2016.1.29(金)
み「いっそ、バスも定期運行にしたらいいのに」
客「それをやったら、鉄道を存続させるタテマエが無くなってしまいます」
み「存続させる必要があるのか?」
客「声が高いですぞ。
地元の方も乗っておられます」
↑怪しすぎる2人組は、『リゾートあすなろ』に乗車する“ほっかむり行商隊”。
み「おー、危ない。
死して屍拾う者なし」
↑けっこーなお値段(こちら)。
み「隠密同心心得の条を忘れるところだった」
律「あんたみたいなオッチョコチョイが、隠密なんかになれますか」
↑大瀬康一主演『隠密剣士』。中央の牧冬吉さんは、子供向け時代劇になくてはならぬ人だったようです。
み「オッチョコチョイくらいがいいんですよ。
逆に怪しまれなくて」
↑広島の飲み屋のようです。
律「それじゃ、任務も務まらないでしょ」
み「あにょな。
根本的に誤解しとるな。
隠密とか忍者の、もっとも重大な仕事はなんじゃ?」
律「暗殺とか、破壊活動じゃないの?」
み「ISじゃあるまいし。
そんなことばっかりしてたら、命がいくつあっても足りんわい」
律「じゃ、何するのよ?」
み「情報収集ですよ。
その土地の情報は、その土地の人からしか聞き出せません」
み「テレビの忍者みたいに、暗鬱な顔して歩きまわってたら……。
気味悪がられて、誰からも話なんか聞けませんよ」
↑怪しすぎ。左端はもちろん、牧冬吉。
み「だから、忍者や隠密は、物売りや芸人に扮したりするわけ」
↑七味唐辛子売り。売り声は、“とんとんとん、とうがらし、ひりりとからいはさんしょのこ”。
み「初めて見る顔でも、そういう職業なら、怪しまれないでしょ。
時間をかけて馴染んでいくヒマなんてないのよ。
出会った途端、情報を引き出さなきゃならない。
つまり、人の懐に一瞬で飛びこめるようなキャラじゃなきゃ出来ないわけ」
↑猫だましから懐に飛びこむ『舞の海』(対『水戸泉』戦)。
客「それをやったら、鉄道を存続させるタテマエが無くなってしまいます」
み「存続させる必要があるのか?」
客「声が高いですぞ。
地元の方も乗っておられます」
↑怪しすぎる2人組は、『リゾートあすなろ』に乗車する“ほっかむり行商隊”。
み「おー、危ない。
死して屍拾う者なし」
↑けっこーなお値段(こちら)。
み「隠密同心心得の条を忘れるところだった」
律「あんたみたいなオッチョコチョイが、隠密なんかになれますか」
↑大瀬康一主演『隠密剣士』。中央の牧冬吉さんは、子供向け時代劇になくてはならぬ人だったようです。
み「オッチョコチョイくらいがいいんですよ。
逆に怪しまれなくて」
↑広島の飲み屋のようです。
律「それじゃ、任務も務まらないでしょ」
み「あにょな。
根本的に誤解しとるな。
隠密とか忍者の、もっとも重大な仕事はなんじゃ?」
律「暗殺とか、破壊活動じゃないの?」
み「ISじゃあるまいし。
そんなことばっかりしてたら、命がいくつあっても足りんわい」
律「じゃ、何するのよ?」
み「情報収集ですよ。
その土地の情報は、その土地の人からしか聞き出せません」
み「テレビの忍者みたいに、暗鬱な顔して歩きまわってたら……。
気味悪がられて、誰からも話なんか聞けませんよ」
↑怪しすぎ。左端はもちろん、牧冬吉。
み「だから、忍者や隠密は、物売りや芸人に扮したりするわけ」
↑七味唐辛子売り。売り声は、“とんとんとん、とうがらし、ひりりとからいはさんしょのこ”。
み「初めて見る顔でも、そういう職業なら、怪しまれないでしょ。
時間をかけて馴染んでいくヒマなんてないのよ。
出会った途端、情報を引き出さなきゃならない。
つまり、人の懐に一瞬で飛びこめるようなキャラじゃなきゃ出来ないわけ」
↑猫だましから懐に飛びこむ『舞の海』(対『水戸泉』戦)。
コメント一覧
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1. 素顔の忍者HQ- 2016/01/29 10:05
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リゾートあすなろ
青い森鉄道から大湊線に乗り入れているわけか。
どっちの所管なんだろうね。まあ、どっちでもええけど。
ぶら下げ骸骨。
誰が買うんだ、こんなもん。
そういえば、理科室にあった骨格模型。あれはポーズ取れるのかね。
『仮面の忍者赤影』
いつも思うんだけど、こんな派手なコスチュームで、任務を果たせるのかね。
以前書きましたが、赤影で最も印象に残っているのは、どでかい凧に体を括りつけ、空中から地上を偵察するシーンです。このシーン、白土三平『カムイ伝』にも出てきます。どちらが先だったのかなあ。
物売りの掛け声。
業種によって定まっていたようですね。
いっこも知りませんが。
>時間をかけて馴染んでいくヒマなんて……
↑こういう隠密もいたそうです。
地元の人間として、どっぷりと土着し、隠密活動を行ったとか。
「草」と呼ばれたそうです。
場合によっては、親子二代、三代と任務が引き継がれていったとか。
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2. Mikiko- 2016/01/29 20:04
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凧忍者
それは、目立ちすぎですね。
敵に見つかれば、あっという間に糸を辿られ、操作手は殺されます。
コントロールを失った凧は、真っ逆さまに落ちるしかありません。
草。
それは初耳です。
ネタとしていただくことにします。
これで思い出したのが、星新一のショートショート。
中小企業の社員が、大企業に産業スパイとして送られます。
優秀な社員だったので、普通に入社試験を通って入社したのです。
彼は、スパイだと気づかれないよう、一生懸命働き……。
とうとう、大企業の社長になってしまいました。
元の中小企業に戻っても、せいぜい役員程度でしょう。
彼は、産業スパイの任務を放棄し、大企業の社長として生きる道を選びました。
怒った中小企業は、彼が産業スパイだと告発しました。
でも、入社試験から入った生え抜き社長がスパイだと疑う者は、誰一人いませんでした。
中小企業は信用を失い、結局潰れてしまいました。
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3. 夢であいましょうHQ- 2016/01/29 21:38
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星新一
ふうむ。
そんな話あったような……。もひとつよく覚えていない。
なんせ千編以上あるもんね、星のショートショート。
一冊持っているはずだが……『ぼっこちゃん』だったかな。どこへ行ったかなあ。
星の作品で覚えているのは、唯一の長編『夢魔の標的』ですね。文章は生硬でショートショートの影を引きずっていますが、なんといってもアイディアが素晴らしい。腹話術の人形が人格を持ち、腹話術師の言うことを聞かなくなる。実は!……というお話です。
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4. Mikiko- 2016/01/30 08:13
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星新一の祖父は……
小金井良精という医学者です。
出身は、越後国古志郡長岡、今の長岡市ですね。
生まれたのは、安政5年。
父は、家老・河井継之助の右腕で、長岡藩の要職を歴任した小金井儀兵衛。
母は、新潟奉行・小林又兵衛の長女幸子。
良精9歳で明治維新となり、その後は、東京医学校(現・東大医学部)を出て、ベルリンに留学してます。
最後は、東大医学部の学部長まで務め、勲一等瑞宝章を受けてます。
なお、良精の妻は、森鴎外の実の妹です。
星新一の文才は、こちらから継いだのでしょう。
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5. 泣き別れハーレクイン- 2016/01/30 12:23
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小金井良精
星新一が伝記を書いてますよね。
『祖父・小金井良精の記』
良精は“りょうせい”ではなく「よしきよ」と読むそうです。
まあ、音読みは許されるそうですが。
鴎外のドイツ留学時代の恋人、エリス。このエピソードはあまりに有名ですが、この顛末を書いたのが、鴎外『舞姫』。いつの世も、どこの国でも泣くのは女、ですねえ。
まあ、いずれにしてもエリスは鴎外と結ばれることなく別れるわけですが、小金井良精は、二人を引き裂く役目をした、というのも定説のようです。