2019.8.24(土)
現在槍を操っている執行役人に、待機中の役人が話しかけた。
「力を入れ過ぎて姫を殺めるでないぞ。『時をかけてゆっくりといたぶるものとし、あやまって臓腑を突き破ることなきように』との親方様からのご命令じゃからのぅ」
「承知しておるわ。間違いて殺めてしまえば元も子もないからのぅ。姫君にはじっくりと愉しんでもらわねばのぅ」
「それにしてもかかる美しい姫君の女陰を、張形槍で突き回すことになるとは夢にも思わざりきな。それがしも執行役人のお役目を頂戴して久しきが、このようなる刑は初めてじゃ」
「それがしとても同じ。血生臭い刑よりずっとありがたいお役目じゃ」
「なお望めるならば我が肉槍を挿し込みたいものじゃがのぅ」
「しっ、声が大きいぞ。殿の耳に入っては拙いぞ」
陶器のような白い肌、ほどよい大きさの乳房、見事にくびれた腰の線、適度な肉付きの太股、さらにはきれいに剃り上げられた小高い恥丘、いずれをとっても非の打ち所がないありさ姫の麗しき肉体。
それだけでも十分に衆目に値するのだが、そのうえ毛を失った生々しい柔肉の割れ目に穂先が食い込む光景を、観衆は食い入るように見つめた。
「うう……」
刑の執行が進むにつれて、ありさ姫の表情にわずかな変化が訪れていた。
最初は破瓜の痛みもあって顔を歪ませていたありさ姫であったが、媚薬は治癒効果もあるのか次第に苦しそうな表情は消え去り、頬にうっすらと薄紅が差していた。
かすかではあるが肉体の奥からふつふつと沸き立つ不思議な快感が、徐々にありさ姫を支配し始めていた。
(あぁ……いかで……? 身体が燃ゆるように熱き……。それにこのむず痒いようなる感覚……。はて、これはいったいどうしたというのじゃ……?)
身体の痒みとほてりは、張形に塗り込められた媚薬が次第に効果を現したことによるものであったが、そもそも媚薬の効果など知らないありさ姫は身体の異変が媚薬によるものだとは知る由もなかった。
次第に芽生えくる肉の歓びに疑念を抱きつつも、その気配を他人に悟られないようにと懸命に耐えていた。
「あぁっ……」
張形を介して膣粘膜に塗り込められた媚薬は体内へと沁みこんでいき、ありさ姫の肉体を歓喜の渦中へと巻き込んでいった。
「あっ……あぁ、熱い……」
ありさ姫の唇から最初にこぼれ落ちた言葉は、身体の熱さを訴える言葉だった。
少量塗布するだけでも十分に効果を発揮する媚薬を、秘部内外に隈なく塗り込められたありさ姫が平然としていられるはずがない。
身体が燃えるようにほてり出すばかりか、秘部が激しく痒くなる特徴があった。
その兆候は早くも現れ、熱さを訴えるばかりか、次第に息遣いも荒くなっていた。
執行役人が突きこむ槍に対して、ありさ姫はわずかだが腰を震わせうめきをもらした。
刑の執行を見守っていた黒岡源内は淫靡な微笑を浮かべたあと、執行役人に対して突如刑の中断を命じた。
「しばし槍責めをやめい!」
「ははっ!」
ありさ姫を責めていた執行役人の動きがぴたりと止まり、女陰に挿し込まれていた槍はそっと引き抜かれた。
「そろそろ薬が効きて来たようじゃな。痒くて堪らなくなると聞き及ぶよし、槍使いは一休みして眺めてみるもおかしぞ。皆の者、姫がよがり狂う様を見物しようではないか。そのうち槍で女陰を挿してくれとすがるはずなれば。がははははは~」
「ははっ! 御意!」
執行役人は槍を抜いた後、後方に下がりありさ姫を見上げた。
その光景はまるでもぎたての水蜜桃の割れ目から、紅いうしおがぽたりぽたりとしたたるようで、不思議な艶やかさが漂っていた。
奇抜で淫猥な前代未聞の処刑方法に観衆はただ呆然とするばかりであった。
中には、竹の柵にしがみつき目を爛々と輝かせて食い入るように見つめている男もいた。
「すげえ・・・こんなすごいものを見せられたら、おれ、こんにゃ悶々として眠れにゃいよ」
「ところで刑はもう終わったのか? 槍のお役人さんが休んでいるが」
「おい! お姫様を見てみろ! なんかずうたいをもじもじさせ始めたぞ。いったいどうしたんだんべい?」
浪人風の男が村人たちの疑問に答えた。
「あれは媚薬のせいじゃ」
「ん? 媚薬だと!? お武家様、そりゃ本当か!? 道理でお姫様の様子が変だと思っただぁ」
「それも並みの媚薬ではなさそうじゃ。この先、目を放すではないぞ。とんでもないことになりそうじゃ。がっはっはっ」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2019/08/24 06:49
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山芋はなぜ痒い
痒くなるのは、アレルギーとかじゃないそうです。
ヤマノイモを薄くスライスして顕微鏡で見ると……。
細胞の所々に、針の束のような組織が観察できるそうです。
これは「シュウ酸カルシウム」という物質で……。
針状結晶の形状で、数十本から数百本単位で細胞内に入ってるとか。
ヤマイモを擦り下ろすと……。
この細胞が壊れ、針が細胞の外に飛び出します。
これが皮膚に刺さるため、かゆみを生じるそうです。
なぜこんな組織が存在するかは、よくわからないようです。
最近は食べませんが……。
とろろ芋は、好物です。
食べるときは、唇などに着かないように注意してました。
しかし……。
不思議なのは、口の中には痒みが生じないこと。
なぜなんですかね。
同じく、食道や胃にも痒みはありません。
ちょっと調べたら……。
どうやらこの「シュウ酸カルシウム」、酸に弱いようです。
針が溶けてしまうのだとか。
食事をしてるときの口の中は、酸性に傾いてるそうです。
そして飲みこめば、そこには胃酸が待ち構えてます。
なので、レモンやお酢をかけて食べると……。
口の周りとかがカイカイになるのを防げるとか。
ところで……。
痒いところを掻くと、なぜ気持ちがいいのか?
ネットで検索して、それらしい答えは見つかったのですが……。
難しくて、ウマく要約できません。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2019/08/24 06:50
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山芋はなぜ痒い(つづき)
↓なので、『生理学研究所』さんで見つけた情報を、そのまま転載させていただきます。
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【なぜ痒いところを掻くと気持ちよくなるのか? その脳内メカニズムを解明】
2014年1月9日 プレスリリース
痒いところを掻くと快感が生じます。しかしながら、その脳内メカニズムは不明でした。今回、自然科学研究機構生理学研究所の望月秀紀特任助教授、柿木隆介教授は、掻くことによって生じる快感に報酬系と呼ばれる脳部位(中脳や線条体)が関係することを明らかにしました。本研究成果は米国の学術専門誌『Journal of Neurophysiology(神経生理学雑誌)』の1月号に掲載予定です。
研究グループは、実験的に手首に痒みを誘発し、その近辺を掻くことによって快感を生じさせました。そのときの脳の活動を、磁気共鳴断層画像装置(fMRI)を使って調べました。その結果、中脳や線条体といった報酬系と呼ばれる脳部位が強く反応することを世界で明らかにしました。すなわち、報酬系の活性化が掻破による快感を引き起こす原因と考えられます。これは世界で初めての発見です。
望月特任助教は、「気持ちよいからもっと掻いてしまうことがよくあります。特に、アトピー性皮膚炎患者など痒みで苦しむ人々にとっては、掻破による快感は深刻な問題です。なぜなら、過剰な掻破が皮膚を傷つけ、それが原因で痒みがさらに悪化してしまうからです。今回の発見により、快感に関係する脳部位が特定できました。この部位の活動を上手にコントロールできれば、過剰掻破を抑えることができます。そのような掻破の制御を目的とした新たな痒みの治療法開発につながることが期待されます」と話しています。
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続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2019/08/24 06:50
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山芋はなぜ痒い(つづきのつづき)
「報酬系」ですか。
イマイチ(実際には、イマ五くらい)、よくわかりません。
昔、「燃焼系」というCMがありましたね。
関係ないですが。
Wikiで「報酬系」を引いてみました(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%B1%E9%85%AC%E7%B3%BB)。
報酬の主な機能として、↓の3つがあげられてました。
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1.連合学習(すなわち古典的条件付けとオペラント強化)を生み出す。
2.意思決定に影響を及ぼし、アプローチ行動を誘発する(報酬刺激に動機付けに関する際立ちを割り当てることによって)。
3.肯定的感情、特に喜びを誘発する。
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1と2は、理解不能。
3は、なんとなくわかる感じもします。
↓もう一度、文章を眺め回したら、冒頭に興味深い記述がありました。
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報酬系(ほうしゅうけい、英: reward system)とは、インセンティブ顕現性(たとえば報酬に対してのモチベーション、欲望、渇愛)、連合学習(おもに正の強化と古典的条件づけ)、ポジティブ感情、とりわけ喜びの中核(幸福感、エクスタシー)を司る神経回路のグループである
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意味はまったくわかりません。
でも、そのなかにある「エクスタシー」でピンと来ました。
本編の記述からも想像できるように……。
「痒いところを掻く」という快感は、性的快感に通じているんですよ。
しかし、あそこに山芋を塗りこむなんてこと……。
誰が思いついたんですかね。
変態です。
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4. ☆雅之- 2019/08/24 22:11
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少し、早くに暗くなるように感じませんか。
最近のコメントで(処暑)なる言葉も出てきたようですが。
・・山芋を あそこに塗り込むなんて発想は誰もしていませんよ。
変態さんか、mikikoさんだけですって。
でも山芋は柔らかくて、自在に包丁でその形に造り
あげることがげきるのは事実です。
「痒いところを掻く」のだって、その事を性的な快感に
結び付けるのも 普通の人は考えはしないでしょう。
考えを深く掘り下げれば、そう なのかもしれませんが。
その、(掻く)ということは、虫などの外的な事と
皮膚の炎症や自身の神経から、脳の神経へと伝わって
満足感が見たされば そこで 止まります。
似通った事で擦る、とか、摩ることは、止まることが自分では容易に決断できないことがあるのです。
それは脳が、さらなる快感を 欲するようにもなり、
それも 程よい摩擦感で潤滑液が加わると・・・。
何年か前のDVDで 素人の奥様が、男性のもので
そこを擦ってもらって、
「き・も・ち・イ イ~ッ」て、その快感に 顔を歪め、シーツ
を鷲掴みで 堪える様は、繰り返し見てもいいものです。
昼寝の時間が永くなると、このようなヤボなことを・・・。
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5. Mikiko- 2019/08/25 06:41
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無事、夏を乗り切れたようで……
重畳です。
こちらも、きのうまで3日続けて、最高気温が30度に届かなくなりました。
熱帯夜もなくなり、金曜は最低気温が21.8度で、朝方は肌寒いほどでした。
夕暮れ、早くなりましたね。
退社どきなので、覿面にわかります。
痒み。
わたしの乾癬は、ほとんど痒みがなかったので良かったのですが……。
痒みの出る方は、掻かないための対策が大変だそうです。
問題は、寝てるとき。
眠りながら掻いてしまうそうです。
掻くということは、根源的な快感なんでしょうね。
タイツを穿いたり、手袋をしたりして寝なければならないとか。
そう云えば、背中を指でなぞられたりすると……。
ゾゾーッとします。
あの感覚も、痒みと繋がってるのじゃないでしょうか。
もちろん、快感とも。