2019.10.16(水)
スピードは出せないし、雪がクッションになりますから……。
運転手の命は無事でしょう。
でも、田んぼの車は身動きが出来ませんから……。
ガソリンがなくなったら、そのまま凍死しかねません。
冬場は常に、ガソリンを満タンにしておくべきですね。
あと、排気ガスを出すマフラーだけは……。
雪から出しておかなくてはなりません。
スコップ、必携です。
これをしないと、排気ガスが車内に籠もって、お陀仏です。

なんの話をしてたんですかね。
そうそう。
冬の季節風が強い道路に、イヌエンジュが植えられてるという件です。
結果は……。
よろしくないようです。
季節風や排気ガスには負けない木ですが……。
新潟の田舎には、難敵がいたのです。
その名は、アメリカシロヒトリ。
「劇団ひとり」とは関係ありません。
生き物という共通点はありますが。
でも、鳥でもありません。
アメリカから来た「蛾」です。
日本に昔からいるヒトリガの仲間ですね。
なぜ、ヒトリガという名前なのか。
決して、独りよがりの蛾だからではありません。
「飛んで火に入る夏の虫」の大御所なんです。

蝋燭の火に飛びこんで、火を消してしまうわけです。
すなわち、「火取り蛾」。
ライターもマッチも無かった時代……。
火を消されてしまうのは、さぞかし迷惑だったでしょうね。
ということで、「火取り蛾」と名付けられ、嫌われたわけです。
それでは、「アメリカシロヒトリ」の「シロ」は何か。
これは、成虫の色から来てます。
純白の毛皮を纏ったような姿です。

雪の女王のようです。
しかし……。
その幼虫は、キモすぎます。
葉っぱに集団で糸をかけ、巣を作ります。
そしてその巣の中で、葉っぱをムシャムシャと食べていくわけです。

大きな樹木でも、丸坊主にされることさえあります。
年に2,3回発生するので……。
その度に丸坊主にされてたら、樹木は枯れてしまいます。
運転手の命は無事でしょう。
でも、田んぼの車は身動きが出来ませんから……。
ガソリンがなくなったら、そのまま凍死しかねません。
冬場は常に、ガソリンを満タンにしておくべきですね。
あと、排気ガスを出すマフラーだけは……。
雪から出しておかなくてはなりません。
スコップ、必携です。
これをしないと、排気ガスが車内に籠もって、お陀仏です。

なんの話をしてたんですかね。
そうそう。
冬の季節風が強い道路に、イヌエンジュが植えられてるという件です。
結果は……。
よろしくないようです。
季節風や排気ガスには負けない木ですが……。
新潟の田舎には、難敵がいたのです。
その名は、アメリカシロヒトリ。
「劇団ひとり」とは関係ありません。
生き物という共通点はありますが。
でも、鳥でもありません。
アメリカから来た「蛾」です。
日本に昔からいるヒトリガの仲間ですね。
なぜ、ヒトリガという名前なのか。
決して、独りよがりの蛾だからではありません。
「飛んで火に入る夏の虫」の大御所なんです。

蝋燭の火に飛びこんで、火を消してしまうわけです。
すなわち、「火取り蛾」。
ライターもマッチも無かった時代……。
火を消されてしまうのは、さぞかし迷惑だったでしょうね。
ということで、「火取り蛾」と名付けられ、嫌われたわけです。
それでは、「アメリカシロヒトリ」の「シロ」は何か。
これは、成虫の色から来てます。
純白の毛皮を纏ったような姿です。

雪の女王のようです。
しかし……。
その幼虫は、キモすぎます。
葉っぱに集団で糸をかけ、巣を作ります。
そしてその巣の中で、葉っぱをムシャムシャと食べていくわけです。

大きな樹木でも、丸坊主にされることさえあります。
年に2,3回発生するので……。
その度に丸坊主にされてたら、樹木は枯れてしまいます。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2019/10/16 06:02
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地吹雪道路での植栽
それでは……。
適した樹種を発表します。
https://www.youtube.com/watch?v=pv0GcqVt7lQ
↑ドラムロールです。
ずばり!
それは、クロマツです。
新潟砂丘の海端に植えられてますから……。
冬の季節風に強いことは折り紙つき。
新潟の場合、防風林と云うより……。
砂防林の意味合いが強いのでしょうが。
でも、クロマツにはヘンな誤解があるようです。
↓まず、この歌をお聴き下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=zVpdiCVzIJI
言わずと知れた、春日八郎『お富さん』です。
↓出だしの歌詞が、こちら。
粋な黒塀 見越しの松に
仇な姿の 洗い髪
「見越しの松」とは……。
塀の上から、枝が突き出るようにした松の木のことです。
正式には、下枝から二番目の枝を塀の外に出すそうです。
でも一般的には、塀の上から見える松を言ってますね。
つまり、一般的な人が持つ、クロマツのイメージがこれなんです。
歌舞伎で見得を切るみたいに、くねっとした姿に仕立てられてます。
なので、街路樹とは結びつかないのでしょう。
しかし!
野生のクロマツが、あんな品を作ったような格好のわけがありません。
真っ直ぐ伸びます。
でも、新潟の海岸沿いの木は、真っ直ぐじゃありません。
南東側に傾いてます。
冬場、北西の強風を受けるからです。
でも、あそこではそれが、「自然樹形」なわけです。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2019/10/16 06:03
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地吹雪道路での植栽(つづき)
そういう自然樹形のクロマツは……。
造園業界では、「野木(のぎ)」と云うようです。
仕立てる前の状態ということですかね。
↓でも、そういうクロマツの若木も、ちゃんと流通してます。
https://item.rakuten.co.jp/hanatomidori/10002918/
ネット通販では、1メートル程度の大きさまでですが……。
業者間では、高さ3メートルくらいのものも流通してると思います。
砂防林で植えられるくらいですから……。
冬の季節風には滅法強いです。
痩せ地にも強い。
病害虫では、唯一、マツノザイセンチュウが心配です。
マツノマダラカミキリ(カミキリムシの一種)によりばらまかれる線虫。
マツノマダラカミキリは、松の新芽を食べます。
そのとき、体内のマツノザイセンチュウが、食害された松に移るんです。
アメリカの松は、この線虫に耐性があり、枯れることはありません。
でも、日本の松には耐性がありませんでした。
明治以降、輸入品の梱包材に入ってた線虫がばらまかれるようになり……。
日本の松は、大被害を受けました。
線虫が、幹の中の水の通り道を塞いでしまうんです。
毛虫のように、外から見えないのでやっかい。
外見上は何ともない松が、突然、枯れ始めるわけです。
話が大きくズレてしまいました。
地吹雪道路での植栽に、クロマツを使おうということでしたね。
砂防林のように群植されてなければ……。
マツノマダラカミキリも、積極的に遠征して来ないんじゃないかな(希望的観測)。
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3. 手羽崎 鶏造- 2019/10/18 02:56
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防雪林として、クロマツを使ってみては
というご提案なのですね。
一票入れます。
松って砂地がいいというふうに
聞くのですが、
それは大丈夫でしょうかね。
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4. Mikiko- 2019/10/18 05:52
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砂地
クロマツが砂地に植えられてるのは……。
砂地に耐える、数少ない樹種だからでしょう。
砂地の欠点は、第一に、乾燥しやすいこと。
さらに、養分がほとんどないこと。
クロマツは、このような土壌にも適応できるので使われてるわけです。
砂地でなければ生きられないという木ではありません。