2019.9.2(月)
「N市じゃ、冬を越せないからですよ。
外で寝たりしたら、間違いなく凍死です。
ヘタすりゃ雪に埋められて、春まで発見されないかも知れないですね。
ああいう人たちは、縄張りが非常に厳しいものだそうです。
冬だけ、別の土地に移ることなんて出来ないんです。
つまり、1年中、外で暮らせるところにしかいられないわけですよ」
はは。
何を言いたいかと云うと……。
その公園にも、ホームレスなど、わたしたちの目的の邪魔になる者はいなかったということだ。
目的は、もうわかるだろう。
その古い公衆トイレで、妻と交わることだ。
もちろんその前に、妻の裸を晒したい。
「ここ、使ったことある?」
「ないわよ。
アパートがすぐだし、コンビニだってあるじゃない」
この公園が出来たころには、近隣にコンビニなどはなく、トイレを設置する意義があったのだろう。
しかし今は、こんな古びたトイレを使う者は誰もいない。
しかも、園路を外れた場所で繁った樹冠に隠されている。
その存在さえ知らない人が多いのではないだろうか。
さっきから人の気配は感じないが、それでもいちおう、来た道を振り返る。
あたりは、常緑樹の花の香りに満ちているだけだ。
「この臭い、何かに似てると思わない?」
「何なのこれ?
すごい臭いね」
「花だよ。
ほら、あれ」
わたしは、頭上の枝先から、房のように垂れ下がる無数の花を指差した。
「あれが花なの?」
「色や形は目立たないけど……。
何より、この臭いが主張してる。
まさしく、生殖の臭いだ。
似てるだろ?」
「何に?」
「精液」
「……」
「わかった?」
「何だか吐きそう」
「嗅いでるだけで、妊娠しそうなんじゃないか?」
外で寝たりしたら、間違いなく凍死です。
ヘタすりゃ雪に埋められて、春まで発見されないかも知れないですね。
ああいう人たちは、縄張りが非常に厳しいものだそうです。
冬だけ、別の土地に移ることなんて出来ないんです。
つまり、1年中、外で暮らせるところにしかいられないわけですよ」
はは。
何を言いたいかと云うと……。
その公園にも、ホームレスなど、わたしたちの目的の邪魔になる者はいなかったということだ。
目的は、もうわかるだろう。
その古い公衆トイレで、妻と交わることだ。
もちろんその前に、妻の裸を晒したい。
「ここ、使ったことある?」
「ないわよ。
アパートがすぐだし、コンビニだってあるじゃない」
この公園が出来たころには、近隣にコンビニなどはなく、トイレを設置する意義があったのだろう。
しかし今は、こんな古びたトイレを使う者は誰もいない。
しかも、園路を外れた場所で繁った樹冠に隠されている。
その存在さえ知らない人が多いのではないだろうか。
さっきから人の気配は感じないが、それでもいちおう、来た道を振り返る。
あたりは、常緑樹の花の香りに満ちているだけだ。
「この臭い、何かに似てると思わない?」
「何なのこれ?
すごい臭いね」
「花だよ。
ほら、あれ」
わたしは、頭上の枝先から、房のように垂れ下がる無数の花を指差した。
「あれが花なの?」
「色や形は目立たないけど……。
何より、この臭いが主張してる。
まさしく、生殖の臭いだ。
似てるだろ?」
「何に?」
「精液」
「……」
「わかった?」
「何だか吐きそう」
「嗅いでるだけで、妊娠しそうなんじゃないか?」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2019/09/02 06:27
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今日は何の日
9月2日は、『那須塩原市牛乳の日』。
『那須塩原市畜産振興会(栃木県那須塩原市)』が、2007(平成19)年に制定。
日付けは、「ぎゅう(9)にゅう(2)」と読む語呂合わせから。
那須塩原市が、本州一の生乳生産額を誇り、全国でも有数の酪農のまちであることを知ってもらい……。
牛乳や乳製品に、より親しみを持ってもらうことが目的。
記念日は、2017(平成29)年に、『(社)日本記念日協会』により認定、登録されました。
生乳とは、牛から搾ったままで殺菌や加工をしていない乳のこと。
那須塩原市は、農業産出額の70%を畜産が占めてます。
その中でも特に酪農が盛んで、生乳の産出額は全国順位で第4位。
第1位から第3位が北海道のため、本州以南においては第1位となってます。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/109025.html)のページから転載させていただきました。
那須塩原に、そんなに牛がいるとは思いませんでした。
さて、わたしと牛乳。
飲めないことはありませんが……。
自分からは、積極的に飲もうとはしない飲料です。
間違っても、買って飲んだりはしません。
味も、微妙ですね。
当たり前ですが、乳臭い。
若いころは……。
ごくたまに、集中的に牛乳を飲むことがありました。
でも、そのまま飲むわけではありません。
ウィスキーを割るんです。
白に琥珀が混じったような色合いが良かったです。
わたしは、集中的に同じ飲み方をしますね。
ウィスキーの牛乳割りもしかり。
しばらくすると飽きて、数年間飲まなかったりします。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2019/09/02 06:27
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今日は何の日(つづき)
あと、どんな割り材がありましたかね。
飲むヨーグルトで割ってたときもありますね。
ウィスキーじゃなくて、焼酎だったかな。
あ、豆乳もありました。
これが一番、すっきりした味です。
甘みも酸味もありませんから。
そうそう。
一時期、マッコリに凝りました。
これはもちろん、そのまま飲みます。
ちょっと発泡してるところが面白かったです。
一番危険だったのは、ブランデーの甘酒割り。
口あたりが良すぎるので、ぐいぐい飲んでしまいます。
当然、意識朦朧。
飲酒後、お風呂に入ったり、夕食を食べてるのに……。
その間の記憶がまったくなかったりしました。
あれは、もう止めです。
あと、危険なのは、缶チューハイのストロング系。
何が危険かというと……。
飲み切ってしまうこと。
缶半分残して止める、ということが出来ません。
もったいないですから。
で、適量が過ぎてるのを自覚しつつ……。
飲み切ってしまうわけです。
その缶を開けるのを止めればいいだけですが……。
そのときはまだ、適量のわずか手前なわけです。
開けずにはおれません。
ということで、最近は量が微調整できる、紙パックの焼酎に落ち着いてます。
割るのはもっぱら、野菜ジュースですね。
トマトジュースみたいな、色の濃いジュースです。
甘みは皆無。
これで割って、ポッカレモンを垂らして飲みます。
リンゴジュースとかだと……。
果汁100%でも、甘みに飽きが来てしまいます。
なにしろ、1回の飲酒で、ジュースは1リットルのパックを空けますから。
リンゴジュースを1リットル飲んだら飽きるでしょ。
さて、秋です。
新しい飲み方、開発してみたいです。
何か、お勧めはありませんか?