2018.12.29(土)
「うがぁ~、ひゃぁ~、ひぃ~、あぁぁぁ~~~、もう、許してぇ~、あぁぁぁ、いっそ殺して、お願い、殺してぇ~~~~~」
「殺して欲しいだと? ふん、まだ殺すわけにはいかねえんだよ~、どうしても殺して欲しけりゃ、黒山様の前で俊吉との密通を早く認めるんだな、ねえ旦那」
「そうだな。殺すにはいささか惜しい娘ではあるが……ふふふふふ」
源五郎が意地悪く言い放ち、黒山はそれに答えるように薄笑いを浮かべた。
「ひぃぃぃ~、はがぁ~、ま、また、変に! イ、イクぅ……はぁぁぁぁぁぁ~~~!!」
身体を波打たせ、悲痛な声をあげるありさ。
数え切れぬほどの絶頂は歓喜を通り越して、むしろ苦痛の域に入っていた。
源五郎がまた茶化しにかかる。
「これだけ続けてイキまくれるお前は果報者だぜ。がははは~」
ただ、今のありさにはどんな言葉も届かなかった。
ありさは身体を弓なりに反らせて、絶頂を告げる叫びを放った。
ただ絶頂に達しても身体の硬直が解けるよりも早く、新たな波に襲われ翻弄されてしまう。
黒山と小菅はありさのそんな光景に残忍な笑みを浮かべて見入っていた。
「ひゃぁぁぁぁ~~~っ、あひぃっ! もう許してっ、お願い、狂っちゃう……! ひぇぇぇ~~~……!!」
ありさは大粒の涙を浮かべ許しを乞うた。
小菅がにやりと笑うと、身体をねじらせ哀願するありさに声をかけた。
「俊吉とのこと認めるなら、助けてやっても良いがのう?」
「み、認めますっ、だからお願い、もう許して!! あひぃぃぃっ、ひっ、ひやっ、いいっ、あひゃぁぁぁっ!!」
たゆみない鰻の波状攻撃に、ありさは心身ともにすでに限界に達していた。
小菅の問いかけに、ありさはついに首を縦に振った。
事実無根の番頭との密通容疑ではあったが、苦痛に耐えかねたありさは認めるしかなかった。
小菅への答えとも、単に快感を告げるうわごとともつかない声をありさが上げ、何十回目かの絶頂を迎える。
白目を剥き、失神して前のめりに顔を水に浸けるが、すぐに息苦しさと全身を襲う強烈な刺激とで意識を取り戻し、再び顔を上げて悲鳴を上げながら身体をくねらせ始める。
黒山が源五郎に命令を下した。
「よし、いったん娘を引き上げてやれ」
「へい」
黒山の言葉を受けた源五郎は下男たちに直ぐに指示をした。
下男たちが浴槽の中からありさの身体を引っ張り上げる。
裸身にまとわりついていた鰻たちがぼたぼたと水中に落ち、失神寸前のありさの身体が床の上に横たえられた。
ひっ、ひっ、ひっと断続的に悲鳴を上げるありさ。
拘束は解かれず、秘部と肛門に入り込んだ鰻もそのままだ。
力なく割り開かれたありさの股間で、黒びかりする胴体を鰻たちはくねらせ続けている。
黒山はありさの頭の側に屈み込み、乱れた彼女の髪を掴んで自分の方へと顔を向けさせた。
「ありさ、さっき吐いた言葉に偽りはないな?」
「は、はい……本当です……もう許して……お願い……」
瞳一杯に涙を溜め、ありさが哀れっぽく訴える。
なおも股間でくねる鰻たちに快感を刺激され、びくっ、びくっと身体を震わせ続けながらの哀願に、黒山は満足そうな笑みを浮かべた。
「おい、鰻を抜いてやれ」
「へいっ」
下男の一人が屈み込み、ありさの股間に食込んだ鰻を事も無げに引き抜く。
ありさはほっと息を漏らした。
黒山が彼女の耳元に口を近寄せてささやきかける。
「自分の犯した罪を自ら告げるのだ。無理やり自白させられた等との悪い噂が広がっても困るからな。どうだ? 言えるか?」
「……」
「言えたら縄を解いてやってもよいぞ。まぁ、無理にとは言わないが。言いたくないなら、また鰻と遊んでもらうことになるがのう。ふふふ」
黒山はちらりと視線を浴槽の方に向けて、にやりと笑った。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2018/12/29 08:28
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番所
現在、ありさが取り調べ(拷問)を受けてるのは、番所。
おそらくは、町場の番所、いわゆる「自身番」や「木戸番」ではなく……。
武家地に置かれ、中間や小者が詰める治安維持のための「辻番所」と云われる施設だと思います。
さて。
この番所は今、拘置所となってます。
現在、罪を犯すと、まず入るのが警察の留置所で……。
検察官の起訴を受け、裁判によって刑が確定するまでの間は拘置所に収容されるそうです。
しかし、カルロス・ゴーン氏の場合……。
警察の留置所ではなく、いきなり葛飾区小菅にある東京拘置所に入れられました。
なんでですかね?
さてさて。
このゴーン氏、クリスマスはもちろん、お正月もこの拘置所で過ごすことになるようです。
このゴーン氏の取扱いに対し……。
日本の企業で甘い汁を吸ってる外国人たちは、ことごとく震えあがってるようです。
彼らは、日本は先進国家だから……。
刑が確定するまでは、容疑者の権利は当然尊重されるはずと思ってたらしいです。
ところがぎっちょん。
再逮捕を繰り返し、拘置期限はあってないようなもの。
取り調べには弁護士も立ち会えない。
「江戸時代か!」と驚いたわけです。
拘置所では、誰もが裸に剥かれて身体検査されるそうです。
こういう扱いは、外国人は最も屈辱と感じることでしょう。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2018/12/29 08:28
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番所(つづき)
こうしたゴーン氏の受けてる処遇の情報は……。
在日のハイエナ外国人にはまたたくまに広がっているはず。
ひょっとしたら、ゴーン氏の逮捕は、見せしめの意味があったのかもと思ってしまいます。
実際、いくら会社に貢献したとは云え、年間の報酬が何十億なんてのは、異常ですよ。
外人にしか、経営ができんということですかね?
もっとも、日本のプロ経営者を招いたライザップは、大失敗。
このプロ経営者は、代表権を返上することになったそうです。
こういうのを見ると、やっぱ日本人じゃダメなのかなとも思ってしまいますが。
さて。
今朝のニュースで面白いのがありました。
中国のお話。
ホテルに盗みに入った男。
足音を忍ばせるために、靴を脱ぎ、手に持って徘徊。
しかし、その様子が監視カメラに捉えられており……。
ホテルの従業員に見られてました。
管内の気配に気づいた男は、そのまま回れ右をして、玄関から逃走。
しかし、靴は履かず、持ったまま駐車場に逃げたそうです。
追ってきた従業員は、異様な臭いに気づきます。
それは、男の足の臭いでした。
玄関を出ても、その臭いは続いてました。
従業員が、その臭いを追っていくと……。
駐車場にいた男にたどり着いたのです。
文字どおり、「足が付いた」というのがニュースの落ちでした。
しかし、そんな強烈な臭いってあるんですかね?
ひょっとしたら……。
従業員の方が、犬のような臭覚の持ち主だったのかも知れません。
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3. Shy- 2018/12/31 10:24
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Mikiko様
今年は貴重なスペースに拙作をご掲載いただき、誠にありがとうございました。
改めてお礼を申し上げます。
臭いの件ですが、そこまで足の臭い人って、幸いにも遭遇したことが無いので、
想像がつかないですね。
過去、夏のある日満員電車で異臭が漂い、それが真横で吊革を持っている若い男性だと気づき、
逃げたい気持ちになりました。いわゆる「わきが」ですね。
でもぎゅうぎゅう詰めだったので移動もできず、次に電車が停車するまで正直拷問でした(苦笑)
大晦日に臭くてつまらない話をごめんなさい。
では良いお年をお迎えください。
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4. Mikiko- 2018/12/31 11:43
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m(_ _)m こちらこそ!m(_ _)m
本年は、『悪夢のナースコール』『ショートショート三部作』『ありさ 鰻責め地獄』とご寄稿いただき……。
ほんとうにありがとうございました。
来年も期待しております!
わたしは、強烈な足臭もわきがも未体験です。
どんな臭いなんでしょうね。
新潟の電車は身体がくっつくほど混まないので……。
もし出会った場合でも、逃げられそうですが。
でも、大雪のときは身動き出来ないほど混みますからね。
Shyさんも良いお年を!
来年もよろしくお願いいたします。