Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 2713
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 女子工員は、毅然とした顔で頷きました。
 はっきり言ってブスですが……。
 綺麗な指をした若い女性であることだけは確かです。
 この若い身体を抱ける……。
 そう思った瞬間、わたしの陰茎はむくむくと勃ちあがりました。
 トランクスの中での収まりが悪かったらしく……。
 陰茎はすんなりと伸びきれず、亀頭がトランクスの裏地を突きあげて捻れました。
 思わず腰を動かしたところを、女子工員は見逃しませんでした。
 わたしたちはテーブルの角を挟んで直角に座ってたので、女子工員からもわたしの股間が見えたのです。
 ほんとに男は不利だと思いますよ。
 昂奮してることが、ズボンの上からでも丸わかりになっちゃうんですから。
 その点女性は、いくら濡らしてても、澄ました顔をしてればわかりませんよね。

 女子工員は椅子を後ろに引くと、床に膝を着きました。
 止める間もなく、両手がわたしのズボンにかかります。
 ズボンの膨らみを、綺麗な手が包みました。
 ほんとに、ハンドクリームのCMに出られそうな端整な指でした。
 今さら、どう体裁を繕ってもウソになります。
 勃起してることが、はっきりと知られてるんですから。
 わたしはされるがままに、飴細工のような指先が、ズボンのジッパーを下げるのを見てました。
 器用な指先が、前立てに潜りこみます。
 わたしは、トランクスの前ボタンを留めないんです。
 指は、生き物みたいに布地を分け入って来ました。
 冷たい指の感触を、陰茎に感じました。
 冷たく感じたのは、それだけわたしの陰茎が熱を持ってたからでしょう。
 指は一瞬で、陰茎を外に連れ出しました。

 張り詰めた亀頭を見つめた女子工員が、わたしの顔を振り仰ぎました。

「嬉しいです」
「?」
「わたしと2人っきりなのに、勃ってくれて。
 これって、わたしを女と見てくれてるってことですよね」

 わたしは、何か言葉を発すれば声が掠れそうな気がして、ただ小さく頷きました。
 女子工員の頬に、安心したような微笑みが浮かびました。
 そしてその顔は、そのまま前に倒れました。
 陰茎を、生暖かい感触が包みました。
 咥えられたのです。
由美と美弥子 2712目次由美と美弥子 2714


コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2019/02/09 07:55
    • 今日は何の日
       2月9日は、『漫画の日』。
       漫画専門古書店『まんだらけ』が制定。
       手塚治虫の命日であることから(1989年没・享年60)。
       ちなみに、11月3日は『まんがの日』です。
       『日本漫画家協会』と出版社5社が、2002(平成14)年に制定。
       「漫画を文化として認知してもらいたい」ということから、文化の日を記念日としたとか。
       この日は、手塚治虫の誕生日でもあります(1928年)。
       上記の記述は、こちら(http://www.nnh.to/02/09.html)とこちら(http://www.nnh.to/11/03.html#anniversary)のページから転載させていただきました。
       『まんだらけ』が『漫画の日』を制定したのがいつなのか、どこにも見あたりませんでした。
       ていうか、『まんだらけ』では、『マンガの日』と称してるようです。
       さっぱりわかりません。
       ちなみに、『漫画の日』はもうひとつあります。
       7月17日。
       1841年7月17日、イギリスで絵入り週刊誌『パンチ・ロンドン・シャリヴァリ』が創刊されたからとのこと。
       ただしこの『漫画の日』は、誰がいつ制定したのか、定かではないようです。
       世界的に「漫画」が生まれた日ということでしょうか?
       でも、日本には『北斎漫画』がありますし……。
       それより遙か昔に、『鳥獣人物戯画』なんてのもありますよね。
       ただ、吹き出しでセリフが付くのが「漫画」だとすれば、ちょっと違います。
       でも、イギリスの『パンチ』にも、吹き出しは付いてなかったようです。
       さて、わたしと漫画。
       わたしは、のめりこむほどの漫画オタクではありませんでした。
       自分で買って読んだのは……。
       高橋留美子とさくらももこくらいですかね。
       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2019/02/09 07:55
    • 今日は何の日(つづき)
       高橋さんは、新潟市出身という身近さもありました。
       引きこまれたのは、セリフの面白さでした。
       さくらさんもそうでしょうかね。
       『ちびまる子ちゃん』。
       確か第1話だったと思いますが、夏休み前に……。
       学校に置いてある朝顔の鉢や図工の道具などを、家に持ち帰る話。
       要領の良い子は、毎日少しずつ持ち帰るのですが……。
       まる子ちゃんは、終業式の日に、汗だくで大荷物を担いで帰ってました。
       記憶に残ってるのは、まる子が自分と似てたからではありません。
       わたしはむしろ逆で、要領の良い方でした。
       終業式には、通知表を入れて帰る紙製のケースだけ持って行ってたと思います。
       わたしが感心したのは、こういう身近な話題でも漫画に出来るんだということです。
       身近なことがネタになるということについては……。
       長めのコメントを毎日書くようになって、改めて感じてます。
       「今日は何の日」など、その由来を調べて書こうとすると、けっこう時間がかかるんです。
       なにしろコメントは、週に9~10本書かなきゃなりませんから……。
       けっこう、時間との闘いです。
       1本1本、丹念に調べて書いてたらとても間に合わない。
       その点、身近なこと、例えば最近では「洗濯記」とかだと……。
       調べなくても書けるわけです。
       自分をネタに書いた方が楽なんですよね。
       ということで最近の「今日は何の日」では……。
       冒頭にネタ元からのコピペを載せて、その後に自分の身に引きつけた話を書くようになって来てます。
       その方がわたしも楽だし、読者のみなさんも面白いんじゃないかと思ってます。
       ネタ元からのコピペだけなら、ネット上に溢れてますから。
       自分の話を絡めることで、オリジナリティが多少は出せてるんじゃないでしょうか。

    • ––––––
      3. 手羽崎 鶏造
    • 2019/02/09 10:24
    • 本篇について。
       志津子さんが工員の男性とやっちまった。
      これは、アキオさんが愛人を工員男性に寝取られた
      (NTR)ともいえます。
      アキオさんは事前に了解・合意していないからです。
       今度は、アキオさんが工員女性を相手に
      寝取る(NTR)番です。
      結婚を考えている工員男性の了解・合意を
      得ていません。
       さて、スワッピングというのは状況が異なります。
      これから、どう展開していくのかは、乞う、お愉しみに。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2019/02/09 13:02
    • なるほど
       まったく意識せず、NTRを書いてたわけですね。
       このまま、お互いに不倫相手の方が好きになれば……。
       カップル交換ということになるんでしょうか。
       でも、もともとの相手も捨てがたいという場合は、どうするのでしょう。
       毎日入れ替わるとかなら理想でしょうが……。
       なかなか現実には、そう上手くはいかないのでしょうね。

    • ––––––
      5. 手羽崎 鶏造
    • 2019/02/09 15:37
    • スワッピングというのは、元のお相手を
      捨てるつもりの方は、足を踏みいれないと
      思います。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2019/02/09 18:15
    • スワッピングに進めるのは……
       よほど仲が良いか、あるいは相方を圧倒的に支配してるかでしょうね。
       わたしは、もっと広まっていい文化だと思ってます。
       ホームパーティーを開く程度の付き合いから……。
       一歩踏みこんでほしいものです。
       子供のいない夫婦の集まりなら、可能性大じゃないでしょうか。
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