2020.10.19(月)
「どこかのご令嬢かい?」
「大学を出ると同時に、結婚したんだって。
ご主人、中学生のころの家庭教師だったそうよ。
当時、大学院生で」
「へー。
じゃあ、ひょっとしたら男性は、ご主人しか知らないの?」
「そうなんじゃない。
浮気できる感じじゃないもの」
「ところで、ビールの謎はどうなったの?
3パックの。
仏壇に供えるには、多すぎるじゃないか」
「確かに、ビールはご主人の大好物だったらしいのよ。
で、亡くなってから、仏壇に供えてるうち……。
自分もご相伴するようになったんだって。
それを毎日続ける中で……。
1本が2本。
2本が3本よ。
特に、あなたを見てからは、タガが外れた感じで……。
ときには朝から飲むこともあったみたい」
「完全にアル中一直線のパターンだな」
「そうなのよ。
だから、わたしが昼間、話し相手になるからって言ったわ」
志津子の長い報告がようやく終わった。
その後は宣言どおり、吉崎さんと懇意にしているようだった。
そして、ある晩。
例によって玄関先で一戦を終え、一緒に風呂に入ってるときだたった。
このマンションは、造りは古いものの……。
間取りなんかはおおらかで、風呂もゆったりしていた。
湯船も、2人で入れた。
もちろん、並んでは入れない。
縦に繋がる姿勢だ。
わたしの胸に、志津子が背中をもたせる格好だった。
もちろんわたしの手は、志津子の前に回り……。
弛んだ乳房や陰唇の感触を楽しんでいる。
ときには、そのままイカしてやることもあった。
彼女にとっても、お気に入りのバスタイムなのだ。
その日も、わたしの胸の中で、軽くイッた後……。
妙に志津子の口調が改まった。
「あのね……。
吉崎さんなんだけど。
ちょっと、ヘンなことになって」
「何?
喧嘩でもしたの?」
「ううん。
逆。
仲良くやってる。
ていうか、仲良くなりすぎちゃった」
「どういう意味?」
「顔を合わせてると、ちょっと報告しずらかったんだけど……。
この格好なら、顔を見ないでいられるし。
黙ってるのもあれだから。
報告しておきます」
「大学を出ると同時に、結婚したんだって。
ご主人、中学生のころの家庭教師だったそうよ。
当時、大学院生で」
「へー。
じゃあ、ひょっとしたら男性は、ご主人しか知らないの?」
「そうなんじゃない。
浮気できる感じじゃないもの」
「ところで、ビールの謎はどうなったの?
3パックの。
仏壇に供えるには、多すぎるじゃないか」
「確かに、ビールはご主人の大好物だったらしいのよ。
で、亡くなってから、仏壇に供えてるうち……。
自分もご相伴するようになったんだって。
それを毎日続ける中で……。
1本が2本。
2本が3本よ。
特に、あなたを見てからは、タガが外れた感じで……。
ときには朝から飲むこともあったみたい」
「完全にアル中一直線のパターンだな」
「そうなのよ。
だから、わたしが昼間、話し相手になるからって言ったわ」
志津子の長い報告がようやく終わった。
その後は宣言どおり、吉崎さんと懇意にしているようだった。
そして、ある晩。
例によって玄関先で一戦を終え、一緒に風呂に入ってるときだたった。
このマンションは、造りは古いものの……。
間取りなんかはおおらかで、風呂もゆったりしていた。
湯船も、2人で入れた。
もちろん、並んでは入れない。
縦に繋がる姿勢だ。
わたしの胸に、志津子が背中をもたせる格好だった。
もちろんわたしの手は、志津子の前に回り……。
弛んだ乳房や陰唇の感触を楽しんでいる。
ときには、そのままイカしてやることもあった。
彼女にとっても、お気に入りのバスタイムなのだ。
その日も、わたしの胸の中で、軽くイッた後……。
妙に志津子の口調が改まった。
「あのね……。
吉崎さんなんだけど。
ちょっと、ヘンなことになって」
「何?
喧嘩でもしたの?」
「ううん。
逆。
仲良くやってる。
ていうか、仲良くなりすぎちゃった」
「どういう意味?」
「顔を合わせてると、ちょっと報告しずらかったんだけど……。
この格好なら、顔を見ないでいられるし。
黙ってるのもあれだから。
報告しておきます」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2020/10/19 06:26
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今日は何の日
10月19日は、『いか塩辛の日』。
「いか塩辛」などの海産物を手がける『㈱小野万(おのまん)http://www.onoman.co.jp//宮城県気仙沼市』が制定。
日付は、10月は原材料のイカの旬であり、またイカの足が10本であることから。
19日は、塩辛がイカを熟成して作られることに由来して「じゅく(19)せい⇒熟成」と読む語呂合わせから。
「いか塩辛」の消費拡大が目的。
この日を記念して、プレゼントキャンペーンやイベントなどが実施されます。
記念日は、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されてます。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/110195.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
小野万は、三陸の鮮魚が水揚げされる日本有数の良港、気仙沼を拠点に……。
厳選した素材を独自の製法で加工し、近代的な工場からバラエティー豊かな製品を生み出してます。
小野万の塩辛は、新鮮な素材の良さを生かし、豊かな風味を加えた美味しさで、多くの人に愛されてます。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2020/10/19 06:27
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今日は何の日(つづき)
引用を続けます。
商品には、スルメイカを使った塩辛で、同社を代表する「いか塩辛 一本造り」や「いかこうじ漬」。
伝統の技でじっくり仕込んだ、まろやかでコクのある味の「いか塩辛」。
柔らかいイカを使用し、口の中でとろけるような食感を楽しめる「いか塩辛 塩辛職人」などがあります。
以上、引用終わり。
気仙沼と聞くと、やはり東日本大震災が、真っ先に頭に浮かびます。
↓「会社概要(http://www.onoman.co.jp/04company/04-02.html)」を読むと、やはり深刻な被害に遭われてました。
+++
平成23年3月
東日本大震災大津波による全工場棟被災のため事業停止。
+++
被災工場を修復して事業を再開した後……。
平成25年、新工場で生産を開始となってます。
生半可な尽力じゃなかったと思います。
頭が下がります。
わたしなら、ぜったいに逃げてますね。
しかし、今はまたコロナという新たな敵を前にしてます。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2020/10/19 06:27
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今日は何の日(つづきのつづき)
『気仙沼パークホテル(http://www.onoman.co.jp/parkhotel/index.html)』を経営されてるんですよ。
こちらのホテルも、震災の大津波で事業停止。
平成26年に、新ホテルが落成してます。
その6年後、これからというときにコロナですからね。
祈るほかはありません。
気仙沼に行ったときは、泊まらせてもらいたいと思います。
さて。
塩辛。
決して、嫌いではないです。
たまに、食べたくなります。
買うのは、小瓶に入ったもの。
たぶん、「桃屋」ではないかと思います。
でも、1瓶食べ切ると……。
続けて買う気にはなりません。
塩っぱさよりも、甘みに飽きてしまうんですよね。
小野万さんのはどうなんでしょう?
スーパーに売ってますかね。
新潟出張所があるみたいだから、ひょっとしたら置いてるかも。
ネットでも買えますが……。
小口買いでは、送料が高くついてしまいます。
やっぱり、スーパーで探してみましょう。
外国人にとって、塩辛は……。
納豆と並んで、苦手な食品のようです。
↓台湾の若い女性が、納豆や塩辛を食べたときの様子。
https://www.youtube.com/watch?v=ssEMM0B2rLI&t=22s
反応が可愛くて面白かったです。
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4. 手羽崎 鶏造- 2020/10/21 10:30
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ワタシも納豆だけは食べられません。
佐賀生まれの母が嫌っていて、いっさい
食卓には出さなかったことも遠因だと思います。
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5. Mikiko- 2020/10/21 19:04
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確かに……
料理を作る人の嗜好は影響しますよね。
わが家も、母親がピーマンやレバーが嫌いで……。
ほとんど食卓に上った記憶がありません。
でもわたしの場合、その両方とも大好きなんです。
ちなみに納豆も、母親は食べません。