2019.8.17(土)
なんと……。
『単独旅行記Ⅵ』が、『単独旅行記Ⅴ』からシームレスに繋がってしまいました!
たった2日の旅行記を、丸1年に渡って連載するとは、われながら呆れる限りです。
もっと簡潔に出来ないものですかね。
ま、出来ないから、こうなるんでしょうけど。
というわけで、今年(2019年)も東京に行って来ましたよ。
昨年から、旅行の日程が6月下旬に変わってます。
なぜ変わったかについては、『単独旅行記Ⅴ・総集編(1)』の冒頭をご覧下さい。
同じことを書いてると、また1年かかりますので。
さっそく、旅行のテーマから。
昨年は、『過去を巡る旅』でした。
1日目は、東京で勤めてた会社と、最後に住んだマンション……。
そして、アルバイトをしてた出版社を回りました。
これが、「自分の過去」を巡る旅です。
で、1日目の終わりに『台東区立下町風俗資料館』を訪ね……。
2日目は、『東京国立博物館』でした。
これが、「日本の過去」を巡る旅。
さて、それでは今年のテーマですが……。
実は、きっちりとは決めてませんでした。
というのも、旅程は梅雨の真っ只中。
当然、雨は覚悟しなければなりませんが……。
運良く、降らないということも考えられます。
というわけで、1日目の後半は……。
天候によって2通りの案を考えてました。
2日目は一緒です。
あ、その前に、旅程の曜日の説明から。
昨年まではずっと、「木・金」で行ってました。
平日なら、さほど混まないと思ったので。
でも、どこも十分に混んでました。
でも、「土・日」はたぶん、もっと混むのでしょう。
で、当初は今年も、「木・金」のつもりだったんです。
ところが!
宿を予約しようとしたら、異変が起こってました。
宿泊料金が、曜日によって異なるシステムになってたんです。
例年、わたしが予約してたのは、宿泊する1ヶ月以上前でした。
このくらいに予約すれば、たいてい空きがありました。
料金は、何曜日でも変わりません。
ところが、今年です。
空きはたくさんあるようでした。
しかし、曜日によって異なる料金が表示されてたのです。
下は、わたしが実際に予約したホテルの金額です。
一番高い曜日は、土曜日でした。
シングルルームが、12,000円。
次に高いのが、なんと木曜日。
9,000円。
逆に、一番安いのが日曜日。
5,000円です。
同じ部屋なんですよ。
土曜日が高いのはわかります。
休みを利用して来て、1泊して帰る客でしょう。
でも、なぜ木曜日が高いんですか?
ネットで調べましたが、どうやら出張客のようです。
直前に出張がきまった人の需要があるみたいなんです。
会社経費なので、少々高くても捌けるんでしょうね。
そのあおりを受けてるわけです。
しばし悩みました。
いつもは、「木・金」に年休を取って旅行。
「土・日」は、いつもどおりのお休みというパターン。
旅行から帰っても、2日休めるというのが魅力です。
少々高くても、いつもどおりにしようか……。
しかし、日曜との4,000円差は大きい。
悩みましたが……。
やはり、金に目がくらみました。
同じ部屋なのに、4,000円も余計に払う気にはなれません。
ということで、旅程は「日・月」に決定。
年休は、「月・火」と取ることにしました。
↑危険。
旅行から帰ってから1日しか休めませんが、仕方ありません。
復帰してからの仕事量を考えると、3連休はとても取れませんから。
わたしが予約したホテルですが、面倒なので書いてしまいます。
『アパホテル』です。
↑本社ビルのようです。
2月に、親戚の通夜と葬儀で新潟県三条市に滞在したとき……。
『アパヴィラホテル燕三条駅前』に泊まり、会員になりました。
↑周りに何も無いところが、東京のアパホテルとは大違い。
今回の宿泊ですが、会員割引が効きます。
日曜日の部屋は、通常料金が5,000円(税込)ですが……。
会員価格では、4,650円(税込)でした。
昨年泊まった『ホテルマイステイズ上野入谷口』は、5,985円(税込)でしたから……。
今年は、1,335円も安く泊まれるわけです。
その宿泊料ですが、予約と同時にクレジット決済してしまいました。
行けなくなってキャンセルする場合、手続きが面倒くさくなりそうですけど……。
この日絶対に行くという覚悟を決めるため、あえて決済を済ませました。
↑読んだわけではありません。でも、読まなきゃならない気がします。
さて、旅のテーマですが……。
今年の柱は、「お寺巡り」。
といっても、わたしに信仰心はほぼありません。
3つのお寺を回るつもりでしたが……。
実は、宗派も調べてませんでした。
わが家は一応、曹洞宗です。
↑し、知らん……。
禅宗ですね。
でも、座禅を組んだ経験は、1度もありません。
寺社建築に興味があるわけでもありません。
↑覚えられるか!
それでは、なぜ「お寺巡り」か?
実は、わたしの叔父が今年還暦を迎えたんです。
数えで61。
男性のこの年齢は、「本厄」なんです。
幸い、年の前半に、凶事は起きてないようです。
でも、それなら、年後半のリスクは2倍になるんじゃなかろうか。
ということで、そのリスク軽減のため、年の前半最後にお寺を巡り……。
厄除けのお札を授かって来てあげようと思いました。
わたしも、正直なところ……。
そんなことで、厄が払えるとは考えてません。
でも、何もしないでいて、叔父がポックリと逝ってしまったりしたら……。
それはそれで、悔いが残ると思ったんです。
お札を授かっていれば……。
それでもダメだったと諦めもつくでしょう。
もちろん、「お寺巡り」だけをするつもりはありません。
その途中で、わたし個人の楽しみも入れます。
初日のスケジュールは、2とおり考えました。
晴れ用と雨用です。
困ったのは2日目。
月曜日です。
博物館などの公共施設は、ことごとく月曜日が休みなんです。
「木・金」で行くつもりだったときは、2日目は『上野動物園』を考えてました。
でもここも、月曜は休み。
仕方ありません。
2日目には、お寺を2つ巡り……。
その間に、月曜日にもやってる施設を入れました。
野外施設で、雨だと辛いのですが仕方ありません。
箱物の施設は開いてないので。
さて。
あと今回は、昨年までとは違う試みをしました。
違うというか……。
2年続けてやってきたことを止め、元に戻したんです。
それは、スマホで「Google Map」を見ながら歩くこと。
これは、2年やりましたが……。
わたしには向いてないことが、はっきりとわかりました。
表示される地図と、自分の周りの風景を関連付けて把握できないんです。
特に、画面が勝手に回転するのがダメでした。
脳みそがぐるぐる回る感じで、倒れそうになります。
それでは、「Google Map」を止めて、どうするか?
簡単です。
紙の地図に戻すんです。
昨年までも、紙の地図は持って行ってました。
でも、イマイチ役に立たなかったんですよね。
今回、その地図をまた持って行こうと思ってましたが……。
奥付の発行年月を確認して、愕然。
なんと、1999年1月でした。
↑予言では、滅亡は7月でした。
20年前の、20世紀の地図だったんです。
役に立たなかったのも当たり前です。
↓本日の格言。
●「女房と地図は新しい方が良い」
↓で、さっそく本屋で新しい地図を購入。
799円(税込)ですよ。
なんでこれまで、買おうとしなかったんですかね。
ま、20世紀の地図を持ち歩いてたのは……。
とても小さく、携帯に便利だったということもあります。
ポケットに入れておけましたから。
リュックにしか入らなかったら、見るときに不便です。
でも、今度の旅行では……。
大型のウェストポーチを携帯するつもりで、すでに買ってありました。
↑こういうやつですが、ホームセンターで買ったので、5分の1の値段でした。中の作りとかが違うんでしょうね。
昨年までもウェストポーチは使ってたんですが……。
小さくて、スマホしか入らなかったんです。
今年は、この新調したウェストポーチに地図を入れて出かけます。
これでもう、「Google Map」による惑乱とはおさらばです。
さて。
この旅行、実はひとつ、大きな懸念事項がありました。
お天気じゃありません。
わたしの身体に関すること。
実は、昨年の旅行で勃発してたんです。
それは……。
腰痛です。
昨年の初日は、かなりの距離を歩きました。
新宿で、勤めてた会社を探し……。
その後、最後に住んでた西新宿のマンションを訪ねました。
さらにその足で地下鉄を乗り継ぎ……。
バイトしてた出版社のある神楽坂に行きました。
その後、神楽坂を飯田橋まで下り……。
さらに上野で、『下町風俗資料館』の見学。
この間、ずっとリュックを背負いっぱなし。
リュックには、軽くないノートパソコンが入ってました。
↑これほどではありませんが(当たり前)。
最後、ホテル近くのスーパーでの買い物のとき……。
どうにもこうにも、腰が痛くてしょうがなくなりました。
その夜は、持って行ったサロンパスを全身に貼り……。
ツギハギだらけみたいな身体で、夕食を摂ったものです。
でも、パソコンが入ったリュックを背負っての行軍は……。
昨年に始まったことではありません。
その前の年までも背負ってました。
でも、あれほどの腰痛が起きることは無かったんです。
原因は、推測できました。
『新潟駅』在来線ホームの高架化です。
↑高架ホームは、さらに手前にも出来ます。
2018年4月からのこと。
それまでは地上ホームで、乗り降りに階段は使う必要はありませんでした。
それが、いきなり、88段もの階段昇降を、行きと帰りに行わなければならなくなったんです(『由美と美弥子 2541』のコメント参照)。
わたしは、普段の通勤でも、パソコンの入ったリュックを背負ってます。
昼休みに食事を摂らず、この原稿を書くためです。
われながら、偉いというかバカというか、感心します。
1円にもならないんですよ。
ま、それは納得してやってることですからかまいません。
でも、この重いリュックを背負っての階段の上り下りが……。
わたしの腰を痛めたに違いありません。
↑在来線5番線ホームへの階段。反対側に番線表示がありませんが、そちら側は、ホームドアを隔てて新幹線の11番線ホームなのです。
階段は、片足ずつ上り下りします。
キョンシーじゃないんだから当たり前です。
↑『渋谷駅』に大量発生したキョンシー。階段は上りませんでした。
つまり、左右の足の高さが1段ごとに変わるわけです。
このとき、背中でリュックが左右に振れるんだと思います。
それが、腰に大きな負担をかけてるに違いないのです。
これは、今回の旅行においては、ぜったいなんとかしなければならない問題でした。
腰痛があっては、歩くことが楽しくありません。
ヘタすれば、計画の変更や、途中でのリタイアさえも考えられます。
根治のため、正座とか体操とかもしてみましたが……。
↑踵を揃えないとダメなんだそうです。わたしにはこれが出来ませんでした。
効果なし。
三日坊主というのもありましたが。
で、根治は諦め、対処療法に頼ることにしました。
すなわち、鎮痛です。
まず買ったのが、「ロキソニンテープ」。
これは、形状的には湿布です。
使い方も同じ。
患部に貼るんです。
でも、強力な鎮痛成分が含まれてます。
1日に貼れる枚数も決められてるんです。
「要指導医薬品」ですので……。
薬剤師のいる薬局で、説明を受けてからしか買えません。
そこらのドラッグストアでは売ってないのです。
わたしは昔から、錠剤の『ロキソニン』を愛用してきました。
頭痛や歯痛のときに飲むと、覿面に効きます。
正確に書くと『ロキソニン』ではなく、ジェネリックの『ロキソプロフェン』ですが。
わたしの身体には、副作用がなく効果だけ現れるというありがたいお薬。
『ロキソニンテープ』は、その貼り薬ですから、効かないはずがありません。
さらに、ネット情報を確認すると……。
併用してもいいようなんです。
つまり、腰には『ロキソニンテープ』を貼り、しかも『ロキソプロフェン』も服用する。
これなら万全です。
↑いろんな画像があるものです。
もちろん、こんなことが常態になったら問題です。
でも、ここ一番の日には許されると思います。
痛み止めを打って試合に出るアスリートみたいだと思いました。
さらにダメ押しで、対策を加えました。
サポーターです。
『バンテリンサポーター』というのが、名前も効きそうなので買いました。
心配は、汗をかくんじゃないかということですが……。
真夏ではないので、そこまで不快にはならないでしょう。
腰回りが太くなってしまいますが……。
↑極端な話、この上からズボンを穿くようなものです。
いまさらこんなことを気にしても仕方ありません。
腰痛が出ない方が、よっぽどマシですから。
さて、出発です。
「土・日」は通常の休み。
わたしは、「月・火」と年休を取ってます。
旅行は、「日・月」です。
前年までは、「木・金」に年休を取り……。
その2日間で旅行に行ってました。
この旅程の欠点は……。
旅行のための準備が、木曜の朝にしか出来ないことでした。
朝、3時半くらいに起きて準備をするんですが……。
出発直前までかかりました。
さらに、もし何か足りないものがあっても、買いに行くことが出来ません。
東京で調達しなければならないことになります。
しかし、今年は違いました。
出発前日の土曜日に、ゆっくりと支度をすることが出来たんです。
もし足りないものがあれば、買いに行けました。
幸い、ありませんでしたが。
このおかげで、出発当日の日曜日の朝は……。
4時半起きで、十分に時間が余りました。
新幹線の『新潟駅』発車は、9:04分です。
何でこんなに早く起きるかというと……。
荷造りが苦手だからです。
↑わたしの荷物ではありません。似てますが。
当日の朝は、ノートパソコンや、常用している化粧品などを詰めます。
朝まで使うので、土曜日には詰められないのです。
でも、昨年までのように、1から準備をやるのとでは大違いでした。
しかしながら、来年もこの日程でやるかは未定です。
最大の欠点は、月曜日の目的地が限られてしまうこと。
公共施設は、ほとんどが月曜休館ですから。
さて、そろそろ出かけましょう。
日曜日の朝。
曇り空。
↑拝借画像です。撮っておけば良かったな。
お日様こそ出てませんが、雨は落ちてません。
駅まではチャリで行けそうです。
重いリュックなので……。
歩きだと、いきなり腰に負担をかけることになります。
チャリを使えるのは助かりました。
梅雨の真っ只中の旅行ですから、雨は覚悟してます。
でも、初っぱなから降られないのは幸先がいいと思いました。
↑五百円拾ったくらいラッキー。
準備が早く出来たので……。
予定してた電車より、早めの便に乗ることにしました。
早いに越したことはありません。
だんだん性分が、年寄りめいてきたようです。
↑105歳の短距離ランナー。速いのは、せっかちだからじゃないと思います。
駅に着いて、前年までとは雰囲気が違うのにびっくり。
考えてみば当たり前です。
昨年までは、木曜日に出発してましたから……。
駅のホームは、通勤客でいっぱいでした。
ところが今年は、日曜です。
ホームはガラガラ。
↑わたしが使う駅ではありません。何となく似てますが。
もちろん、通勤らしき人はいません。
みんな、どこかへ向かう行楽客のようです。
昨年までは、通勤客の混雑の中……。
行楽の格好で重いリュックを持ちこむのに、ちょっと後ろめたさを感じてました。
でも、今年は違います。
しかも、座れました。
ロングシートですが。
↑ロングシートの正しい乗り方。わたしも靴を脱いで、後ろ向きに座りたかった。
電車は、定刻に発車。
ここまでは順調でした。
しかし!
『新潟駅』の直前の『越後石山駅』で止まったまま、なかなか発車しません。
↑小さな無人駅です。
最初は、「停止信号です」とのアナウンス。
しかし、いっこうに動きません。
そのうち、アナウンスが変わりました。
踏切で車が立ち往生してるため、上下線で運転を見合わせてるとのこと。
衝突してたら、半日くらいは動かないでしょうが……。
どうやら、事故は起きてないようです。
電車は、踏切前で停止できたのでしょう。
しかし、その車を踏切から押し出すのに、どれくらい時間がかかるかわかりません。
軽自動車なら、数人で可能なはず。
↑火事場の馬鹿力を出せば、ひとりでも可能かも。
踏切で繋がってる車の運転手たちに協力してもらえば……。
さほど難しくないでしょう。
しかし、トラックなどだったら、それは難しい。
レッカー車の到着を待たなければなりません。
↑もちろん、おもちゃです。可愛いものですね。
『単独旅行記』では、かつて同じようなことがありました。
乗りこんだ駅で、電車がまったく動かなくなったんです。
後続の電車に乗るつもりだったであろう通勤客が、どんどん車中に入ってきます。
これ以上時間が経ったら、降りようにも降りられなくなる。
そう判断し、なんとか頭を下げながら降ろしてもらいました。
で、駅前からタクシーに乗ったんです。
↑残念ながら、夜明さんの車ではありませんでした。
しかし!
その日は平日。
道路は、通勤の車で混んでました。
途中、わたしが降りた電車に抜かされました。
これで間に合わなかったら、後悔の臍を噛み切って死ぬしかありません。
↑まさに、悲憤!
しかし、運ちゃんの腕が良かったのか……。
あるいは、混雑状況まで表示される最新のナビのおかげか、なんとか高速バスに間に合うことが出来ました。
↑すごい計器類です。最初は、この操作を覚えるだけで大変なんじゃないですか。
タクシー代だけ高くつきましたが……。
最悪の事態ばかりは避けられました。
さて、今回。
迷いました。
前回と違うのは、電車内が混んでないこと。
判断にかけられる時間は、まだあります。
でも、降りることにしました。
日曜日なので、タクシーでも道が混んでないでしょうから。
判断は早いに越したことはありません。
で、ホームに降りて、改札に向かって歩いてるとき……。
再び、放送が聞こえました。
車が、どかされたとの内容でした。
どうやら、レッカー車は必要なかったったようです。
で、瞬時に方向転換し、再び車内に戻りました。
電車は、まもなく動き出しました。
『新潟駅』には、無事到着。
もともと余裕のある時間の電車でしたので……。
少しくらい遅れても、何でもありません。
やはり、早めの電車に乗るに限ります。
駅に入る前……。
「『特急いなほ1号』の発車時刻が近づいておりますが、みなさまの乗り換えを待って発車します」との放送がありました。
わたしが乗る新幹線は、まだ入線してない時間です。
で、新幹線ホームに入る前に、『特急いなほ1号』を写して来ることにしました。
↓『単独旅行記Ⅵ』、最初の写真です。
↑「み」
この写真を撮ったのは、8:27分。
↑「み」。ひとつ前の写真の、右上のアップです。
『特急いなほ1号』は、8:22分の発車です。
この時点ですでに、5分遅れ。
実は、さっき、この写真の撮影時刻を確認して、ギョッとしました。
↑ここまでではありませんが。
20:27分になってたんです。
出発前に、時刻は合わせたはずなんです。
でも、もし合ってなかったら、いちいち換算しなければならないところです。
デジカメは、『単独旅行記Ⅳ』まで使ってたものに戻してます。
↑Sony『Cyber-shot DSC-WX1』です。2009年のモデル。
当然、電池は切れ、内蔵メモリの内容も消失してました。
なので、電池を充電し、電源を入れたら、すぐに日時入力の画面になったんです。
購入直後と同じ状態というわけです。
だから、このときちゃんと入力したはずなんです。
もう一度、日時設定メニューを確認してみました。
わかりました。
AMとPMの設定を間違ってたんです。
つまり、20:27分は、8:27分ということ。
腹立たしいですが仕方ありません。
しっかり確認しなかったわたしが悪いんです。
さて、この『特急いなほ1号』。
車体の色に注目です。
これは、「ハマナス色」と云います。
↑地上ホーム時代の『新潟駅』です。
2017年12月29日から運転が開始された最新色。
花のハマナスよりは、ちと色が濃いめのようですが……。
↑綺麗ですが、棘があります(バラ科)。コガネムシにびっしりとたかられる場合があります(キモ!)。
経年変化で色が薄れていくことを織りこんでの色調でしょうか。
とても華やかですから、乗ってみたいですが……。
乗ってしまえば、この色は見えません。
↑いっそ、車内もハマナス色にすればいいのに。ピンサロみたいか?
↓発車していきました。
↑「み」
撮影時刻は、8:28分。
6分遅れの発車です。
右に立ってるのは駅員さんだと思うのですが……。
なんでこんなユニフォームなのでしょう?
この駅員さんの様子からもわかるように……。
遅れて着いた信越線からの乗り換え客は、すべて乗りこんだことを確認しての発車です。
と、思ってました。
しかし、違ってたんです。
わたしが、階段を降りようとしたとき……。
エスカレーターを上ってきた、若い女性がいました。
小さな男の子の手を引いてました。
「えー、行っちゃったよー」
どうやら、積み残されたようです。
乗り換えには、十分な時間があったはずです。
どうしたんでしょう?
ひょっとしたら、男の子がトイレに行きたがったのかも知れません。
何とも可哀想です。
乗ってから車内のトイレを使わせるという方法があったと思うのですが……。
気がつかなかったのか、男の子が切迫してたのか。
『特急いなほ』に乗るからには、遠方まで行く用事でしょう。
次の『特急いなほ3号』の発車は、10:57分。
2時間半後になってしまいます。
切符はパーだし、踏んだり蹴ったりです。
タクシーで追いかけても、特急には追いつけないでしょうしね。
気の毒でなりませんでした。
『特急いなほ1号』を見送った後、在来線の改札口を出ました。
もちろん、改札口を出なくても……。
新幹線への乗換改札から、新幹線ホームには行けます。
↑「み」。昨年の『単独旅行記Ⅴ』で撮った写真です。
昨年の『単独旅行記Ⅴ』は、高架化されてから初の新幹線乗車でした。
事前に、乗り換え方法もネットで学習してました。
わたしは、Suicaの定期券で、『新潟駅』まで来てます。
乗換改札の改札機では……。
定期で『新潟駅』まで来たという記録と、新幹線の切符での入場を、いっぺんに行わなければなりません。
方法は、間違えがちなので、よく覚えましょう。
「切符が先、Suicaをタッチ」です。
このフレーズ、昨年事前調査したとき……。
無愛想な駅員が、ぶっきらぼうに教えてくれました。
ごま塩頭でしたので、国鉄時代からの駅員でしょう。
↑JRに採用されずに解雇された国労組合員の生活を支える目的で発売されたとか。もちろん、今はもう売られてません。
JRでも、若い駅員はとても親切ですが……。
国鉄時代からの駅員には、再教育が必要なのが未だ残ってるようです。
ま、それはそれとして……。
方法はわかってましたが、昨年は一旦在来線の改札口から、外に出ました。
失敗を恐れたというより、時間がたくさんあったからです。
すぐに新幹線ホームに出ても、まだ列車は入線してません。
なので、駅の構内の写真を撮りに、外に出たのです。
でも、その後、乗換改札での乗り換えは、実体験してます。
今年の2月、三条市での葬儀に出るときです。
『新潟』から『燕三条』までの1駅間、新幹線を使ったんです。
もちろん、信越線でも行けます。
でも、50分くらいかかります。
新幹線なら、これが12分です。
ぜんぜん違います。
ケチる気にもなりません。
しかもホテルは、燕三条駅の真ん前でしたし。
このとき、乗りこむ新潟駅での「切符が先、Suicaをタッチ」を実行し……。
見事、成功してます。
さて、今年です。
やっぱり、乗換改札は使わず、一旦、改札外に出ました。
理由はもちろん、時間があるからです。
今朝の踏切エンコなどもありますから……。
早めに来るに越したことはありません。
↑早すぎるのも問題ですが。
↓構内食堂のウィンドウ。
↑「み」
↓「海老ぶっかけそば」、1,404円(税抜きで1,300円ってこと)。
↑「み」
一瞬、冷やし中華に見えました。
右にある徳利は、お酒が入ってるわけではなく……。
蕎麦つゆが入ってるのでしょう。
これを「ぶっかけ」て食べるわけですね。
なぜ、最初から掛けて出さないのでしょう。
あ、天ぷらがびしょびしょになるから?
↓そしてこれが、わたしの宿敵「タレかつ丼」です。
↑「み」
ご覧のように、卵で閉じられてません。
↑こういうヤツにです。
これはでも、「タレかつ丼」と断ってるから、いい方です。
「かつ丼」としか書いてないお店もあります。
他県の人が、「かつ丼」を注文し、蓋を開けたら……。
「なんじゃこりゃー!」
でしょう。
卵を忘れてると思うかも知れません。
実は、高校の学食の「かつ丼」がこれだったんですよ。
↑『新潟食糧農業大学』の学生食堂の『黄金豚のたれカツ丼(420円)』。ていうか、こんな大学、あったんだ。
高校の学食メニューでは、「タレかつ丼」とは書いてありませんでした。
「かつ丼」でした。
当時のわたしは、それが新潟名物だとは、まったく知りませんでした。
卵をケチってるとばかり思ってたんです。
もちろん、自分で注文することなどありませんでした。
これまで生きてきて……。
まだ一度も、「タレかつ丼」は食べたことがありません。
これからもないでしょう。
奢ってもらわない限り。
↑当然です。少しも恥ずかしくありません。「タレかつ丼」を褒めてもいいくらいです。
↓これは、魚沼地方の名物「へぎ蕎麦」です。
↑「み」
「へぎ」とは、この入れ物のことです。
「剥(は)ぎ板」で作ってあります。
板を繋ぎ合わせて、一枚の板にしたもののだと思います。
↑底の部分は1枚板ではなく、細い板を並べて継ぎ合わせてるわけです。
安いんでしょうね。
この板で作られた器で出てくるから「へぎ蕎麦」ですが……。
味にも特徴があります。
一般的なお蕎麦は、つなぎに小麦粉を使ってます。
でも、「へぎ蕎麦」では、小麦粉は使いません。
といって、10割蕎麦でもありません。
つなぎに、↓布海苔(ふのり)という海藻を使ってるのです。
こんな色ですが、お湯に通すと鮮やかな緑色に変わります。
なので、お蕎麦も緑色をしてます。
のど越しはツルツル。
魚沼地方は、山間の豪雪地です。
そこでなぜ、海藻を使った蕎麦が作られるようになったか?
それは、魚沼地方が、着物の産地だったからです。
着物の仕上げの糊付けに、この布海苔が使われてたのです。
いったい誰が、この糊を蕎麦のつなぎにしようと思いついたんですかね?
そうとう柔軟な頭の持ち主だったのでしょう。
『単独旅行記Ⅵ』が、『単独旅行記Ⅴ』からシームレスに繋がってしまいました!
たった2日の旅行記を、丸1年に渡って連載するとは、われながら呆れる限りです。
もっと簡潔に出来ないものですかね。
ま、出来ないから、こうなるんでしょうけど。
というわけで、今年(2019年)も東京に行って来ましたよ。
昨年から、旅行の日程が6月下旬に変わってます。
なぜ変わったかについては、『単独旅行記Ⅴ・総集編(1)』の冒頭をご覧下さい。
同じことを書いてると、また1年かかりますので。
さっそく、旅行のテーマから。
昨年は、『過去を巡る旅』でした。
1日目は、東京で勤めてた会社と、最後に住んだマンション……。
そして、アルバイトをしてた出版社を回りました。
これが、「自分の過去」を巡る旅です。
で、1日目の終わりに『台東区立下町風俗資料館』を訪ね……。
2日目は、『東京国立博物館』でした。
これが、「日本の過去」を巡る旅。
さて、それでは今年のテーマですが……。
実は、きっちりとは決めてませんでした。
というのも、旅程は梅雨の真っ只中。
当然、雨は覚悟しなければなりませんが……。
運良く、降らないということも考えられます。
というわけで、1日目の後半は……。
天候によって2通りの案を考えてました。
2日目は一緒です。
あ、その前に、旅程の曜日の説明から。
昨年まではずっと、「木・金」で行ってました。
平日なら、さほど混まないと思ったので。
でも、どこも十分に混んでました。
でも、「土・日」はたぶん、もっと混むのでしょう。
で、当初は今年も、「木・金」のつもりだったんです。
ところが!
宿を予約しようとしたら、異変が起こってました。
宿泊料金が、曜日によって異なるシステムになってたんです。
例年、わたしが予約してたのは、宿泊する1ヶ月以上前でした。
このくらいに予約すれば、たいてい空きがありました。
料金は、何曜日でも変わりません。
ところが、今年です。
空きはたくさんあるようでした。
しかし、曜日によって異なる料金が表示されてたのです。
下は、わたしが実際に予約したホテルの金額です。
一番高い曜日は、土曜日でした。
シングルルームが、12,000円。
次に高いのが、なんと木曜日。
9,000円。
逆に、一番安いのが日曜日。
5,000円です。
同じ部屋なんですよ。
土曜日が高いのはわかります。
休みを利用して来て、1泊して帰る客でしょう。
でも、なぜ木曜日が高いんですか?
ネットで調べましたが、どうやら出張客のようです。
直前に出張がきまった人の需要があるみたいなんです。
会社経費なので、少々高くても捌けるんでしょうね。
そのあおりを受けてるわけです。
しばし悩みました。
いつもは、「木・金」に年休を取って旅行。
「土・日」は、いつもどおりのお休みというパターン。
旅行から帰っても、2日休めるというのが魅力です。
少々高くても、いつもどおりにしようか……。
しかし、日曜との4,000円差は大きい。
悩みましたが……。
やはり、金に目がくらみました。
同じ部屋なのに、4,000円も余計に払う気にはなれません。
ということで、旅程は「日・月」に決定。
年休は、「月・火」と取ることにしました。
↑危険。
旅行から帰ってから1日しか休めませんが、仕方ありません。
復帰してからの仕事量を考えると、3連休はとても取れませんから。
わたしが予約したホテルですが、面倒なので書いてしまいます。
『アパホテル』です。
↑本社ビルのようです。
2月に、親戚の通夜と葬儀で新潟県三条市に滞在したとき……。
『アパヴィラホテル燕三条駅前』に泊まり、会員になりました。
↑周りに何も無いところが、東京のアパホテルとは大違い。
今回の宿泊ですが、会員割引が効きます。
日曜日の部屋は、通常料金が5,000円(税込)ですが……。
会員価格では、4,650円(税込)でした。
昨年泊まった『ホテルマイステイズ上野入谷口』は、5,985円(税込)でしたから……。
今年は、1,335円も安く泊まれるわけです。
その宿泊料ですが、予約と同時にクレジット決済してしまいました。
行けなくなってキャンセルする場合、手続きが面倒くさくなりそうですけど……。
この日絶対に行くという覚悟を決めるため、あえて決済を済ませました。
↑読んだわけではありません。でも、読まなきゃならない気がします。
さて、旅のテーマですが……。
今年の柱は、「お寺巡り」。
といっても、わたしに信仰心はほぼありません。
3つのお寺を回るつもりでしたが……。
実は、宗派も調べてませんでした。
わが家は一応、曹洞宗です。
↑し、知らん……。
禅宗ですね。
でも、座禅を組んだ経験は、1度もありません。
寺社建築に興味があるわけでもありません。
↑覚えられるか!
それでは、なぜ「お寺巡り」か?
実は、わたしの叔父が今年還暦を迎えたんです。
数えで61。
男性のこの年齢は、「本厄」なんです。
幸い、年の前半に、凶事は起きてないようです。
でも、それなら、年後半のリスクは2倍になるんじゃなかろうか。
ということで、そのリスク軽減のため、年の前半最後にお寺を巡り……。
厄除けのお札を授かって来てあげようと思いました。
わたしも、正直なところ……。
そんなことで、厄が払えるとは考えてません。
でも、何もしないでいて、叔父がポックリと逝ってしまったりしたら……。
それはそれで、悔いが残ると思ったんです。
お札を授かっていれば……。
それでもダメだったと諦めもつくでしょう。
もちろん、「お寺巡り」だけをするつもりはありません。
その途中で、わたし個人の楽しみも入れます。
初日のスケジュールは、2とおり考えました。
晴れ用と雨用です。
困ったのは2日目。
月曜日です。
博物館などの公共施設は、ことごとく月曜日が休みなんです。
「木・金」で行くつもりだったときは、2日目は『上野動物園』を考えてました。
でもここも、月曜は休み。
仕方ありません。
2日目には、お寺を2つ巡り……。
その間に、月曜日にもやってる施設を入れました。
野外施設で、雨だと辛いのですが仕方ありません。
箱物の施設は開いてないので。
さて。
あと今回は、昨年までとは違う試みをしました。
違うというか……。
2年続けてやってきたことを止め、元に戻したんです。
それは、スマホで「Google Map」を見ながら歩くこと。
これは、2年やりましたが……。
わたしには向いてないことが、はっきりとわかりました。
表示される地図と、自分の周りの風景を関連付けて把握できないんです。
特に、画面が勝手に回転するのがダメでした。
脳みそがぐるぐる回る感じで、倒れそうになります。
それでは、「Google Map」を止めて、どうするか?
簡単です。
紙の地図に戻すんです。
昨年までも、紙の地図は持って行ってました。
でも、イマイチ役に立たなかったんですよね。
今回、その地図をまた持って行こうと思ってましたが……。
奥付の発行年月を確認して、愕然。
なんと、1999年1月でした。
↑予言では、滅亡は7月でした。
20年前の、20世紀の地図だったんです。
役に立たなかったのも当たり前です。
↓本日の格言。
●「女房と地図は新しい方が良い」
↓で、さっそく本屋で新しい地図を購入。
799円(税込)ですよ。
なんでこれまで、買おうとしなかったんですかね。
ま、20世紀の地図を持ち歩いてたのは……。
とても小さく、携帯に便利だったということもあります。
ポケットに入れておけましたから。
リュックにしか入らなかったら、見るときに不便です。
でも、今度の旅行では……。
大型のウェストポーチを携帯するつもりで、すでに買ってありました。
↑こういうやつですが、ホームセンターで買ったので、5分の1の値段でした。中の作りとかが違うんでしょうね。
昨年までもウェストポーチは使ってたんですが……。
小さくて、スマホしか入らなかったんです。
今年は、この新調したウェストポーチに地図を入れて出かけます。
これでもう、「Google Map」による惑乱とはおさらばです。
さて。
この旅行、実はひとつ、大きな懸念事項がありました。
お天気じゃありません。
わたしの身体に関すること。
実は、昨年の旅行で勃発してたんです。
それは……。
腰痛です。
昨年の初日は、かなりの距離を歩きました。
新宿で、勤めてた会社を探し……。
その後、最後に住んでた西新宿のマンションを訪ねました。
さらにその足で地下鉄を乗り継ぎ……。
バイトしてた出版社のある神楽坂に行きました。
その後、神楽坂を飯田橋まで下り……。
さらに上野で、『下町風俗資料館』の見学。
この間、ずっとリュックを背負いっぱなし。
リュックには、軽くないノートパソコンが入ってました。
↑これほどではありませんが(当たり前)。
最後、ホテル近くのスーパーでの買い物のとき……。
どうにもこうにも、腰が痛くてしょうがなくなりました。
その夜は、持って行ったサロンパスを全身に貼り……。
ツギハギだらけみたいな身体で、夕食を摂ったものです。
でも、パソコンが入ったリュックを背負っての行軍は……。
昨年に始まったことではありません。
その前の年までも背負ってました。
でも、あれほどの腰痛が起きることは無かったんです。
原因は、推測できました。
『新潟駅』在来線ホームの高架化です。
↑高架ホームは、さらに手前にも出来ます。
2018年4月からのこと。
それまでは地上ホームで、乗り降りに階段は使う必要はありませんでした。
それが、いきなり、88段もの階段昇降を、行きと帰りに行わなければならなくなったんです(『由美と美弥子 2541』のコメント参照)。
わたしは、普段の通勤でも、パソコンの入ったリュックを背負ってます。
昼休みに食事を摂らず、この原稿を書くためです。
われながら、偉いというかバカというか、感心します。
1円にもならないんですよ。
ま、それは納得してやってることですからかまいません。
でも、この重いリュックを背負っての階段の上り下りが……。
わたしの腰を痛めたに違いありません。
↑在来線5番線ホームへの階段。反対側に番線表示がありませんが、そちら側は、ホームドアを隔てて新幹線の11番線ホームなのです。
階段は、片足ずつ上り下りします。
キョンシーじゃないんだから当たり前です。
↑『渋谷駅』に大量発生したキョンシー。階段は上りませんでした。
つまり、左右の足の高さが1段ごとに変わるわけです。
このとき、背中でリュックが左右に振れるんだと思います。
それが、腰に大きな負担をかけてるに違いないのです。
これは、今回の旅行においては、ぜったいなんとかしなければならない問題でした。
腰痛があっては、歩くことが楽しくありません。
ヘタすれば、計画の変更や、途中でのリタイアさえも考えられます。
根治のため、正座とか体操とかもしてみましたが……。
↑踵を揃えないとダメなんだそうです。わたしにはこれが出来ませんでした。
効果なし。
三日坊主というのもありましたが。
で、根治は諦め、対処療法に頼ることにしました。
すなわち、鎮痛です。
まず買ったのが、「ロキソニンテープ」。
これは、形状的には湿布です。
使い方も同じ。
患部に貼るんです。
でも、強力な鎮痛成分が含まれてます。
1日に貼れる枚数も決められてるんです。
「要指導医薬品」ですので……。
薬剤師のいる薬局で、説明を受けてからしか買えません。
そこらのドラッグストアでは売ってないのです。
わたしは昔から、錠剤の『ロキソニン』を愛用してきました。
頭痛や歯痛のときに飲むと、覿面に効きます。
正確に書くと『ロキソニン』ではなく、ジェネリックの『ロキソプロフェン』ですが。
わたしの身体には、副作用がなく効果だけ現れるというありがたいお薬。
『ロキソニンテープ』は、その貼り薬ですから、効かないはずがありません。
さらに、ネット情報を確認すると……。
併用してもいいようなんです。
つまり、腰には『ロキソニンテープ』を貼り、しかも『ロキソプロフェン』も服用する。
これなら万全です。
↑いろんな画像があるものです。
もちろん、こんなことが常態になったら問題です。
でも、ここ一番の日には許されると思います。
痛み止めを打って試合に出るアスリートみたいだと思いました。
さらにダメ押しで、対策を加えました。
サポーターです。
『バンテリンサポーター』というのが、名前も効きそうなので買いました。
心配は、汗をかくんじゃないかということですが……。
真夏ではないので、そこまで不快にはならないでしょう。
腰回りが太くなってしまいますが……。
↑極端な話、この上からズボンを穿くようなものです。
いまさらこんなことを気にしても仕方ありません。
腰痛が出ない方が、よっぽどマシですから。
さて、出発です。
「土・日」は通常の休み。
わたしは、「月・火」と年休を取ってます。
旅行は、「日・月」です。
前年までは、「木・金」に年休を取り……。
その2日間で旅行に行ってました。
この旅程の欠点は……。
旅行のための準備が、木曜の朝にしか出来ないことでした。
朝、3時半くらいに起きて準備をするんですが……。
出発直前までかかりました。
さらに、もし何か足りないものがあっても、買いに行くことが出来ません。
東京で調達しなければならないことになります。
しかし、今年は違いました。
出発前日の土曜日に、ゆっくりと支度をすることが出来たんです。
もし足りないものがあれば、買いに行けました。
幸い、ありませんでしたが。
このおかげで、出発当日の日曜日の朝は……。
4時半起きで、十分に時間が余りました。
新幹線の『新潟駅』発車は、9:04分です。
何でこんなに早く起きるかというと……。
荷造りが苦手だからです。
↑わたしの荷物ではありません。似てますが。
当日の朝は、ノートパソコンや、常用している化粧品などを詰めます。
朝まで使うので、土曜日には詰められないのです。
でも、昨年までのように、1から準備をやるのとでは大違いでした。
しかしながら、来年もこの日程でやるかは未定です。
最大の欠点は、月曜日の目的地が限られてしまうこと。
公共施設は、ほとんどが月曜休館ですから。
さて、そろそろ出かけましょう。
日曜日の朝。
曇り空。
↑拝借画像です。撮っておけば良かったな。
お日様こそ出てませんが、雨は落ちてません。
駅まではチャリで行けそうです。
重いリュックなので……。
歩きだと、いきなり腰に負担をかけることになります。
チャリを使えるのは助かりました。
梅雨の真っ只中の旅行ですから、雨は覚悟してます。
でも、初っぱなから降られないのは幸先がいいと思いました。
↑五百円拾ったくらいラッキー。
準備が早く出来たので……。
予定してた電車より、早めの便に乗ることにしました。
早いに越したことはありません。
だんだん性分が、年寄りめいてきたようです。
↑105歳の短距離ランナー。速いのは、せっかちだからじゃないと思います。
駅に着いて、前年までとは雰囲気が違うのにびっくり。
考えてみば当たり前です。
昨年までは、木曜日に出発してましたから……。
駅のホームは、通勤客でいっぱいでした。
ところが今年は、日曜です。
ホームはガラガラ。
↑わたしが使う駅ではありません。何となく似てますが。
もちろん、通勤らしき人はいません。
みんな、どこかへ向かう行楽客のようです。
昨年までは、通勤客の混雑の中……。
行楽の格好で重いリュックを持ちこむのに、ちょっと後ろめたさを感じてました。
でも、今年は違います。
しかも、座れました。
ロングシートですが。
↑ロングシートの正しい乗り方。わたしも靴を脱いで、後ろ向きに座りたかった。
電車は、定刻に発車。
ここまでは順調でした。
しかし!
『新潟駅』の直前の『越後石山駅』で止まったまま、なかなか発車しません。
↑小さな無人駅です。
最初は、「停止信号です」とのアナウンス。
しかし、いっこうに動きません。
そのうち、アナウンスが変わりました。
踏切で車が立ち往生してるため、上下線で運転を見合わせてるとのこと。
衝突してたら、半日くらいは動かないでしょうが……。
どうやら、事故は起きてないようです。
電車は、踏切前で停止できたのでしょう。
しかし、その車を踏切から押し出すのに、どれくらい時間がかかるかわかりません。
軽自動車なら、数人で可能なはず。
↑火事場の馬鹿力を出せば、ひとりでも可能かも。
踏切で繋がってる車の運転手たちに協力してもらえば……。
さほど難しくないでしょう。
しかし、トラックなどだったら、それは難しい。
レッカー車の到着を待たなければなりません。
↑もちろん、おもちゃです。可愛いものですね。
『単独旅行記』では、かつて同じようなことがありました。
乗りこんだ駅で、電車がまったく動かなくなったんです。
後続の電車に乗るつもりだったであろう通勤客が、どんどん車中に入ってきます。
これ以上時間が経ったら、降りようにも降りられなくなる。
そう判断し、なんとか頭を下げながら降ろしてもらいました。
で、駅前からタクシーに乗ったんです。
↑残念ながら、夜明さんの車ではありませんでした。
しかし!
その日は平日。
道路は、通勤の車で混んでました。
途中、わたしが降りた電車に抜かされました。
これで間に合わなかったら、後悔の臍を噛み切って死ぬしかありません。
↑まさに、悲憤!
しかし、運ちゃんの腕が良かったのか……。
あるいは、混雑状況まで表示される最新のナビのおかげか、なんとか高速バスに間に合うことが出来ました。
↑すごい計器類です。最初は、この操作を覚えるだけで大変なんじゃないですか。
タクシー代だけ高くつきましたが……。
最悪の事態ばかりは避けられました。
さて、今回。
迷いました。
前回と違うのは、電車内が混んでないこと。
判断にかけられる時間は、まだあります。
でも、降りることにしました。
日曜日なので、タクシーでも道が混んでないでしょうから。
判断は早いに越したことはありません。
で、ホームに降りて、改札に向かって歩いてるとき……。
再び、放送が聞こえました。
車が、どかされたとの内容でした。
どうやら、レッカー車は必要なかったったようです。
で、瞬時に方向転換し、再び車内に戻りました。
電車は、まもなく動き出しました。
『新潟駅』には、無事到着。
もともと余裕のある時間の電車でしたので……。
少しくらい遅れても、何でもありません。
やはり、早めの電車に乗るに限ります。
駅に入る前……。
「『特急いなほ1号』の発車時刻が近づいておりますが、みなさまの乗り換えを待って発車します」との放送がありました。
わたしが乗る新幹線は、まだ入線してない時間です。
で、新幹線ホームに入る前に、『特急いなほ1号』を写して来ることにしました。
↓『単独旅行記Ⅵ』、最初の写真です。
↑「み」
この写真を撮ったのは、8:27分。
↑「み」。ひとつ前の写真の、右上のアップです。
『特急いなほ1号』は、8:22分の発車です。
この時点ですでに、5分遅れ。
実は、さっき、この写真の撮影時刻を確認して、ギョッとしました。
↑ここまでではありませんが。
20:27分になってたんです。
出発前に、時刻は合わせたはずなんです。
でも、もし合ってなかったら、いちいち換算しなければならないところです。
デジカメは、『単独旅行記Ⅳ』まで使ってたものに戻してます。
↑Sony『Cyber-shot DSC-WX1』です。2009年のモデル。
当然、電池は切れ、内蔵メモリの内容も消失してました。
なので、電池を充電し、電源を入れたら、すぐに日時入力の画面になったんです。
購入直後と同じ状態というわけです。
だから、このときちゃんと入力したはずなんです。
もう一度、日時設定メニューを確認してみました。
わかりました。
AMとPMの設定を間違ってたんです。
つまり、20:27分は、8:27分ということ。
腹立たしいですが仕方ありません。
しっかり確認しなかったわたしが悪いんです。
さて、この『特急いなほ1号』。
車体の色に注目です。
これは、「ハマナス色」と云います。
↑地上ホーム時代の『新潟駅』です。
2017年12月29日から運転が開始された最新色。
花のハマナスよりは、ちと色が濃いめのようですが……。
↑綺麗ですが、棘があります(バラ科)。コガネムシにびっしりとたかられる場合があります(キモ!)。
経年変化で色が薄れていくことを織りこんでの色調でしょうか。
とても華やかですから、乗ってみたいですが……。
乗ってしまえば、この色は見えません。
↑いっそ、車内もハマナス色にすればいいのに。ピンサロみたいか?
↓発車していきました。
↑「み」
撮影時刻は、8:28分。
6分遅れの発車です。
右に立ってるのは駅員さんだと思うのですが……。
なんでこんなユニフォームなのでしょう?
この駅員さんの様子からもわかるように……。
遅れて着いた信越線からの乗り換え客は、すべて乗りこんだことを確認しての発車です。
と、思ってました。
しかし、違ってたんです。
わたしが、階段を降りようとしたとき……。
エスカレーターを上ってきた、若い女性がいました。
小さな男の子の手を引いてました。
「えー、行っちゃったよー」
どうやら、積み残されたようです。
乗り換えには、十分な時間があったはずです。
どうしたんでしょう?
ひょっとしたら、男の子がトイレに行きたがったのかも知れません。
何とも可哀想です。
乗ってから車内のトイレを使わせるという方法があったと思うのですが……。
気がつかなかったのか、男の子が切迫してたのか。
『特急いなほ』に乗るからには、遠方まで行く用事でしょう。
次の『特急いなほ3号』の発車は、10:57分。
2時間半後になってしまいます。
切符はパーだし、踏んだり蹴ったりです。
タクシーで追いかけても、特急には追いつけないでしょうしね。
気の毒でなりませんでした。
『特急いなほ1号』を見送った後、在来線の改札口を出ました。
もちろん、改札口を出なくても……。
新幹線への乗換改札から、新幹線ホームには行けます。
↑「み」。昨年の『単独旅行記Ⅴ』で撮った写真です。
昨年の『単独旅行記Ⅴ』は、高架化されてから初の新幹線乗車でした。
事前に、乗り換え方法もネットで学習してました。
わたしは、Suicaの定期券で、『新潟駅』まで来てます。
乗換改札の改札機では……。
定期で『新潟駅』まで来たという記録と、新幹線の切符での入場を、いっぺんに行わなければなりません。
方法は、間違えがちなので、よく覚えましょう。
「切符が先、Suicaをタッチ」です。
このフレーズ、昨年事前調査したとき……。
無愛想な駅員が、ぶっきらぼうに教えてくれました。
ごま塩頭でしたので、国鉄時代からの駅員でしょう。
↑JRに採用されずに解雇された国労組合員の生活を支える目的で発売されたとか。もちろん、今はもう売られてません。
JRでも、若い駅員はとても親切ですが……。
国鉄時代からの駅員には、再教育が必要なのが未だ残ってるようです。
ま、それはそれとして……。
方法はわかってましたが、昨年は一旦在来線の改札口から、外に出ました。
失敗を恐れたというより、時間がたくさんあったからです。
すぐに新幹線ホームに出ても、まだ列車は入線してません。
なので、駅の構内の写真を撮りに、外に出たのです。
でも、その後、乗換改札での乗り換えは、実体験してます。
今年の2月、三条市での葬儀に出るときです。
『新潟』から『燕三条』までの1駅間、新幹線を使ったんです。
もちろん、信越線でも行けます。
でも、50分くらいかかります。
新幹線なら、これが12分です。
ぜんぜん違います。
ケチる気にもなりません。
しかもホテルは、燕三条駅の真ん前でしたし。
このとき、乗りこむ新潟駅での「切符が先、Suicaをタッチ」を実行し……。
見事、成功してます。
さて、今年です。
やっぱり、乗換改札は使わず、一旦、改札外に出ました。
理由はもちろん、時間があるからです。
今朝の踏切エンコなどもありますから……。
早めに来るに越したことはありません。
↑早すぎるのも問題ですが。
↓構内食堂のウィンドウ。
↑「み」
↓「海老ぶっかけそば」、1,404円(税抜きで1,300円ってこと)。
↑「み」
一瞬、冷やし中華に見えました。
右にある徳利は、お酒が入ってるわけではなく……。
蕎麦つゆが入ってるのでしょう。
これを「ぶっかけ」て食べるわけですね。
なぜ、最初から掛けて出さないのでしょう。
あ、天ぷらがびしょびしょになるから?
↓そしてこれが、わたしの宿敵「タレかつ丼」です。
↑「み」
ご覧のように、卵で閉じられてません。
↑こういうヤツにです。
これはでも、「タレかつ丼」と断ってるから、いい方です。
「かつ丼」としか書いてないお店もあります。
他県の人が、「かつ丼」を注文し、蓋を開けたら……。
「なんじゃこりゃー!」
でしょう。
卵を忘れてると思うかも知れません。
実は、高校の学食の「かつ丼」がこれだったんですよ。
↑『新潟食糧農業大学』の学生食堂の『黄金豚のたれカツ丼(420円)』。ていうか、こんな大学、あったんだ。
高校の学食メニューでは、「タレかつ丼」とは書いてありませんでした。
「かつ丼」でした。
当時のわたしは、それが新潟名物だとは、まったく知りませんでした。
卵をケチってるとばかり思ってたんです。
もちろん、自分で注文することなどありませんでした。
これまで生きてきて……。
まだ一度も、「タレかつ丼」は食べたことがありません。
これからもないでしょう。
奢ってもらわない限り。
↑当然です。少しも恥ずかしくありません。「タレかつ丼」を褒めてもいいくらいです。
↓これは、魚沼地方の名物「へぎ蕎麦」です。
↑「み」
「へぎ」とは、この入れ物のことです。
「剥(は)ぎ板」で作ってあります。
板を繋ぎ合わせて、一枚の板にしたもののだと思います。
↑底の部分は1枚板ではなく、細い板を並べて継ぎ合わせてるわけです。
安いんでしょうね。
この板で作られた器で出てくるから「へぎ蕎麦」ですが……。
味にも特徴があります。
一般的なお蕎麦は、つなぎに小麦粉を使ってます。
でも、「へぎ蕎麦」では、小麦粉は使いません。
といって、10割蕎麦でもありません。
つなぎに、↓布海苔(ふのり)という海藻を使ってるのです。
こんな色ですが、お湯に通すと鮮やかな緑色に変わります。
なので、お蕎麦も緑色をしてます。
のど越しはツルツル。
魚沼地方は、山間の豪雪地です。
そこでなぜ、海藻を使った蕎麦が作られるようになったか?
それは、魚沼地方が、着物の産地だったからです。
着物の仕上げの糊付けに、この布海苔が使われてたのです。
いったい誰が、この糊を蕎麦のつなぎにしようと思いついたんですかね?
そうとう柔軟な頭の持ち主だったのでしょう。