2019.3.21(木)
これは、『由美と美弥子』の2700回から2704回までのコメント欄で連載した『洗濯記①~⑤』を、『Mikikoのひとりごと』として、1本にまとめたものです。
小型の洗濯機を買いました。
値段は、1万円ちょっと。
中古ではありません。
新品です。
うちにはもちろん、普通サイズの全自動洗濯機があります。
1階の脱衣所兼洗面所に設置してあります。
使うのは母です。
これまで、わたしの衣類の洗濯も、ぜんぶ母にお願いしてました。
でも、突如として猛省し、自分のものは自分で洗うことに決めました。
理由のひとつは、運気向上のため。
もちろん、洗濯すれば運気が上がるなんて謂われはありません(たぶん)。
でも、自分が汚した衣類を人に洗濯させておきながら……。
「良きことがありますように」などと願っても、とうてい叶わないのではないでしょうか。
ということで、一念発起したわけです。
それなら別に、1階の全自動洗濯機を使えば良いだけです。
でも、洗濯物を抱えて1階と2階を往復するのは面倒です。
2階のミニキッチンのシンクなら……。
わたしが仕事(ブログのです)をする部屋の扉のすぐ外にあります。
当然、音も聞こえますので、仕事をしながら洗濯が出来ると思いました。
今、シンクと書きましたが……。
はて?と思われた方も多いかと思います。
洗濯機とキッチンのシンク、どう関係するのか?
実は、2階用に洗濯機を買うにあたって、最大のネックとなったのが……。
床近くに排水の設備が無いことでした。
もちろん、業者を呼んで工事をしてもらえば出来ますが……。
そんなお金をかけるくらいなら、1階の洗濯機を使えばいいだけです。
排水工事などせずに、洗濯機を使いたい。
となると、排水できるのは、シンクの排水口だけです。
しかるに、水は高きから低きに流れます。
すなわち、洗濯機の排水ホースの出口は、シンクの排水口より高くなくてはなりません。
となれば、洗濯機をシンクの上にあげるしかないのです。
で、いろいろと洗濯機を調べましたが……。
2階のシンクの凹みにすっぽり収まる機種は、ほぼ無いことが判明しました。
バケツ型のならありましたが、脱水が出来なかったりでした。
普通ならここで諦めてしまうところですが……。
今回は、さらに粘りました。
で、シンクの凹みの上に板を渡し……。
その板に載せるのであれば、大きさ的に大丈夫な機種があることを突き止めたのです。
しかし、これを実現させるためには、大いなる条件があります。
わたしがその高さまで、持ちあげられる重量でなければならないことです。
この時点で、全自動洗濯機は重すぎることが判明。
小型のやつはありましたが、洗濯とすすぎが自動なだけで……。
脱水の機能が付いてませんでした。
洗濯、すすぎ、脱水が出来て、サイズが小さく軽い洗濯機は……。
二層式しかありませんでした。
二層式洗濯機というのは、一昔前のスタイルの洗濯機です。
洗濯槽と脱水槽が左右に並んでます。
一層式が当たり前となってからも……。
なぜ、今もこのタイプの洗濯機が製造販売されてるかというと……。
根強い人気があるからだそうです。
ネットから、その利点を探してみたら……。
洗浄力が高い、という情報がありました。
これは、ちょっと意外でした。
全自動洗濯機の洗濯槽が、子供が入れそうなほど大きいのに対し……。
二層式では、猫が入るのがやっとの大きさです。
でも、逆にこの狭さが……。
モーターの力を、撹拌力として効率よく伝えられるのだそうです。
これは、使ってみて実感しました。
覗いてみると、「こりゃ凄いわ」と思うほどでした。
あ、「覗いてみると」と書きましたが……。
二槽式洗濯機の洗濯槽は、フタを開けても、モーターが止まらないんです。
開けっぱなしでも運転できます。
濯ぎ水の綺麗さ具合を確かめたりするのに、これは実に便利でした。
とにかく汚れが落ちるので……。
ガソリンスタンドなどの屋外に設置されてる洗濯機は、必ずと云っていいほど二層式だそうです。
構造が単純なため丈夫で、壊れても修理がしやすいとか。
さらに、構造が単純なことによる最大の魅力は、値段が安いということ。
あと、洗濯と脱水が同時に出来るので……。
大量の洗い物があるときは、時間の節約にもなります。
さて。
全自動洗濯機しか使ったことのない人の中には……。
二槽式洗濯機の使い方をご存じない方もおられるんじゃないでしょうか?
実は、わたしがそうでした。
なので、使い方を書いておきます。
買ってみてから、「こんなはずじゃなかった」と思う方がおられるかも知れませんから。
①洗濯槽で洗濯をする(当たり前)。
②排水する。
③洗濯物(洗剤だらけのまま)を脱水槽に入れる。
④脱水する(洗剤を含んだ水を飛ばします)。
⑤洗濯物を再び洗濯槽に戻す。
⑥濯ぎをする(溜め濯ぎも、水を出しながらの濯ぎも出来ます)。
⑦水が綺麗になったら柔軟剤を入れ、もう3分くらい回す。
⑧排水する。
⑨洗濯物を脱水槽に移す。
⑩脱水する。
およそ、これだけの工程を……。
モーターを回す以外、すべて人間が行わなければなりません。
なので、洗濯機がすぐ近くにない場合は、非常に面倒な作業になってしまいます。
わたしの場合、部屋の扉のすぐ外のシンクに置いたので……。
洗濯機の音も聞こえ、扉を出てすぐ作業が出来ます。
さて。
まず先に、わたしが買った洗濯機をご紹介します。
↓YouTubeに動画が載ってました。
大きさは、ちょっと横長のポリバケツ程度。
紹介動画でも、華奢な女性が軽々と持ちあげてます。
重量は、11kgです。
1歳9ヶ月程度の男の子と同じくらい。
このくらいの子なら、片手で抱えてるお母さんもいますよね。
問題は、シンクの上に設置する方法。
シンクの上に渡す板を、ホームセンターに買いに行きました。
長さは、65㎝から70㎝の間が希望でした。
でも、この長さの板が、なかなか無いのよ。
売ってるのは、60㎝か90㎝になるんです。
60㎝では、シンクの凹みに嵌まってしまいます。
90㎝では、水切りカゴにあたってしまい、渡せません。
ようやく探し当てたのは、長さ75㎝の簀の子でした。
押し入れに敷く、白木で組んだヤツです。
ちょっと長めでしたが……。
もし入らなかったら、端をノコギリで切ろうと思いました。
値段は、500円ほど。
失敗しても、さほど惜しくはありません。
でもこれが、大成功だったんです。
75㎝でしたが、わたしが測り間違えてたのか、ぴったり入りました。
しかし、簀の子には、板を接続する角材が底に渡ってます。
これにより、下に隙間を作り、風通しも良くなるわけです。
でも、このままシンクに載せたところ……。
下の角材の位置が、上手いことシンクの両脇にはかかりませんでした。
なので、簀の子は裏返し、平らな面を下にして使うことにしました。
一箇所、シンクの縁が無いところに板がかかるので……。
簀の子のその部分に、スポンジの緩衝材を貼りつけました。
緩衝材は、こういうことも予想して、簀の子と一緒に買ってありました。
値段は、100円しませんでした。
われながら、クリーンヒットでした。
それでは、洗濯機を載っけてみます。
1歳9ヶ月の男児を持ちあげる程度ですから……。
重さは問題ありませんでした。。
載せてみると、真ん中の角材が洗濯機の底にちょっと当たって……。
洗濯機の前脚が2本、少しだけ宙に浮いてます。
でも、角材で底が支えられてるので、ガタつきもありません。
問題は、洗濯機の投入口の高さ。
爪先立ちすれば覗けますが……。
やっぱり、踏み台があった方が楽ですね。
今度また、ホームセンターで探してきます。
さて。
難関はもう一つ。
アース問題。
蚊取り線香じゃありませんよ。
アース=地球。
すなわち、接地です。
よくわかりませんが……。
漏電などのとき、電気を逃がす仕組みのようです。
冷蔵庫や洗濯機など、水に濡れる可能性の高い電気製品では……。
アースが法律で義務づけられてるそうです。
感電防止のためです。
家電量販店から運んでもらうような場合は……。
アースまでしてくれるんでしょうね。
でも、わたしは通販ですので、自分でしなければなりません。
もちろん、アースをしなくても、洗濯機は動きます。
でも、洗濯しながら感電するのだけは避けたい。
今時のコンセントには、アース用の端子が付いてるようです。
でも、わが家には、そんなコンセント、ひとつもありません。
アース端子付きのコンセントに替えればいいわけですが……。
これは、電気工事士(?)の資格がないと出来ないそうです。
そのためだけに電気屋を呼ぶのも憚られます。
部品の値段より、出張費の方が高くつくでしょうし。
昔なら、自分でやってしまったんですけどね。
実際、以前、コンセントを蛍スイッチ付きのヤツに代えるのを、自分でやりました。
これもほんとは、資格がないとダメだと思います。
そのときも、ちゃんとブレーカーを切ってやれば良かったんですよね。
でも、切りませんでした。
で、コンセント内部の回路にドライバーを突っこんだら……。
「ビリビリ!」
来ましたね。
まさしく、「来てます!」って感じでした。
もちろん感電まではいきませんでしたが、明らかな手応えがありました。
傍に人がいれば、わたしの骸骨が見えたかも知れません。
そのときは、「ビリビリ!」で済みましたが……。
ひょっとしたら、運が良かっただけなのかも知れない。
ということで、これがかなりのトラウマとなってます。
なので、コンセントの交換以外の方法を考えました。
要は、アースすること自体が目的ではなく……。
漏電時の感電を防げればいいわけです。
見つけました。
↓その名も、「ビリビリガード」。
正式名称(?)は、「プラグ形漏電遮断器」。
設置は、アホでも出来ます。
コンセントに、この「ビリビリガード」を差すだけ。
電気製品は、この「ビリビリガード」のコンセントに差せばいいだけです。
取りあえず、アース問題は、これで解決としました。
あと、コンセントはシンクの上にあるので、水がかかることも想定されます。
なので、100均で透明のプラスチック下敷きを買ってきて……。
これを、コンセントの前に立てかけました。
これで、水跳ねを防ぐことが出来ます。
透明なので、「ビリビリガード」の通電ランプも見えます。
さて、いよいよ運転です。
↓もう1度、購入した洗濯機をご紹介します。
この商品ページは、洗濯槽や脱水槽の画像が見れるので選びました。
ただ、こちらのお店は最安値ではありません。
お買い上げのさいは、更なる検索をお勧めします。
ただし、まだ古い型の商品も売られてますのでご注意ください。
古いタイプは「TOM-05」、新しいのが「TOM-05h」で、後ろに「h」が付きます。
ダイヤル形状で見分けがつきます。
指で摘まむ縦棒が付いてる方が、新型です。
さて、いよいよ洗濯開始です。
入れられる洗濯物は、3.6kgまで。
しかし、この重量は、あまり意味が無いように思えました。
↓洗濯物の重さは、わざわざ吊り下げ式のデジタル計量計を買って測りました。
3.6kg分の洗濯物は、かなりの分量になります。
しかし、3.6kgもの洗濯物は、洗濯槽に入らないのです。
なので、目一杯入れても規定重量以下なので、問題なく洗濯できると思いました。
しかし……。
少しして唸り始めたので、洗濯槽を覗いてみました。
底のスクリューみたいなのは動いてるようなのですが……。
その上の洗濯物が動いてません。
洗濯物を持ちあげてみると……。
重い!
なんと、洗濯物同士が絡み合い、ひとつの巨大ユニットと化してたのです。
これでは、動かないはずです。
ここでわたしは初めて、ある小物の存在意義を悟りました。
すなわち、洗濯ネットです。
わたしはこれまで、洗濯ネットの用途は……。
小物類が、バラバラにならないようにするためだと思ってました。
でも、どうやらもっと重要な役割があったのです。
それは、洗濯物が絡まって巨大ユニット化することを防ぐという目的です。
それなら、でっかいネットにひとまとめに入れてしまえばいいじゃんと思いました。
で、おそらくドラム洗濯機かなんかで使う、60㎝角の巨大ネットを買ってきました。
でもこれは、大失敗。
回りません。
考えてみれば当たり前。
ネットにひとまとめに入れられた時点で、巨大ユニットとなってしまってるわけですから。
あと、そんな大ネットの洗濯物が水に濡れた状態になると……。
持ちあげることすら出来ないのです。
もちろん、脱水槽にもそのままは入れられません。
教訓。
洗濯ネットは、小振りなサイズのをいくつも使うべし。
一見、面倒ですが、結局これが一番効率がいいようです。
衣類を脱いで洗濯カゴに入れる段階でネットに詰めていけば、さほどの手間ではありません。
あと、脱水のやり方でも、わたしは間違ってました。
脱水槽には、洗濯物をふんわりと入れた方がいいと思ってたんです。
ところが、それでスイッチを押すと……。
洗濯機が大暴れ。
脱水槽は回らず、洗濯機の躯体がフラフープのように回ってるとしか思えません。
そのままだとシンクから洗濯機が落ちそうなので、押さえてなくてはなりませんでした。
一瞬、「使い物にならんではないか!」という怒りが湧きそうになりましたが……。
洗濯物を入れた後に上から被せる、ペナペナの蓋がありますよね。
調べたら、「脱水キャップ」と呼ぶようです。
これはひょっとして、上から洗濯物を押しつけて……。
洗濯物が、上にあがってこないようにするためのものじゃないかと思いつきました。
で、上から「脱水キャップ」で押しつけて、脱水してみました。
大正解。
ちゃんと、脱水槽だけが回ってくれ、洗濯機の躯体は振動しなくなりました。
なお、脱水能力は、思いのほか強力でした。
タイマーは、5分までありますが……。
5分なんて、まったく必要ありません。
30秒でいいです。
30秒脱水したものを部屋干ししても、1日で乾きます。
乾燥機なんて、まったく必要ありません。
まだ書き忘れてることもあると思いますが……。
思いついたら、また書くことにします。
誤算だったのは……。
もう少し、片手間に出来るだろうと思ってたことです。
けっこう、つきっきりになります。
「洗濯10分→脱水→濯ぎ10分→柔軟剤3分→脱水→物干し」ですから。
最初のときなんか、洗濯中もずっと見てたので、100%つきっきりでした。
1週間分の洗濯物をまとめると……。
この工程を、3回は繰り返さなければなりません。
2日に1回洗ってれば、1回ずつで済むと思います。
でも、平日にやる気にはならないわな。
小型の洗濯機を買いました。
値段は、1万円ちょっと。
中古ではありません。
新品です。
うちにはもちろん、普通サイズの全自動洗濯機があります。
1階の脱衣所兼洗面所に設置してあります。
使うのは母です。
これまで、わたしの衣類の洗濯も、ぜんぶ母にお願いしてました。
でも、突如として猛省し、自分のものは自分で洗うことに決めました。
理由のひとつは、運気向上のため。
もちろん、洗濯すれば運気が上がるなんて謂われはありません(たぶん)。
でも、自分が汚した衣類を人に洗濯させておきながら……。
「良きことがありますように」などと願っても、とうてい叶わないのではないでしょうか。
ということで、一念発起したわけです。
それなら別に、1階の全自動洗濯機を使えば良いだけです。
でも、洗濯物を抱えて1階と2階を往復するのは面倒です。
2階のミニキッチンのシンクなら……。
わたしが仕事(ブログのです)をする部屋の扉のすぐ外にあります。
当然、音も聞こえますので、仕事をしながら洗濯が出来ると思いました。
今、シンクと書きましたが……。
はて?と思われた方も多いかと思います。
洗濯機とキッチンのシンク、どう関係するのか?
実は、2階用に洗濯機を買うにあたって、最大のネックとなったのが……。
床近くに排水の設備が無いことでした。
もちろん、業者を呼んで工事をしてもらえば出来ますが……。
そんなお金をかけるくらいなら、1階の洗濯機を使えばいいだけです。
排水工事などせずに、洗濯機を使いたい。
となると、排水できるのは、シンクの排水口だけです。
しかるに、水は高きから低きに流れます。
すなわち、洗濯機の排水ホースの出口は、シンクの排水口より高くなくてはなりません。
となれば、洗濯機をシンクの上にあげるしかないのです。
で、いろいろと洗濯機を調べましたが……。
2階のシンクの凹みにすっぽり収まる機種は、ほぼ無いことが判明しました。
バケツ型のならありましたが、脱水が出来なかったりでした。
普通ならここで諦めてしまうところですが……。
今回は、さらに粘りました。
で、シンクの凹みの上に板を渡し……。
その板に載せるのであれば、大きさ的に大丈夫な機種があることを突き止めたのです。
しかし、これを実現させるためには、大いなる条件があります。
わたしがその高さまで、持ちあげられる重量でなければならないことです。
この時点で、全自動洗濯機は重すぎることが判明。
小型のやつはありましたが、洗濯とすすぎが自動なだけで……。
脱水の機能が付いてませんでした。
洗濯、すすぎ、脱水が出来て、サイズが小さく軽い洗濯機は……。
二層式しかありませんでした。
二層式洗濯機というのは、一昔前のスタイルの洗濯機です。
洗濯槽と脱水槽が左右に並んでます。
一層式が当たり前となってからも……。
なぜ、今もこのタイプの洗濯機が製造販売されてるかというと……。
根強い人気があるからだそうです。
ネットから、その利点を探してみたら……。
洗浄力が高い、という情報がありました。
これは、ちょっと意外でした。
全自動洗濯機の洗濯槽が、子供が入れそうなほど大きいのに対し……。
二層式では、猫が入るのがやっとの大きさです。
でも、逆にこの狭さが……。
モーターの力を、撹拌力として効率よく伝えられるのだそうです。
これは、使ってみて実感しました。
覗いてみると、「こりゃ凄いわ」と思うほどでした。
あ、「覗いてみると」と書きましたが……。
二槽式洗濯機の洗濯槽は、フタを開けても、モーターが止まらないんです。
開けっぱなしでも運転できます。
濯ぎ水の綺麗さ具合を確かめたりするのに、これは実に便利でした。
とにかく汚れが落ちるので……。
ガソリンスタンドなどの屋外に設置されてる洗濯機は、必ずと云っていいほど二層式だそうです。
構造が単純なため丈夫で、壊れても修理がしやすいとか。
さらに、構造が単純なことによる最大の魅力は、値段が安いということ。
あと、洗濯と脱水が同時に出来るので……。
大量の洗い物があるときは、時間の節約にもなります。
さて。
全自動洗濯機しか使ったことのない人の中には……。
二槽式洗濯機の使い方をご存じない方もおられるんじゃないでしょうか?
実は、わたしがそうでした。
なので、使い方を書いておきます。
買ってみてから、「こんなはずじゃなかった」と思う方がおられるかも知れませんから。
①洗濯槽で洗濯をする(当たり前)。
②排水する。
③洗濯物(洗剤だらけのまま)を脱水槽に入れる。
④脱水する(洗剤を含んだ水を飛ばします)。
⑤洗濯物を再び洗濯槽に戻す。
⑥濯ぎをする(溜め濯ぎも、水を出しながらの濯ぎも出来ます)。
⑦水が綺麗になったら柔軟剤を入れ、もう3分くらい回す。
⑧排水する。
⑨洗濯物を脱水槽に移す。
⑩脱水する。
およそ、これだけの工程を……。
モーターを回す以外、すべて人間が行わなければなりません。
なので、洗濯機がすぐ近くにない場合は、非常に面倒な作業になってしまいます。
わたしの場合、部屋の扉のすぐ外のシンクに置いたので……。
洗濯機の音も聞こえ、扉を出てすぐ作業が出来ます。
さて。
まず先に、わたしが買った洗濯機をご紹介します。
↓YouTubeに動画が載ってました。
大きさは、ちょっと横長のポリバケツ程度。
紹介動画でも、華奢な女性が軽々と持ちあげてます。
重量は、11kgです。
1歳9ヶ月程度の男の子と同じくらい。
このくらいの子なら、片手で抱えてるお母さんもいますよね。
問題は、シンクの上に設置する方法。
シンクの上に渡す板を、ホームセンターに買いに行きました。
長さは、65㎝から70㎝の間が希望でした。
でも、この長さの板が、なかなか無いのよ。
売ってるのは、60㎝か90㎝になるんです。
60㎝では、シンクの凹みに嵌まってしまいます。
90㎝では、水切りカゴにあたってしまい、渡せません。
ようやく探し当てたのは、長さ75㎝の簀の子でした。
押し入れに敷く、白木で組んだヤツです。
ちょっと長めでしたが……。
もし入らなかったら、端をノコギリで切ろうと思いました。
値段は、500円ほど。
失敗しても、さほど惜しくはありません。
でもこれが、大成功だったんです。
75㎝でしたが、わたしが測り間違えてたのか、ぴったり入りました。
しかし、簀の子には、板を接続する角材が底に渡ってます。
これにより、下に隙間を作り、風通しも良くなるわけです。
でも、このままシンクに載せたところ……。
下の角材の位置が、上手いことシンクの両脇にはかかりませんでした。
なので、簀の子は裏返し、平らな面を下にして使うことにしました。
一箇所、シンクの縁が無いところに板がかかるので……。
簀の子のその部分に、スポンジの緩衝材を貼りつけました。
緩衝材は、こういうことも予想して、簀の子と一緒に買ってありました。
値段は、100円しませんでした。
われながら、クリーンヒットでした。
それでは、洗濯機を載っけてみます。
1歳9ヶ月の男児を持ちあげる程度ですから……。
重さは問題ありませんでした。。
載せてみると、真ん中の角材が洗濯機の底にちょっと当たって……。
洗濯機の前脚が2本、少しだけ宙に浮いてます。
でも、角材で底が支えられてるので、ガタつきもありません。
問題は、洗濯機の投入口の高さ。
爪先立ちすれば覗けますが……。
やっぱり、踏み台があった方が楽ですね。
今度また、ホームセンターで探してきます。
さて。
難関はもう一つ。
アース問題。
蚊取り線香じゃありませんよ。
アース=地球。
すなわち、接地です。
よくわかりませんが……。
漏電などのとき、電気を逃がす仕組みのようです。
冷蔵庫や洗濯機など、水に濡れる可能性の高い電気製品では……。
アースが法律で義務づけられてるそうです。
感電防止のためです。
家電量販店から運んでもらうような場合は……。
アースまでしてくれるんでしょうね。
でも、わたしは通販ですので、自分でしなければなりません。
もちろん、アースをしなくても、洗濯機は動きます。
でも、洗濯しながら感電するのだけは避けたい。
今時のコンセントには、アース用の端子が付いてるようです。
でも、わが家には、そんなコンセント、ひとつもありません。
アース端子付きのコンセントに替えればいいわけですが……。
これは、電気工事士(?)の資格がないと出来ないそうです。
そのためだけに電気屋を呼ぶのも憚られます。
部品の値段より、出張費の方が高くつくでしょうし。
昔なら、自分でやってしまったんですけどね。
実際、以前、コンセントを蛍スイッチ付きのヤツに代えるのを、自分でやりました。
これもほんとは、資格がないとダメだと思います。
そのときも、ちゃんとブレーカーを切ってやれば良かったんですよね。
でも、切りませんでした。
で、コンセント内部の回路にドライバーを突っこんだら……。
「ビリビリ!」
来ましたね。
まさしく、「来てます!」って感じでした。
もちろん感電まではいきませんでしたが、明らかな手応えがありました。
傍に人がいれば、わたしの骸骨が見えたかも知れません。
そのときは、「ビリビリ!」で済みましたが……。
ひょっとしたら、運が良かっただけなのかも知れない。
ということで、これがかなりのトラウマとなってます。
なので、コンセントの交換以外の方法を考えました。
要は、アースすること自体が目的ではなく……。
漏電時の感電を防げればいいわけです。
見つけました。
↓その名も、「ビリビリガード」。
正式名称(?)は、「プラグ形漏電遮断器」。
設置は、アホでも出来ます。
コンセントに、この「ビリビリガード」を差すだけ。
電気製品は、この「ビリビリガード」のコンセントに差せばいいだけです。
取りあえず、アース問題は、これで解決としました。
あと、コンセントはシンクの上にあるので、水がかかることも想定されます。
なので、100均で透明のプラスチック下敷きを買ってきて……。
これを、コンセントの前に立てかけました。
これで、水跳ねを防ぐことが出来ます。
透明なので、「ビリビリガード」の通電ランプも見えます。
さて、いよいよ運転です。
↓もう1度、購入した洗濯機をご紹介します。
この商品ページは、洗濯槽や脱水槽の画像が見れるので選びました。
ただ、こちらのお店は最安値ではありません。
お買い上げのさいは、更なる検索をお勧めします。
ただし、まだ古い型の商品も売られてますのでご注意ください。
古いタイプは「TOM-05」、新しいのが「TOM-05h」で、後ろに「h」が付きます。
ダイヤル形状で見分けがつきます。
指で摘まむ縦棒が付いてる方が、新型です。
さて、いよいよ洗濯開始です。
入れられる洗濯物は、3.6kgまで。
しかし、この重量は、あまり意味が無いように思えました。
↓洗濯物の重さは、わざわざ吊り下げ式のデジタル計量計を買って測りました。
3.6kg分の洗濯物は、かなりの分量になります。
しかし、3.6kgもの洗濯物は、洗濯槽に入らないのです。
なので、目一杯入れても規定重量以下なので、問題なく洗濯できると思いました。
しかし……。
少しして唸り始めたので、洗濯槽を覗いてみました。
底のスクリューみたいなのは動いてるようなのですが……。
その上の洗濯物が動いてません。
洗濯物を持ちあげてみると……。
重い!
なんと、洗濯物同士が絡み合い、ひとつの巨大ユニットと化してたのです。
これでは、動かないはずです。
ここでわたしは初めて、ある小物の存在意義を悟りました。
すなわち、洗濯ネットです。
わたしはこれまで、洗濯ネットの用途は……。
小物類が、バラバラにならないようにするためだと思ってました。
でも、どうやらもっと重要な役割があったのです。
それは、洗濯物が絡まって巨大ユニット化することを防ぐという目的です。
それなら、でっかいネットにひとまとめに入れてしまえばいいじゃんと思いました。
で、おそらくドラム洗濯機かなんかで使う、60㎝角の巨大ネットを買ってきました。
でもこれは、大失敗。
回りません。
考えてみれば当たり前。
ネットにひとまとめに入れられた時点で、巨大ユニットとなってしまってるわけですから。
あと、そんな大ネットの洗濯物が水に濡れた状態になると……。
持ちあげることすら出来ないのです。
もちろん、脱水槽にもそのままは入れられません。
教訓。
洗濯ネットは、小振りなサイズのをいくつも使うべし。
一見、面倒ですが、結局これが一番効率がいいようです。
衣類を脱いで洗濯カゴに入れる段階でネットに詰めていけば、さほどの手間ではありません。
あと、脱水のやり方でも、わたしは間違ってました。
脱水槽には、洗濯物をふんわりと入れた方がいいと思ってたんです。
ところが、それでスイッチを押すと……。
洗濯機が大暴れ。
脱水槽は回らず、洗濯機の躯体がフラフープのように回ってるとしか思えません。
そのままだとシンクから洗濯機が落ちそうなので、押さえてなくてはなりませんでした。
一瞬、「使い物にならんではないか!」という怒りが湧きそうになりましたが……。
洗濯物を入れた後に上から被せる、ペナペナの蓋がありますよね。
調べたら、「脱水キャップ」と呼ぶようです。
これはひょっとして、上から洗濯物を押しつけて……。
洗濯物が、上にあがってこないようにするためのものじゃないかと思いつきました。
で、上から「脱水キャップ」で押しつけて、脱水してみました。
大正解。
ちゃんと、脱水槽だけが回ってくれ、洗濯機の躯体は振動しなくなりました。
なお、脱水能力は、思いのほか強力でした。
タイマーは、5分までありますが……。
5分なんて、まったく必要ありません。
30秒でいいです。
30秒脱水したものを部屋干ししても、1日で乾きます。
乾燥機なんて、まったく必要ありません。
まだ書き忘れてることもあると思いますが……。
思いついたら、また書くことにします。
誤算だったのは……。
もう少し、片手間に出来るだろうと思ってたことです。
けっこう、つきっきりになります。
「洗濯10分→脱水→濯ぎ10分→柔軟剤3分→脱水→物干し」ですから。
最初のときなんか、洗濯中もずっと見てたので、100%つきっきりでした。
1週間分の洗濯物をまとめると……。
この工程を、3回は繰り返さなければなりません。
2日に1回洗ってれば、1回ずつで済むと思います。
でも、平日にやる気にはならないわな。