2020.6.28(日)
僧「それは、これをトラックの右側面に貼るためです」
み「はぁ?」
僧「トラックの右側って、社名を右から書いてありますでしょ」

↑「所業エロ山」ではありません。「山口工業所」です。
み「何でトラックに貼るのじゃ!」
僧「思いついただけです」
み「僧が思いつきで喋るな」
僧「あなたの耳と一緒です」
み「何で」
僧「右から左でしょ」

み「なんだか、酔っ払いと喋ってる気がしてきた」

僧「それは、わたしのセリフです」
律「どうか、これにかまわないで下さい」
僧「修業が足りてませんな」
み「千年修業せい」

僧「関わりませんぞ。
この横書きは、『五観の偈(ごかんのげ)』と読みます。
あなたはさっき、“喝(かつ)”とおっしゃいましたが……。

僧「あれは口偏です。
“偈(げ)”は、人偏。
“偈”とは、元はサンスクリット語で……。
仏の教えや徳をたたえるために、韻文の形式で述べたものです」

↑お経の一種なわけですかね?
み「早い話、詩であるわけだな」
僧「左様です。
耳に心地よいリズムを持っております。
内容がわからなくても、覚えやすい。
古くから、教えを広めるために用いられてきた形式ですな。
それではまず、わたしに続いてご唱和ください。
まずは、意味がわからなくてもけっこうです。
リズムある文章の流れで、沐浴するようなお気持ちで。
それでは、始めます。
一(ひとつ)には功の多少を計り彼(か)の来所を量る」
皆「一には功の多少を計り彼の来所を量る」
僧「二(ふたつ)には己れが徳行の全缺(ぜんけつ)を忖(はか)って供(く)に應ず」
皆「二には己れが徳行の全缺を忖って供に應ず」
僧「三(みっつ)には心(しん)を防(ふせ)ぎ過(とが)を離るることは貧等(とんとう)を宗(しゅう)とす」
皆「三には心を防ぎ過を離るることは貧等を宗とす」
み「はぁ?」
僧「トラックの右側って、社名を右から書いてありますでしょ」

↑「所業エロ山」ではありません。「山口工業所」です。
み「何でトラックに貼るのじゃ!」
僧「思いついただけです」
み「僧が思いつきで喋るな」
僧「あなたの耳と一緒です」
み「何で」
僧「右から左でしょ」

み「なんだか、酔っ払いと喋ってる気がしてきた」

僧「それは、わたしのセリフです」
律「どうか、これにかまわないで下さい」
僧「修業が足りてませんな」
み「千年修業せい」

僧「関わりませんぞ。
この横書きは、『五観の偈(ごかんのげ)』と読みます。
あなたはさっき、“喝(かつ)”とおっしゃいましたが……。

僧「あれは口偏です。
“偈(げ)”は、人偏。
“偈”とは、元はサンスクリット語で……。
仏の教えや徳をたたえるために、韻文の形式で述べたものです」

↑お経の一種なわけですかね?
み「早い話、詩であるわけだな」
僧「左様です。
耳に心地よいリズムを持っております。
内容がわからなくても、覚えやすい。
古くから、教えを広めるために用いられてきた形式ですな。
それではまず、わたしに続いてご唱和ください。
まずは、意味がわからなくてもけっこうです。
リズムある文章の流れで、沐浴するようなお気持ちで。
それでは、始めます。
一(ひとつ)には功の多少を計り彼(か)の来所を量る」
皆「一には功の多少を計り彼の来所を量る」
僧「二(ふたつ)には己れが徳行の全缺(ぜんけつ)を忖(はか)って供(く)に應ず」
皆「二には己れが徳行の全缺を忖って供に應ず」
僧「三(みっつ)には心(しん)を防(ふせ)ぎ過(とが)を離るることは貧等(とんとう)を宗(しゅう)とす」
皆「三には心を防ぎ過を離るることは貧等を宗とす」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2020/06/28 06:33
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トラックの逆文字
今でも、たまに見かけますね。
さすがに、大手のトラックではないようです。
↓かつては、「スジャータ」のトラックの多くが、右側に「ターャジス」と書いてたそうです。
https://livedoor.blogimg.jp/mikikosroom2008/imgs/3/3/336747f8.jpg
「スジャータ」は、「スジャータめいらくグループ」が……。
1976(昭和51)年から発売しているコーヒーフレッシュ(クリーム)の商品名だそうです。
でも最近はもう、新しいトラックに採用されることはないみたいです。
これからは、だんだん希少になっていくのでしょう。
そのうち、「逆文字のトラックを見ると縁起が良い」とかの都市伝説が生まれるかも知れませんね。
それではなぜ、右から左に文字を書いたのか。
これは、はなはだ単純な理由でした。
トラックが左から右に走っていく場合……。
まず最初に見えるのが、一番右の文字だということ。
「ターャジス」でいえば、「ス」だと。
しかし……。
一文字ずつ現れるわけじゃないですよね。
進行方向に合わせて、文字を逆向きに読むという感覚は……。
今の人にはないと思います。
戦前は、右から左の文字が当たり前だったので、普通に読めたのでしょうが。
車が普及していった高度成長期にはまだ、その感覚が残ってたということですかね。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2020/06/28 06:34
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トラックの逆文字(つづき)
でもむしろ今は、違う意味での効果がありそうです。
すなわち……。
「なんじゃこりゃ?」と思わせるインパクトです。
「ターャジス」ってなんだ?
人は、必ず、頭を捻ります。
そして……。
そうか、「スジャータ」か!
「スジャータ」という商品名は、脳の襞深く刻まれるはずです。
さて、新潟での状況。
物流のトラックで、見かけることはまったくないですね。
見るのは、ほぼすべてが建設業者のトラックです。
それも、大手はありません。
自営業か、ほぼそれに近い業態の業者です。
なぜか、左官屋さんが多い気がします。
一瞬、鏝を使う方向と関係あるのかと思いましたが……。
関係ないようです。
塗る方向は、右向きも左向きもありでした。
ていうか、塗ったら必ず、逆方向に「返し鏝」というのをして、ムラを取るのだとか。
あ、そうか。
逆に、右からも左からも塗るから……。
トラックの文字も、両方向ってことですかね。
左官屋さんには……。
右から左の文章も、感覚的に読めるのかも知れません(個人の見解です)。
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3. 手羽崎 鶏造- 2020/06/28 08:27
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ありがたい説法と心得ました。
「二(ふたつ)には己れが徳行の全缺(ぜんけつ)を忖(はか)って供(く)に應ず」
↓
ふたつめには、おのれが徳行の全ケツ(尻)を
諮って、供えに応じる。
つまり、自らアナルを差し出すようにという
教えだと理解していいのですよね
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4. Mikiko- 2020/06/28 11:47
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お坊さんの世界では……
衆道も修行のうちだったのでしょう。
でも、アナルなしで出来ないものですかね。
口があるんだから。
もろきゅうはやはり、生理的に無理です。