2018.9.28(金)
万里亜が、林さんの顔を覗きこんだ。
「愛しいです。
すごく」
「ふふ。
感情まで男になっちゃったかしら。
それじゃ、キスしてあげて」
林さんとほのかさんの顔が重なった。
林さんの頬が、鞴のように凹む。
ほのかさんの舌を吸いあげているのだろうか。
清楚な顔とは裏腹な、濃厚なキスだった。
キスには、“口吸い"という和名があると云う。
いや、キスとはニュアンスが異なるかも知れない。
まさしく、口による性愛を表す用語だ。
決して、街頭で交わされるライトなキスではない。
まさしく閨で行われる、オーラル同士の性交だ。
林さんの顎は、咀嚼するごとくに動いている。
唾液を送りこんでいるのかも知れない。
ほのかさんは、目を瞑っていた。
苦痛を堪える表情ではなかった。
すべてを委ねた安寧が、頬骨に憩うていた。
林さんとほのかさんは、完全に2人だけのヴェールに包 まれているかに見えた。
「堪らないわね」
万里亜が、2人の尻の後ろにしゃがみこんだ。
まさにそこは、2人の女性が交尾している箇所だった。
覗きこむ。
2人の腰は、ほとんど動いていない。
激しく動いているのは、口の周りの筋肉だけだった。
肉食獣の子供同士が、互いに甘噛みし合っているようだった。
「林さん。
立派に勤めを果たしたあなたに、ご褒美をあげるわ。
あ、いいのよ。
そのまま、キスを続けて」
「愛しいです。
すごく」
「ふふ。
感情まで男になっちゃったかしら。
それじゃ、キスしてあげて」
林さんとほのかさんの顔が重なった。
林さんの頬が、鞴のように凹む。
ほのかさんの舌を吸いあげているのだろうか。
清楚な顔とは裏腹な、濃厚なキスだった。
キスには、“口吸い"という和名があると云う。
いや、キスとはニュアンスが異なるかも知れない。
まさしく、口による性愛を表す用語だ。
決して、街頭で交わされるライトなキスではない。
まさしく閨で行われる、オーラル同士の性交だ。
林さんの顎は、咀嚼するごとくに動いている。
唾液を送りこんでいるのかも知れない。
ほのかさんは、目を瞑っていた。
苦痛を堪える表情ではなかった。
すべてを委ねた安寧が、頬骨に憩うていた。
林さんとほのかさんは、完全に2人だけのヴェールに
「堪らないわね」
万里亜が、2人の尻の後ろにしゃがみこんだ。
まさにそこは、2人の女性が交尾している箇所だった。
覗きこむ。
2人の腰は、ほとんど動いていない。
激しく動いているのは、口の周りの筋肉だけだった。
肉食獣の子供同士が、互いに甘噛みし合っているようだった。
「林さん。
立派に勤めを果たしたあなたに、ご褒美をあげるわ。
あ、いいのよ。
そのまま、キスを続けて」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2018/09/28 07:23
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今日は何の日
9月28日は、『パソコン記念日』。
1979(昭和54)年9月28日(今から39年前)……。
『日本電気(NEC)』が、パーソナルコンピュータ『PC-8000』シリーズを発売し……。
パソコンブームの火附け役となりました。
わたしは東京にいたころ、コンピューターのプログラマーをやってました。
ときおり会社の先輩からは、コンピューター黎明期の逸話などを聞かされたものです。
そのうち、記憶に残ってる話をひとつ。
その昔、コンピューター同士の通信には、『音響カプラ』という機器を使ってたそうです。
電話線を介し、データのやり取りをするのです。
と云ってももちろん、当時の電話回線でデジタルデータの送信など出来ません。
伝えられるのは、音だけです。
で、伝える側は、データを音に変換して送るわけです。
受けた方は、その音を、再度データに戻すのです。
↓『音響カプラ』には、受話器をパカッと嵌めこむ窪みが付いてました。
http://f.hatena.ne.jp/k87p561/20060501233853
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2018/09/28 07:23
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今日は何の日(つづき)
で、ある技術者が……。
出張先のホテルから、自社のコンピューターに接続しなければならない急ぎの用事が生じました。
彼は、客先で使うために音響カプラを持ち歩いてたので、当然それで接続するつもりでした。
でもホテルの部屋の電話は、直接外線には繋げませんでした。
フロントを介さなければならなかったんです。
で、彼は、フロントに本社のコンピューターに繋がってる番号を伝え、受話器を片手にカプラー音を待ちました。
でも、なかなか繋がりません。
じりじりして待ちましたが、再び聞こえてきたのは、フロントマンの声でした。
「お客さん。
何度かけても、“ピーピーガラガラ"言ってるだけなんです」
ここで、ややこしい説明をしてるヒマはありませんでした。
「いいんです!
コンピューターが出てるんですから」
「お客さん……。
コンピューターの言葉がわかるんですか?」
ひょっとしたらこれは、先輩社員のネタだったのかも知れません。
でも当時は、一般人の認識は、この程度のものだったみたいです。
なにしろ、紙テープが現役だった時代だそうですから。
YouTubeで音響カプラの音を探したのですが、無いようです。
↓これが近いのかも知れません。
https://www.youtube.com/watch?v=-_l4ECWvDj0