2020.12.21(月)
吉崎さんは、自らの乳首を咥えながら、わたしを上目で見あげた。
眉が寄り、甘えた表情に見えた。
この表情をされたら、ご主人も堪らなかっただろう。
改めて、愛する妻を残して旅立たなければならなかった無念に思いをはせた。
すみません。
いただきます。
もしでしたら、わたしに乗り移っていただいても結構です。
わたしは上体を傾けた。
吉崎さんは何と、もう一方の乳房を持ちあげてくれた。
わたしは、頭を下げた。
もちろん、乳房に近づくためだが……。
心の中では、ご主人にも頭を下げていた。
練乳のように白い乳房。
中央部に屹立する、肉色の乳首。
白い聖丘に立つ巫女のようだった。
その丘に翳が射した。
もちろん、わたしの頭が作る翳だ。
聖丘が不吉な翳に覆われた。
頭上を見あげる巫女に、魔物が襲いかかる。
もちろん、わたしの唇だ。
いっきに、根元まで咥えこんだ。
「ひいぃ」
吉崎さんの喉笛が鳴った。
自ら咥えていた乳首を吐き出してしまった。
さっきの吉崎さんの仕草に習い、唇を乳輪に密着させる。
唇を押しつけながら、吸引を始める。
吸いあげた乳首を、舌先の槌で撃ち落とす。
わたしは、生まれたての子ヤギのように、アプリオリな情熱で吸い立てた。
「あっひぃぃぃ。
あ、あなた!
あなたぁぁぁぁ」
やはり、ご主人も、こんなふうに激しく吸い立てていたのだ。
自分でやるようになっても、ここまでの吸引力は得られなかったのだろう。
今、わたしに吸われることで、改めてご主人の感触が蘇ったということではないか。
「いぃっ。
いぃっ。
あなた。
あなた、イキそう」
まさか、乳首だけでイクのか。
乳首に吸いつくわたしの下に、志津子が頭を入れてきた。
何をする気かと目の端で追うと、両手を吉崎さんのスカートに掛けていた。
ウールだろうか、チェック柄の厚手のスカートだった。
眉が寄り、甘えた表情に見えた。
この表情をされたら、ご主人も堪らなかっただろう。
改めて、愛する妻を残して旅立たなければならなかった無念に思いをはせた。
すみません。
いただきます。
もしでしたら、わたしに乗り移っていただいても結構です。
わたしは上体を傾けた。
吉崎さんは何と、もう一方の乳房を持ちあげてくれた。
わたしは、頭を下げた。
もちろん、乳房に近づくためだが……。
心の中では、ご主人にも頭を下げていた。
練乳のように白い乳房。
中央部に屹立する、肉色の乳首。
白い聖丘に立つ巫女のようだった。
その丘に翳が射した。
もちろん、わたしの頭が作る翳だ。
聖丘が不吉な翳に覆われた。
頭上を見あげる巫女に、魔物が襲いかかる。
もちろん、わたしの唇だ。
いっきに、根元まで咥えこんだ。
「ひいぃ」
吉崎さんの喉笛が鳴った。
自ら咥えていた乳首を吐き出してしまった。
さっきの吉崎さんの仕草に習い、唇を乳輪に密着させる。
唇を押しつけながら、吸引を始める。
吸いあげた乳首を、舌先の槌で撃ち落とす。
わたしは、生まれたての子ヤギのように、アプリオリな情熱で吸い立てた。
「あっひぃぃぃ。
あ、あなた!
あなたぁぁぁぁ」
やはり、ご主人も、こんなふうに激しく吸い立てていたのだ。
自分でやるようになっても、ここまでの吸引力は得られなかったのだろう。
今、わたしに吸われることで、改めてご主人の感触が蘇ったということではないか。
「いぃっ。
いぃっ。
あなた。
あなた、イキそう」
まさか、乳首だけでイクのか。
乳首に吸いつくわたしの下に、志津子が頭を入れてきた。
何をする気かと目の端で追うと、両手を吉崎さんのスカートに掛けていた。
ウールだろうか、チェック柄の厚手のスカートだった。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2020/12/21 06:20
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今日は何の日
2020年12月21日は、『冬至』。
「冬至(とうじ)」は「二十四節気」の一つで、第22番目にあたります。
英語では「winter solstice」。
現在広まっている定気法では、太陽黄経が270度のときで、12月22日ころ。
「冬至」の日付は、近年では12月21日または12月22日であり、年によって異なります。
「冬至」の一つ前の節気は「大雪(12月7日ころ)」、一つ後の節気は「小寒(1月6日ころ)」。
「冬至」には期間としての意味もあり、その場合、この日から次の節気の「小寒」前日までです。
西洋占星術では、「冬至」が「磨羯宮(まかつきゅう/やぎ座)」の始まりとなります。
北半球では、太陽の高さが一年で最も低くなる日。
そのため、一年中で最も昼(日の出から日没まで)が短くなり、夜が最も長くなります。
江戸時代の暦の解説書『こよみ便覧(べんらん)』では……。
「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」と説明してます。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/112220.html)のページから転載させていただきました。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2020/12/21 06:20
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今日は何の日(つづき)
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
この日に、柚子を浮かべた柚子湯(ゆずゆ)に入り……。
カボチャを食べると、風邪を引かないと言われてます。
これらの習慣は江戸時代からあり……。
今でも、この日に柚子湯を用意する銭湯もあります。
「柚子湯」は、冬の季語となってます(「柚子」は秋の季語です)。
災厄を払い、病気にならないとされる柚子湯ですが……。
その始まりは、語呂合わせと云われてます。
すなわち、「冬至(とうじ)」と「湯治(とうじ)」。
さらに、身体息災であれば融通(ゆうずう)が利くとこじつけたとか。
江戸っ子らしいですね。
また、地域によっては、邪気を払うとされる小豆粥(あずきがゆ)を食べたり……。
「体の砂払い」と称し、体内の悪いものを掃除するというコンニャクを食べる風習などがあります。
以上、引用終わり。
↑にあるように、冬至の日付は年によって変わります。
2027年までは、年号を4で割った余りが「0」の年(夏のオリンピックイヤー)が、21日。
その他の3年が、22日となります。
2028年~2059年までは、年号を4で割った余りが「0」と「1」の年が、21日。
「2」と「3」の年が、22日。
2年ずつの交代ですね。
ちなみに、23日の冬至という年もあります。
でも、次の23日が冬至の年は……。
2227年です。
207年後。
ちょっと、生きてるのは難しそうですね。
その前の23日が冬至の年は、1955年でしたから……。
272年ぶりになります。
1955(昭和30)年(今から65年前)の冬至を体験した人は、少なくないでしょうが……。
その年が特別な冬至だと意識してた方は、ほぼ皆無でしょうね。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2020/12/21 06:21
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今日は何の日(つづきのつづき)
さて。
ついに冬至です。
この日わたしは、室内履きのスリッパを履き替えます。
なので今、新しいスリッパを履いてます。
履き替える日は、年に4回。
この後は、春分(2021年3月20日)、夏至(同年6月21日)、秋分(同年9月23日)になります。
春分の履き替えが、一番嬉しいですが……。
それに次ぐのが、冬至ですね。
もう、冬が半分終わったんですよ。
冬は、立冬(2020年11月7日)から、立春の前日、すなわち節分(2021年2月2日)までです。
冬至が、ちょうど真ん中です。
明日からは、日が長くなっていきますし。
でも、この実感が、ちょっと湧きません。
なぜなら、日の出の時刻が、さらに遅くなっていくからです。
一番遅くなるのは、来年の1月5日。
新潟市では、6時59分56秒。
では、日の出がさらに遅くなっていくのに……。
なぜ冬至の日は、夜が一番長いのか。
それは、日の入りがすでに遅くなり始めてるからです。
日の入りの一番遅いのは、12月7日なんです。
新潟市では、16時24分31秒。
今日の日の入りは、16時28分03秒ですから……。
すでに、3分半くらい遅くなってます。
ま、この時間は、ブラインドを閉めたオフィスで仕事中ですから……。
まったく実感がないのも仕方ありませんが。
ともあれ!
ついに冬至です。
みなさん、喜びましょう。
今夜は、柚子湯だ。
カピバラだ。