Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
東北に行こう!(1275)
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客「いえ。
 化けない普通の猫が舐めてたんだと思います」
舐めてるのは、オリーブオイルだそうです
↑舐めてるのは、オリーブオイルだそうです。

律「どうしてです?」
客「まず昔は、行灯の油に、魚油を使ってた場合があるのです」
み「ぎょ、“ぎょゆ”?」
『きんぎょ注意報!』の“ぎょぴちゃん”
↑『きんぎょ注意報!』の“ぎょぴちゃん”だとか。し、知らん……。

客「魚の油です。
 主に、鰯油ですね」
主に、鰯油ですね
↑行灯用ではありません。

み「臭そうだのぅ」
客「まさしくそうです。
 燃やすと、多量の煙と臭いを発生させます」
『目黒さんま祭り』。ゴーグル必須。
↑『目黒さんま祭り』。ゴーグル必須。

律「なんでそんな油を使うんです?」
客「もちろん、安かったからですよ。
 値段は、菜種油の半分だったそうです」
ちなみに蝋燭は、菜種油より遥かに高く、上流階級や料亭でしか使われない贅沢品だったそうです
↑ちなみに蝋燭は、菜種油より遥かに高く、上流階級や料亭などでしか使われない贅沢品だったそうです。

み「なるほど。
 その鰯の臭いが……。
 猫にとっては、得も言われぬ良い香りなわけだな」
グリルに手を突っこむ猫。熱くないんですかね?
↑グリルに手を突っこむ猫。熱くないんですかね?

客「そういうことです」
み「でも、ヘンじゃの」
客「何がです?」
み「安い鰯油を使ってたのは、当然、下々の民じゃろ?」
楽しそうな暮らしですが……。夫婦の夜の生活は、どうしたんでしょう?
↑楽しそうな暮らしですが……。夜の夫婦生活は、どうしてたんでしょう?

客「でしょうね」
み「大名家とかでも、行灯に鰯油を使ってたのか?」
客「いくら貧乏大名でも、そこまでしないでしょう」
薩摩武士の食卓。お味噌汁が美味しそうです。
↑薩摩武士の食卓。お味噌汁が美味しそうです。

客「体面が一番大事ですから。
 屋敷が鰯臭くては、客人も招けません」
前に取り上げた『鐙屋』の場面。料理の盛り付けをしてるところでしたね。
↑前に取り上げた『鐙屋』の場面、拡大画像がありました。やはり、料理の盛り付けをしてるところでしたね。今日は、何かの祝い事でしょうか。
東北に行こう!(1274)目次東北に行こう!(1276)


コメント一覧
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    • ––––––
      1. 反省の色、梨HQ
    • 2016/02/22 10:48
    • ぎょっ、ぎょっ、ぎょぎょぎょのぎょ~
       フライングだよ、魚油。
       こんだけ派手なフライングは初めてだなあ。
       サッカーだとレッドカード、陸上だと一発失格、柔道だと一本それまで(それは違うぞ)だよ。
       よく黙ってたなあ、管理人さん。
       ここは下手な言い訳をしても始まらん。
       素直に謝っておこう。
       すまん、ごめんよ、勘弁ね。怒っちゃ嫌々、許してね。
       蝋燭。
       あと使ったのが寺、寺社ですね。
       使用後、ローソク立てに多量に溜まるたれ太郎、いや、垂れた蝋。
       これを回収してきれいにする商売があったとか。で、この回収した蝋は蝋燭屋に売る……だったかな。
       グリル猫。
       食うためなら、多少の熱さもなんのその、というところですか。
       それにしても、自分で開けたのかね、グリル。
       長屋の夫婦生活。
       それは、子供が寝静まった夜中にやるんでしょう。
       もちろん、子供は時に目を覚まします。これが巧まざる性教育になるんですね。わたしも、子供の立場からの経験、あります。
       見栄を張るビンボ大名。
       ですが、下級武士は見栄もへったくれもなかったのでは。
       行灯の話ではありませんが、西郷ドンのエピソード。
       西郷家もビンボ暮らしでは人後に落ちなかったそうですが、ある朝、おからを買いに豆腐屋に行かされた西郷ドン。おからは安いからねえ。
       で、どういうわけか「ええ子や」っちゅうことで、売り物にならない屑豆腐を貰って帰ります。
       西郷家のその日の朝食に、豆腐がほんの一切れずつ出ます。家長(名前忘れた)の親爺曰く、「どうした、今朝はごちそうじゃの」。
       鎧屋さんの料理人。
       まあ、へんこ(大阪語;偏屈)そうなオヤジですが、でもこれ、人形だよね。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2016/02/22 19:49
    • フライング
       そうか。
       魚油は、今回が初出だったのか。
       とっくに書いたつもりでいました。
       総集編ではコメントが外れますから、別に気になりませんけどね。
       江戸は、大いなるリサイクル社会でした。
       街路には、チリひとつ落ちてなかったそうです。
       屑拾いという商売がありましたからね。
       馬糞まで、すべて拾われたそうです。
       おから。
       わたしの好物のひとつですが……。
       市販の惣菜は、甘すぎです。
       なんで砂糖なんか入れるんでしょうね。

    • ––––––
      3. おから大好きHQ
    • 2016/02/22 23:25
    • 総集編では外れるコメ
       ああ、そうでしたな。
       では、総集編へのコメも復活させんとなあ。
       とにかく安いおから。
       食べでも結構あるしね。
       味付けが気に入らなければ自分で作る、これだな。
       昔の豆腐屋さんはおからを捨てていたそうですが、江戸ではどうだったんですかね。
       「おからで金取るぅ!? そんなしみったれた真似、江戸っ子の名折れでい」だったんでしょうか。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2016/02/23 07:26
    • おから
       そもそも、わたしの町からは豆腐屋さんが消えてしまいました。
       スーパーに、安い豆腐が並んでますからね。
       朝早くからの仕事で儲からないとなれば、跡を継ぐ人もいないのでしょう。
       昔はここらでも、ラッパを吹きながら売りに来たそうです。
       高齢化社会となった今、むしろこういう需要は復活してきたんじゃないでしょうか。
       豆腐だけじゃなくて、油揚げとかがんもどきも売れば、流行りませんかね?

    • ––––––
      5. とぉ~ふぃ~HQ
    • 2016/02/23 08:42
    • 町の豆腐屋さん
       うっとこの町の最大の商店街、と言ってもそないにようけ(沢山)の店があるわけやおまへんけど、昔ながらの豆腐屋さんがあります。ラッパは吹かないようですが。
       うちの近くのスーパーには厚揚げ、薄揚げ、がんも。皆売ってます。たまにですが、おからもビニール袋に入れて売っていることがあります。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2016/02/23 19:47
    • 豆腐屋のラッパ
       そりゃ、店の中では吹かんでしょ。
       売りに出た先で吹くんです。
       薄揚げ。
       何のことかと思ったら、単なる油揚げなんですね。
       こちらでは、“薄揚げ”とは呼びません。

    • ––––––
      7. 油揚げ屋ハーレクイン
    • 2016/02/24 02:53
    • 薄揚げ
       こちらでも言いません、わたしだけです(なんのこっちゃ)。
       「厚揚げ」の反対語、のつもりなんですがね。

    • ––––––
      8. Mikiko
    • 2016/02/24 07:31
    • わたしだけ……
       ということはございませんぞ。
       Wikiの『油揚げ(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B9%E6%8F%9A%E3%81%92)』の中に、“厚揚げに対して「薄揚げ」と呼ぶ地域もある”と書いてありました。

    • ––––––
      9. 京のおあげさんHQ
    • 2016/02/24 11:40
    • 薄揚げ
       わが意を得たり!です。
       こないだ近所の寄り合いがあって、よもやま話の中で油揚げの話題が出たんですね。で、「薄揚げ」と言いましたところ「何それ?」と突っ込まれちゃいました。こちらでは言わないようで、どこの“方言”なんでしょう。近江かなあ。
       ご紹介のWikiによりますと、山形県鶴岡市では「薄揚げ」と云うそうです
       福井県には、座布団のようにどでかい(ちょっと大げさ)油揚げがあるそうです。
       厚揚げと薄揚げの中間タイプのものがあるようで(一度近所のスーパーで売ってました)、「少し中身のある薄揚げ」てな感じでした。酒のアテには最適じゃないですかね。厚揚げだと“ご飯のおかず”だし、薄揚げだと頼りないし……。

    • ––––––
      10. Mikiko
    • 2016/02/24 19:39
    • 新潟県では……
       ↓栃尾(長岡市)の油揚げが有名です。
      http://tochiokankou.jp/bussan/aburage.html
       なお、発音は“あぶらげ”ですね。

    • ––––––
      11. 〽おいなりさーんHQ
    • 2016/02/24 23:03
    • あぶらげ
       “あぶなげ”のない発音ですねえ。
       子供の頃の好物の一つは、母親のつくるシンプルな稲荷寿司でした。
       近頃のお稲荷さんは、ご飯にいろんな具を混ぜたりして賑やかなものになりましたが、母親のはそんな小細工一切なし。ただただ、すし飯を甘からーい油揚げで包んだだけ。これがホントに楽しみでした。
       稲荷寿司の形には関東風と関西風があるようで、関東は俵型、関西は三角形です。油揚げの切り方の違いですね。
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