Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 2929
コメント一覧へジャンプ    コメント投稿へジャンプ


 学内で囁かれる噂話に耳をそばだてつつ……。
 由美と美弥子は、戦々恐々とした日々を過ごしていた。
 しかし、暑い夏が退いていくにつれ、マスコミの喧噪も次第に鎮まってきた。
 どうやら、あの隠し撮りされた映像は、警察の手には渡らなかったようだ。
 秋風と共に2人も、ようやく平穏の兆しを感じるようになっていた。

 しかし……。
 やはり、そうはいかなかったのだ。
 その日、大学で顔を合わせた美弥子は、化粧を間違えたんじゃないかと思うほど青ざめていた。

「どうしたの?」

 美弥子は無言で、由美を校舎の外へと促した。

 秋めいたとは云え、まだ落葉樹は葉の色を変えていない。
 もう授業が始まる時間なので、サークルベンチには、誰の姿もなかった。

「授業、始まっちゃうよ」
「授業を受けられる気分じゃないの。
 悪いけど、由美も付き合って」

 授業をサボタージュする提案を美弥子から受けたのは、おそらく初めてだろう。
 その顔色を見れば、頷かないわけにはいかなかった。

「どうしたの?」
「福島先生から、着信があったの。
 ちょうどお風呂に入ってて、出れなかった」

 女教授が、美弥子の携帯番号を知っていることは不思議ではない。
 あの、フィールドワークと称した風俗店探訪に出る前、3人で番号を交換したのだ。
 フィールドワークでは、はぐれることもあるから……。
 チームのメンバーは、事前に携帯番号を教え合っておくものだと、女教授から要請があったのだった。
 そのときは、女教授の正体を知らないから……。
 何の気なしに教えてしまった。
 美弥子が、着信が女教授からとわかったのも、着信名を登録してあったからだろう。

「架けてみた?」
「まだ。
 だから、その相談よ」
由美と美弥子 2928目次由美と美弥子 2930


コメント一覧
コメント投稿へジャンプ    ページトップへ

    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2019/12/08 06:40
    • 今日は何の日
       12月8日は、『御事納め』。
       2月8日に、農作業など一年中の行事の始まりである「御事始め(おことはじめ)」または「事始め」があるのに対し……。
       12月8日は、これを終えることから「御事納め(おことおさめ)」または「事納め」と云います。
       地方によっては、「御事終い(おことじまい)」というところもあります。
       また、2月8日と12月8日をまとめて「事八日(ことようか)」とも云います。
       この日は、農作業など一年の作業が終わる日であり……。
       農事が終わることを祝って行った行事のことも意味します。
       この日には、里芋、こんにゃく、にんじん、小豆を入れた「御事汁」を食べる風習がありました。
       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/112081.html)のページから転載させていただきました。
       まったく知らない行事でした。
       しかし、今ごろまで農作業なんて、やってないでしょう。
       あ、田んぼじゃなくて畑か。
       雪が積もる直前まで、収穫作業があったんですかね。
       大根とか、ニンジンとか、白菜とか。
       そうか。
       その収穫を終えて……。
       それらを大量に漬物にしたわけだ。
       もちろん、青物のない冬の間の保存食用です。
       昔の人も、野菜を摂らないと身体に悪いと云うことは、わかってたんでしょうね。
       それなら、12月8日も納得できます。
       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2019/12/08 06:41
    • 今日は何の日(つづき)
       でも、2月8日から、何が出来ますかね?
       あ。
       旧暦ですよ。
       これは、旧暦の日付のはず。
       ちなみに、2019年12月8日を旧暦の日付とした場合……。
       新暦換算では、2020年1月2日。
       漬物作業を、このころまでやってたというのは、納得できないことはないです。
       それなら、2020年2月8日を旧暦の日付とした場合の新暦は……。
       2020年3月2日です。
       こちらは、大納得ですね。
       もう、雪も解けたころですから。
       畑を耕せます。
       うちの花壇の球根も、このころ芽を出します。
       でも、12月8日から2月8日の2ヶ月間は……。
       休みだったんですかね?
       そんなわけ、ありませんよね。
       農作業が出来ないのは確かでしょうが……。
       内職とかは家の中で出来ますから。
       草鞋を編んだりでしょうか。
       でも、囲炉裏のそばは暖かいし……。
       つい、ウトウトもしそうです。
       秋田のなまはげは、そういう怠け心を諫めるのが起源だと聞いたことがあります。
       語源は「なもみ剥ぎ」。
       「なもみ」とは、囲炉裏に長時間あたってると出来る“火だこ”だそうです。
       怠け者を懲らしめるため、その「なもみ」を剥ぎに鬼が来るわけです。
       つまり包丁は、「なもみ」を剥ぐ道具なんですね。
       恐ろしいです。
       不器用に決まってますから、ぜったい肉まで剥がれます。
       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2019/12/08 06:41
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       でもわたし、やってみたい藁細工があるんです。
       新潟県岩船郡関川村に伝わる、“猫ちぐら”作り。
       まさしく、藁で作った猫ハウス。
       大人気で生産が追いつかず……。
       注文しても、納品まで3年待ちだそうです。
       猫の時間にしてみれば、20年待ちくらいでしょうか。
       ま、猫に待ってる感はないでしょうが。
       わたしは元々、単純作業の繰り返しは嫌いじゃなくて……。
       飽きずに続けられる方だと思います。
       なので、“猫ちぐら”作りも、1日楽しんでやれると思うんですよ。
       あれって、弟子入りして、それを専業に出来ないものですかね。
       関川村は豪雪地帯ですが……。
       1日中、家の中で出来るんだから平気でしょう。
       食べ物は、宅配弁当を頼めばいいし。
       一冬中籠もっていられます。
       弁当屋に化けて、なまはげが来ると困りますが。
       昔の農家の人の中にも……。
       農作業より、冬の囲炉裏のそばでやる手仕事の方が好きだった人、いたはずですよ。
       そういう人は、冬が来るのが楽しみだったかも知れませんね。
       冬の手仕事の日々を夢見て、暑い夏の農作業を頑張ってたのかも。
       『御事納め』、嬉しかったでしょうね。
       逆に、『御事始め』はイヤだったかも。
       遠くの山の雪形が解けていくのを見ながら……。
       またあの辛い1年が始まるのかと、心で泣いてたかも知れません。
       実際、家で仕事が出来るなら……。
       冬は、そんなに辛くないと思います。
       リタイヤしたら家にいるわけだから……。
       きっと、辛くないですよ。
       となれば……。
       リタイヤしたら、移住する意味、ないじゃん。

    • ––––––
      4. 手羽崎 鶏造
    • 2019/12/08 08:36
    • なまはげとは、「怠け者剥げ」かなと
      直観的に思っていましたが、語源・
      根拠が有ったという訳なんですね。
      ところで、「春のうららの隅田川」
      という唱歌がありました。
      隅田川なんて知らないカンサイの
      子であったワタシは、
      その後の歌詞が
      「のらりくらりの舟人が」
      と怠け者の船頭が春の陽気に
      誘われて、いい加減なシゴトしてる
      情景を思い浮かべていました。

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2019/12/08 11:52
    • 隅田川は知らずとも……
       「上り下り」はわかるでしょうに。
       最近は、あんまり唱歌を学校で教えないようです。
       歌詞が、現在の生活と乖離してしまったからでしょうか。
       でもそれなら、音楽の授業ではなく……。
       国語か歴史の授業として教えたらどうでしょう。
       子供時代に、日本の原風景を胸に刻ませるのは、大事なことだと思うのですが。
    コメントする   【由美と美弥子 2929】
コメント一覧へジャンプ    ページトップへ


Comment:本文 絵文字  ※入力できるのは、全角で800字までです。

↓お帰りのさいには↓
愛のワンクリ お願いします
新しいウィンドウは開きません

相互リンクサイトのみなさま(Ⅰ)
問答無用の吸血鬼R18 新・SM小説書庫2 Japanese-wifeblog 愛と官能の美学
知佳の美貌録 未知の星 熟女と人妻エロンガ 赤星直也のエロ小説
[官能小説] 熟女の園 電脳女学園 官能文書わーるど 只野課長の調教日記
ちょっとHな小説 都会の鳥 人妻の浮気話 艶みるく 西園寺京太郎のSM官能小説

相互リンクサイトのみなさま(Ⅱ)
熟女・おばさんの性体験談 黒い教室 人に言えない秘密の性愛話 Playing Archives
被虐願望 女性のための官能小説 性転換・TS・女体化劇場 性小説 潤文学ブログ
羞恥の風 女の陰影 女性のH体験告白集 変態小説
むね☆きゅんファンサイト 週刊リビドー かおるの体験・妄想 ぺたの横書き
あおいつぼみ 葵蕾 最低のオリ 魔法の鍵 Mikiko's Roomの仮設テント
恥ずかしがりたがり。 官能的なエロ小説 濠門長恭の過激SM小説 淫芯

相互リンクサイトのみなさま(Ⅲ)
お姫様倶楽部.com 被支配中毒 出羽健書蔵庫 かめべや
HAKASEの第二読み物ブログ 女教師と遊ぼう 平成な美少女ライトノベル 官能の本棚
禁断の体験 エッチな告白集 おとなの淫文ファイル エッチのあとさき 恥と屈辱の交差点 潤文学
ましゅまろくらぶ 空想地帯 恍惚團 ~ドライ・オーガズムの深淵~ Angel Pussy 週刊創作官能小説
ろま中男3 渡硝子の性感快楽駆け込み寺 漂浪の果てに アダルト検索一発サーチ

快感小説 SM・お仕置き小説ブログ 官能秘宝園 制服美少女快楽地獄
秘密のエッチ体験談まとめ 18's Summer 淫鬼の棲む地下室 被虐のハイパーヒロインズ
ひめ魅、ゴコロ。 おしっこ我慢NAVI 妄想ココット ライトHノベルの部屋
レズ画像・きれいな画像倉庫 riccia 調教倶楽部 ちょっとHなおとなのための…
緊縛新聞 Eros'Entertainment オシッコオモラシオムツシーン収集所 エピソードセックス
マルガリテの部屋 アダルト官能小説快楽機姦研究所 渋谷子宮 RE:BIRTH 羞恥集
黒塚工房 プライド 女性作家専門官能小説 官能小説 レイプ嗜好
人妻!人妻!人妻! wombatの官能小説 黒イ都 羊頭狗肉
ひよこの家 美里のオナニー日記 エロショッカー軍団 相互リンク、募集してます!
★相互リンク募集中!(メールしてね)★

ランキング/画像・動画(1~10)
シンプルアダルト動画サーチ 人気ブログランキング
にほんブログ村 ライブドアブログ
官能小説アンテナ エログちゃんねる
官能文章アンテナ アダルトブログランキング


ランキング/画像・動画(11~30)
GL Search Adult Novels Search オンライン小説検索・R小説の栞 おたりんく








<ランキング/画像・動画(31~50)ここまで-->
△Top