2019.6.10(月)
でも、悪い感触じゃないってのは、うぬぼれ半分かも知れないけど、感じてた。
妻の服装も、徐々に変わってきてね。
通勤なんだろうけど、元々スーツ姿じゃなくて、カジュアルな服装だった。
最初のころは、ジーンズも多かったね。
今は、ブーツカットって言うのかな?
わたしのころは、ベルボトムって言ってたけど……。
裾の広がったシルエットが、長い脚によく似合ってた。
それがだんだん、ジーンズなんかは少なくなってきて……。
パンタロンみたいなのが多くなった。
特に派手になったわけじゃないけど……。
明らかに高級品だなって感じる生地だった。
やがて、日本海側の都市に冬が来た。
東京とはまるで違うお天気でね。
寒さは驚くほどじゃないんだけど……。
毎日空模様が悪いんで、気が滅入る思いだった。
で、ある朝。
その日は珍しく晴れたんだ。
でも逆に、放射冷却で気温が下がった。
橋の上では、前夜まで濡れてた路面が凍ってた。
凍った道路は慣れてないので、恐る恐る小股で歩いたよ。
で、橋の真ん中あたりで、いつものように妻と出会った。
やはり、雪国の女性は歩き慣れてるんだなと感じた。
颯爽と歩いてたからね。
でも、感心したのも一瞬だった。
なんと、わたしとすれ違うほんの手前で……。
ものの見事に、妻が仰向けにひっくり返ったんだ。
ゴンと、音がした。
明らかに、後頭部を路面に打ちつけた音だった。
驚いて、一瞬棒立ちになったけど……。
ためらってる場合じゃないと思った。
下心とかじゃなくて、本当に怪我しててもおかしくない転び方だったんだ。
特に、頭だからね。
わたしは、転ばないよう小走りに駆け寄ると、傍らにしゃがみこんだ。
妻は顔を歪めながら、起きあがろうとしてた。
人前で転んだのが、恥ずかしかったんだろうね。
「じっとしてた方がいい。
頭打ったみたいだから」
「……大丈夫です」
「上体だけ起こしてもいいから、少し座ってた方がいいよ」
妻の服装も、徐々に変わってきてね。
通勤なんだろうけど、元々スーツ姿じゃなくて、カジュアルな服装だった。
最初のころは、ジーンズも多かったね。
今は、ブーツカットって言うのかな?
わたしのころは、ベルボトムって言ってたけど……。
裾の広がったシルエットが、長い脚によく似合ってた。
それがだんだん、ジーンズなんかは少なくなってきて……。
パンタロンみたいなのが多くなった。
特に派手になったわけじゃないけど……。
明らかに高級品だなって感じる生地だった。
やがて、日本海側の都市に冬が来た。
東京とはまるで違うお天気でね。
寒さは驚くほどじゃないんだけど……。
毎日空模様が悪いんで、気が滅入る思いだった。
で、ある朝。
その日は珍しく晴れたんだ。
でも逆に、放射冷却で気温が下がった。
橋の上では、前夜まで濡れてた路面が凍ってた。
凍った道路は慣れてないので、恐る恐る小股で歩いたよ。
で、橋の真ん中あたりで、いつものように妻と出会った。
やはり、雪国の女性は歩き慣れてるんだなと感じた。
颯爽と歩いてたからね。
でも、感心したのも一瞬だった。
なんと、わたしとすれ違うほんの手前で……。
ものの見事に、妻が仰向けにひっくり返ったんだ。
ゴンと、音がした。
明らかに、後頭部を路面に打ちつけた音だった。
驚いて、一瞬棒立ちになったけど……。
ためらってる場合じゃないと思った。
下心とかじゃなくて、本当に怪我しててもおかしくない転び方だったんだ。
特に、頭だからね。
わたしは、転ばないよう小走りに駆け寄ると、傍らにしゃがみこんだ。
妻は顔を歪めながら、起きあがろうとしてた。
人前で転んだのが、恥ずかしかったんだろうね。
「じっとしてた方がいい。
頭打ったみたいだから」
「……大丈夫です」
「上体だけ起こしてもいいから、少し座ってた方がいいよ」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2019/06/10 06:31
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今日は何の日
この日は、昨年もやってました。
さっそく、引用。
なお、↓の記念日に関する記述は、こちら(http://www.nnh.to/06/10.html)のページから転載させていただいたものです。
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6月10日は、『時の記念日』。
1920(大正9)年(今から98年前)……。
『東京天文台(後の気象庁)』と『生活改善同盟会』が制定。
『日本書記』の天智天皇10年4月25日(新暦で671年6月10日)の項に……。
「漏刻を新しき台に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す」とあることから。
「漏刻」というのは、水時計のことです。
記念日制定の目的は、「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」というものだったとか。
当時の日本人は、そうとうアバウトに暮らしてたんでしょうね。
昨年でしたか、ようやくオフィスの時計が電波時計になりました。
それまでの時計は、すぐに遅れてたんです。
パソコンで就業時間を確認してから席を立つのに……。
壁の時計は、まだ数分前。
フライングに見られてるんじゃないかと、はなはだ愉快じゃありませんでした。
今、数えてみたら、わたしは電波時計を5つも持ってました。
もちろん、1カ所にあるわけじゃありません。
廊下とか洗面台にもあります。
電車に乗るので、不正確な時計だと怖いんです。
電車が時間どおりに来ない国なら……。
電波時計なんか要らないのかも知れませんね。
+++
電波時計の数。
1個増えて、6個になってました。
AC電源の大きな電波時計が壊れ、1個減ったものとばかり思ってました。
壊れた時計の代わりに1個買い……。
さらに、トイレにもひとつ買ってました。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2019/06/10 06:31
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今日は何の日(つづき)
電波時計のありかをおさらいしてみます。
まず、寝室の枕元に2つ。
なぜ、2つかと云うと……。
火曜から金曜の朝と、土曜から月曜の朝では、起きる時間が違うからです。
目覚ましはそれぞれ、2種類の時間をセットできます。
それなら1個でいいようですが、ことはそう単純ではありません。
まず、火曜から金曜。
執筆があるので早く起きます。
なんと、朝の2時45分にセットしてあります。
朝と云うより、夜中ですよね。
で、この時間に鳴るわけですが……。
すぐには起きません。
スヌーズを押して再び寝ます。
でも、ここで問題。
スヌーズした目覚ましがもう一度鳴るのは、8分後なのです。
でも、8分もあると、またぐっすり眠ってしまい、起きづらくなります。
これは、長年の経験からわかったこと。
なので、4分後の2時49分に、もうひとつの時間をセットしておくのです。
で、これが鳴ったときに起きるわけ。
これが、火曜から金曜。
では、土曜から月曜。
これは、別の目覚ましです。
土・日は、5時30分(朝のです)にセットしておきます。
なぜか休みの日は、すぐに起きれます。
月曜は、5時15分。
投稿もあるし、週の初っぱなは、時間に余裕を持っておきたいです。
ということで目覚ましは、2種類の時間をセットしておきます。
それなら、1つの目覚ましで、毎回時間をセットしてから寝ればいいと思われます?
そんな面倒なこと、なんでできますか。
忘れることもあるでしょうし。
ということで、2個必要なんです!
なんと、6個の目覚ましのうち、2個を説明しただけで、所定の字数に達してしまいました。
ということで!
続きは、あさって。
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3. 手羽崎 鶏造- 2019/06/12 20:32
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連載2800回
おめでとうございます。
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4. Mikiko- 2019/06/13 06:02
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ありがとうございます
日々、楽しみながら頑張れてます。
幸せです。