読ませていただきました。
すべて文庫本ですが。
通勤時、電車に揺られながら読むのにぴったりなんですよ。
毎日同じ車窓の通勤でも……。
紙面に目を落としてる間は、知らない土地の風景が広がってました。
しかし、改めて感じるのは……。
良い時代にデビューされたことです。
1978(昭和53)年。
国民に、本格的にゆとりが出て来たころでしょう。
ちょうどこのころから、企業でも週休二日制が始まったようです。
週末を利用した旅行がしやすくなったわけです。
赤字ローカル線も、まだまだ存続してました。
しかし、1987(昭和62)年4月に国鉄が民営化。
以降、赤字路線は廃線化されていきます。
宮脇さんがデビューされてから10年くらいが……。
「鉄」にとっては、一番良い時代だったんじゃないでしょうか。
宮脇さんの随筆で、印象に残るのは……。
やはり、仕事を終えた後、寝台列車に乗りこむシーンです。
さあ始まるぞと、読んでる方もわくわくしたものです。
今、運行されてる寝台列車は、「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」だけです。
結局わたしは、その他あまたの寝台列車に乗る機会を逃してしまいました。
あ、そうそう。
宮脇さんの随筆には、ユーモアもありました。
決して、爆笑を狙った文章ではありません。
ニヤッとさせられる感じ。
秋田のローカル鉄道で、高校生の通学時間に乗り合わせ……。
秋田美人の卵に囲まれて、「人買いの気分になった」と書かれてました。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2021/02/26 05:35
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今日は何の日(つづきのつづき)
あと、物に対する感じ方にも共感できました。
網棚にカメラを忘れてしまったとき……。
「あのカメラ、今ごろどうしているかな」と書かれてました。
物に命が宿ってるという感じ方は、日本人独特なんでしょうね。
わたしも、古い靴下を捨てるときは……。
必ず洗ってから、お礼を言ってゴミ箱に寝かせます(結局捨てるんですけどね)。
外国人には、「針供養」や「包丁供養」が理解できないそうですよ。
物は物なんですね。
さて。
わたしのリタイヤ後の夢のひとつが……。
鉄道旅行。
グランクラスも魅力的ですが……。
やはり、個室がいいです。
人目を気にせず、お酒が飲めるじゃないですか。
むしろ、寝台列車より昼間の列車がいいです。
車窓を肴に出来ますから。
ま、そうなると、豪華列車しかないですよね。
「ななつ星」とかの。
でも、そうじゃなくて……。
小さな個室で、昼間、長距離を走る列車、出来ませんかね?
もちろん、値段は安くして。
たくさん乗せられますから、収入はそれなりにあるはずです。
車両への初期投資も、豪華列車より格段に抑えられるでしょう。
需要、ものすごくあるはずです。
毎回、満員だと思いますよ。
特にこのコロナ時代、個室でマスクを外せるのは最高じゃないですか。
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4. 手羽崎 鶏造- 2021/02/27 00:35
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個室に近い仕様の
長距離夜行バスって興味は
お持ちにならないのでしょうか?
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5. Mikiko- 2021/02/27 06:24
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知ってはおります
昼間の便があれば、乗ってみたい気もします。
でも高速バスは、窓外の景色がイマイチです。
そもそも夜行は、真っ暗で見えませんし。
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6. 手羽崎 鶏造- 2021/02/27 08:55
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車窓の景色は見え辛くても、
個室仕様だとお酒は飲めまっせ
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7. Mikiko- 2021/02/27 12:26
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ただ飲むだけなら……
家で飲めばいいわけです。
車窓の景色という特別な肴がなければ……。
バスで飲む意味がおませんがな。
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8. 八十八十郎- 2021/03/02 19:02
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ええ!?
今運行されてる寝台特急は出雲・瀬戸だけ!
それは残念です・・。
私も学生のころ「みずほ」「有明」などにガタコンガタコン乗ったものです。
東京駅を夕方乗り込み、翌日の午前中に九州に着く運行でした。
夜中に停車して窓の外を見ると、深夜の見知らぬプラットホーム。
なかなか趣がありました。
針供養や包丁供養が理解できない・・。
では一物供養はというのはどうでしょう。
今日までお疲れ様!
そんなうなだれることない、見上げてごらん夜空の星を。
万国共通の思い、きっと外国人にも理解されるのでは。
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9. Mikiko- 2021/03/03 06:04
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午後7時の投稿にしては……
だいぶ、きこしめしてる感がありますが。
でも昼酒は、ほんとに楽しいですよね。
わたしもリタイヤしたら、昼鍋で飲みたいです。
鱈ちりかな。
寝台特急。
定期運行は、出雲と瀬戸だけです。
↓でも、カシオペアの不定期運行はあるようです。
http://ashiken.blog.jp/archives/1059474773.html
大人気でしょうね。
一物は、供養と云うより……。
ご神体となって祀られてますよね。