2018.11.17(土)
「水風呂は寒かろう。少し温めてやればいかがじゃ?」
黒山が意味ありげに含み笑いをした。
まもなく、下男が釜の下に積まれた薪に火を点けた。
もう一人の下男が
情景だけを遠くから眺めていれば、まるで火刑を実行しているように見える。しかし、釜がいくら燃えたぎっても、木製の浴槽に浸かるありさに直接触れることはないので、ありさが火傷を負う心配はなかった。
ありさは相も変わらず鰻にもてあそばれ泣き叫んでいた。
やがて釜が赤く熱し水温が上がっていくと、中でうごめく鰻たちの動きが次第に慌しくなっていった。鰻は冷たい水を好む性格を持っているため、水温が少しでも上がると敏感に反応し、そこから逃れようともがき始めるのだった。
当然ありさへの触れ方も強くなっていく。
「いや! いや! きゃぁ! やめてっ! ひゃぁぁぁ~~~~~~~!!」
突然、ありさの瞳孔が大きく開き、身体をびくりと波打たせた。
「きゃぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」
鰻たちは少しでも冷たい場所を求めて移動しようとする。浴槽の中で湯よりも冷たい場所と言えば、ありさの秘部と肛門しかない。鰻たちは一斉にありさの股間に集中した。鰻の尖がった口が恥骨、陰唇、それに肛門辺りを突付きまわす。
いち早く穴を見つけた鰻がその尖った口を穴の中へ押し込もうともがく。
「いやっ! いやっ! は、入ってくるぅ~~~!! あ、あ、あぁ~~~~~~!!」
(ヌルッ!)
先ず最初に機先を制した鰻はありさの秘部へと侵入を開始した。ぬるぬるとしたその肌が秘部侵入への格好の潤滑油となって、鰻はまたたく間に奥深くまで潜り込んでしまった。
(ヌルッヌルッ……ズニュッ……ズニュッ!)
「ひぃっ!! ひぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~~!!あぁっ!!」
当然、侵入した後もじっとしてはいない。秘部内でその太い胴体をくねらせ、のた打ち回る。
その激しい刺激に、ありさは耐えられるわけもなく、身をのけぞらせ歓喜の入り混じった叫び声をあげた。
「はぁぁぁ~、ふゎぁぁぁ~~、ひぃ! はぁん! あぁぁぁぁぁ~~~!!」
まもなく肛門を見つけ出した二番手が、その窮屈な穴へと侵入を開始した。ところが先の鰻ほど滑らかにはいかない。その太い胴体で肛門の壁を激しく擦りながら奥地へと侵攻していった。
「あっ、そこは! ああっ! ひぃぃぃぃぃ~~~~~~!!」
ありさを襲う鰻たちの生態を目の当たりにした黒山たちは、その壮絶なまでの光景に我を忘れ唖然として見入っていった。岡っ引きの源五郎に至っては、着物の前を膨らませ大きく息を弾ませていた。
「はっ、あぁ、ふゎぁ~、ひゃっ! はふぅ~ん! ふゎぁぁぁぁぁ~~~~~」
前後二箇所の秘孔を同時に激しく責められ、さらには周囲を取り巻く鰻たちがありさの性感を高めるかのように身体中を擦ってくる。それらの刺激に、いつしかありさは潤みをみせ始めていた。
二箇所の穴を占領されはしたものの、他の鰻たちも諦めることなくしつこく穴を目指していた。先に潜り込んだ鰻の横合いから別の鰻が強引に頭を食込ませた。
「いやっ! いやっ! いやっ! もう無理っ~~~!! もう入らないでぇ~~~~~!!」
ありさの拒絶の言葉など鰻に通用するわけがない。二匹目の鰻は首を完全に捻じ込みもう一匹の鰻とともにありさの膣壁を擦りつけた。
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~~~~~~~~!!!!!」
ありさは顔を引き攣らせ、目前で見つめている男たちに訴えかけた。
「助けて! お願いです! もう、もう駄目ぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~!!!!!」
小菅がにやにやと笑い自白を促した。
「『俊吉と交わりました』って正直に白状しさえすれば助かるんだ。さあ、言え!」
「してません! 本当にしてません! ああっ! いやぁ~~~~~~~~!!」
「そうか。じゃあ、鰻を俊吉と思って、せいぜい可愛がってもらいな~」
「そ、そんな!! ひぇっ~~~~~!!」
「旦那。ってことは俊吉は何匹もいるってことになりますぜ! こりゃ傑作だ~、がははははは~!」
「まったくだ。わははははははは~~~」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2018/11/17 08:09
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鰻と泥鰌
おそらく、Shyrockさんもご存じで、今回のシーンを書かれたのだと思いますが……。
『どじょう豆腐』という料理があります。
ありますというか……。
実際の料理ではなく、想像上の料理だと云われてます。
『どじょう豆腐』の別名は、『地獄鍋』。
まず、鍋に水を張り、どじょうを放します。
どじょうは、きれいな水で呑気に泳いでます。
しかし、鍋は火に掛けられます。
しだいに水は、湯に変わっていきます。
どじょうはパニック。
そこへ、冷たい豆腐を投入するのです。
するとどじょうは、熱さから逃れるため……。
豆腐の中に潜りこみます。
やれやれ、というのも、もちろん束の間のこと。
やがて、豆腐も煮えて、あわれ、どじょうは豆腐の中で落命。
出来上がったのが、『どじょう豆腐』という料理。
豆腐の中に、どじょうが詰まってるわけです。
これを食してるところを傍から見ても、湯豆腐を食べてるとしか見えない。
で、精進料理しか食べることが許されなかった僧侶が……。
『どじょう豆腐』を好んで作って食べたとか。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2018/11/17 08:10
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鰻と泥鰌(つづき)
さて。
『どじょう豆腐』が、幻の料理とされるのは……。
実際にやってみると、この料理が出来なかったからです。
どじょうは、豆腐の中に入ることなく、落命したそうです。
どじょうと豆腐の投入タイミングを様々に変えても……。
結果は同じだったそうです。
でも、実際に食べたことがあると言う人もいるとか。
わたしはこれは、料理人が作った『どじょう豆腐』じゃないかと思ってます。
つまり、豆腐とどじょうを別々に煮て……。
後から、豆腐にどじょうを差しこんだんですよ。
煮えるところを見ると、どじょうに祟られるからと云われて……。
料理中の様子は、見せてもらえなかったのかも知れません。
さてさて。
もちろん、わが家で『どじょう豆腐』が試みられたことはありません。
でも、近くの川でじいちゃんが採って来たどじょうを……。
ばあちゃんが料理してるのを見たことはあります。
なにしろ、亀田郷ですからね。
昔は、どじょうなんか、そこら中にいたんです。
で、どじょう鍋が作られます。
作り方は、単純かつ残虐そのもの。
鍋には、すでに湯が沸騰してます。
そこに、ザルにあけたどじょうを、一気に放りこみ……。
同時に、鍋のフタをしてしまいます。
どじょうは当然、激しく暴れ……。
鍋は打楽器のように鳴り響きます。
しかし、それも束の間で……。
すぐに、シーンと静まりかえります。
ご臨終なわけです。
わたしは、ばあちゃんの傍でそれを見てたことがあるのですが……。
さすがに、その場にいたたまれなくなりました。
夕飯のどじょう汁。
じいちゃんは、美味しそうに食べてました。
箸で持ちあげたどじょうは……。
ポンペイから掘り出された人のように、断末魔の姿のまま煮えてました。
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3. Shy- 2018/11/21 17:04
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どじょう談義、楽しく拝読しました。少しびびりましたが(笑)
東京に居た頃、確か歓送迎会だったと思いますが、
柳川鍋と言う名前で見掛けました。
福岡県出身の人が「うちの郷土料理だ」って
喜んでいましたが、何となく食べる気がせず
結局一口も箸をつけませんでした。
だから味は知らないままなんです。
Mikiko様は食されことありますか?
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4. Mikiko- 2018/11/21 19:42
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どじょう考
新潟の断末魔どじょう汁は、食べたことがありません。
白目を剥いた顔が、汁から突き出てるんです。
とても食べる気にはなりませんでした。
東京にいたとき、「柳川鍋」は1度だけ食べたことがあります。
どじょうは綺麗に割いて、卵でとじられてました。
新潟の丸煮とは大違いで、生々しくなく、普通に食べられました。
でも、割り下が甘口なのが好みではなく、リピートする機会はありませんでした。
「柳川」は、福岡県柳川市のことなんでしょうか?