2020.11.13(金)
「今日はお招きいただきまして、ありがとうございます」
「いえいえ。
返って、お手間をかけちゃったみたいですね」
「とんでもないです。
人のためにお料理するの、ほんとに久しぶりで。
とっても楽しいです」
「それは良かった」
志津子が、首だけ振り向けた。
「お風呂、入って来て。
出るころ、ちょうどいい案配だから」
いつもなら一緒に入るのだが、さすがに今日は、そうもいかない。
ひとりの風呂は、ほんとに久しぶりだった。
吉崎さんの尻が、どうしても目に浮かぶ。
その尻に顔を埋めるところを想像したら……。
陰茎が勃ってしまった。
一瞬、処理してしまおうかと思ったが……。
それももったいない。
性慾を保ったまま、吉崎さんと一緒のテーブルに着きたかった。
とてもゆっくりと浸かっている気分ではなかったが……。
なんとか時間を持たせた。
脱衣室に上がると、もう天ぷらを揚げる音は止んでいた。
お客さんの前に出るのに、パジャマというのも失礼だろう。
休日に着る、チノパンとポロシャツに着替えた。
ダイニングに入ると、丸テーブルにはもう、食材が大方並んでいるようだった。
2人はちょうど、最後の皿を捧げて来るところだった。
吉崎さんは、天ぷらの大皿。
志津子が、サラダのボウル。
「あら。
ずいぶんと、めかしこんで来ちゃったじゃない」
「普段着だろう」
「パジャマでいいのに」
「そうはいかないよ。
お客さんなんだから」
「ふふ。
吉崎さん、この人ね。
あなたに気があるのよ」
言った志津子も驚いたようだ。
吉崎さんが、真っ赤になったのだ。
「あ、ビールでいいわよね?」
志津子は身を翻し、冷蔵庫に向かっていった。
この部屋で、志津子のスカート姿を見るのは、ほんとに久しぶりだった。
なにしろいつもは、2人とも全裸なのだから。
チノパンに履き替えて良かったと思った。
パジャマでは、陰茎の勃起が誤魔化せない。
「いえいえ。
返って、お手間をかけちゃったみたいですね」
「とんでもないです。
人のためにお料理するの、ほんとに久しぶりで。
とっても楽しいです」
「それは良かった」
志津子が、首だけ振り向けた。
「お風呂、入って来て。
出るころ、ちょうどいい案配だから」
いつもなら一緒に入るのだが、さすがに今日は、そうもいかない。
ひとりの風呂は、ほんとに久しぶりだった。
吉崎さんの尻が、どうしても目に浮かぶ。
その尻に顔を埋めるところを想像したら……。
陰茎が勃ってしまった。
一瞬、処理してしまおうかと思ったが……。
それももったいない。
性慾を保ったまま、吉崎さんと一緒のテーブルに着きたかった。
とてもゆっくりと浸かっている気分ではなかったが……。
なんとか時間を持たせた。
脱衣室に上がると、もう天ぷらを揚げる音は止んでいた。
お客さんの前に出るのに、パジャマというのも失礼だろう。
休日に着る、チノパンとポロシャツに着替えた。
ダイニングに入ると、丸テーブルにはもう、食材が大方並んでいるようだった。
2人はちょうど、最後の皿を捧げて来るところだった。
吉崎さんは、天ぷらの大皿。
志津子が、サラダのボウル。
「あら。
ずいぶんと、めかしこんで来ちゃったじゃない」
「普段着だろう」
「パジャマでいいのに」
「そうはいかないよ。
お客さんなんだから」
「ふふ。
吉崎さん、この人ね。
あなたに気があるのよ」
言った志津子も驚いたようだ。
吉崎さんが、真っ赤になったのだ。
「あ、ビールでいいわよね?」
志津子は身を翻し、冷蔵庫に向かっていった。
この部屋で、志津子のスカート姿を見るのは、ほんとに久しぶりだった。
なにしろいつもは、2人とも全裸なのだから。
チノパンに履き替えて良かったと思った。
パジャマでは、陰茎の勃起が誤魔化せない。
コメント一覧
-
––––––
1. Mikiko- 2020/11/13 06:16
-
今日は何の日
11月13日は、『うるしの日』。
『日本漆工芸協会(http://www.nihon-shikkou-kyokai.or.jp/)』が、1985年(昭和60年)に制定。
日付は、平安時代、文徳天皇の第一皇子・惟喬(これたか)親王が、京都嵐山の法輪寺に参籠し……。
その満願の日であった11月13日に、「漆(うるし)」の製法を菩薩より伝授されたという伝説から。
この日は以前から、漆関係者の祭日で、親方が職人に酒や菓子などを配り、労をねぎらう日でした。
日本の伝統工芸である「漆」の美しさを、広く知ってもらうことが目的。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/111131.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、「うるしについて」を引用させていただきます。
「漆(うるし)」とは、ウルシ科のウルシノキ(漆の木:Poison oak)やブラックツリーから採取した樹液を加工した……。
ウルシオールを主成分とする天然樹脂塗料です。
塗料として漆工などに利用されるほか、接着剤としても利用されます。
うるしの語源は「麗し(うるわし)」とも「潤し(うるおし)」ともいわれてます。
最も一般的な用途は、塗料として用いることです。
漆を塗られた道具を、漆器と云います。
黒く輝く漆塗りは、伝統工芸としてその美しさと強靱さを評価され……。
食器や高級家具、楽器などに用いられてます。
続きは次のコメントで。
-
––––––
2. Mikiko- 2020/11/13 06:17
-
今日は何の日(つづき)
引用を続けます。
漆は、熱や湿気、酸、アルカリにも強く……。
腐敗防止、防虫の効果もあるため、食器や家具に適してます。
一方、紫外線を受けると劣化してしまいます。
また、極度の乾燥状態に長期間曝すと、ひび割れたり、剥れたり、崩れたりします。
漆を用いた日本の工芸品では、京漆器がよく知られており……。
漆塗りの食器では、石川県の輪島塗などが有名です。
竹細工の籠を漆で塗り固めるもの(籃胎)や、厚く塗り重ねた漆に彫刻を施す工芸品(彫漆)もあります。
以上、引用終わり。
漆というと、黒や赤のイメージがありますが……。
あれは漆に色を着けたもので、元々の漆は透明だそうです。
漆から連想するのは、やはりかぶれですね。
テレビで見る漆職人は、素手で作業してます。
かぶれないんでしょうか。
かぶれない体質の人しか漆職人になれないのか……。
あるいは、だんだんかぶれなくなっていくのでしょうか。
でも、出来上がった製品を使う人は、かぶれないんですよね?
何かをコーティングしてあるわけじゃないと思うのですが。
逆に、透明な樹脂のようなものをコーティングすれば……。
↑の説明にある、紫外線や乾燥を防げるんじゃないでしょうか。
続きはさらに次のコメントで。
-
––––––
3. Mikiko- 2020/11/13 06:17
-
今日は何の日(つづきのつづき)
実はわたし、漆を買ってみようかと思ったことがあります。
漆器などではありません。
文字どおり、樹液状態のうるし。
それそのものは手に入らないのでしょうが……。
ネットで検索したら、セメダインみたいなチューブに入ったのは売ってました。
なんで、そんなのを入手しようとしたかと云うと……。
復讐です。
もう何年も前になりますが……。
駐輪場に停めた自転車に、頻繁にいたずらされるようになったんです。
電池式のライトを、点けられてるんです。
朝、点いてないことを確認してても……。
帰りには、必ず点いてる。
とにかく執拗でした。
で、ライトのスイッチに、漆を塗ってやろうかと思ったんです。
でも、止めました。
自分も触れなくなるので。
電池式のライトをやめて、ダイナモ式にしたら、イタズラはなくなりました。
ま、あたりまえです。
ペダルが重くなってイヤですが、仕方ありません。
-
––––––
4. 手羽崎 鶏造- 2020/11/14 19:43
-
天麩羅は家庭では
名店の味が出ない。
そう聞いたことがあります。
衣を纏(まと)った素材が
天麩羅鍋の底までの深い
距離が家庭では無理だから
だそうな。
強い火力もそう。
一旦、冷蔵庫で冷たく冷やすと
多少、美味しく揚がるそうです。
温度差が欠かせないのでしょうね。
-
––––––
5. Mikiko- 2020/11/15 11:46
-
なるほど
油の深さが味に影響するなら……。
お店には敵いませんね。
深さと云うより、油の量の違いでしょうか。
でも、子供のころ、ばあちゃんが作ってた天ぷらは……。
十分に美味しかったです。
退職したら、挑戦してみるかな。