Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 3155
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 まさか……。
 ご主人の幽霊が来ている?
 いや。
 そんなわけはない。
 あるはずがない。
 しかし、好奇心を抑えられなかった。
 震える手で引き戸をそっと滑らせ、隙間を作った。
 仏壇の前の吉崎さんが見えた。
 幽霊は……。
 見えない。
 幽霊だから見えないのだろうか。
 いや。
 幽霊など、最初からいないのだ。

 畳には、缶ビールの空き缶が転がっていた。
 しかし、床に散らばっているのは、空き缶だけではなかった。
 衣服だ。
 明らかに、着ていたものだろう。
 なぜなら……。
 吉崎さんは、全裸だったからだ。
 仏壇の前で、畳に尻を落としている。
 片手を後ろに突いていた。
 もう一方の手は、前に回っている。
 股間だ。
 手の先は、丸々とした太腿に隠れて見えない。
 しかし、何をしているのかは明白だった。
 自らの性器を触っているのだろう。
 いや。
 触るなどという行儀の良いものではない。
 弄っている。
 嬲っている。
 しかし、手首までしか見えないが……。
 動作は拙く思えた。
 おそらく、旦那さんを失うまで、オナニーなどしたことがなかったのではないか。
 わたしみたいに長い独身時代を過ごした女の、熟練の手業とは大違いだ。

 しかし、吉崎さんの裸は見事だった。
 綺麗というわけではない。
 豊満……。
 いや、それを通り越している。
 膨れた腹が突出していた。
 乳房も、ホルスタイン級だ。
 しかも、わたしと違って、まだそれほど垂れていない。
 昭夫が見たらと思うと、嫉妬を感じるほどだった。

「ひぃっ。
 いぃ。
 いぃ」

 拙いながらも、快感は得られているようだ。
 しかしあれでは、なかなかイケないのではないか。
 畳に突いた手がプルプルと震える。
 わたしの脛ほどありそうな、太い二の腕だった。
 その肘が、重い上体を支えきれなくなったのだろうか、かくんと折れた。
 背中が畳に落ちた。
 頭が後ろに倒れた拍子に、顔がこちらを向いた。
 目が合った。
 知らないうちに、引き戸の隙間を広げていたようだ。
由美と美弥子 3154目次由美と美弥子 3156


コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2020/10/23 06:33
    • 今日は何の日
       2020年10月23日は、『霜降(そうこう)』。
       「霜降(そうこう)」は、二十四節気の一つで、第18番目にあたります。
       現在広まっている定気法では、太陽黄経が210度のときで、10月23日ころ。
       「寒露(10月8日ころ)」と「立冬(11月7日ころ)」の中間にあたります。
       期間としての意味もあり……。
       その場合は、この日から、次の節気の「立冬」前日までとなります。
       西洋占星術では、「霜降」が「天蠍宮(てんかつきゅう:さそり座)」の始まりです。
       秋が一段と深まり、露が冷気によって霜となって降り始めるころなので、「霜降」とされます。
       『暦便覧』では「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」と説明してます。
       楓(カエデ)、蔦(ツタ)、躑躅(ツツジ)、漆(ウルシ)、銀杏(イチョウ)などが紅葉または黄葉を始めるころ。
       また、朝夕の気温が下がり、冬の近付きを感じるころでもあります。
       この日から「立冬」までの間に吹く寒い北風を、「木枯らし」と呼びます。
       以上、引用終わり。
       ↑の「木枯らし」の期間の定義ですが……。
       気象庁のとは、ちょっと違うみたいです。
       気象庁の定義では、東京では、10月半ばから11月末までの間。
       大阪では、霜降(10月23日ごろ)から冬至(12月22日ごろ)までとなってました。
       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2020/10/23 06:33
    • 今日は何の日(つづき)
       冒頭で2020年と断ったのは、年によって日付が動くからです。
       この後、2023年と2027年は、10月24日になります。
       しかし、2028年からは、2063年までずっと、10月23日。
       2064年は、10月22日。
       わたしはもう、10月22日の「霜降」には出会えないでしょうね。
       さて。
       いよいよ冬ですね。
       「霜降」の次の節気が、まさに「立冬」です。
       まさしく今は、秋の終わりの季節。
       新潟にはもう、白鳥が来てます。
       平地でも、紅葉が始まりました。
       街路樹のアメリカハナミズキは、もう葉が紫色に変わってます。
       ケヤキやソメイヨシノも、赤や黄色に色づき始めました。
       今年はなぜか、色づいた葉が落ちるのが早い気がします。
       例年は、かなり長く枝に残ってるのですが。
       ここらで一番、葉の落ちるのが遅い高木は……。
       ヤナギでしょうか。
       年内一杯は、緑の葉を付けてます。
       あれを見ると、まだ冬はこれからだぞと言われてる気がして……。
       不愉快です。
       さっさと散って、「冬来たりなば」と思わせてほしいものです。
       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2020/10/23 06:33
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       さてさて。
       これは、何回も書いてますが……。
       わたしが決めた四季の区切りを、もう1度書きます。
       この後の流れから行くと、↓になります。
      ●冬「立冬(2020年11月7日)」⇒「立春の前日(2021年2月2日)」(約3ヶ月)
      ●春「立春(2021年2月3日)」⇒「夏至の前日(2021年6月20日)」(約4ヶ月半)
      ●夏「夏至(2021年6月21日)」⇒「秋分の前日(2021年9月22日)」(約3ヶ月)
      ●秋「秋分(2021年9月23日)」⇒「立冬の前日(2021年11月6日)」(約1ヶ月半)
       冬と夏は、3ヶ月間。
       冬を短くしたいところですが……。
       何だかズルをしたようで、寝覚めが良くありません。
       冬じゃないはずなのに寒いという時期が長くなるのも面白くないです。
       ということで、3ヶ月。
       で、新潟県民にとって、一番嬉しい季節は、もちろん春です。
       当然、1番長くあってほしいです。
       ということで、4ヶ月半。
       夏は、あまり長いと疲れるし、かといって短ければ寂しい。
       ということで、3ヶ月に据え置き。
       春が長い分、秋が半分になってしまいました。
       秋は、気候的にはいい時期なんですけどね。
       でもやっぱり、気分的には楽しめません。
       死刑囚の気分(なったことはありませんが)。
       冬が確実に近づいて来るのを、耳を澄まして待ってる季節です。
       今が、それですね。
       「立冬」、早く来いと言いたい。
       そうすれば、「冬至」なんてあっという間です。
       「冬至」はもう、冬の真ん中ですよ。
       すでに半分終わってるんです。
       この日から、日一日と日が長くなっていきます。
       まさに、春を待つ日々。
       実に合理的な季節分けだと、自負しております。

    • ––––––
      4. 手羽崎 鶏造
    • 2020/10/24 09:20
    • 木枯らしといえば、
      時代劇・木枯らし紋次郎。
      楊枝を咥えたままの格好が
      小学生・中学生の間で流行っていたと
      思います。
      阪神タイガースにはカークランドとかいう
      楊枝咥えてバッターボックスにたち、
      ホームランを狙う打者も現れましたっけ。
      「あっしには関わりのないことでござんす」
      とか言うわりには、首を突っ込んでしまう
      ストーリー。
      (今の世の中には求められているスタンス
      なのかも)
      主題歌もヒットしました。

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2020/10/24 11:10
    • 時代劇
       新作は、めったに見られなくなりましたね。
       BSでは、たまにやってますが。
       BS朝日の『無用庵隠居修行』は面白いです。
       年に1回くらいしか放送されないのが残念です。
       主演は水谷豊。
       脇に、岸部一徳。
       『相棒』を思い出してしまいます。
       さらに、もう1人のレギュラーが、檀れい。
       この人の元旦那が、及川光博。
       『相棒』では、神戸尊を演じてました。
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