2018.12.9(日)
わたしと一緒にいるときも玄関の鍵を閉めないのは……。
男とそういう関係にあることを、誰かに見せたいという心理もあるんじゃないでしょうか。
わたしにはちゃんと男がいて、セックスもしてるのよって。
寂しいオールドミスじゃないのよって。
はは。
もちろんこれは、口が裂けても言えません。
さて。
続きです。
つまりその日、ベランダで番ってるときも、玄関の鍵は閉めてなかったわけです。
わたしは、悪魔の囁きを聞き入れました。
人差し指を伸ばした腕を大きく回し、最期にわたしの足元を指しました。
もちろん、玄関から入って、このベランダに来て見ろと言いたかったわけです。
最期に、大きな口パクで「開いてる」と伝えました。
2人には、はっきりと意図が伝わったらしく、頷きを残し、2つの頭が消えました。
わたしはどうしていいかわからないほど昂奮し、志津子の乳房を潰すほど揉みしだきました。
「あっひー。
イクイク」
「ダメ。
まだまだ。
これからお客が来るんだから」
志津子は意味がわからないようで、応答がありませんでした。
快感に溺れて、頭が回らなかったのかも知れません。
しばらくすると、背後に物音がしました。
もちろん、工員カップルが居間に入って来た足音です。
わたしは後ろを振り向き、手招きしました。
2人とも、スリムなジーンズにTシャツでした。
Tシャツはおそろいです。
こんなのを着て2人で外を歩くことを考えただけで、わたしなんかいたたまれなくなりますがね。
2人はむしろ、カップルであることを誇示したかったのかも知れません。
2人は、一歩一歩進む猫を思わせる慎重な足取りで、ベランダ口まで来ました。
わたしは、マットを指さしました。
2人は、裸足で出られることを理解したようです。
女子工員が先に出て来ました。
彼女は、わたしたちが交わる左側に回り、しゃがみこみました。
男とそういう関係にあることを、誰かに見せたいという心理もあるんじゃないでしょうか。
わたしにはちゃんと男がいて、セックスもしてるのよって。
寂しいオールドミスじゃないのよって。
はは。
もちろんこれは、口が裂けても言えません。
さて。
続きです。
つまりその日、ベランダで番ってるときも、玄関の鍵は閉めてなかったわけです。
わたしは、悪魔の囁きを聞き入れました。
人差し指を伸ばした腕を大きく回し、最期にわたしの足元を指しました。
もちろん、玄関から入って、このベランダに来て見ろと言いたかったわけです。
最期に、大きな口パクで「開いてる」と伝えました。
2人には、はっきりと意図が伝わったらしく、頷きを残し、2つの頭が消えました。
わたしはどうしていいかわからないほど昂奮し、志津子の乳房を潰すほど揉みしだきました。
「あっひー。
イクイク」
「ダメ。
まだまだ。
これからお客が来るんだから」
志津子は意味がわからないようで、応答がありませんでした。
快感に溺れて、頭が回らなかったのかも知れません。
しばらくすると、背後に物音がしました。
もちろん、工員カップルが居間に入って来た足音です。
わたしは後ろを振り向き、手招きしました。
2人とも、スリムなジーンズにTシャツでした。
Tシャツはおそろいです。
こんなのを着て2人で外を歩くことを考えただけで、わたしなんかいたたまれなくなりますがね。
2人はむしろ、カップルであることを誇示したかったのかも知れません。
2人は、一歩一歩進む猫を思わせる慎重な足取りで、ベランダ口まで来ました。
わたしは、マットを指さしました。
2人は、裸足で出られることを理解したようです。
女子工員が先に出て来ました。
彼女は、わたしたちが交わる左側に回り、しゃがみこみました。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2018/12/09 07:35
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今日は何の日
12月9日は、『漱石忌』。
小説家の夏目漱石が、1916(大正5)年12月9日(今から102年前)……。
自宅で無くなりました。
享年49。
50歳の誕生日の2ヶ月前でした。
早いですよね。
しかも死因は、胃潰瘍。
患部から大量に出血したことによる失血死だったそうです。
潰瘍が進み、太い血管に穴が空いたためのようです。
もちろん、手術が必要な状態ですが……。
胃潰瘍の手術が日本で初めて行われるのは、漱石の死後2年経ってからだそうです。
もう少し遅く生まれてたら、あるいは発症がもう少し遅かったら……。
死なずに済んだかも知れません。
もちろん今だったら、ほとんど闘病生活の必要がない病です。
漱石は、ピロリ菌を抱えてただろうと云われてます。
今なら、簡単に除菌できます。
わたしも除菌して、成功しました。
初めて受けたバリウム検査で、要精密検査という結果でした。
悪い想像で頭が一杯になりました。
それで初めて、胃の内視鏡検査を受けました。
結果は……。
十二指腸潰瘍の治癒痕が、瘤のようになっているということでした。
若いころ潰瘍になったけど、本人が病気に気づかず、そのまま自然治癒してしまったらしいです。
そう云えば若いころ……。
二日酔いで胃液を吐くと、必ず血が混じってました。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2018/12/09 07:36
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今日は何の日(つづき)
で、この治癒痕の瘤、がバリウム検査でひっかかったわけです。
ついでにピロリ菌の検査もしてもらったところ、うじゃうじゃいるということなので……。
除菌薬を処方されました。
除菌期間中は、禁酒と云われてましたが……。
毎日、飲んでました。
でもめでたく、除菌は成功してました。
以後、毎年、胃の内視鏡検査をしてもらってます。
軽い胃炎は毎年言われますが、幸いそれだけで済んでます。
しかも、十二指腸潰瘍の経過観察という扱いなので……。
健康保険が効きます。
3割負担で内視鏡検査が受けられるのです。
ありがたいと思ってます。
そうそう。
1度だけ、検査中に生検を取られました。
胃の組織を、内視鏡に付いたハサミみたいなので切り取って来るのです。
痛みはまったくありません。
その日は、生検を取ったから禁酒と言い渡されました。
でも、飲みました。
検査後の楽しみですから。
生検の結果は、まったく問題ありませんでした。
思えば、運が良すぎ、しかも、その運をありがたがらず……。
悪いことばかりしてきました。
いつかバチがあたるかも知れません。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2018/12/09 07:36
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今日は何の日(つづきのつづき)
しかし、今の人は幸せですよね。
もっと昔は、盲腸になれば、死ななくてはなりませんでした。
といっても、現在もまだ、医学の及ばない病気はたくさんあります。
著名な方が癌で斃れるニュースも、頻繁に聞きます。
癌が、胃潰瘍のように治せる時代は、いつになるんでしょうね。
もし、100年後の人が、今の時代を顧みたら……。
絶対に行きたくない時代と思うかも知れません。
癌で死んでた時代なんて!
そうなればいいですね。
でも……。
大問題があります。
寿命がまた伸びることです。
健康で長生きなら、もちろんめでたいことです。
しかし、死ぬに死ねず、寝たきりで長らえる人がどんどん増えていったら……。
いったいどうなるんでしょう。
介護する人手も費用も、とてもまかなえるとは思えません。
未来は、ほんとに明るいんでしょうか?
テレビでは先日、空飛ぶ車のニュースなんかやってましたが……。
そんな時代が、ほんとに来るんですかね。
中国やインドで高齢化が進んだら……。
世界は、どうなってしまうんでしょう。
戦後すぐに生まれた団塊の世代。
なんだか、この人たちが、一番良い時代を生きたんじゃないかと思えます。