2019.9.8(日)
わたしは一旦、入口を出、左右の気配を確認した。
頭上の樹冠で、山鳩が呑気な声で鳴いていた。
わたしは妻に向けて、オッケーマークを示した。
妻の昂奮が、恐怖を勝ったようだ。
おぼつかない足取りで、歩を進めた。
サンダルの音が、コンクリートの三和土に響く。
妻はついに、鏡に正対した。
「ひぃ」
再び喉笛を鳴らした。
脂肪の載った下腹部が、大きく起伏している。
「どう?
男子トイレで全裸になってる自分を見て」
「へ、変態」
「そう。
この上ない変態だ。
見てるだけでいいの?」
「え?」
「オナニーしたいだろ」
「……」
「大丈夫。
気をやりそうになったら、抱き留めてやるから」
妻は、首を突き出して鏡を見つめている。
目の悪い優等生が、黒板を懸命に凝視しているようだ。
「もっと前に出て」
サンダルの音が、三和土に響いた。
真横から見ても、乳首が鋭く勃っているのがわかる。
乳首の先が、水平を向いて突出していた。
妻の片手があがり、その乳首を摘まんだ。
もう一方の指先が、股間に滑りこむ。
両手の先が、まるで電源を入れたように駆動し始めた。
いきなり「強」にスイッチが入っていた。
容赦の無い動きだった。
「ぁ……。
あがが」
妻の顎が落ちた。
下目蓋が引き下ろされ、痴呆の表情を呈している。
すでに断崖のようだ。
鏡の前に立つまでに、半分イキかけていたのだろう。
腰が前後に振れ始めた。
膝がわなないている。
危ないと思った。
下はコンクリートだ。
わたしは妻に駆け寄り、後ろから抱えた。
頭上の樹冠で、山鳩が呑気な声で鳴いていた。
わたしは妻に向けて、オッケーマークを示した。
妻の昂奮が、恐怖を勝ったようだ。
おぼつかない足取りで、歩を進めた。
サンダルの音が、コンクリートの三和土に響く。
妻はついに、鏡に正対した。
「ひぃ」
再び喉笛を鳴らした。
脂肪の載った下腹部が、大きく起伏している。
「どう?
男子トイレで全裸になってる自分を見て」
「へ、変態」
「そう。
この上ない変態だ。
見てるだけでいいの?」
「え?」
「オナニーしたいだろ」
「……」
「大丈夫。
気をやりそうになったら、抱き留めてやるから」
妻は、首を突き出して鏡を見つめている。
目の悪い優等生が、黒板を懸命に凝視しているようだ。
「もっと前に出て」
サンダルの音が、三和土に響いた。
真横から見ても、乳首が鋭く勃っているのがわかる。
乳首の先が、水平を向いて突出していた。
妻の片手があがり、その乳首を摘まんだ。
もう一方の指先が、股間に滑りこむ。
両手の先が、まるで電源を入れたように駆動し始めた。
いきなり「強」にスイッチが入っていた。
容赦の無い動きだった。
「ぁ……。
あがが」
妻の顎が落ちた。
下目蓋が引き下ろされ、痴呆の表情を呈している。
すでに断崖のようだ。
鏡の前に立つまでに、半分イキかけていたのだろう。
腰が前後に振れ始めた。
膝がわなないている。
危ないと思った。
下はコンクリートだ。
わたしは妻に駆け寄り、後ろから抱えた。
コメント一覧
-
––––––
1. Mikiko- 2019/09/08 06:37
-
今日は何の日
2019年9月8日は、『白露(はくろ)』。
『白露(はくろ)』は、二十四節気のひとつ。
現在広まっている定気法では、太陽黄経が165度のときで、9月8日ごろ。
「処暑(しょしょ)」と「秋分(しゅうぶん)」の中間にあたります。
期間としての意味もあり……。
その場合、この日から、次の節気の「秋分」前日までを云います。
いよいよ秋の気配が迫り、大気が冷えてきて……。
草花に白い露ができ始めるころとされるので「白露」。
気持ちの良い青空が広がる時期でもあります。
『暦便覧』では、「陰気やうやく重りて、露にごりて白色となれば也」と説明してます。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/109081.html)のページから転載させていただきました。
2019年9月8日と、年を入れたのは……。
毎年、同じ日じゃないからです。
ちなみに、1996年から2023年までは……。
年を4で割った余りが、0か1なら、9月7日。
2か3なら、9月8日です。
今年は、余りが3なので、8日なわけです。
オリンピックイヤーで、4で割り切れる来年は、7日になります。
しかし、早いものですね。
次の節気は、もう「秋分」ですか。
だけど……。
「草花に白い露ができ始めるころ」というのは、ちと早い気がします。
やはり、「暑さ寒さも彼岸まで」でしょう。
『白露』は、まだ夏の範疇ですよ。
特に昨今はそうです。
続きは次のコメントで。
-
––––––
2. Mikiko- 2019/09/08 06:38
-
今日は何の日(つづき)
わたしは、季節分けを二十四節気でやってます。
夏は、「夏至」から「秋分」の前日までです。
なので、今はまだ夏。
さすがに、晩夏ですが。
「夏至」の日から履き替えた室内履きのスリッパ。
「秋分」からは、また新しいものにします。
季節ごとに、年4回履き替えるわけです。
もったいないので、高いスリッパは買いません。
でも、あまりチャチだと、3ヶ月間保たない場合があるので……。
300円くらいのですかね。
冬は「冬至」に履き替えるわけですが……。
このときだけは、ボア付きのちょっといいものにします。
あとの季節は、安いやつ。
今履いてる夏物は、底が竹編みみたいになっててひんやりします。
夏らしいです。
春と秋は、普通の布張りのやつですね。
さて。
白露。
まだ夏とは云え、さすがに8月とは違います。
真夏は、晴れるのもまた厳しいものですが……。
この季節の晴れは、気持ちがいいものです。
台風も、今の15号でお終いじゃないですか。
プロ野球も大詰めです。
何の興味もありませんが。
でも、日本シリーズの記憶だけはあります。
わたしの子供のころの日本シリーズは、昼間やってました。
平日もやりますから、当然、子供は学校があります。
授業中、男子の中には、イヤホンでラジオを聞いてるのがいましたね。
ラジオを、制服の内ポケットに入れて……。
イヤホンコードを袖口から出すんです。
で、頬杖をしてるふりで聞いてるわけです。
衣替え後だったから出来た芸当ですね。
学校は今でも、10月1日が衣替えなんですかね?
うちの会社は、10月一杯クールビズです。
10月の終わりころは、暖房入れてクールビズしてます。