2018.10.5(金)
ヘデラ類には、『ナツヅタ』のような登坂力はありません。
地面に蔓を伸ばして広がります。
↑『ヘデラヘリックス』のポット苗です。
で、葉っぱの出てるところが地面に着くと、そこから根を出すのです。
広範囲に根を張ることが出来るので、地表面の水分をことごとく吸えるわけです。
↓現在、わが家の裏庭は、完全に『ヘデラカナリエンシス』に占領されてしまいました。
↑初公開、わが家の裏庭です。ここには、日陰に強いさまざまな植物を植えてました。でも、すべて滅び、ヘデラだけが残ったのです。登坂力の弱いヘデラは、ブロック塀に這いあがることはできません。
ところで、登坂力の強くないヘデラ類を壁面緑化に使うためには……。
壁面に張りつける技術が必要なはずです。
逆に、登坂力が強いのは『ナツヅタ』です。
これは、高速道路などで使われてます。
↓甲子園の蔦もこれです。
地面に株を植えれば、ツルツルのコンクリートでも平気で登っていきます。
コンクリートどころか、ガラス面さえ登ります。
なので、別荘などにうっかり植えて、一夏使わなかったりすると……。
窓ガラスが覆われてしまうことさえあります。
↑東京都狛江市のスーパー『オーケーストア』。普通に営業してるそうです。一見の価値がありますね。
で、ヘデラ類とナツヅタですが……。
種類が違います。
ヘデラ類は、ウコギ科。
『ナツヅタ』は、ブドウ科です。
特徴の決定的な違いは……。
ヘデラ類は常緑で、『ナツヅタ』はその名のとおり落葉であることです。
『ナツヅタ』の真っ赤な紅葉はほんとに見事です。
↑北海道函館市『金森赤レンガ倉庫群』。
↓童謡にもありますよね。
↑『まっかな秋』。
でも、その紅葉が終わると大量の落ち葉を降らせ……。
↓冬は丸坊主になってしまいます。
これは、景観的には弱点です。
ヘデラ類は冬でも青々としてますし、一時に一挙に葉を落とすことがありません。
管理も楽なわけです。
ということで最近は、ヘデラ類が使われることが多いみたいですね。
地面に蔓を伸ばして広がります。
↑『ヘデラヘリックス』のポット苗です。
で、葉っぱの出てるところが地面に着くと、そこから根を出すのです。
広範囲に根を張ることが出来るので、地表面の水分をことごとく吸えるわけです。
↓現在、わが家の裏庭は、完全に『ヘデラカナリエンシス』に占領されてしまいました。
↑初公開、わが家の裏庭です。ここには、日陰に強いさまざまな植物を植えてました。でも、すべて滅び、ヘデラだけが残ったのです。登坂力の弱いヘデラは、ブロック塀に這いあがることはできません。
ところで、登坂力の強くないヘデラ類を壁面緑化に使うためには……。
壁面に張りつける技術が必要なはずです。
逆に、登坂力が強いのは『ナツヅタ』です。
これは、高速道路などで使われてます。
↓甲子園の蔦もこれです。
地面に株を植えれば、ツルツルのコンクリートでも平気で登っていきます。
コンクリートどころか、ガラス面さえ登ります。
なので、別荘などにうっかり植えて、一夏使わなかったりすると……。
窓ガラスが覆われてしまうことさえあります。
↑東京都狛江市のスーパー『オーケーストア』。普通に営業してるそうです。一見の価値がありますね。
で、ヘデラ類とナツヅタですが……。
種類が違います。
ヘデラ類は、ウコギ科。
『ナツヅタ』は、ブドウ科です。
特徴の決定的な違いは……。
ヘデラ類は常緑で、『ナツヅタ』はその名のとおり落葉であることです。
『ナツヅタ』の真っ赤な紅葉はほんとに見事です。
↑北海道函館市『金森赤レンガ倉庫群』。
↓童謡にもありますよね。
↑『まっかな秋』。
でも、その紅葉が終わると大量の落ち葉を降らせ……。
↓冬は丸坊主になってしまいます。
これは、景観的には弱点です。
ヘデラ類は冬でも青々としてますし、一時に一挙に葉を落とすことがありません。
管理も楽なわけです。
ということで最近は、ヘデラ類が使われることが多いみたいですね。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2018/10/05 07:20
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街路樹
一般的に、街路樹には落葉樹が使われます。
ケヤキ、イチョウ、ユリノキ、プラタナス、メタセコイアなど。
東京では常緑樹のクスノキが使われることもありますけど、落葉樹が圧倒的に多いです。
常緑樹は暖地系なので、新潟はさらに落葉樹が多くなります。
ではなぜ、落葉樹が使われるのでしょう。
それは実に単純な理由です。
夏は日差しを遮り、冬は日差しを通すためです。
夏場、街路樹の日陰に入ると、炎天下とは別世界に感じるほど涼しいです。
冬は、太陽の光を、枝間から通してくれます。
でも、新潟の冬は、お日様がほとんど射しこみません。
では、新潟でもなぜ落葉樹か?
これは、雪です。
葉を落とさない常緑樹は、雪を抱えやすいんです。
金沢の『兼六園』などでは、松の雪釣りが風物詩になってますね。
あれをやらないと、枝が折れることがあるのです。
でも、街路樹にあんなことを毎年する予算なんか、どの自治体にもありません。
かといって、枝が折れて歩行者に当たりでもしたら大変です。
方策はただひとつ。
常緑樹は使わない。
あと、街路樹に使われることはまずないのですが……。
落葉樹でありながら、秋に葉が落ちない木があります。
それじゃ常緑樹じゃないかと思われるかも知れませんが……。
違います。
葉は枯れるんです。
つまり、枯れた葉がずっと付いてる。
それがいつ落ちるかと云うと……。
翌春、新しい葉が出るときなんです。
クヌギやカシワ、ブナなどがそうです。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2018/10/05 07:20
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街路樹(つづき)
通常の落葉樹では、秋が深まると、葉の付け根に離層という隔壁ができ……。
ここからポロッと外れる形で葉が落ちるのです。
この離層が出来なかったり不完全だったりする木は、葉が枯れても枝に残ってるわけです。
では、なぜこれらの木に離層が出来にくいのかと云うと……。
どうやら昔は、南方の常緑樹だったらしいのです。
それが、温帯域に分布を広げていって落葉樹になった。
でも、常緑樹の名残りで、葉が落ちにくいということだそうです。
寒い地方では、やりたくないことを先延ばしにするときに……。
「柏の葉が全部落ちたら」と云うフレーズを使うそうです。
ちょっと、この続きで話が長くなりそうなことを思いつきました。
ここに続けるのはもったいないので、次回『単独旅行記Ⅴ(53)』のコメントにしたいと思います。
さて、今新潟の街路は、ちょっと臭い状態になってます。
街路樹のイチョウの実が落ちてるんです。
これが、人や自転車に潰され、クサい臭いを放ってます。
イチョウの実の仕業と知らなければ……。
ぜったい、うんこが落ちてると思うでしょう。
わたしも、実が落ち始めたころは、イチョウと気づかずに……。
うんこを踏まないよう、目を皿のようにして下を見ながら歩きます。
で、イチョウの実を発見し……。
「あ、もうこんな季節になってたんだ」と、改めて秋を実感するわけです。
なお、ホントかどうか知りませんが……。
イチョウの実を食べるのは、人間とアライグマだけだとか。