2020.12.6(日)
このときは、食後酒をソファーベッドで並んで飲んでいた。
吉崎さんの裸を、初めて拝んだベッドだ。
ここに腰掛けると、どうしても思い出してしまう。
うずたかく盛りあがる豊満な肉体。
彼女は被虐性が強く、いつもわたしと志津子が責め立てる側だった。
2人に責められ翻弄され、追い詰められると最後は……。
性器を表す俗語を連呼しながら、イッてしまう。
あれはおそらく、ご主人に仕こまれたのだろう。
そんなことを考えていたら……。
勃ってしまった。
「ほら、女工さんを思い出して、こんなになった」
思い出したのは吉崎さんだが、否定はしないでおいた。
「テーブルで、どうやってやったのよ?」
「どうもこうもないよ。
彼女がテーブルに仰向けに寝て、おれは縁に立って挿入」
「ふーん。
やってみて」
「あの丸テーブルで?
あんな小さいテーブルじゃ、頭が縁から外れちゃうだろ」
「昭夫が頭を支えてくれればいいじゃない。
わたし、女工さんの気持ちになってみたい。
親ほど歳の離れた男に、テーブルで犯される気持ち」
「犯したわけじゃないって」
「そっか。
じゃ、ムードが高まって、テーブルの上で?
そんなわけないでしょ。
ほら、立って」
「勃ってるよ」
「そっちのことじゃないわよ」
志津子に手を引かれ、テーブルに導かれる。
志津子が、新聞やテレビのリモコンを取り除けると、まっさらな平地が現れた。
天井灯の明かりで白く光っている。
「やっぱり無理だろ、この広さじゃ。
落っこちるぞ」
「だから支えてよ」
志津子はテーブルに背を向け、尻を乗りあげた。
広げた両脚の付け根は、蓴菜を叩きつけたように滑っている。
「ほら、来て」
志津子が、両手を挙げて手招いた。
その手の下に肩を入れると、志津子の腕が首に巻きついた。
吉崎さんの裸を、初めて拝んだベッドだ。
ここに腰掛けると、どうしても思い出してしまう。
うずたかく盛りあがる豊満な肉体。
彼女は被虐性が強く、いつもわたしと志津子が責め立てる側だった。
2人に責められ翻弄され、追い詰められると最後は……。
性器を表す俗語を連呼しながら、イッてしまう。
あれはおそらく、ご主人に仕こまれたのだろう。
そんなことを考えていたら……。
勃ってしまった。
「ほら、女工さんを思い出して、こんなになった」
思い出したのは吉崎さんだが、否定はしないでおいた。
「テーブルで、どうやってやったのよ?」
「どうもこうもないよ。
彼女がテーブルに仰向けに寝て、おれは縁に立って挿入」
「ふーん。
やってみて」
「あの丸テーブルで?
あんな小さいテーブルじゃ、頭が縁から外れちゃうだろ」
「昭夫が頭を支えてくれればいいじゃない。
わたし、女工さんの気持ちになってみたい。
親ほど歳の離れた男に、テーブルで犯される気持ち」
「犯したわけじゃないって」
「そっか。
じゃ、ムードが高まって、テーブルの上で?
そんなわけないでしょ。
ほら、立って」
「勃ってるよ」
「そっちのことじゃないわよ」
志津子に手を引かれ、テーブルに導かれる。
志津子が、新聞やテレビのリモコンを取り除けると、まっさらな平地が現れた。
天井灯の明かりで白く光っている。
「やっぱり無理だろ、この広さじゃ。
落っこちるぞ」
「だから支えてよ」
志津子はテーブルに背を向け、尻を乗りあげた。
広げた両脚の付け根は、蓴菜を叩きつけたように滑っている。
「ほら、来て」
志津子が、両手を挙げて手招いた。
その手の下に肩を入れると、志津子の腕が首に巻きついた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2020/12/06 06:18
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今日は何の日
12月6日は、『姉の日』。
漫画家で、「兄弟型・姉妹型」の研究家である畑田国男(はただ くにお/1944~1996)が、1992(平成4)年に提唱。
日付は、9月6日の「妹の日」の3ヵ月後であることと……。
この日が、聖ニコラウス(サンタクロース)にまつわる三姉妹伝説に由来し、ヨーロッパでは「サンタクロース・デー」と呼ばれてることから。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/112061.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
その昔、貧しい生活を送る三姉妹がいました。
貧しさの中、長女の姉は、妹たちの幸せのため、自分の身を売ろうとしてました。
それを知ったニコラウスは、心を痛めます。
何とかしようと真夜中にその家を訪れ、窓からこっそり金貨を室内に投げ入れました。
すると、その金貨は、偶然にも暖炉の前に干してあった洗濯物の靴下の中に入ったのです。
その金貨のおかげもあって、長女は身売りをせずに済み……。
三姉妹は無事に嫁入りすることができました。
このような物語に由来して、姉はしっかり者で控えめ、気配りができて犠牲的精神を持つとされてます。
また、この物語に由来して、クリスマスプレゼントを靴下に入れるにようになったとも言われてます。
以上、引用終わり。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2020/12/06 06:19
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今日は何の日(つづき)
わたしが知ってる話では、金貨を投げ入れたのは、窓からではありません。
屋根の煙突です。
こっちの方が、サンタクロースらしいでしょ。
で、その家では、火の消えた暖炉の中に、靴下を干してたんです。
煙突の中を落ちた金貨は、その靴下の中に入った。
しかし、考えてみれば……。
こっちの方が非現実的です。
まず、屋根の下から金貨を投げて、煙突に入れるというのは……。
星飛雄馬並みのコントロールが必要です。
さらに、もし入ったとしても……。
金貨は、暖炉の灰に埋もれてしまう可能性の方が、遙かに大きい。
靴下に入るなんてのは、奇跡です。
しかし、なんで入るんですか?
窓から投げたときでもそうです。
つまり靴下は、履き口を上にして干してるんですよね。
このとき、両側から洗濯バサミで挟んでしまったら……。
履き口は開きません。
真ん中には洗濯バサミがあるし、金貨が入る可能性は、ほとんどないと思います。
ということは、履き口の片側だけ挟んで吊してたということですか?
ゴムが伸びちゃいますよね。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2020/12/06 06:19
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今日は何の日(つづきのつづき)
ちなみにわたしは、爪先を挟んで逆さに吊してます。
金貨の入る可能性、ゼロです。
だから、お金が回ってこないのかな。
ま、ともかく、金貨が靴下に入ったまではいいとしましょう。
でも、三姉妹の姉には……。
当然その金貨が、自分たちのお金ではないことがわかるはず。
この場合、何の引け目もなく、結婚資金にしてしまえるものなんですか?
誰かの金貨が、間違って転げこんでたとは思わないのでしょうか?
その人は、今、とても困ってると。
あ、ひょっとしたら、教会に相談に行ったのかも知れませんね。
で、面談したニコラウスが……。
誰かがあなたに使ってほしくて投げ入れたんだと、説得した。
これなら、話のつじつまが合います。
しかし、ニコラウス。
最初から、「三姉妹が幸せになるために使ってください」という手紙に金貨を入れて……。
玄関ドアに差しこんでおけば良かったんじゃないですか。
なんでそうしなかったんでしょう?
ひょっとして、ニコラウス……。
最初は、その金貨で姉を買うつもりだったんじゃないの?
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4. 手羽崎 鶏造- 2020/12/06 11:06
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< 本篇より >
テーブル上での行為。
無いですね。
重み(2人分も想定)で壊れないとも
限りません。
冷たいし、平板で痛そう。
台の上というのは高さ的には
起立したまま「挿入」できるので楽では
あるのですけどね。
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5. Mikiko- 2020/12/06 11:44
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確かに……
耐荷重は考えてませんでした。
小さな丸テーブルでは、脚が保たないかも知れませんね。
和室の座卓なら、余裕でしょう。
上に座布団を並べれば、背中も痛くないし。