2020.7.20(月)
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あの日以来、録画した動画を幾度見たかわからない。
1日に、5回見ることもあった。
もちろん、その度にオナニーした。
この部屋に、もし女性が入ったら……。
精液の臭いで昏倒するのではないか。
いや、臭いだけで妊娠しかねない。
しかし男は、大いなる宝を得たわけだが……。
同時に、喪失感にも苛まれていた。
あの後、1度として、白髪女性が窓際に立つことはなかったのだ。
着衣の姿さえ見えなかった。
ほとんどの時間、あの部屋のカーテンは閉ざされていた。
あの夜はまさしく……。
あの男女にとって、「魔が差した」瞬間だったのかも知れない。
こうして、たった1本の動画を繰り返し見続ける生活が続いた。
仕事にも影響が出始めた。
Webデザインなどだ。
早く動画を見たいがために、やっつけに近い仕上がりになることさえあった。
クライアントからも、はっきりと質の低下を指摘された。
このままでは、職を失いかねない。
変わらなければ。
胞衣のような結界に包まれた今の状況から抜け出さなければ……。
自分は、その中で溶け死んでしまう。
一歩、踏み出すのだ。
そのためには……。
あの白髪女性と直接コンタクトを取るしかない。
あれ以来、駅前の花屋の前を通るときは、中の様子を注視していた。
もちろん最初は、ほんとうにあのマンションの白髪女性と、花屋のオーナーが同一人物かを確認するためだった。
あの最初のオナニーの翌日、さっそく見に行ったのだが……。
一毛の疑念も生じなかった。
黒髪の地に、白髪の細い束が瀧のように流れている。
グレイヘアのモデルになれそうな髪だった。
あんな特徴的な髪の持ち主が、この界隈に何人もいるとは思えない。
男は、花屋の前をゆっくりと通り過ぎながら、リュックの肩紐に装着した隠しカメラを作動させていた。
もちろん、着衣のまま人前に立つ姿しか映らない。
しかし、それがいっそう男の欲情を掻き立てた。
おれは、あの女の裸を知っている。
いや、裸だけではない。
浅ましく性交する現場もだ。
あの日以来、録画した動画を幾度見たかわからない。
1日に、5回見ることもあった。
もちろん、その度にオナニーした。
この部屋に、もし女性が入ったら……。
精液の臭いで昏倒するのではないか。
いや、臭いだけで妊娠しかねない。
しかし男は、大いなる宝を得たわけだが……。
同時に、喪失感にも苛まれていた。
あの後、1度として、白髪女性が窓際に立つことはなかったのだ。
着衣の姿さえ見えなかった。
ほとんどの時間、あの部屋のカーテンは閉ざされていた。
あの夜はまさしく……。
あの男女にとって、「魔が差した」瞬間だったのかも知れない。
こうして、たった1本の動画を繰り返し見続ける生活が続いた。
仕事にも影響が出始めた。
Webデザインなどだ。
早く動画を見たいがために、やっつけに近い仕上がりになることさえあった。
クライアントからも、はっきりと質の低下を指摘された。
このままでは、職を失いかねない。
変わらなければ。
胞衣のような結界に包まれた今の状況から抜け出さなければ……。
自分は、その中で溶け死んでしまう。
一歩、踏み出すのだ。
そのためには……。
あの白髪女性と直接コンタクトを取るしかない。
あれ以来、駅前の花屋の前を通るときは、中の様子を注視していた。
もちろん最初は、ほんとうにあのマンションの白髪女性と、花屋のオーナーが同一人物かを確認するためだった。
あの最初のオナニーの翌日、さっそく見に行ったのだが……。
一毛の疑念も生じなかった。
黒髪の地に、白髪の細い束が瀧のように流れている。
グレイヘアのモデルになれそうな髪だった。
あんな特徴的な髪の持ち主が、この界隈に何人もいるとは思えない。
男は、花屋の前をゆっくりと通り過ぎながら、リュックの肩紐に装着した隠しカメラを作動させていた。
もちろん、着衣のまま人前に立つ姿しか映らない。
しかし、それがいっそう男の欲情を掻き立てた。
おれは、あの女の裸を知っている。
いや、裸だけではない。
浅ましく性交する現場もだ。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2020/07/20 06:18
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今日は何の日
毎月20日は、『シチューライスの日』。
カレーやシチューなど様々な食品の製造、加工、販売を手がける『ハウス食品㈱(https://housefoods.jp/)/東京都千代田区紀尾井町』が制定。
日付は、「5(ごはん)×(かける)4(シチュー)=20」と云う語呂合わせから、毎月20日に。
「カレーライス」「ハヤシライス」に次いで、シチューをごはんにかける「シチューライス」という食べ方を提案し……。
新しいカテゴリの食品として、多くの人に美味しく味わってもらうことが目的。
記念日は、2019(平成31)年、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されました。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/10120a3.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、引用を続けさせていただきます。
同社の商品としては「シチューオンライス」があります。
「濃厚なうまみ」と「しっかりとしたとろみ」が特徴。
「濃厚でクリーミーなシチューライス専用ソース」で、濃厚なうまみととろみがごはんによく合います。
その種類には、ルウタイプの「チキンフリカッセ風ソース」「ビーフストロガノフ風ソース」「カレークリームソース」のほかに……。
レトルトタイプの「クリームソース」「ブラウンソース」があります。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2020/07/20 06:19
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今日は何の日(つづき)
「シチューオンライス」は、カレーやシチューと同様に簡単に美味しく作ることができます。
また、同社のサイト(https://housefoods.jp/products/special/stewonrice/index.html#/boards/housefood)では……。
「シチューオンライス」を使ったアレンジレシピも数多く紹介してます。
以上、引用終わり。
ご飯にかける専用のシチューがあるとは知りませんでした。
災害用の備蓄食品としても、いいんじゃないですかね。
わたしは先週、備蓄してるフリーズドライ米を食べました。
消費期限があるので、定期的に更新しなければなりませんので。
といっても、期限ギリギリまでは待ちません。
練習を兼ねて、定期的に食べてます。
↓今回、わたしが食べたのは永谷園の「フリーズドライご飯」。
https://www.nagatanien.co.jp/product/detail/854
「災害備蓄用」と謳ってるのは、その調理法にあります。
スーパーでよく売ってる「サトウのごはん」などは……。
電子レンジでチンするか、湯煎する必要があります。
災害時には、なかなか難しいでしょう。
永谷園の「フリーズドライご飯」は、お米の入ってるパックの中に……。
直接、お湯か水を注げば良いんです。
カップ麺みたいなコンセプトですね。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2020/07/20 06:19
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今日は何の日(つづきのつづき)
わたしは今回、せっかくなのでお湯にしてみました。
でもたぶん、失敗だったかも。
永谷園の人が見たら、「あちゃー」と思ったかも知れません。
早い話、おかゆになりました。
ドロドロです。
おそらく、注ぐお湯の量が多かったのでしょう。
パックの内側には、「ここまで注ぐ」という線が引いてありました。
でもたぶん、無視した感じです。
時間は、あっという間に出来ます。
3分です(水でも5分)。
「サトウのごはん」は、湯煎だと20分くらいかかるんじゃないかな?
そうとう違います。
で、おかゆになってしまったわけですが……。
味は、十分、合格だと思います。
まったく、普通に食べられます。
でも……。
難点がありました。
熱かったんです。
熱湯入れて3分ですからね。
スプーンで掬って、フーフー吹かないと食べられませんでした。
このとき!
「シチューオンライス」があればいいんですよ。
レトルトなら、温めなくてもそのまま食べられるはず。
つまり、熱々のおかゆ米の上に……。
冷たいままのシチューを載せるわけ。
美味しいと思います。
ていうか、今度は、水で5分ってのもやってみようか。