2020.7.3(金)
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母からのスマートレターが届いたのは、翌々日だった。
電話は夜だったので、翌日ポストに入れたのだろう。
スマートレターの厚紙をカッターで開くと、地味なクラフト封筒が出て来た。
たしかに分厚い。
表には何も書いてなかった。
裏を返すと、母の言ったとおり……。
「宮高昭夫」の文字があった。
達筆ではないが、丁寧な字体だった。
しかし……。
宮高というのは確か、あの志津子という女性の方の姓ではなかったか。
昭夫という男性の姓は、最後まで聞かなかったように思う。
となるとあの2人……。
結婚して、奥さんの方の姓を名乗ったということだろうか。
そうそう。
図らずも、結婚の申込みを目の前で聞いてしまったのだ。
情景が蘇った。
昭夫と志津子という、初老に近い男女が……。
目の前で交合したのだ。
しかも公園の芝生の上で、全裸で。
男性が正常位で被さり、肉の落ちた尻を懸命に振り立てた。
そして、絶頂を迎える間際……。
「志津子!
もう出そうだ」
「わ……。
わたしも一緒にイク!」
「一緒に行こう。
これからどこまでも。
志津子。
結婚しよう!」
「昭夫!
嬉しい!」
そのまま男女は絶頂に至り……。
心中死体のように動かなくなった。
由美は、男の脱ぎ捨てたコートを2人の上に掛けただけで、その場を立ち去った。
家に帰ってからも昂奮が冷め遣らず……。
2人の絶頂シーンをおかずに、何度もオナニーしたものだった。
そうそう。
ベランダでも、行った。
由美の家は、マンションの上階にあるので、当然、庭はない。
あの公園の雰囲気を想起するには、夜気が必要だった。
母からのスマートレターが届いたのは、翌々日だった。
電話は夜だったので、翌日ポストに入れたのだろう。
スマートレターの厚紙をカッターで開くと、地味なクラフト封筒が出て来た。
たしかに分厚い。
表には何も書いてなかった。
裏を返すと、母の言ったとおり……。
「宮高昭夫」の文字があった。
達筆ではないが、丁寧な字体だった。
しかし……。
宮高というのは確か、あの志津子という女性の方の姓ではなかったか。
昭夫という男性の姓は、最後まで聞かなかったように思う。
となるとあの2人……。
結婚して、奥さんの方の姓を名乗ったということだろうか。
そうそう。
図らずも、結婚の申込みを目の前で聞いてしまったのだ。
情景が蘇った。
昭夫と志津子という、初老に近い男女が……。
目の前で交合したのだ。
しかも公園の芝生の上で、全裸で。
男性が正常位で被さり、肉の落ちた尻を懸命に振り立てた。
そして、絶頂を迎える間際……。
「志津子!
もう出そうだ」
「わ……。
わたしも一緒にイク!」
「一緒に行こう。
これからどこまでも。
志津子。
結婚しよう!」
「昭夫!
嬉しい!」
そのまま男女は絶頂に至り……。
心中死体のように動かなくなった。
由美は、男の脱ぎ捨てたコートを2人の上に掛けただけで、その場を立ち去った。
家に帰ってからも昂奮が冷め遣らず……。
2人の絶頂シーンをおかずに、何度もオナニーしたものだった。
そうそう。
ベランダでも、行った。
由美の家は、マンションの上階にあるので、当然、庭はない。
あの公園の雰囲気を想起するには、夜気が必要だった。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2020/07/03 06:20
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今日は何の日
7月3日は、『七味の日』。
唐辛子や青のり、きな粉などの粉末食品を製造販売してる『㈱向井珍味堂(https://mukai-utc.co.jp/)/大阪府大阪市平野区』が、2010(平成22)年に制定。
日付は。「しち(7)み(3)=七味」と読む語呂合わせから。
同社が製造販売する七味唐辛子(七味)をPRすることが目的。
同社では、原料からこだわった香りが命の手作り七味を手がけ……。
いつまでも愛される製品を目指してます。
「珍味堂」という社名は、「他にない珍しい、うまい味のものを創る」という意味に由来します。
記念日は、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』により認定、登録されてます。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/107033.html)のページから転載させていただきました。
さらに同じページから、「七味唐辛子について」を引用させていただきます。
七味は、うどんやそばだけでなく、いろいろな料理に合う日本を代表するスパイスです。
「七味唐辛子」の名前は、唐辛子を主原料とし、七種類の香辛料を混ぜて作られることに由来します。
調合に用いる副原料は生産者によって異なりますが……。
山椒(さんしょう)、麻の実(あさのみ)、胡麻(ごま)、青海苔(あおのり)、紫蘇(しそ)、陳皮(ちんぴ:ミカンの皮)、芥子の実(けしのみ)、生姜(しょうが)、菜種(なたね)がよく使用されます。
以上、引用終わり。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2020/07/03 06:21
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今日は何の日(つづき)
最後の副原料。
意識したことはありませんでした。
山椒から菜種まで、9種類あります。
ということは、唐辛子のほかに、この中から6種類が選ばれるということですかね。
わたしは、毎晩、七味唐辛子を使ってます。
しらたき(糸こんにゃく)に麺つゆをかけて食べるときです。
具は、天かすのみ。
そこに、乾燥わけぎと、七味唐辛子をかけていただきます。
七味唐辛子の銘柄に、こだわりはありません。
スーパーで普通に買えるヤツ。
小さな瓶に入ってます。
たぶん、↓のエスビー食品のだと思います。
https://item.rakuten.co.jp/e-sbfoods/14815/
こちらの原材料を見ると……。
「赤唐辛子、黒ごま、ちんぴ、山椒、麻の実、けしの実、青のり」となってました。
きっちり、7種類。
↑の9種類から、紫蘇、生姜、菜種が落選です。
たしかに、これらの味はしないかも(菜種の味は不明ですが)。
でも、紫蘇はちょっと気になりますね。
そう云えば、以前、テレビで見ました。
材料を調合してくれるお店。
客の好みを聞いて、配合も考えてくれるんじゃなかったかな。
ま、わたしはそこまでのこだわりはありません。
エスビーで十分、満足です。
ていうか、ほぼ機械的に振りかけてた気がします。
うどんには、必ず振りかけるものと思ってました。
余談。
エスビーと云えば、瀬古利彦さんのイメージがあります。
現役時代は、修行僧みたい顔で走ってましたよね。
最近、「サンデーモーニング」で見ましたが……。
あまりに軽くなってて驚きました。
「あっぱれ」の大サービスでした。
円楽(元・楽太郎)より軽いんでないの?
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3. 手羽崎 鶏造- 2020/07/03 09:35
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昭夫と志津子、いよっ、
久しぶりの登場っ!
ところで初老って?幾つぐらいの
人を指すのだろう。
わたしゃ、明らかに初老だろうなあ。
(ショボい漏のことかも。 トホホ)
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4. Mikiko- 2020/07/03 18:34
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初老の……
定義はないようです。
かつては、40歳くらいの人を指してたとか。
もちろん、今はそんなわけありません。
60代以上でしょう。
年金受給が始まったらと考えてもいいのかも。
今後は、徐々に65歳まで上昇し……。
やがては、70歳になるんでしょうね。
昭夫と志津子。
久々の登場と、わたしも思ってたのですが……。
思わぬ展開になります。