2020.12.11(金)
「チャッチャ、ラチャッチャ。
チャッチャ、ラチャッチャ」
「何よそれ?
手品でも始めるつもり?」
「だから、『マンボNo.5』だって。
うーーーーー、マンボ!」
わたしは、あやすように志津子を揺さぶりながら、リビングを歩き回った。
わたしも、まだまだ若い。
「腰、痛めないでよ」
志津子にとっては、わたしの腰が使えなくなったら一大事なのだろう。
なに、まだまだ大丈夫だ。
若いころは工場で、もっと重いものを持ちあげていたものだ。
「チャッチャ、ラチャッチャ。
チャッチャ、ラチャッチャ」
わたしはリビングを出て、玄関に向かった。
別に目的があったわけではない。
浮き立つ心が、足を運ばせたのだ。
マンションの一室で、初老の男女が「駅弁」で番っている。
なかなかないシチュエーションではないか。
玄関の上がり框まで来た。
「このまま外に出ようか?」
「バカ言わないで。
通報されるでしょ」
「見つかればだろ。
誰もいない確率の方が、遙かに大きいんじゃないの」
「か、確率の問題じゃないわよ。
ひぃぃ」
志津子がしがみついてくる。
なんやかや言いながら、このまま戸外に出ることを想像して、余計昂奮したのだろう。
ま、さすがにわたしも、そこまでのリスクを取るつもりはない。
待てよ。
ベランダはどうだ?
囲いは、柵ではなく腰壁だ。
胸から下は、壁に隠れてしまう。
裸の胸は出てしまうが、外からの視線はないだろう。
ベランダの向こうは、広い河川敷だった。
でも、少し寒いかも知れないな。
「チャッチャラチャッチャ。
チャッチャラチャッチャ」
「で、出ないでよ」
「大丈夫だって」
チャッチャ、ラチャッチャ」
「何よそれ?
手品でも始めるつもり?」
「だから、『マンボNo.5』だって。
うーーーーー、マンボ!」
わたしは、あやすように志津子を揺さぶりながら、リビングを歩き回った。
わたしも、まだまだ若い。
「腰、痛めないでよ」
志津子にとっては、わたしの腰が使えなくなったら一大事なのだろう。
なに、まだまだ大丈夫だ。
若いころは工場で、もっと重いものを持ちあげていたものだ。
「チャッチャ、ラチャッチャ。
チャッチャ、ラチャッチャ」
わたしはリビングを出て、玄関に向かった。
別に目的があったわけではない。
浮き立つ心が、足を運ばせたのだ。
マンションの一室で、初老の男女が「駅弁」で番っている。
なかなかないシチュエーションではないか。
玄関の上がり框まで来た。
「このまま外に出ようか?」
「バカ言わないで。
通報されるでしょ」
「見つかればだろ。
誰もいない確率の方が、遙かに大きいんじゃないの」
「か、確率の問題じゃないわよ。
ひぃぃ」
志津子がしがみついてくる。
なんやかや言いながら、このまま戸外に出ることを想像して、余計昂奮したのだろう。
ま、さすがにわたしも、そこまでのリスクを取るつもりはない。
待てよ。
ベランダはどうだ?
囲いは、柵ではなく腰壁だ。
胸から下は、壁に隠れてしまう。
裸の胸は出てしまうが、外からの視線はないだろう。
ベランダの向こうは、広い河川敷だった。
でも、少し寒いかも知れないな。
「チャッチャラチャッチャ。
チャッチャラチャッチャ」
「で、出ないでよ」
「大丈夫だって」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2020/12/11 05:44
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今日は何の日
12月11日は、『胃腸の日』。
『日本大衆薬工業協会(現:日本OTC医薬品協会⇒http://www.jsmi.jp/)/東京都千代田区岩本町』が、2002(平成14)年に制定。
日付は、「いに(12)いい(11)⇒胃にいい」と読む語呂合わせから。
師走のこの時期、一年を振り返ったとき、大切な胃腸に負担をかけてきたことを思い……。
胃腸へのいたわりの気持ちを持ってもらいたいと、記念日にしました。
胃腸薬の正しい使い方や、胃腸の健康管理の大切さなどをアピールする日。
記念日は、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されてます。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/112112.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、「日本OTC医薬品協会について」を引用させていただきます。
『日本OTC医薬品協会(Japan Self-Medication Industry:JSMI)』は……。
薬局、ドラッグストアなどで販売されている「OTC医薬品(一般用医薬品)」に関するあらゆる業界機能を持つ団体です。
同協会では、委員会活動を中心として「OTC医薬品」の正しい使い方の広報活動や……。
薬の説明書の読みやすく分かりやすい表現方法の研究など、「OTC医薬品」についてのあらゆる問題を取り上げ、検討してます。
また、国際的な視野に立ち、世界セルフメディケーション協会などの国際的な組織団体との交流を深めることも……。
その事業目的に掲げてます。
以上、引用終わり。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2020/12/11 05:44
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今日は何の日(つづき)
このトピックは昨年もやったんですが……。
やっぱりこの時期、いちばん気になる話題なので、今年も取りあげました。
でも、今年は、例年とはだいぶ違ってますね。
忘年会シーズンですが、おそらく自粛となった会社が多いでしょう。
わが社では、話題にさえあがりません。
今年度、いわゆる社内の飲み会は、まったくゼロです。
おそらく、年度末までそうなるでしょう。
ま、業者と飲んだりしてる人はいるのでしょうが。
でも、接待交際費の支出は、そうとうに少ないです。
予算が、だいぶあまりそうです。
でも、飲み屋さんは切ないでしょうね。
一番辛いのは、旅館じゃないですかね。
例年なら、年末年始は、泊まりがけの宴会が続くはずです。
まさにかき入れ時。
それが、ゼロなんですから。
建設会社時代、12月の営業マンは大変そうでした。
毎日のように、どこかの会社の忘年会に出てました。
旅館の泊まりがけがほとんどです。
営業マンは、車で動いてるので……。
1泊すれば、翌朝に車で帰れますから。
でも、顔色悪かったですよ。
紫色みたいな顔の人もいました。
ほとんど、死相が出てましたね。
さて、胃腸。
わたしは若いころ、十二指腸潰瘍をやりました。
でも、気づかなかったんです。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2020/12/11 05:44
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今日は何の日(つづきのつづき)
健診は毎年受けてましたが……。
若いころは、バリウムも胃カメラもありません。
それが、初めてバリウムを飲んだ健診で……。
分厚い封筒の健診結果が返ってきました。
すぐに精密検査を受けろというもの。
血の気が引きましたね。
で、今も通ってるクリニックで、初めて胃の内視鏡検査を受けたんです。
そしたら……。
十二指腸潰瘍が自然治癒した跡が、瘤のように盛りあがってるとのことでした。
バリウム検査では、これが腫瘍と疑われたみたいです。
確かに若いころは、胃の調子が悪かったです。
お酒を飲んだ翌朝は、吐き気に悩まされました。
緑色の胃液しか出ないんですが。
でも、血も混じってました。
あの時期が多分、十二指腸潰瘍だったんでしょう。
なんで自然治癒したのか、よくわかりません。
節制なんて、まったくしてませんでしたから。
たぶん、十二指腸の方で、お酒に慣れたんじゃないですか。
頑張ってくれてます。
それ以上に頑張ってるのが、肝臓さんでしょうね。
1年で2日しか休みをやらず、申し訳ないです。
昔の丁稚なみです。
腸は、子供のころから弱かったです。
今も、お酒を飲んだ翌朝は、必ず下痢気味。
でも不思議と、出勤で家を出た後は、お腹が痛くなることはありません。
いちおう、「ストッパ」は飲んで出てますが。
ありがたいことです。
うむ。
明日の昼酒は、自粛するぞ。