2019.9.20(金)
「たぶんあなた……。
内田さんに、出張ヘルスでも呼んだと思われたわよ」
そう言って、妻は妖艶に笑った。
美貌の底から、淫蕩の地が覗いていた。
わたしは惑乱した。
ほんとうに、風俗嬢を呼んだ気がした。
「脱いでくれないか」
「ふふ。
この顔になって初めて抱かれるのね」
妻のいなかった2週間、禁欲していたわけじゃない。
といっても、誰かを連れこんだとか、風俗に通ったわけでもない。
なんのことはない、オナニーだよ。
妻との性交渉が希薄になってから、わたしには妻と出会う前の習慣が戻っていた。
もちろん、妻がそばにいるときにはやらななかったけど。
もっぱら風呂場だった。
内田さんの裸なんかを妄想しながらね。
あの豊満な尻に顔を埋める場面を思い描くだけで、あっという間に射精した。
「お願いがあるの」
「何?」
「顔には触らないで。
まだ怖いから。
キスも許してちょうだい。
あと、フェラも。
もちろん、顔射も」
「ずいぶんと注文が多いな。
我慢出来るかな」
「してちょうだい。
そうだ。
騎乗位がいいわ。
背面騎乗位。
それなら、顔には触れないでしょ」
「きみの顔が見えないよ。
あ、そしたら、いい手がある」
わたしは、壁際の大きな姿見を指差した。
この部屋には、独身時代の妻の部屋みたいなウォークインクローゼットはなかった。
クローゼットの扉裏にあった鏡の代わりに、新しく姿見を買っていた。
大きな姿見だった。
高さは160㎝以上あるだろう。
立てると傾斜が付くから、それ以上背丈のある妻の全身も楽々と映った。
幅は50㎝くらいかな。
上体を曲げれば、妻の背中の脇から、鏡が見えるだろう。
背面騎乗する妻の顔が拝める。
妻は、ゆっくりと鏡に近づいた。
覗きこんでいる。
鏡の中には、女優のような女が佇んでいた。
内田さんに、出張ヘルスでも呼んだと思われたわよ」
そう言って、妻は妖艶に笑った。
美貌の底から、淫蕩の地が覗いていた。
わたしは惑乱した。
ほんとうに、風俗嬢を呼んだ気がした。
「脱いでくれないか」
「ふふ。
この顔になって初めて抱かれるのね」
妻のいなかった2週間、禁欲していたわけじゃない。
といっても、誰かを連れこんだとか、風俗に通ったわけでもない。
なんのことはない、オナニーだよ。
妻との性交渉が希薄になってから、わたしには妻と出会う前の習慣が戻っていた。
もちろん、妻がそばにいるときにはやらななかったけど。
もっぱら風呂場だった。
内田さんの裸なんかを妄想しながらね。
あの豊満な尻に顔を埋める場面を思い描くだけで、あっという間に射精した。
「お願いがあるの」
「何?」
「顔には触らないで。
まだ怖いから。
キスも許してちょうだい。
あと、フェラも。
もちろん、顔射も」
「ずいぶんと注文が多いな。
我慢出来るかな」
「してちょうだい。
そうだ。
騎乗位がいいわ。
背面騎乗位。
それなら、顔には触れないでしょ」
「きみの顔が見えないよ。
あ、そしたら、いい手がある」
わたしは、壁際の大きな姿見を指差した。
この部屋には、独身時代の妻の部屋みたいなウォークインクローゼットはなかった。
クローゼットの扉裏にあった鏡の代わりに、新しく姿見を買っていた。
大きな姿見だった。
高さは160㎝以上あるだろう。
立てると傾斜が付くから、それ以上背丈のある妻の全身も楽々と映った。
幅は50㎝くらいかな。
上体を曲げれば、妻の背中の脇から、鏡が見えるだろう。
背面騎乗する妻の顔が拝める。
妻は、ゆっくりと鏡に近づいた。
覗きこんでいる。
鏡の中には、女優のような女が佇んでいた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2019/09/20 05:59
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今日は何の日
2019年9月20日は、『彼岸の入り』。
『お彼岸』とは、『秋分の日』を中日として……。
その前後3日ずつを合わせた、計7日間を云います。
なお、2019年と断ったのは、年によって日付が変わるからです。
ちなみに来年は、1日、日付けが繰りあがります。
閏年の影響ですね。
さて。
「暑さ寒さも彼岸まで」と云いますが……。
これは、具体的にはいつまでなんでしょうか。
『彼岸の入り』の直前?
それなら、9月19日までになります。
あるいは、『彼岸明け』まで?
これだと、9月26日まで。
丸1週間違います。
ま、その年によって気候が違うでしょうから……。
だいたい、この期間中ということでいいのかも知れませんね。
今年は、夏が厳しすぎましたから……。
涼しくなってくれるのは、ホッとします。
でも、切なくもありますね。
冬が近づいて来るわけですから。
ま、毎年のことです。
イヤなことは考えず、爽やかな秋を楽しみたいと思います。
さて。
もう1題。
9月20日は、『空の日』。
1940(昭和15)年に「航空の日」として制定。
戦争中、中断されてましたが、1953(昭和28)年に復活。
運輸省(現:国土交通省)航空局が、1992(平成4)年に「空の日」と改称ました。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2019/09/20 05:59
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今日は何の日(つづき)
1911(明治44)年9月20日(今から108年前)……。
山田猪三郎が開発した山田式飛行船が、滞空時間1時間の東京上空一周飛行に成功したのに因みます。
でも、実はこれが最初の成功じゃなかったんです。
1910(明治43)年12月19日、東京の代々木錬兵場で徳川大尉が行った飛行実験でした。
しかし、12月では気候的に「航空日」の行事に適さないため……。
東京上空一周飛行が行われた9月20日を、「航空日」としたとのこと。
上記の記述は、こちら(http://www.nnh.to/09/20.html)のページから転載させていただきました。
なお、上記の中で「徳川大尉」が気になりますね。
調べたら、やっぱりでした。
清水徳川家(伯爵)第8代当主。
1910年当時は、26歳。
後に、陸軍中将にまで上り……。
「勲一等旭日大綬章」を受けてます。
しかし、『空の日』なんてあったんですね。
『海の日』『山の日』は、祝日です。
『空の日』は、どうして祝日にならないんですか?
航空自衛隊は、納得してるんでしょうか?
でも、9月後半は、『敬老の日』と『秋分の日』がありますからね。
もう1日祝日を作るのは難しいのかも知れません。
あ、それなら、12月19日に戻せばいいじゃないですか。
天皇誕生日が2月に移り……。
12月に祝日がなくなりましたから。
今の技術なら、“気候的に「航空日」の行事に適さない”ということは無いでしょう。
どうせ太平洋側でやるんでしょうから……。
むしろ、たいてい晴れますから、行事には適してると思います。
でもやはり、師走の下旬間近というのは、多方面に影響ありますかね。