2019.10.16(水)
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万里亜のスタジオでのアルバイトも、あとわずかだろう。
万里亜からは、ずっと続けてほしいと言われているが……。
もうすぐ、後期の授業が始まるのだ。
不器用な自分に、かけもちなど出来るわけがない。
しかし、9月に入っても、相変わらず暑い。
昼間の街は、まだ真夏の顔をしていた。
しかし、日が短くなってきたせいだろうか……。
夜間は、だいぶ過ごしやすくなっていた。
窓を開けると、虫の音も聞こえた。
北陸育ちの美弥子には、寂しく聞こえる音色だった。
この虫たちが鳴き終えると……。
また暗い冬がやって来るのだ。
美弥子はかぶりを振り、遮光カーテンを閉じた。
まだまだ夏だ。
だって、こんなに暑いのだから。
夏の一番良いところは、部屋の中で裸でいられることだ。
一人暮らしで、鍵を閉めてしまえば……。
誰に見咎められる心配もない。
そう。
この夜も裸だった。
夏の夜。
ひとり。
裸。
やることはひとつだ。
美弥子は、姿見の前に立った。
自分で言うのもなんだが、格好の良いスタイルだと思う。
小さな頭、短い胴体、突き出た乳房、括れた腰、張り出した尻、そして長い脚。
しかし一点だけ、異形の箇所があった。
陰核だ。
大きさは、幼児の陰茎ほどもある。
普段は下を向いているが……。
昂奮すると勃ちあがる。
まさしく、勃起するのだ。
芋虫の触覚のように。
この日もそうだった。
鏡の中の陰茎は、皮を突き抜け、美弥子を指弾していた。
誰にも邪魔されることなく、存分にこれを苛めるのだ。
便意に似た喜びで、下腹部が捩れそうだった。
美弥子は鏡の前で、がに股の姿勢を取った。
両手を、左右から大陰唇に添える。
万里亜に剃られた陰毛が、再び生えかけていた。
万里亜のスタジオでのアルバイトも、あとわずかだろう。
万里亜からは、ずっと続けてほしいと言われているが……。
もうすぐ、後期の授業が始まるのだ。
不器用な自分に、かけもちなど出来るわけがない。
しかし、9月に入っても、相変わらず暑い。
昼間の街は、まだ真夏の顔をしていた。
しかし、日が短くなってきたせいだろうか……。
夜間は、だいぶ過ごしやすくなっていた。
窓を開けると、虫の音も聞こえた。
北陸育ちの美弥子には、寂しく聞こえる音色だった。
この虫たちが鳴き終えると……。
また暗い冬がやって来るのだ。
美弥子はかぶりを振り、遮光カーテンを閉じた。
まだまだ夏だ。
だって、こんなに暑いのだから。
夏の一番良いところは、部屋の中で裸でいられることだ。
一人暮らしで、鍵を閉めてしまえば……。
誰に見咎められる心配もない。
そう。
この夜も裸だった。
夏の夜。
ひとり。
裸。
やることはひとつだ。
美弥子は、姿見の前に立った。
自分で言うのもなんだが、格好の良いスタイルだと思う。
小さな頭、短い胴体、突き出た乳房、括れた腰、張り出した尻、そして長い脚。
しかし一点だけ、異形の箇所があった。
陰核だ。
大きさは、幼児の陰茎ほどもある。
普段は下を向いているが……。
昂奮すると勃ちあがる。
まさしく、勃起するのだ。
芋虫の触覚のように。
この日もそうだった。
鏡の中の陰茎は、皮を突き抜け、美弥子を指弾していた。
誰にも邪魔されることなく、存分にこれを苛めるのだ。
便意に似た喜びで、下腹部が捩れそうだった。
美弥子は鏡の前で、がに股の姿勢を取った。
両手を、左右から大陰唇に添える。
万里亜に剃られた陰毛が、再び生えかけていた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2019/10/16 06:01
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今日は何の日
10月16日は、『辞書の日』。
アメリカの辞書製作者ノア・ウェブスター(1758~1843年)の誕生日。
英語表記は「Dictionary Day」。
辞書出版社では、この日を中心にイベントを開催するなど、辞書にまつわる活動が展開されてます。
ウェブスターは「アメリカの学問、教育の父」と呼ばれてます。
アメリカが言語においてもイギリスから独立すべきであるという愛国心に燃え……。
アメリカ特有の単語、新語義や用法の採録に力を注ぎました。
また、アメリカ式のつづりを提唱し、“-re”ではなく“-er(centerなど)”、“-our”ではなく“-or(colorなど)”、“-ise”ではなく“-ize(nationalizeなど)”といったつづり方を定着させました。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/110167.html)のページから転載させていただきました。
ノア・ウェブスターの生まれた1758年と云うのは、日本ではもちろん江戸時代。
宝暦八年になります。
第九代・徳川家重の治世です。
文化文政時代の半世紀も前。
こんなころ、アメリカでは、辞書が製作されてたんですね。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2019/10/16 06:01
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今日は何の日(つづき)
さて、わたしと辞書。
紙の辞書は、めっきり引かなくなりました。
ネットばっかりですね。
無料で引けるんですから。
普通の辞書だけではありません。
百科事典。
Wikipediaのおかげで、どれだけ便利になったでしょうか。
昔のSF作家は、百科事典がなければ仕事が出来なかったとか。
いちいち、図書館まで行ってられませんから……。
自宅に揃えるしかなかったわけです。
わたしは一時期、辞書収集マニアでした。
でも決して、収集癖のために集めてたわけではありません。
実用として使うために集めました。
ぜんぜん使わない辞書もありましたが。
実用と言っても、半分実用ではありません。
生来の実用を想定してです。
小説を書こうと思ってたので……。
文章を書くために有用と思われる辞書を集めたんです。
類語辞典の類いが多いですね。
一番便利に使ったのが、角川の「類語新辞典」。
これは、引きやすく読みやすい、いい辞典です。
今、久しぶりに中を眺めて、改めていいなと思いました。
ジャストシステムに電子版があるようです。
買おうかな。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2019/10/16 06:01
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今日は何の日(つづきのつづき)
類語辞典というのは、ある単語を引くと……。
意味が似ている語がずらーっと出てくる辞典です。
現在わたしは、Webでは、こちら(https://thesaurus.weblio.jp/)のサイトを使ってます。
便利ですよ。
小説を書いてて気になるのは……。
同じ語を、続けて何回も使ってしまうとき。
稚拙な感じがしてしまいます。
なので、類語辞典を引いて……。
別の言い回しを探すわけです。
けっこう気にして書いてるんですよ。
しかし、これらの辞典類。
もちろん、捨ててません。
わたしのベッド脇の本棚に、びっしり入ってます。
地震が来たら、崩れてくるでしょうね。
このベッドは、お酒を飲みながらテレビを見るときと……。
お昼寝のときだけに使ってます。
でも最近、テレビを見ながら寝落ちすることが増えてきました。
このベッドにいる時間が長くなってますね。
この部屋で地震に遭うと、ほんとに怖いんです。
死なないまでも、挟まれて動けなくなると思います。
実は、本格的に寝るときの寝床を別に移したのには……。
落下物を恐れたからという理由が大きいです。
今の寝床は十畳間。
そこに、布団を敷いて寝てます。
頭上に落ちてくるものはありません。
天井が落ちてきたらどうしようもありませんが。
防災対策、もう一度、考えてみたいです。