Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 2622
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 この地で暮らした高校時代までは……。
 自分の両親が性行為をしているなどということは、考えたくもないことだった。
 しかし、自分が生まれたということは、すなわちそういうことなのだ。
 東京に出て美弥子と出会い、さまざまな体験をした。
 誰もが性欲を持ち、そして夫婦は性行為を行い、子をもうける。
 いつしかその現実は、自然と受け入れられるようになっていた。
 当然、由美の両親もまた、そうした夫婦なのだろう。
 いや。
 おそらく、世間一般の夫婦より、性欲は強いはずだ。
 なぜなら……。
 自分の親だからだ。
 そして母は、あの律子叔母さんの姉でもあるのだ。
 この身には、淫乱な血が流れている。
 その血は、両親から受け継いだものに間違いない。

 そうか。
 わたしが実家に帰って長居をしているので……。
 両親は、あのマンションで大っぴらに交わることが出来ないでいるのだ。
 隣の居宅とは、コンクリート壁で区画されているが……。
 ひとつの居宅内の間仕切りは、薄っぺらな建具だけだ。
 別室からの物音は、けっこう良く聞こえた。
 両親の寝室で甲高い嬌声があがれば、おそらく由美の部屋でも聞こえるだろう。
 もちろん、そんな声は、いままで一度も耳にしたことがない。
 由美が一緒に暮らしていたころは、声を殺して交わっていたに違いない。

 しかし、由美が東京に出た今は、どうだろう。
 気兼ねするものが、何も無くなったのだ。
 ひょっとしたら、性交時に嬌声をあげる習慣が出来てしまったかも知れない。
 いや。
 それどころではない。
 もう、この居宅内では、誰の目も気にすることはないのだ。
 ひょっとしたら、全裸で暮らしているかも知れないではないか。
 この暑さだ。
 今の季節、裸が一番暮らしやすいはずだ。
 そして……。
 至る所で、2人は交わっているのだ。
 玄関。
 キッチン。
 リビング。
 トイレ。
 玄関の鍵さえ閉めてしまえば、誰に見咎められる心配もない。
 由美の脳裏に、様々な場所で交わる両親の映像が、フラッシュバックのように閃いた。
由美と美弥子 2621目次由美と美弥子 2623


コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2018/10/05 07:18
    • 今日は何の日
       10月5日は、『時刻表記念日』。
       1894(明治27)年10月5日(今から124年前)……。
       『庚寅新誌社』から、日本初の本格的な時刻表『汽車汽船旅行案内』が出版されました。
       福沢諭吉の勧めにより、手塚猛昌(てづかたけまさ)が発行したものだそうです。
       イギリスの時刻表を参考に、発車時刻や運賃のほか、紀行文等も掲載されてたとのこと。
       『庚寅新誌社』。
       もちろん、聞いたことありませんでした。
       そもそも、読み方がわからない。
       調べたら、“こういんしんししゃ”でした。
       創設が、明治23(1890)年で、その年が「庚寅(かのえとら)」の年だったためだとか。
       「寅」って、音では“いん"と読むんですね。
       初めて知りました。
       『庚寅新誌社』を創った手塚猛昌は、1853(嘉永6)年の生まれ。
       慶應義塾に進み、福沢諭吉の教えを受けたそうです。
       しかし、時刻表。
       今も、発売日には書店の店頭に積まれてます。
       そんなに売れるものなんでしょうか?
       わたしも、1年に1度買うんですよ。
       小さいのじゃありません。
       大判のやつです。
       小さい時刻表に載ってる情報なら、ネットでわかりますから。
       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2018/10/05 07:18
    • 今日は何の日(つづき)
       ちょっとここで、時刻表の発行部数を調べてみて驚きました。
       『JTB時刻表』は、1980年代には、200万部売れてたそうです。
       年間じゃありませんよ。
       毎月です。
       1年で、2,400万部。
       たまげる数字です。
       それが今は、毎月10万部を超える程度のようです。
       20分の1ですよね。
       1部千円として、毎月1億円です。
       出版社ではなく、ほかに本業がある会社だから続けていられるのでしょう。
       でも、今後は更にじり貧でしょうね。
       まず、今の若い人は、時刻表の読み方もわからないそうですから。
       巻頭に地図の目次があることさえ知らない。
       だから当然、乗りたい路線を探すことが出来ないわけです。
       だけど、そういう人はスマホで十分なので、時刻表が読めない不便さは感じないでしょう。
       わたしも、紙の時刻表を調べるときは……。
       列車番号や発着番線を知りたいときだけですから。
       でも、時刻表を開いてるときって……。
       妙にわくわくしませんか?
       これは、ネットの検索サイトでは、絶対に感じないことです。
       やっぱり、わら半紙みたいな紙の手触り、インクの匂い、細かい数字の羅列……。
       これらが相まって、旅情をかき立てるのかも知れません。

    • ––––––
      3. 手羽崎 鶏造
    • 2018/10/06 04:45
    • 両親の性交。
      由美さんの母上の御歳なら、
      まだまだヤリたい「盛り」だと思います。
      まして夫の魅力は薄まってきているでしょうし、
      飽きも来ている筈。子育ての「手間」は卒業して
      いるし。誘惑すれば付け入る隙はあります。
      娘が居れば、ちょうど性体験に目覚める頃。
      ご自分も回春してしまわれることもあると思います。
      この国の住宅事情ですと、寝室と子ども部屋の
      区切りも薄いでしょうし、猿轡でもさせないと嬌声は
      漏れるでしょうね。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2018/10/06 07:37
    • 昔は……
       どうやってたんでしょうね?
       子供はもちろんですが、舅夫婦もいたはずです。
       昔の日本家屋は、今よりもっと音が聞こえたでしょう。
       ひょっとしたら、女性は声を出さなかったのかも知れませんね。
       嬌声をあげるようになったのは、AVの影響かも。
       しかし、わからんのは、セックスレスの夫婦。
       ご主人は、溜まらないものなんすかね?

    • ––––––
      5. 手羽崎 鶏造
    • 2018/10/06 08:55
    • セックスレスの夫婦。
      色々な事情がお有りだと思います。
      管理人さまご指摘の、女性への性欲もお有りで、
      勃起・精造も正常な夫の場合、その妻には
      レスであって、他の女性には欲情というケースも
      あるでしょうし。
      オスの本性として、どう射精しているのがその男性にとって、一番の快感なのか?のような気もしますね。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2018/10/06 12:40
    • 「精造」という用語は……
       初めて知りました。
       「酒造」に通じるものを感じました。
       奥さんがいるのに、自家発電なさってるご主人もいるということでしょうか。
       なんか……。
       奥さんとやってると、いろいろと自尊心が傷つく事柄があるような感じがしますね。

    • ––––––
      7. 手羽崎 鶏造
    • 2018/10/07 00:11
    • 奥さんが居るのに「自家発電」?
      それはありますよ。
      ワタシだって、時々あります。
      結婚してパートナー居るから
      「オナニーしなくなった」?
      根絶しないと思います。
      そこに男女間や夫婦の微妙なアヤが
      あるように思います。

    • ––––––
      8. Mikiko
    • 2018/10/07 07:37
    • 子育ての終わった夫婦なら……
       それでもいいかと思います。
       でも、まだ子供のいない夫婦で、そういうことが行われてるとしたら……。
       由々しき問題です。
       少子化がますます加速してしまいます。
       子供のいない夫婦においては……。
       法律でオナニーを禁止すべきです。
       『手淫防止法』。
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