Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 2896
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 美弥子は、再び陰茎を擦り始めた。
 手の平を激しく上下に動かす。
 男性が、オナニーを楽しむ段階を終え……。
 一気に射精に突き進むときの所作だった。
 陰茎を扱きあげるたびに、二股の根元が陰核を潰した。
 膣襞は、体内の陰茎に擦られ……。
 膣液が、ざぶざぶと揉み洗いのような音を立てていた。

「イ、イク」

 美弥子は肛門を絞った。
 同時に、思い切り陰茎を引っ張りあげる。
 陰核がひしゃげた。

「あぎゃ」

 膣が、雑巾を絞るように収縮するのがわかった。
 刹那……。
 美弥子の握った陰茎の先から、白濁した液体が噴出した。
 まさにそれは、精液にしか見えなかった。
 白い飴細工となって伸びた精液は、宙でうねりながら、そのまま鏡を叩いた。
 粘性が強く、鏡面に金継ぎのように貼りついたまま留まっていた。

 もちろん、陰茎から噴き出したのは、精液のはずはない。
 美弥子の膣液だった。
 膣襞と陰茎に揉まれ、白く発泡した膣液は……。
 美弥子の絶頂による膣収縮により、強く圧縮される。
 そして、唯一の出口である体内の陰茎の射出口に殺到する。
 その膣液が、陰茎の中を通る管を疾走し……。
 体外の射出口から迸るのだ。

「おごっ」

 射精はまだ続いていた。
 第二弾も、鏡に届いた。
 鏡面には、白濁液が、悪魔の紋章を描いていた。
 その紋章の狭間から見える顔は……。
 まさに性獣。
 これがわたしなのだ。
 美弥子は凝視した。
 しかし、それも一瞬だった。
 最後の噴出の衝撃が、美弥子の顎を突きあげた。
 銃弾に額を撃たれた人に見えただろう。
 見あげる天井が遠ざかる。
 尻に衝撃を感じた。
 尻が床に落ちたのだ。
 しかし、その衝撃を、溶け流れる悦楽が包みこんでいく。
 視界が、うねりながら遠ざかる。
 後頭部が床を打った。
 全身の痙攣にのたうち、溺れながら……。
 美弥子の意識だけが浚われて行った。
由美と美弥子 2895目次由美と美弥子 2897


コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2019/10/23 06:33
    • 今日は何の日
       1868年10月23日(今から151年前)、明治に改元されました。
       直前の元号は、慶応四年。
       なお、このころは旧暦ですので……。
       当時の日付では、九月八日でした。
       新暦だと、10月23日にあたるということです。
       ちなみに、「明治」のほかにいくつかあげられた案の中に……。
       「平成」があったそうです。
       このときは、没となった「平成」ですが……。
       121年後、1989年1月8日、ついに世に出ます。
       小渕官房長官(当時)が、「平成」と書かれた額を掲げる映像……。
       何度見たかわかりません。
       さて、もう一題。
       毎月23日は、「天ぷらの日」。
       もともと、一年で暑さが最も激しくなる「大暑(7月23日ごろ)」が「天ぷらの日」となってました。
       夏の暑さにバテないために、天ぷらを食べて元気に過ごそうというものだったのです。
       その後、夏バテ対策だけでなく、疲労回復に適した天ぷらを食べて、通年元気に過ごそうという意味から……。
       7月23日を含む毎月23日が、「天ぷらの日」とされました(定めた団体などは不明)。
       この日を中心に特別メニューを用意するなど、キャンペーンを実施している店も見られます。
       7月23日の「天ぷらの日」は……。
       7月20日頃の「土用の丑の日」、8月29日の「焼き肉の日」とともに、食べ物の「夏バテ防止の三大記念日」といわれてます。
       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/10123a5.html)のページから転載させていただきました。
       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2019/10/23 06:33
    • 今日は何の日(つづき)
       さらに、上記のページから、「天ぷら」という名称の由来について。
       2説あるようです。
      ①「調味料を加える」「油を使用して硬くする」を意味するポルトガル語の「temperar」。
      ②「調理」「調味料」を意味する「tempero」。
       2説って、単に動詞と名詞の違いじゃないの?
       漢字の「天麩羅」は、揚げ油の上辺を意味する「天」、ゆらゆらする小麦粉の「麩」、絹で織った網のような薄物を指す「羅」の字を当てたとする説があるとか(これも眉唾っぽい)。
       引用終わり。
       さて、わたしと天ぷら。
       『単独旅行記Ⅵ(54)https://mikikosroom.com/archives/38866970.html』のコメント(天ざるとビール)からもおわかりと思いますが……。
       基本的に大好きです。
       天ざるでは、エビ天がメインですが、とりわけこれが好物というわけではありません。
       エビ天を食べる場合、最後にちょっと悩ましいことがあります。
       それは、尻尾をどうするか。
       わたしは、食べたいんです。
       ていうか、ほぼ必ず食べます。
       しかし、堂々と食べる度量がない。
       必ず、周りの視線を確認します。
       そして、パクリ。
       なるたけ音を立てないように咀嚼。
       しかし皆さん、どうして尻尾を残すんですかね?
       パリパリして美味しいですよ。
       むしろ、本体より好きかも知れません。
       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2019/10/23 06:34
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       わたしが「かき揚げ」が好きなのは……。
       歯触りがあるからだと思います。
       基本、好きなネタは、これ系ですね。
       レンコンとか。
       逆に、あまり好まないのは……。
       もっさり系。
       ナスとかサツマイモ。
       あと、カボチャ。
       子供のころ、ばあちゃんが作ってくれた天ぷらで、この歯触りが最高の品がありました。
       ちりめんじゃこ。
       柔らかいヤツではなく、乾燥させて硬いものです。
       これを、天ぷら粉でカタマリにして、揚げるわけです。
       歯触り最高。
       気をつけないと、じゃこの頭が口の中に刺さったりしました。
       これ、売ってないんですよね。
       なんでですかね?
       わが家ではもう、台所で天ぷらを作る風習はなくなってしまいました。
       後始末が大変ですからね。
       そこら中、ヌルヌルになるし。
       リタイアしたら、挑戦することのひとつにするかな。
       さて、天ぷら。
       天ぷら専門店のような料理屋で食べた経験はありません。
       でも、今後さらに、外国人に人気が出るんじゃないでしょうか。
       日本に来る外国人には、ベジタリアンやヴィーガンも多いですから。
       むしろ、野菜専門の天ぷら屋なんてどうでしょう。
       ネタなら、いくらでもありますよ。
       何しろ、モミジの天ぷらなんてのまであるんですから。
       お勧めはやっぱり、春ですかね。
       もちろん、山菜の天ぷらです。

    • ––––––
      4. 手羽崎 鶏造
    • 2019/10/23 23:26
    • 江戸前のカウンター式の天ぷら店とかは、
      とても高価ですが、福岡の天麩羅処Hは
      チェーン店で700~800円位でカウンター席で
      一品ずつ揚げたてを運んでいただき、
      食することが出来ます。

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2019/10/24 19:02
    • その値段は……
       レジで支払う金額のことですか?
       つまり、700~800円で、天ぷら食べ放題だと。
       ご飯も付くんでしょうか?
       まさか、天ぷらひとつが、700円というわけじゃないでしょうね。
       一品ずつ運んでくれるのはいいのですが……。
       わたしは早食いなので、間が空くと手持ち無沙汰になってしまいます。
       ビールばかり飲んでしまいそうです。
       お新香が付くとありがたいのですが。

    • ––––––
      6. 手羽崎 鶏造
    • 2019/10/26 08:40
    • その値段で、食べ放題なわけが
      ありません。残念。
      6~7品です。すべて揚げたて。
      お新香というかイカの塩辛は採り放題でした。
      すべてカウンター席ですが、例えばエビ続いて
      レンコンと、同じネタを数まとめて揚げて、それを
      注文している客の皿に置いていきます。
      だからコストを下げられるのでしょう。
      博多っ子には有名な店です。

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2019/10/26 12:14
    • ふむ
       6,7品と云うことは、ランチなんでしょうね?
       お酒の席では、物足りないですよ。
       以前、客が自分で揚げるお店を紹介した気がします。
       ↓福岡にもありました。
      https://rakutenan.jp/
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