Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 2612
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「このシチュ見たら、わかりそうなものだけど」

 床に、ただひとり仰向いているのは、ほのかさんだった。
 胴長の上体が延べられた姿は、デフォルメされた絵画にも見えた。
 彼女だけが、輪の中心で仰向いているということは……。
 美弥子は、万里亜の瞳を確かめた。
 万里亜は目尻を細め、にっこりと笑った。

「そう。
 林さんが、ご褒美として選んだのは……。
 ほのかさんのバージン」

 意外だった。
 林さん自らの意思だったとは。
 しかし思えば、黒谷さんが浅井さんを指名したように……。
 ここにはすでに、日常の殻を脱ぎ捨てる空気が出来ているのかも知れない。
 考えてみれば、美弥子もその雰囲気に感応していたのだろう。
 さもなければ、こんな衆人環視の元での膣液の噴射など、出来なかったはずだ。

「そしてもちろん、ほのかさんも受け入れた。
 そうよね?」
「は、はい」
「じゃ、まず……。
 あなたの中に初めて入ることになる陰茎を、清めてもらいましょう。
 痛くないようにね。
 ほら、起きて」

 ほのかさんが、身を捩りながら上体を起こした。
 林さんの足元に、にじり寄る。
 ほのかさんは、お尻を着いたままの姿勢で、ちょうど顔面がディルドゥの高さに来た。
 さきほど、黒谷さんが浅井さんの装着するディルドゥを咥えようとしたときは、位置が合わなかった。
 脚の長い浅井さんと、座高の低い黒谷さんの組み合わせだったからだ。
 黒谷さんが立て膝をして、ようやく高さが合った。
 しかし、今度のカップルは違った。
 小柄な林さんと、胴の長いほのかさんだ。
 美弥子は、ある感慨を覚えずにはおれなかった。
 人それぞれ様々なのは当然だが……。
 人と人とが組み合わさったカップルの多様性は、まさしく無限になるのだ。
 十人十色と云うが、まさしく千組千色ではないか。
由美と美弥子 2611目次由美と美弥子 2613


コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2018/09/21 07:15
    • 今日は何の日
       1927(昭和2)年9月21日(今から91年前)……。
       銀座の『三越呉服店』で、日本初のファッションショーが行われました。
       といっても、一般から図案を募集した着物のファッションショーでした。
       初代『水谷八重子』ら、3人の女優がモデルとなったそうです。
       まず、『三越呉服店』から。
       まだ、『三越デパート』じゃなかったわけですね。
       『株式会社 三越呉服店』の設立は、1904(明治37)年。
       その前身は、『合名会社 三井呉服店』。
       さらにその前の江戸時代は、ご存じ『越後屋』です。
       商号が『株式会社 三越』に改められたのが、1928(昭和3)年。
       日本初のファッションショーが行われた翌年でした。
       なお、『三越デパート』という名称は、1度も使われてないようでした。
       現在の銀座店の名称は、『銀座三越』です。
       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2018/09/21 07:16
    • 今日は何の日(つづき)
       続いて、『水谷八重子』。
       初代は、1905(明治38)年生まれ。
       奇しくも、『株式会社 三越呉服店』設立の翌年です。
       何か、『三越』との縁を感じますね。
       義兄が『劇団芸術座』設立の中心人物だったことから、舞台に立つようになったそうです。
       戦後は新派の女優として活躍しました。
       1979(昭和54)年没。
       享年74。
       現在、2代目『水谷八重子』は……。
       長らく『水谷良重』の名前で活動していた一人娘が継いでます。
       この方のことはほとんど存じませんが……。
       同じく新派の女優の『波乃久里子』さんのエピソードは、ネットの記事で読んだことがあります。
       確か、亡くなった実弟の『中村勘三郎』関連だったと思います。
       親戚の『中村芝翫(当時は中村橋之助)』が、勘三郎の家に稽古に行ったときのこと。
       なんと、『波乃久里子』さんが、全裸でいたそうです。
       10代のころから、家でも楽屋でもずっと全裸でいる人だったとか。
       『中村橋之助』にとっては、母親以外の女性の裸を初めて見たときだったそうです。
       『中村橋之助』は、ご存じですよね。
       『三田寛子』の旦那です。
       浮気して男を下げてました。
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